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日本交通・企画総選挙第2弾!「会長!この企画、どうしてもやらせてください!」【前編】

ご乗車ありがとうございます。日本交通新卒採用担当です。

日本交通のNプロジェクトの集大成・「企画総選挙」の第2弾が、6月25日に開催されました。

前回辛酸をなめたチームは、より現実的で完成度の高い企画を引っ提げてカムバック。さらに、前回よりも多くの内定者が、会長の「即実施」のお墨付きを勝ち取るためにエントリーしました。より白熱した内定者に、会長も完全にビジネスモード。忖度なし、本気で評価を下します。

Nプロジェクト・企画総選挙ってそもそも何?という方は前回の記事をご覧ください。

エントリー企画は全部で11チーム。
この中で会長の前でプレゼンできるのはどのチームになるのでしょうか?
そして、今回何チームが企画の「即実施」を勝ち取ることができるのでしょうか?

目次

よりパワーアップしてカムバック!リベンジ企画×2

企画①「ワクチンタクシー」by林チーム

ワクチン、ギャラリー


「企画概要は、前と同じく、サービス利用者の接種会場までの移動を無料で行います。

前回と異なるのは対象者です。自分たちが本来救いたい人は誰かに立ち返り、移動に制限がある人(妊婦、松葉杖、車椅子、高齢者、障がい者手帳保持者・ヘルプマーク保持者)を対象とします。時期的な問題もあり、高齢者だけが対象でないほうがいいと判断しました。」

中野(幹)
「このサービスは無料で提供したいので、クラファンを利用したいと考えています。

使うサイトは『GoodMornig』。
なぜかと言うと、社会貢献に関心ある人の層からある程度の支援が見込めること、サイト内で埋もれないことから選びました。

ワクチン

目標金額は500万円。期間は1か月、乗務員の普段の乗務に差し支えない範囲で設定しました。この金額だと約700人の方を救うことができます。

ターゲット層は2つ。
・同世代や家族など身近な人
・社会貢献活動に興味がある人
できるだけ自分たちで宣伝したいので、自分たちが発信しやすく、また支援してくれる可能性が高い層にしました。宣伝はSNSやチラシで行い、私たちのエネルギーや思い・挑戦している姿を伝えることで、見てくれた人の心を動かしたいと思っています。

リターンは感謝状を考えています。私たちからの言葉のほか、利用者様からの声を伝えることで、『人の役に立った』という実感を持ってもらいたいからです。」


「サービスを開始するにあたって自分たちが取り組んでいくことを説明します。

この後『即実施』をいただけた場合、すぐにクラファンの申請・宣伝物の作成とSNSでの宣伝を開始します。そこからは社員の方と企画のすり合わせをし、オペレーションの確認を行います。

サービスを開始し、集まった金額を使い切ったらサービス終了です。その後、企画の結果をYouTubeのライブ配信で発信したいと考えています。

ワクチン2

費用対効果について。まず約55万円の初期費用が必要です。内訳は宣伝費やクラファンに必要な費用です。効果は利用者の増加と会社のイメージアップの2点になります。この企画を通して、日本交通のタクシーを利用しようと思う人は少なくないはず。特に今後、移動制約者の方がタクシーを利用するなら日本交通だと言ってほしいです。

お願いがあります。
・クラファン用の口座を貸してください。
・会議がしたいです。
・55万円が必要です。
・YouTube配信させてください。
以上です。」

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企画①、会長の評価は?

