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昆虫 擬態

空nyan!
倒木の上に、ハチのようなキスジトラカミキリ(黄条虎天牛)がいた。
トラカミキリの仲間は、スズメバチ類に擬態しているとされ、触角が短く、上翅に虎のような黒と黄色の帯模様がある。
擬態という用語には、色や形、動きなどを自分とは違う昆虫に真似て敵をあざむくものと、体の色を生息する環境に似せて身を隠す(保護色)、この二つの意味あいがあるとされている。奥日光の昆虫で、擬態を見てみる。

オオホソコバネカミキリ。短い上翅(コバネ)なので後翅が見え、カミキリムシ(甲虫)とは思えないカミキリムシ。指で摘むと、腹部を曲げて相手を刺す仕草もすると言われている。ハチ類に擬態?©nishiki atsushi
スジボソヤマキチョウの交尾は、葉の裏に張り付いて隠れる。クリーム色の翅が、木の葉の色に溶け込んで見えなくなる。綺麗な保護色に感心する。2頭のチョウが、周りと同じ木の葉に見えてしまう。© nishiki atsushi
中禅寺湖の湖畔に、砂の色に紛れ込むバッタの赤ちゃんがいた。クルマバッタモドキ?の赤ちゃん。見事な保護色で、目を離すと探せなくなる。©nishiki atsushi
クジャクチョウ。翅を閉じると黒褐色で見つけにくい。翅をパッと開くと、派手な色彩と目玉模様が見える。天敵からの捕食を防ぐ効果があるとされている。© nishiki atsushi
樹皮に紛れ込む姿が美しい。
後翅が見えた。ベニシタバの仲間かもしれない。カトカラ(Catocala)と呼ばれる蛾の仲間 © nishiki atsushi


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