見出し画像

歌舞伎町もガンガン営業!大事なのは「基本に忠実」【タクシー乗務員インタビュー】

ご乗車ありがとうございます。
日本交通(株)新卒採用担当です。

今回はタクシー乗務員として入社をした新卒社員にお話を聞きました。

当社に新卒で入社する方が抱く不安として多いことの一つは「自分、ペーパードライバーなんだけど、大丈夫かな?」ということ。

現在、入社2年目の板垣乗務員もその一人でした。

学生時代はペーパードライバーでしたが、今では毎乗務コンスタントに7~8万円を売り上げる乗務員さん(日本交通全体の平均は6万円台)。得意エリアは新宿で、歌舞伎町にもガンガン入っていきます。

実際にペーパーだったのを乗り越えて活躍している彼女にお話を聞いてみましょう。

板垣乗務員

【板垣さんのプロフィール】
出身大学:跡見学園女子大学
2023年   日本交通入社、赤羽営業所配属

就活時代について

――就活生時代、何をきっかけに日本交通へ?

業界は何も絞っていなくて、とりあえず知ってる会社のインターンを受けまくってましたね。日本交通もその中の一つ。そのインターンから選考に進んでみないかと人事に誘われ、そのまま選考を受けました。内々定は日本交通だけでしたね。

――日本交通に入社した決め手は?

環境です。働く環境がいいところというのは就活の軸として譲れませんでした。日本交通の先輩社員の方と喋っていても「すごくいい人達でいっぱいだよ」っていうのを教えてくださいましたし、その先輩社員さん自身もすごくいい人柄なのが伝わってきました。社風に惹かれたのが一番大きいですね。

乗務員の仕事

仕事の日のルーティン(直筆)

左列が出番→右列が明け番

編注)タクシー乗務員の仕事は隔日勤務といって、2日分の仕事を丸1日で行います。板垣さんは14時半に出勤→翌日の12時に退勤する「遅番」という働き方です。より詳しく知りたい方は下記記事をチェック!

――入社されてから、もう2年たちますね。今の毎日はどうですか?

すごく楽しいですね!

接客業は大学の時からアルバイトでやっていたので接客業自体が楽しいのと、同期とすごく仲が良くて、交流がたくさんあります。仕事終わってからそのまま遊びに行っちゃいますし、旅行にも一緒に行きますね。

この前、明けで日本交通女子のご飯会があったんですけど、 終わってその足で、上野の不忍池でスワンボートに乗りましたよ。

その時の様子

学生時代はペーパードライバー

――仕事をしていて印象的だったことは?

私、元々ペーパードライバーなんですけど、乗務を重ねて運転にも慣れてきて、最近ではお客様に「あなたは運転うまいね」って言われることが増えてきたのがすごく嬉しくて!

――ペーパーだったんですか! 入社前、不安じゃなかったですか?

入社前に先輩社員の方と話していて「私ペーパーなんですけど、乗務員って難しいですか?」と不安を相談したんですけど、でも「ペーパーで入社した人もたくさんいるから大丈夫だよ!」と背中を押してもらったので、それだったら私でもいけるかもって思いました。

――運転に慣れ始めたのはいつ頃でしたか?

いつ頃だろう……? 気づいたら全然問題なくできるようになってましたね。運転できないって感じていた期間はそんなに長くなかったはず。半年後にはもうペーパーの感覚はなくなってたかな。

――研修やサポートはどうでしたか。

入社前の運転練習の研修には結構行ってました。1日のやつ(=運転練習イベント)も、合宿(=承諾者向け運転練習合宿)も行って。合宿の方は、参加者が入社予定者だけだったので、そこで入社前に同期と仲良くできたのがよかったです!

編注)内々定者限定の運転練習イベント(教習所で行う1Dayイベント)と内定承諾者限定の運転練習合宿(前橋の教習所で行う1泊2日の合宿イベント)は26卒向けにも開催予定。

――失敗談などあれば。

道がわからなくて怒られることは、最初はいっぱいありましたね。

あと、以前アプリで呼ばれたお客様のお迎え先に行くとき、どうしてもそこまでの道が狭くて入れなかったことがあったんです。大回りしたせいで迎車予定の時間に遅れちゃって。

お急ぎでしたので、最初はお客様も私に対して良くない印象だったと思うんですけど、道中でお客様にいい道を提案できたおかげで、お客様のご予定に影響は出さずに目的地に到着できたことがありました。最初は失敗だったんですが、なんとかリカバリーできたんじゃないかなと思ってます。

1年で成長したこと

――営業所ではもう先輩だと思うんですけど、1年目と比べて成長したと感じる部分はありますか?