川鍋会長
「前回よりレベルアップしてるね。

肌で感じてると思うけど、この企画はスピード勝負。あと1か月もしたら旬じゃなくなる。やるならスピードと若さで弾けるしかない。

あんまり言うことはないんだけど……クラファンの費用の49万というのは何にかかる費用?」

中野(幹)
「クラファン費用は感謝状などに使用するお金です。クラファンで集まったお金は送迎する乗務員さんの賃金に充てます。」

川鍋会長
「55万とマーケティングの内訳はどんなもの?」


「資料を共有します。」

Inkedワクチン3_LI

川鍋会長
「定形郵便がすごくかかるのか。」


「そうなんです。輸送費が多くかかる計算だったので。」

川鍋会長
「一人いくら募る?」


「500万円のクラファンについては、こちらから何円の寄付をお願いしますと言うのではなくて、寄付者の側がいくら入れたいですというスタイルでやっていくつもりです。

また、会長が想定しているのは何人から寄付を募って何人に感謝状を贈るのかということだと思います。

それについてはアンケートを取らせていただいていて、100人規模で学生や若い世代、若い先輩社員の方からご意見いただき、こういった企画でクラファンで入れてくれるお金は、平均1000円でした。」

川鍋会長
「それマーケット取ったんだ、すごいね。」

中野(幹)
「今医療従事者のためのクラファンもあります。それを見てみると、結構高額な寄付をされている方もいる。1000円の他にも3000、5000円など幅を増やすといった金額設定をしたいと思っています。」

川鍋会長
「金銭感覚は人によって全然違うからね。だからダメもとでも1万円とか10万円の枠を作っておくと、一人くらい入れてくれるかも。
大半は2000~3000円かもしれないけど、どこかで裕福な方が『若者頑張ってるな』とぽちっと入れてくれるかもしれない。
この辺の数字の裏付けもよくわかってるじゃない。もう『即実施』!」

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林・中野(幹)・畑
「やった~!!ありがとうございます!」

川鍋会長
「練れてるし、突っ込んだときにさっと資料が出てくる。積み上げてきた感じがするね。頑張ってください。」

企画②「EDS開華作戦」by中野(翔)チーム

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※(注)EDSとは日本交通のサービスの一つで、一般乗務員より高いレベルのサービスを提供する「エキスパート・ドライバー・サービス」の略。詳しくはコチラ→https://www.nikkotaxi.jp/

阿部
「今回私たちが発表する企画は名付けて『EDS開華作戦』です。この企画ができた背景についてお話しします。

私は日本交通の観光タクシーに乗ったことがあります。その際にEDSドライバーの業務のクオリティや人間性に感銘を受けました。乗務員の方とお話したところ「新しいことをやるのに意味がある。新卒の力は成功より行動に向かって使うんだ」と教えていただきました。私たち新卒に求められていることを再確認し、とにかく挑戦していきたいと思いました。

そこで、EDSについて深く知りたいと考え、EDSの社員の方とお話する機会をいただきました。その中で、特にキッズタクシーの人手不足があること、EDSドライバーの認知度に問題があることを知りました。

その解決策として、新しい研修制度を作り、新卒EDSドライバーを増やすという取り組みを思いつきました。それがEDS開華作戦です。」

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「続いて研修制度の大まかな流れについて説明します。
この制度ではEDSへの興味と意欲を段階的に高めていきます。入社前まではEDSへの理解を深め、入社後からはEDSドライバーになるための実践的なアプローチをしていきます。

こちらが研修の具体的な流れです。
第0段階のアンケートは現在実施中です。この後「即実施」をいただけた場合、EDSの方の思いを伝える動画を作成します。

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第1段階では、その動画を投稿し、オンラインサロンでの活動を開始します。オンラインサロンは私たちが運営し、情報共有の場とします。

第2段階では、EDS乗務員の方にご協力いただき、オンラインでの生配信やZOOMイベントを開き、双方向での交流を目的とします。

内定式後の第3段階では、EDS乗務員の方の隣に座って体験します。自分がEDSドライバーになったときのイメージをつけやすくします。

1年間乗務員をした後の第4段階では実際にお客様を乗せて研修を行います。この研修はすでに行われているものでEDSドライバーになるための最終確認の場所になっています。

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こちらは22卒向けのアンケートです。EDSに興味のある学生が多いことが分かります。また将来EDSになりたい人が約半数以上という結果が出ました。まだ実施日数は短く、48名という少ない人数ではありますが、今後もアンケートを続け参考にし、教育制度を次々と改善していければと考えています。

