アナグマ ユーモラス
アナグマ(ニホンアナグマ)はイタチ科で、イタチ、テン、オコジョ、カワウソなどと同じ仲間になる。
地面の巣穴に棲み、ずんぐりした姿がクマに似ている。足は短めで、俊敏には動かない。
森の中では、視力よりも嗅覚を頼りにミミズなどを探している。
奥日光でアナグマを見るのは、休眠を終えて子育てをする春に多い。人を警戒してこちらをじっと見ていて、こちらが動いたら逃げて行く。また、目立たない耳だが音にもよく反応し、草や枯葉を踏んだ音を聞くと逃げてしまう。時には、人に危害を加えられた経験がないためか、人に興味をもって近寄って来ることもある。
アナグマは、古くはムジナ(狢)と呼ばれていて、後にタヌキもムジナと混同されたとのことだ。
中禅寺湖南岸の八丁出島の近くに「狸窪(ムジナクボ)」(狸と書いてムジナと読ませる特殊な地名)がある。ここにはムジナが多くいたから、その地名になったと思われるが、そのムジナとは、狸だろうか?
私はムジナ窪付近で、アナグマは見たことがあるが、狸は見たことがない。
空nyan! アナグマはユーモラスな動物だ!