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[映画鑑賞記録] となりのトトロ

[2009-01-01]
今年最初なので、のんびりした映画を。

英語で成功したので、読書と映画でフランス語を上達しようと色々探していたときに買ったDVD「Mon Voisin TOTORO」。フランス人の友人と一緒に観ました。

私は、ジブリ作品はナウシカとラピュタが一番好きなので、昔この作品を観た時はあまり面白くないと思ったものですが、大人になってみるとずいぶん印象が変わるのか、けっこう楽しむことができました。フランス人の友人も、「ずいぶん前に一度見た事あるけど、これおもろしくないよね」って言ってましたが、見始めたら同じ感想を。

海外に来て思ったのは、漫画、アニメ、 そしてゲームは、伝統芸能よりも日本の文化としてはるかに浸透しているという事です。本屋にはMangaコーナーがあって、日本人以外にも立ち読みしている人を何人も見かけますし、ジブリ作品は、それだけで一棚使っていたりします。さらに、友人がDVDのパッケージを見た瞬間にあの「とっとろー、とっと~ろ~♪」という曲を歌いだしたりして、ジブリの威力を痛感させられました。

確かに、日本のアニメーションや漫画は他の国とは全然違うし、特に海外のコミックスは、どちらかというと絵本の延長でしかなく、話も大して面白くありません。それはそれで好きだったりもしますが、やっぱり日本の漫画には適わないな、と思わずにはいられません。

去年の夏に日本語を教えたとき、日本語を習う動機に「小説、映画、漫画、アニメ」をあげる生徒さんが一番多かったし、中国や韓国のクラスメートだって、日本の漫画が好きで、日本通で、現在の日本と自分の国の関係を嘆いている子達もたくさんいました。たかが『漫画』ですが、文学や芸術と同じように立派な国際交流の材料となり得ると言う事が、海外に来て強く感じた驚きのうちの一つです。

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