
山梨中央銀など、太陽光パネル再生進める 県内発電所を集約

山梨中央銀行や三菱UFJ信託銀行、ヒラソル・エナジー(東京都)などは、山梨県内の太陽光発電所を修理し、長期安定稼働させる「百年ソーラー構想」の実現に奔走している。中小規模の発電所を中心に取得・修繕を進め、今秋からは収益性の検証に入った。
固定価格買取制度(FIT)後の発電所放棄問題に着目し、電力の安定供給につなげようと、3者と山梨県は2023年4月、共同出資により「百年ソーラー山梨」を設立。太陽光発電所を集約して、県内で1000キロワット分の発電所の買い取りを目指してきた。24年5月に目標を達成し、順次、再生工事(リパワリング)作業を実施している。運営する18カ所の発電所のうち、9月末までに12カ所で工事を完了した。発電量の計測を行い、投資スキームとしての収益性を検証していく。
ここから先は
653字
/
1画像
¥ 330
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?