同じ轍は二度踏まない 〜ロンドンひとり旅日録前日譚②〜
年の瀬でバタバタとしていたら前回から随分時間が空いてしまいました。
お付き合いいただいてありがとうございます。
さて、英語の話せない私が2度目の海外ひとり旅の行き先で「ロンドン」を選んだ理由は前回のnoteのとおりです。
一度ニガい経験をしているので(香港ひとり旅)、同じ轍を踏まないよういくつか準備をしました。
英語学習
前回の失敗は「英語がわからない、話せない」だったので、旅行4ヶ月前から隙間時間を使ってオンライン英会話+TOEICの勉強をしました。
まず、私がこの4ヶ月間で利用したオンライン英会話は次のとおりです。
レアジョブ英会話
kimini英会話
QQ English
だいたいのオンライン英会話は1回25分で、隙間時間でも、夜遅い時間(〜24:00が多い)でも好きな時間に予約することができます。
予約の取りやすさはまちまちです…やはり人気や実力のある講師の先生の予約は取りにくいです。
大体のオンライン英会話は初回に英語力のチェックがあって、自分のレベルにあったクラスの紹介をしてくれます。
レアジョブ英会話とQQ Englishは講師による判定でしたが、kimini英会話はAIによるレベルチェックが画期的でした。月に1回、テストを受け直すことができます。
QQ Englishは自分の英語力をパラグラフにして示してくれるので、現状をより詳しく把握することができます。
私が特に良かったのは、QQ Englishのカランメソッドです。
他の英会話のように、特定のトピックについてフリートークしたり(レアジョブ英会話)、単元ごとに文法や単語を学ぶ(kimini英会話)わけではありません。
カランメソッドのテキストに沿って、ひたすらハイスピードの一問一答を繰り返していきます。
ある程度英語力&会話力がある人は窮屈に感じるかもしれませんが、そもそも英語の基礎がぐだぐだな私にはうってつけでした。
まず、やりとりがハイスピードなので反射で答えられるようになります。
いちいち頭の中で日本語に変換していたら応答に間に合いません。英語を英語のまま理解することを求められます。
だから最初は簡単な質問でも全然答えられず、講師の言葉を繰り返すだけになってしまいましたが、不思議なことに数をこなすとだんだん自分ですらすらと答えられるようになっていきます。
そして何より、フリートークスタイルのコースよりも圧倒的に発語量が多いです。
他の英会話の体験をしてからカランメソッドのコースを利用したので、なおさら「たくさん喋ってるな…」と感じました。
一番英語力が伸びていると感じたのが、カランメソッドでした。
今はTOEIC準備で一時オンライン英会話はお休みしていますが、また再開したいと思います。
英語の基礎力を叩き込むために、私は目標がないと頑張れなかったので、英語学習スタートから2ヶ月目でTOEICを受けました。
8月に受けて、結果は575点。目標届かず。
Part7が3割しか取れなかったので、今は長文の苦手克服のために対策しています。
現地の知り合いをつくる
私が渡英を決めた時点で、現地の知り合いはゼロでした。
可能であれば誰かイギリスに詳しい人に事前に話を聞きたいなと思い、知り合いをたどったりインターネットを探したりしました。
イギリス在住歴のある職場の先輩
オーストラリアのワーホリ歴がある同僚
HalloTalk(アプリ)
特に、現地の事情に詳しい人から直接話を聞けるのはありがたかったです。
日本との違いや服装、気をつけるべきこと、頻発する犯罪(最近流行りのスマホの盗難の手法を実演してくれました) など、生の声を聞けるのはとても参考になります。
HalloTalkは英語学習の一環で始めたのですが、やりとりの内容はマッチングアプリ英語版ですね。
自己紹介から始まり、現在の生活や趣味についてひたすらやりとりを繰り返していく既視感…
初対面の自己紹介に強くなったのは良かったな、と思いましたが、有益な情報は得られずでした。
そんな中!!
なんと、私が日本で所属するブラスバンドに、イギリスで活動しているバンズマンが遊びに来てくださるということが急遽決まりました。
RNCMで留学生活を送られている、西澤くるみさん(現地ではノアさんとお呼びしています)です。
ちょうど楽器を新調したいなと思っていたこともあり、ノアさんが練習に来てくださったとき、休憩時間に勇気を出してお声をかけたところ快く応じてくださいました。
そして、ちょうど聞きにいく予定だったChampionshipにも出場されるという情報を伺い、なんと現地で前日連も見学させていただけることになり!
