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神田財務官、「介入について申し上げることはない」 29日の円急騰受け
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神田真人財務官は4月30日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが日本当局が為替介入したとの報道に対し、「介入の有無について私から申し上げることはない」と財務省内で記者団に語った。4月29日の外国為替市場で円相場は、一時1ドル=160円台まで円安・ドル高が加速したものの、その後1ドル=154円台まで円が急騰していた。政府・日本銀行による覆面介入が行われたとの見方がある。
足元の円相場は1ドル=156円台(30日8時時点)で推移。神田氏は現在の為替水準に対して「数字について考えたことはない。変動為替相場制を取っているので」と言及。今後の政府の対応に関して、「引き続き、必要な時には(対応を)取ってまいることに尽きる」と述べた。
円安・ドル高の影響について、神田氏は「日本全体が実質賃金を上げていこうとしている時に足かせになるとも言われている」と指摘。続けて、「過度な変動が投機によって発生すると、国民生活に悪影響を与えるので、それに対してはしっかりと対応していかないといけない」と強調した。
掲載元:https://www.nikkinonline.com/article/182851
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