2021年の振り返りno.28(ソロキャンプ)
歳明けて2023年。
ウサギ歳。
年明け早々思い出してしまった。
振り返りの忘れ物…。
2021年の大切な思い出一つ。
年明け一番、振り返ります。
それは、2021年10月の事でした。
もうすぐ雪のシーズンになると閉鎖してしまう直前に
赤井川のキャンプ場へソロキャンプ決行。
何故かって?!
そこは母が子供の頃に暮らしていた場所でもあり、
川が本当に綺麗なので、今シーズン行こうと決めていたのです。
しかし、この夏はシーカヤックづいていてキャンプを疎かにしていた自分。
広島や島根で暮らしていた時などは、毎週末早朝から
キャンプ場へ真っ先に車を走らせていたというのに…。
北海道は遊び場があり過ぎて困る。
とにかく、シーズン終わる前に滑り込もう。
北海道は水場やトイレが雪に埋もれて使えなくなるので
年中利用できるキャンプ場は限られ
赤井川のココも10月いっぱいで終わる。
天気予報、度外視。
一番大好きなテントを持って行く事にした。
今回お世話になるテントは、島根時代にキャンプ場で知り合ったテッコツ博士のお友達から餞別に頂いた
貴重なヴィンテージテント、オガワオーナーロッジTY18。

ロッジ型のテントを"テッコツ"と呼ぶが
友人は"テッコツ"を愛してやまない面々がいる"てっこつ団"の広島支部長だ。
その彼から双子テントのうちの片割れ"希望"と名付けられ、そのお宝"テッコツ"を頂いたので、ここ一番の時にしか張らない。
大事にし過ぎて、1年以上も仕舞い込んでいた。
しかも北海道支部がまだないとの事で”北海道支部”の旗を託されたのだが、まだ2回しか旗を掲げていなかったが、今年ようやく"てっこつ団"の旗に陽の目を見せてあげる事ができた。
その日の夜半までは天気に恵まれたのだが…。
キャンプ場に着くとサイト内を廻り、風が強かったが川へ出入りできるそばで、テントから紅葉が一番綺麗にみえる場所を見つけて設営した。
さて、"テッコツ"の良さその1は、設営のしやすさだ。
骨組みの組み立てさえコツを押さえれば女性一人でも楽に立てられる。
"テッコツ"の良さその2→高さがあるので、腰を屈まずに済む。
広く使えて居心地がとても良い。
この日は、朝晩の寒さを考えて、灯油式ポータブルストーブも仕込み、コットをベッドと椅子代わりに設置。
テーブル小物を置き幕内を整え設営完了。


喉がとても渇いたのでクーラーボックスを持ち、河原に繰り出した。
河原に出ると川のせせらぎで、まず癒やされる。
目の前に山葡萄が赤く色付き始めていた。
河原の水は澄み切っていて、赤い楓の葉が更々と流れていく。
そして誰もいない。
秘密の場所気分🎵
河原でコッソリ宴を始めるオバサン一人。
川のせせらぎと紅葉とビールとツマミ。
止まれ!!至極の時間!!
もう最高~。
さて、陽が傾くと一気に寒い。
テントに戻り焚き火を起す。

暖かな炎で、焼き肉で宴第二弾を始めた。
そこへキタキツネの賓客が…。
しかしエサがないと、そそくさと去ってしまう。
8時過ぎになると風が強くなったので幕内に入る。

芋煮を作っていたが、うどんを入れて食べると身体が温まりそれと同時に眠くなって、10時前には就寝した。
夜半、手にクネクネした冷たい感触に驚き明かりを付けた。
その小動物はすでに逃げた後だったが、たぶん昼間見かけたカナヘビ君だったと思う。
だが、それよりも嵐のような激しい風と雨粒の音がしてきた。
カナヘビ君、なるほど温かで快適な幕内に逃げ込んだのだ。
大事なテントが台無しだが、帰ったら干して整えれば問題はない。
この天気なら返ってテッコツで正解だった。
雨風に強い、それが"テッコツ"の良さ3つめの利点だ。
雨はそれから朝まで続いた。
朝起きて、窓を開けると森が雨に濡れ、
紅葉した葉を、更に色鮮やかにしていた。

夜遅くに来ていた一人用テントのソロキャンパーさんの姿はすでに跡形もない。
きっと夜中に豪雨で撤収を余儀なくされたのだろう。
"希望"という名のテッコツ君に救われた自分。
シッカリ守ってくれてありがとう!!
しかしその朝は、仕事があるので残念ながら"希望"でマッタリできず…。
雨の中、弾丸のように急いで撤収。
幕は丸めて大きなビニール袋に入れ車に積んだ。
今日は仕事の合間に"希望"をどこかで干そう。
"ズッと大切にするよ"と"希望"に語りかけ
赤井川のキャンプ場を後にした。
次は天気が良いときに、"希望"と2泊くらいで来よう。
どこがイイかな~
考えただけでワクワクだ。