【事例紹介】THE HIGASHIN HOKUSAI GALLERY 製作プロセスをご紹介!
墨田区両国、東京東信用金庫の北面壁、南面壁、正面、店内に葛飾北斎の作品が展示されているひがしん北斎ギャラリー。
日光プロセスでは、以前よりギャラリーの壁面フラッグの製作をお手伝いさせていただいておりました。しかし今回は全面リニューアルに伴い、壁面フラッグに加え、浮世絵パネルや新設されるフォトスポットのガラス面装飾を担当させていただくことになりました。
コンセプト・デザイン・監修は〈MASAMI DESIGN〉髙橋正実さん。以前のフラッグ製作のお手伝いをさせていただいているのはもちろん、成田国際空港第1旅客ターミナル中央ビル内「ナリタ北斎プラザ」の壁面装飾などでも製作を担当させていただいた経歴があります。
今回の製作プロセスの中で、特に注力したポイントを2点、ご紹介したいと思います。
まずご紹介したいポイントは画像のレタッチ作業についてです。
ひがしん北斎ギャラリーのビジュアルに使用している絵柄は、どれも実物の北斎漫画からスキャンしたものです。小さな冊子に描かれている絵柄を、フラッグのサイズまで拡大して使用すると、小さな状態では見えていなかったノイズが見えてきてしまいます。そこを上手くケアし、実物の北斎漫画のタッチや風合いを再現できるよう、調整を重ねました。
2つ目はパネル面での施工提案です。
パネル面の出力には、北斎作品の風合いを表現するため和紙を使用しています。
和紙素材は水や湿気に弱く、カビが生えやすいため、このような屋外パネルに向いていない素材です。この問題に対処するため、防水や防湿の対策を行う必要がありました。PP貼りなど様々な手立てを凝らしましたが、最終的には2枚のアクリルに挟み込み、小口から水がしみ込まないよう入念な防水対策を行う形に。屋外掲出に向いていない素材でも、工夫をすることで屋外パネルに使用することができました。
1/16(火)には、葛飾北斎のブロンズ像も設置され、新名所としてフォトスポットがお披露目されました。
お披露目式の様子は、スポーツ報知にも取り上げられています。
(https://hochi.news/articles/20240116-OHT1T51140.html)
併せてご覧ください。
私たちもブロンズ像の北斎と並んで撮影しました。背景のポッブな色合いやコロコロとした相撲のイラストのおかげで楽しい写真を撮ることができました。皆さんもぜひ撮影に訪れてみてはいかがでしょうか。
日光プロセスでは、「印刷・製版」「企画・制作」「企業価値視覚化」の3つの事業を軸に、お客様のこだわりや想いを形にするご提案をいたします。
イベントを盛り上げる提案が欲しい、こだわったものづくりをしたいなどのお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。