冬から春へ セリバオウレンの群生を見る
セリバオウレン(芹葉黄連、キンポウゲ科、高さ10cm程度)は、冬の終わりに咲き始める白い金平糖のような花で可愛らしい。奥日光では数株しか見たことがないが、木漏れ日が林床に影を落とす杉林など、条件の良い場所では群生するセリバオウレンを見ることができる。
セリバオウレンは、セリの葉に似ているからセリバ、オウレンとは生薬名でもあり、利用する地下茎が黄色味を帯びていることで付いたようだ。
栃木県日光市下板橋の杉林に咲いていたので、3月9日に撮影した。ここは戦国期の山城、板橋城跡(443m)の南東側の山麓になる。
空nyan! 山頂からは、日光の大谷川(だいやがわ)から土砂や砂礫が堆積した「今市扇状地」も展望できる。
……扇状地と三角州の違いについて習ったりしたね!