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三菱UFJ銀、ASEANが成長戦略の柱 デジタル金融でトップに
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三菱UFJ銀行は、東南アジア諸国連合(ASEAN)4カ国(タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン)で戦略出資を加速している。アユタヤ銀行(タイ)などパートナー4行との連携に加え、口座を持たない消費者などにも積極的に貸し付けるデジタルレンディングに本格参入する。出資総額はこの10年で1兆6000億円に。今後10年のうちにASEANトップのデジタル金融グループの地位を固めたい考えだ。
2024年6月にタイ最大手のアセンドマネーに306億円、8月にはフィリピンのユニコーン企業、ミントに633億円を出資。いずれもモバイル決済などでトップシェアを誇るデジタル金融事業者だ。ASEAN諸国は携帯電話やインターネット普及率が高い一方、口座保有率が低く、各種データと連携したデジタルレンディングが拡大している。
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アユタヤ銀行を買収したのは13年。15年には三菱UFJ銀のバンコック支店と統合した。ヴィエティン銀行(ベトナム)、セキュリティ銀行(フィリピン)、ダナモン銀行(インドネシア)を合わせた商業銀行のASEANプラットフォームを10年かけて構築。4行のCEOが集う連携会議を開催するなどパートナーバンク間の連携も強化している。
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