超超強力な現地のお友だちに巡り合うことができました。圧倒的大感謝。
ご縁は、巡り合うべくして出会うんだなと思います。自分で行動することが大事なんですね。
事前に旅行の計画を立てる
皆さんは当たり前にやっているんでしょうか。
少なくとも日頃から行き当たりばったり生きている私は、国内・国外問わず一人旅行はでた所勝負です。メインの予定と宿以外はだいたい行きの新幹線の中で計画します。
そうして惨敗した香港旅行を経て、私は学習しました。
海外旅行を舐めてかかったら痛い目にあうぞと。
同僚の助言もあり、今回は空港からホテルまでの行き方から現地での過ごし方、ご飯のお店候補から帰りの空港に辿り着くまでのルートをざっくりまとめました。
私は友人と旅行に行くときTabioriというアプリを使って行程を共有しているのですが、ひとりでも使えるんですね。
大体2ヶ月前くらいから、少しずつルートを決めていきました。
現地の情報は現地のサイトから得たり、Googleマップが大活躍したり…
特にGoogleマップにマッピングをしておくと便利です。
私は食べたいものがその日の気分によって変わるので全部全部決めることはできなかったですが、その日のルートに合わせていきたいお店をピックアップしておいて、万が一満員だった時にも臨機応変に対応できるようにしました。
結局違うものもそれなりに食べましたが。
前回香港旅行で困ったのは、移動と食事です。
特に移動経路は、駅名やバス停名や路線まで決めておくと現地で安心でした。
(あまりお勧めはしませんが、終電終バスを調べておいたので現地でギリギリまで遊べます。)
空港からどうやってホテルまで行くのかを決めておくのも地味に楽でした。前回空港からホテルまで2時間半かかったので。
事前の計画、めちゃくちゃ大事ですね。
これがあるだけでものすごく楽でした。
それでも行き当たりばったりの癖が出て、予定変更は多々ありましたが、余裕のあるスケジュールを組んでいたので帳尻を合わせることができました。
各種事前予約
こちらも当たり前ですが、ホテルや航空券、現地で必要なチケットを予約しました。
ホテルと飛行機はセットにするか迷いましたが、私が購入した時期(4ヶ月前)はどちらもあまり値段が変わらなかったのでバラバラに購入しています。ホテルをじっくり選びたかったので。
本当はJALの深夜便で出発したかったのですが、前日がオケのリハの日だったのでそこから空港に向かうには間に合わず…
結局、ANAの午前便にしました。イギリス初心者なので直行便です。
深夜便だったら飛行機の中で寝やすかったのにな、と思います。次回は深夜便にします。
4泊6日、ホテルは4泊です。
今回はヒースロー空港からのアクセスと、Championshipの会場Royal Alebert Hallに近かったこと、あとは知っている地名だったのでパディントン駅周辺でホテルを探しましたが、観光拠点はピカデリーサーカス駅周辺でもよかったかもしれません。ホテルのお値段は高そうですが…
ホテル選びは口コミをよく読んだ方がいいです。
南京虫(bed bug)や、ホテルスタッフに金庫から現金を盗難されたというものも見かけました。
現地のホテルは空調がついていない古い部屋も多いですし、シャワールームもまちまちです。
ストレスのない滞在のために、口コミやホテルの写真をよく見比べて選びました。
イギリスならではの、パブで宿泊というのも最近流行っているらしいですね。
その名のとおり、パブの2階がそのまま宿泊部屋になっているそうです。なんでも、パブで酒を飲んでそのまま移動ゼロでベッドにたどり着けるのが魅力なのだとか。
イギリスらしさを味わいたかったですし宿泊を一瞬迷いましたが、よく考えたら私お酒が飲めませんでした。
お酒が大好きな人は、パブの宿泊おすすめです。
お値段としては、
旅行4ヶ月前に東京-ヒースロー空港の航空券を購入して往復約25万円、ホテル代はダブルベッドルーム4泊で約13万円です。
今回の旅はトータル50万円以内(楽器を購入したら楽器代は除く)が目標だったので、残りはざっくり10万円以内、5日間のうち1日2万円以内に収めようと思っていました。
まずこの時点で計算が合ってないですね。
そして現地に行くのが待ちきれず、日本で楽器本体を購入してしまったので、現地はマウスピースだけ見に行くことにしました。
せっかくノアさんに教えてもらった楽器屋さんも予定に組み込みたかったのですが移動が間に合わず、無念です。次回行きます。
そして満を持して迎えた旅行初日、無事に出発することができました。
羽田空港から出発しましたが、ゲートを通り抜けた瞬間からあらゆるお値段は現地価格なんですね。うどんが千円くらいしました。朝ごはんは事前用意がおすすめです。
長くなりましたので、続きはまた次回。
お付き合いいただいてありがとうございました。