【社員紹介#4】職場の安全と衛生はここから!建設機械メーカーの安全衛生管理者に迫る!
広報PPPです👷🐼
「日工社員紹介シリーズ」第4弾!!
今回は、本社安全衛生室 室長 に ご登場いただきます!
What's 安全衛生室??
安全衛生とは、労働者の安全(労働安全)と、健康(労働衛生)を守り、
快適な職場環境を形成するための取り組みのことを言い、
その取り組みを行っているのが、安全衛生室です!
実は、企業が事業を行うにあたって安全衛生についての取り組みは、
労働安全衛生法*¹にもとづいた義務なのです👷🚧
業務内容
安全衛生室の業務は、
安全衛生法に基づいて義務付けられている、さまざまな措置を遂行することです!
そんな、会社にとってなくてはならない安全衛生室の室長を務めるのは、
1991年入社・今年で勤続33年目となります、沖野室長です!!
本社の安全衛生室 室長である沖野さんは、
社員・協力店を含む500名あまりの安全衛生を管理してくださっています!
ー入社33年目!!すごいですね、、!!
日工は中途入社になるんですね?
そうですね。
元々は、高校で食品関係の勉強をしてました。
卒業してから6年くらい、大阪と西明石のレストランで働いてましたね。
メニューを考えたりもしてたし、和洋中全部できますよ。
自分で釣った魚も3枚に卸すし、みたらし団子は粉からつくったり(笑)
ーすごすぎます(笑)
そこから製造業の日工ではたらくことに?
そうです、知り合いに紹介してもらって。
じっとしているより、機械をいじったりするのが好きだったので、
最初はプラントの製造に使う溶接ロボットのオペレーターとして入社しました。単身赴任で中国にもいきましたよ。
2年弱いましたが、中国語はほとんどできません(笑)
長期休みに家族を呼べたりしたので、ありがたかったですね。
ー海外に行っても家族と会えるのはいいですね!
その後安全衛生室長になったのですか??
帰国してからは製造課で半年、出荷管理課で課長を4年しました。
そのあとに、安全衛生室で働くことになりました。
3年目から1人で管理するようになって、今年で7年目になります。
初めはなにもわかりませんでしたが、安全衛生になったら真っ先に
RST講座(職長等教育講師養成講座)及び安全衛生責任者教育講師養成講座
を取得しました。これがあると、講師として講習ができるようになります。
ー講師として講習をすることもあるのですね!!!
私も、新人研修とオペレーター研修でお世話になりました🙋♀️🙋♀️
何してる?日工安全衛生室⛑
▼ザックリ年間行事まとめ
①安全衛生委員会の開催
ー安全衛生委員会って、何をしているのですか?
安全衛生委員会は毎月開催されます。
月初に、「日工安全衛生委員会」と「本社安全衛生委員会」を。
主に、災害・交通事故の報告、行事報告、翌月の予定報告などを行います。
②リスクアセスメント
ーリスクアセスメントとは何ですか?
リスクアセスメントとは、職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ出し、
これを除去・低減するための手法です。
例えば、工場に新しく機械導入する時や、配置を変える時などに行われます。社員にリスクアセスメントシートを記入してもらい、職場全体で共有、
対策を実施します。
提出されたリスクアセスメントシートは安全衛生室で保管しています。
労基署に提出を求められることもあり、普段から事前に安全対策をしている証明となります。
③パトロール
ーパトロールも行うのですか?
パトロールをすることで、「安全衛生に対する意識向上」と、
「職場に存在する危険・不衛生の発見及び対策」が期待できます。
・不安全行動はないか
・5Sが実施できているか
・始業前点検、定期点検等がきちんと実施されているか など
重大事故は、些細なことから発展することも多いです。
社員の安全意識の啓発を目的とし、社長や工場長によるパトロールも行われています。
お盆やGWなどの連休には工事が多いので、
そういう時には現地に行ってパトロールしています。
お客様に、「日工さんは安全衛生意識が高くて信頼できるよ」と
言っていただくことも多いです。
③アキツ会
ー「アキツ会」よく耳にしますが、何をする会?なのでしょう?
