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世界遺産日光のステーキ屋さんが民泊をはじめてみた!
はじめまして。「レストラン日光えんや」の取締役社長、高緑 一(たかみどり はじめ)です。
栃木県日光市で1993年創業のステーキレストランを経営しています。もともとは創業オーナーの方が営んでいましたが、後継者がいないということで、2021年に私が引き継ぎました。
とはいえ、ちょうどその時期はコロナ禍の真っ只中。外食を控える人が多く、飲食未経験の私は試行錯誤の連続でした。お客様を増やすためにステーキ食べ放題イベントを開催したり、無料宅配弁当を始めたり——まさに挑戦の日々。ですが、ありがたいことにテレビや雑誌で紹介される機会が増え、今では日光の人気店のひとつとなっています。
そして次なる挑戦が「民泊」です。
日光には毎年多くの外国人観光客が訪れます。実際、当店のお客様の半数以上が海外の方です。彼らの多くは遅めの時間に食事をし、帰りの交通手段やチェックイン時間を気にしている姿をよく見かけました。
「近くに宿泊できる場所があれば、もっと快適に日光を楽しんでもらえるのでは?」
そんな思いから、私は民泊を始めることにしました。ですが、ただの無人宿泊施設ではなく、“おもてなし”を重視した対面チェックインのスタイルにこだわっています。
実際に民泊を始めるまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。物件探し、外国人向けの設計、運営の難しさ、そして気になる売上の実情まで——本記事では、私がリアルに経験した「日光のステーキ屋が民泊を始めた全記録」を余すことなくお伝えします。
✔️ こんな方におすすめ
✅ 民泊に興味があるが、実際のリアルな話を知りたい
✅ すでに民泊を運営しているが、他の事業者のやり方を知りたい
✅ 観光地での宿泊業に可能性を感じている
続きでは、物件選びから運営、集客、そしてリアルな売上データまで詳しく公開しています!
これから民泊を始めたい方や、運営に悩んでいる方にとって、きっと役立つ内容になっています。ぜひ、実際の体験談を参考にしてください。
序章|なぜ世界遺産・日光のステーキ屋が民泊を始めたのか?
– 飲食店オーナーが宿泊業に挑戦!その理由とは?
– 観光客のリアルな悩みとビジネスチャンス
日本への2024年の年間訪日外客数は36,869,900人(日本政府観光局調べ)と年間過去最高を更新しました。日光市でも同じように2025年現在、日光市内を歩く訪日外客が多くなってきています。経営するステーキレストランえんや(以下えんや)の客席50席近くがほぼ外国人ということもあります。
外国の方の夕食時間帯は日本人に比べると遅い傾向があり、20時ごろからご入店され遅くまでお食事を楽しまれます。そんなお客様の食事が終わり、帰りの宿までの交通手段を気にされていたり、チェックイン時刻を気にされている姿をたくさん見てきました。
近くに泊まることができれば楽なのに!そんな要望を聞き続けて、えんやとして近くに宿泊先を用意することはできないものか考えました。
巷で流行っている民泊はどのようなものなのか?
ネットで見る限り、家をまるまる一棟貸しの民泊が多いようです。それはwebカメラによる遠隔監理をされた不動産物件に、キーケースの番号を合わせてカギを取り出して入室するもの、暗証番号を入力してオートロックを解除して入室するもの、なんにしても無人です。レストランを経営している私には「おもてなし」を重視するあまり、無人であることが違和感であり無機質なように感じられました。
民泊をはじめるならチェックイン、チェックアウトを対面で行う対人方式にしよう。
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