「ここに行くならこの道を通ると早いな」っていうマイルートがかなり確立されてきました。これは1年目の時には絶対できなかった部分です。たとえば「この道の方が信号が早く変わる」とか、道によって色々な条件があるので、考えながら走れるようになりましたね。得意エリアは新宿。歌舞伎町とか全然行けます。

――かっこいい! 歌舞伎町に初めて行った時どう思いました?

歌舞伎町って、見た目のインパクトが強いじゃないですか。「うわ、歌舞伎町だ!」っていうのが最初の印象で。

歌舞伎町一番街の入り口

で、行ってみると意外と皆さん優しくて。私、歌舞伎町の方って怖いのかなと勝手に思ったんですけど、めちゃくちゃ優しいやん!って思って、それからは怖がらずに行くようになりました。

ぶっちゃけ夜の治安ってどう?

――タクシー乗務員を始める際に、夜の治安を不安に感じる方って多いんですけど、その辺は板垣さんはどう感じてました?

確かに、私も最初は怖い人がいっぱいいるんだろうな……ってなんとなく不安に思ってたんですけど、実際に走ってみるとそうでもなかったですね。ただ、いまだに渋谷はちょっと苦手です(笑)。

――歌舞伎町は行けるのに、逆にそこは渋谷なんだ(笑)。乗務してから怖い目に遭ったことありますか。

そういう、若い人たちが多くてはっちゃけてるエリアは、雰囲気的に怖いなと思ってしまうんですけど、私自身が怖いな・危ないなってことはなかったです。

接客は基本を大切に

――治安について不安に思う方に、アドバイスをください。

こちらが普通に適正に運転・接客をしてれば、お客様も道を教えてくださったり、チップをくださったり、乗務員に親切にしてくださります。 怖がらずに接客してみることが大事だと思います。

――と言いますと、板垣さんは普段心どんな接客を心がけているんですか?

スタンダード10(※日本交通における乗務員マニュアル)通りに忠実にやっています。「車内の温度はいかがでしょうか」なんて聞くと、絶対にお客様も「そんなこと気遣ってくれるなんて……ありがとうございます」みたいな雰囲気を出してくださるのがすごく嬉しいので、毎回必ず言うようにしてますね。

――基本を忠実に実行しているんですね。

これからチャレンジしたいこと

――今後の目標についてお聞きします。

私は今”ゴールド乗務員”(=乗務員歴1年以上+無事故無違反等の社内規定をクリアした乗務員)なのですが、さらにその上のキャリアに”スリースター乗務員”(=ゴールド資格者から選抜・高いスキルとホスピタリティを持つ乗務員)というのがあるので、それに興味があります!

日本交通のキャリア制度(当社HPより抜粋)

ホスピタリティ面では、どのお客様も安心して任せていただけるような接客を目指していきたいです。雰囲気作りはとても大切だと思うので、明るい接客を心がけたいです。

あとは収入も上げていきたいですね。個人的な話ですけど、私の場合、今取っている仮眠休憩をもう少し縮めれば売上を10万円にできるんです。でも、それは体力的に厳しくて……この前も仮眠を3時間とって7、8万だったんですよね。だから、しっかり仮眠を取りつつ、無理しない範囲で売上10万円を基本にするのが目標です。

――逆にちゃんと寝て7、8万ってすごい(※何度も言いますが、日本交通全体平均は6万円台です)。毎乗務、目標を立てているんですか?

そうですね。人が多い日・少ない日があるので、その日の状況によりますけど、〇時までに〇円ぐらい作ろうっていう目標は毎回あります。

同期とごはん(休憩もしっかり取ります)

――目標を達成するために、心がけていることは?

効率よく仕事できるようにその日のルートを選びます。ただうまくいかないことも多いですね。その分、営業するエリアは選ぶようにしています。その時の状況に合わせて日本交通のタクシー専用乗り場に並ぶこともあります。

得意エリアの新宿にいたり、東の方であれば銀座や上野を目指してくるくるしてます。

――普段、ロング(=1回あたりの乗車が1万円を超える長距離のご依頼)もありますか?

ありますね。ロングは毎回狙いに行ってます。ロングが出る可能性を考えてエリア選びをしていますね。狙っていけるのは……五分五分ぐらいですかね。言い過ぎかもしれないけど(笑)。

休憩中のラーメン

就活生へのアドバイス

私は本当に面接で喋れなくて、就活が嫌で嫌でしょうがなかったんです。嫌すぎて何もしたくないって思ってた時に日本交通に出会えたので、そこまで思い悩まなくても、意外とうまくいくものです。

そんなに思い詰めないで、大学生活をもっと楽しんでほしい。逆に今になって、大学生の時にもっとやれたことがあったな……と思うので、大学生活でしかできないことをやってほしいなって思います。

【板垣さん出演のYouTube】

協力:板垣乗務員(赤羽営業所)
Text、Interview:飛田
Photo:乗務員提供/素材サイトより

いいなと思ったら応援しよう!