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きのくに信金、本業支援定着へ推進チーム 30代4人が実践と育成担う


若手渉外係(右奥)の前でホスピタリティ&イノベーションの高橋昌也代表(左)と深海産業の深海耕司専務(右)に連携を提案する小山主任(左から2人目)(24年10月24日、深海産業本社)

きのくに信用金庫(和歌山市、田谷節朗理事長)は、取引先企業に対する本業支援の定着に取り組んでいる。30代前半の職員4人で構成する専担チームが各店の渉外係と同行訪問し、支援を実践するとともに人材育成にもつなげている。

2023年度から、事業者の人手不足や事業承継など経営課題の解決を支援し、そこからメイン化などを図る活動を始めた。ただ、渉外係の半数近くを20代が占めており、「年齢の近い先輩が手本を示す」(田谷理事長)必要があると判断。24年4月に地域支援部内に「企業成長推進チーム」を設けた。

メンバーは毎年度入れ替える予定で、初年度は営業成績上位者や公的支援機関への出向経験者を選んだ。メンバーの4人は和歌山市内のフルバンキング型の全12カ店を分担。営業目標を設けずに週3日以上、各支店の渉外係に同行して融資先や取引のない企業を訪問している。

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