次に費用対効果です。EDSのオンライン配信に6万円、乗車体験に100万円、そして予備費の10万円、合計116万円かかります。

効果については人事の方のお話をもとにキッズタクシーのみの数字をねん出しました。キッズのEDSは現状供給不足という問題があり、私たちの教育制度により乗務員を増やすことで、1か月のキャンセル数300件を解消できます。単純計算で1年間で約2000万円の売り上げが期待できます。」

阿部
「次にこの企画のメリットです。

まず日本交通のメリットとして、EDSドライバーが増えることでEDSの供給不足を解消できます。高いホスピタリティを誇るEDSドライバーと触れ合ったり、オンラインサロンで情報共有をすることで、新卒乗務員の質の向上も上げられます。

22卒の学生のメリットは3つあります。
1つ目は入社前にEDSについて知る機会が増えます。2つ目は、EDSの方と触れ合い、乗務知識の共有の場が増えることで業務クオリティが上がります。3つ目はEDSドライバーになるための段階を示すことでキャリアプランが明確になることです。

最後に社員の皆様からは、応援の声やご指摘の声、たくさんいただきました。それらを糧に私たちが”開華”する姿をぜひご覧ください。以上です。」

企画②、会長の評価は?

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川鍋会長
「費用対効果のところをもう1回見せて。この6万円っていうのは?」

中野(翔)
「乗務員の方の人件費を考えています。」

川鍋会長
「なるほど。EDS乗務員のお時間もらうための経費と、それで乗車体験もEDSね。先輩にEDSの人がいる?(笑)EDSの人涙流しちゃうね。」

中野(翔)
「EDSの方の収入面の不安を少しでもカバーできるのではないかと思いました。」

川鍋会長
「キッズに集中してやると言う理解?」

中野(翔)
「今人手不足となっているのがキッズのみということなので、キッズに焦点を当てています。」

川鍋会長
「ネタとしてわかりやすいし現実的。僕の友人からもキッズ頼みたいんだけどと言われるんだけど、いつも『ゴメン。今人がいっぱいで』と断ってる。なんなら妻からも使いたいと言われるんだけど、悪いんだけど本当にいっぱいで……と言ってるくらい。

だからこれはぜひ早くやってください……ということで『即実施』!

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EDS、素晴らしいんだけど10年たつと変えないといけないところも出てきてる。EDSは少人数でやってるせいで、社内でもほとんどの人が知らなかったり、求められるクオリティが高すぎて付いていける人が限られていたり。

だから今EDS事業部の部長のテコ入れでキッズチーム②みたいなものを作って、クオリティは下げずに乗務員の負担を減らす形を作ろうとしている。「お客様にとってのいいサービス=乗務員が苦しむ」ではサステイナブルじゃないから。お客様にとっても乗務員にとってもサステイナブルな形を作ろうという取り組みに着手したばかりです。だからぜひEDS事業部の方や人事と話し合ってやってください。」

メンバー一同
「ありがとうございます!!」

川鍋会長
「アンケートの精度に関して突っ込みどころはあるけれども、アンケートをやったということがすごく大事。とにかくプレゼンしてみてやれたらやろうじゃなくて、ほとばしる情熱で先走っちゃうくらいがビジネスにおいては大事だったりする。

与えられる前に自分で動いて仮説を検証する。待ちじゃなく攻めの姿勢が大事。動画で発信も皆さんの世代の強み。さらに日本交通の経営課題にもフィットしてる。「即実施」以外、あげようがない。……褒めすぎ?(笑)

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でもこれがゴールじゃないからね。やってみて、もちろん成功する方がいいけれど、もし失敗してもなぜ失敗したか学べればいい。そこから修正していけば当たる。あとはがっつり結果を出していこう。」


次回からは、初挑戦企画が登場。即実施をつかみ取ることはできるのでしょうか? 気になる続きはこちらから!


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