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『地球は青かった』光降ろし巡り旅⑤~北海道編~
前回④がまだの方は
車を走らせること数十分
母恋(ぼこい)という地名を抜けて
室蘭市の地球岬に到着です
地球岬はアイヌ語の
ポロ・チケプ(親である・断崖)
という意味があり
それが訛ってチキウ岬と
呼ばれるようになったそうな
灯台の方へあがると
なんとも素晴らしい
景色が一望できます
海岸からの水平線をみて
一同、感嘆の声が上がります
展望台を一通り歩くと
端の方で音葉さんが
祈りを立てはじめました
気が付いたら皆で
手を合わせていました
よし日光も祈ろう
そう思って両の手を
合わせようとすると
![](https://assets.st-note.com/img/1697934961354-k8SE1xOsnV.jpg?width=1200)
ぐいぐい ぐいぐいぐいと
何者かに引っ張られます
目を開いてみると
音葉さんの娘さんが
ぐいっと
日光のズボンの裾を引っ張ります
おっ
どうしたどうしたと
伺ってみると
どうやら展望台を
降りたいようです
けっこう引っ張るので
なるほど
よくわかった
ここは素直に長女(音葉さん娘)に
従うことにして下に降りました
展望台の階段を下りて
さらに坂道を降りたところに
地球の形をしたオブジェが
あったのですが
どうやら通った時から
ずっと気になっていたようです
そこで撮った写真がこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1697934245572-xIHU5GadIS.jpg?width=1200)
そんなこんなしている内に
皆が階段を降りてきました
展望台での祈りあげが
終わったようです
これも後から知ったのですが
この地球岬で当時は
身投げが多くあったようでして
冒頭で書いた
ポロ・チケプ(親である・断崖)
とは別に
ポン・ケチウ(子供である断崖)
もあります
その相する岩をみていると
様々な理由で親と離れ離れになり
この街に流れ着いた若者が
両親を恋しく慕う気持ちを
表しているようにも感じます
天に召されてからは
家族と再会することは叶ったかな
とふと思ったりもする
そして音葉さんと
その子供たちの
劇がはじまります :->
こういう微笑ましい姿を見て
思いを残す御魂たちも
少しは心が晴れるのでは
と思ったりします
子供はそこにいるだけで
光を与えてくれますね
地球岬から少し下ったところに
トッカリショという景勝がありまして
こちらの景色も本当に美しく
まさに風光明媚と言える場所です
トッカリショの語源は
トルカ・イショ(アザラシ岩)に
由来しており
昔はアザラシが多く
集まっていたようですね
![](https://assets.st-note.com/img/1697934820694-EnfLOBIoMd.jpg?width=1200)
こちらでもきちんと祈りを立てて
この地を後にしました
地元では観光名所として
知られる場所でも歴史的にみると
さまざまな背景や
事情があったりするものです
そんな土地に
足を踏ませて頂くという謙虚さと
自然や先人たちに対する礼儀を
忘れずにいたいものです
最後までお読み頂き
ありがとうございました
~⑥へ続く~
自己紹介と
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