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フューチャーアーキテクト、生成AIで融資支援 年内にも提供開始
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フューチャーアーキテクト(東京都)は、早ければ2024年中に生成人工知能(AI)で融資業務を支援する機能の提供を始める。融資業務に関わる行内のマニュアルや規定類の実証実験の参照に着手しており、過去の融資稟議に基づいた「おすすめ案件」の提示も見通す。群馬銀行の協力を得て、10月までに本番適用に必要な有用性を確保したい考えだ。
同社で扱う戦略業務系ソリューション「FutureBANK」の一機能として追加する方針。営業活動から債権管理までをワンストップで活用でき、一連の業務に関する情報を保有しているのが特徴。蓄積したデータを基にチャットボットを別途設け、行内規定に関する問い合わせの効率化を目指す。
群馬銀と6月に実証実験を開始した。同行と規定類やデータ活用に必要な契約を結び、想定している質問事項とベストアンサーを立案してもらった。7月までに正答率8割の精度を確保している。行員の使いやすさを重視しており、行員が回答結果を用いて誤答を修正できる運用フローを志向している。
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