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京都中央信金の子会社、人材紹介 100件成約へ 意識醸成しニーズ発掘


京都中央信用金庫(京都市、白波瀬誠理事長)の子会社、中信ビジネスサービス(西村崇社長)が手掛ける有料人材紹介事業が好調だ。2024年4~9月の成約件数は51件。24年度の年間目標50件を半年間で達成したのを受け、目標を100件に上方修正した。

同社は22年4月、内閣府の「先導的人材マッチング事業」の間接補助事業者に採択され、23年8月に事業を始めた。中小企業が求める人材を、提携する職業紹介事業者6社につなげる「片手型」で運営する。

ただ、開始当初は成約率が低いなど「出だしはよくなかった」(中信ビジネスサービスの奥村辰也会長)。事業開始にあたり、同信金の店舗網の活用を図ったが、「求人内容や雇用条件、事業者情報などマッチングに必要な情報が支店に浸透していなかった」(同)。求人情報数も予想を下回った。

そこで、23年10月からブロック単位で勉強会を開催。24年3月までに24ブロックで3回ずつ実施し、支店長や役席者ら延べ1000人が参加した。また、オンラインや支店単位での勉強会も開き、現場職員の意識を醸成した。

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