みずほ銀、資産運用提案でAI活躍 会話から感情分析
みずほ銀行は、AI(人工知能)を活用したリモートでの資産運用提案に取り組んでいる。顧客との会話での単語から、提案資料やマニュアルを自動で提示し、顧客が待つ時間を短縮。会話の精度や感情を〝見える化〟し、対応品質の向上にもつなげている。
会話はリアルタイムで文字化し、分析する。例えば、顧客との会話で「NISA(少額投資非課税制度)に興味がある」といった話が出ると、提案資料を自動で提示。「引っ越し」「転居」といった単語を拾うと、住所変更手続きなど複数のマニュアルを表示する。
オペレーターの話すスピードやあいづち、感嘆符の回数なども記録する。また、顧客の声から感情を分析することも可能。これらの画面は逐一、管理者が確認でき、オペレーターの教育に生かす。
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