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静岡銀呉服町支店、5カ月で融資100億円実行 再生柱に存在感高める
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静岡銀行呉服町支店(松下英人支店長=行員39人うち渉外担当者24人<法人18人、個人6人>)は、取引先・地域課題解決を通じた「社会価値の創造」「企業価値の向上」を活動の両輪に位置づけて営業にまい進。4~8月で、企業再生に関わる資金を含め大口・小口にとらわれることなく約100億円の融資を実行し存在感を高めている。
同支店では、取引先の「企業価値向上」の観点を重視し、①過去の〝しがらみ〟を排除し、融資額を再試算②財務内容を再調査し、リスクテイク可能なポジションと経営者が必要とする資金量を予測。支店長や副支店長が渉外担当者と同行訪問し、潜在的なニーズも掘り起こし、約700社から見込み先を抽出した。
見込先の1社で、深耕に苦戦していた中堅建設会社の事例では、本部のコーポレートサポート部とも連携、2カ月でコーディネート案をまとめ経営者に持ち込んだ。この案は、同社をオリジネーターとした動産担保融資(ABL)による債権の流動化策で、経営者も賛同。8月には35億円の資金調達を支援した。大口先の支援で関連企業の雇用維持・サプライチェーンを含め地域経済の安定にもつなげた。
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