アキツ会とは、1989年4月に結成された協力工事店組織のことです。
208社(2023年11月時点)の指名工事店を抱え、特に日工の強みであるメンテナンスサービス事業においてアキツ会の方たちにご協力いただいています。
このアキツ会の会員の方たちが集まり、年に2回、安全衛生講習会をしています。協力店の方たちと安全対策を再確認し、無事故無災害の大切さや、意識を向上させる機会となっています。
▼日工本社で行われた「近畿アキツ会」の様子▼
講習会の後は、会員の方たちと懇親会をしたり、ゴルフコンペを開催したりしています⛳⛑
④定期設備検査
ー設備点検とは、どんなことをするのでしょうか?
消防設備の点検や、1週間に1回職場の吊り具の点検、
機械設備の点検など様々です。
年に1回、年次点検書類を全部署に提出してもらい、
提出されたものは保管が義務付けられています。
消防器点検は、年2回外部の方にしてもらうことが法律で決まっています。
よ~くみたら工場の天井にある白い箱のようなもの、あれは煙検知器です。
このB工場内には全部で28個あり、工場で煙が上がると感知してくれます。
工場の至るところにある消火器も、定期的な点検が必要になります。
ー労働災害を起こさないために、たくさんの対策をしているのですね!!
安全対策を突き詰めていけばキリがないですからね。
他にも、お客様や協力会社の方たちへ定期的に安全講習をしたり
掲示による安全対策の周知、啓発などが日々の業務です。
どれだけ対策をしていても、ほんの少しの気のゆるみが重大災害につながることも少なくありません。
ー災害が発生した時の対応も沖野さんがされているのですか?
⑤災害発生時の対応
そうですね、日工が行う工事で、社員はもちろん協力会社の方が怪我など
被災された際も日工の安全衛生室で対応します。
誰かに何かがあったら全部私に連絡が来るようになっているので、
休みの日でも、電話は片時も手放せないですね。
災害が発生すると、現地に行って対応する場合もありますが、
一番時間を要するのが書類の準備です。
労働者災害保険、病院に提出する書類、労基署に提出する書類など、、、
休業補償などは、被災者の災害発生から前・3か月分の給与明細、タイムカード、2年前分の賞与記載明細等も取り寄せる必要があります。
1人1人に必要な手続きが違いますし、保障や怪我は年単位で管理し続ける必要があります。
そして等しく大切なのが、1度発生してしまった災害を2度と引き起こさないことです。再発防止会議を開き、対策書類なども作成します。
ー今安全対策として呼びかけられていることも、その背景には誰かが被害にあっているのですね。安全衛生がいかに大切かがわかりますね。。
ーお仕事で大変なことは何ですか?
大変、、、というか、やはり災害が発生した時はやるせない気持ちになりますね。「手続きなどが大変だ」と先ほど言いましたが、義足や義手の手続きをしたこともあります。
安全衛生室になって現在7年目ですが、その間に10件の重篤災害が起きているんです。
ー安全衛生室長として、皆さんに向けてメッセージをいただけますか?
今ある数多くの法的規則・安全対策も、
その背景には多量の血が流れ、多くの命が失われています。
多量の血を流さないよう、尊い命を失わないことを願って法的規則や安全対策が講じられていることを忘れないでください。
法的規則や安全対策は、災害が発生するまでその必要性を忘れてしまうことが多いですが、災害が発生してからでは遅いのです。
完璧な安全対策を講じるのではなく、実行できる対策をとりましょう!
おわりに
社員紹介シリーズ第4弾は、沖野さんに協力していただきました!見た目は怖めですが、インタビューやお仕事密着に押しかけても快く対応してくださいました🙇♀️ありがとうございました🙇♀️
私は、新入社員研修で初めて安全衛生について学びました。
それまでは、ヘルメット(笑)軍手(笑)安全靴(笑)という感じでした。
(本当にすみません)
きっと現場に出ると真っ先に沖野さんのお世話になると思います。
しかし今では、日工の研修や社内掲示を通して
災害事例や、原因・対策手法など、安全に対する知識を得ることができました。
ヘルメットを正しくつけられます。作業着のボタンは全部閉めます。
それだけで守られる安全があることを知れました。
安全衛生室の意義を身をもって感じております。
PPPトリビア
ヘアスタイルについて質問したところ
沖野さん「18の頃からロッドパーマの一番細いやつや。」
ご安全に!!
取材協力:沖野さん
ライター:PPP