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#OL #休日 #32

後先考えない薄給OL、7月に本年3度目の渡韓。人生は一度しかねえからいいんだよ。
お盆過ぎ(お盆っていつからいつまで?)に4度目の渡韓をするため(さっき決めた!)、その前に7月の旅について記しておこうと思います。

3泊4日の初日に釜山の焼酎「대선」のクソデカぬいぐるみを購入し、バックパックにブチ込んで旅をいたしました。フワフワでとってもかわいいね。邪魔だったが!


甘川文化村。あり得ない激坂をバスでグイグイ登った。Hyundaiのバス、馬力ヤバすぎ。

1日目:釜山

今回は釜山の金海空港から入国しました。初めまして! 金海空港。
こじんまりしていてよいですね。でもなんだかLAXと雰囲気が似ている気がします。無機質感?
冷麺とクソうまクソデカマンドゥ(餃子)を食べて、甘川文化村へ。
韓国では、高い場所にある貧民街のことをタルトンネ(月の町)と呼びますが、ソウルの江南にある九龍村とはまったく様子が違った。タルトンネはタルトンネでも甘川文化村は完全に観光地ですね。
BTSのメンバー2人が釜山出身ということもあって、至るところに壁画があったり、街中でBTSの曲が流れていました。
2030年の万博のイメージキャラクターになったから?と思ったが、調べたところ釜山は万博誘致に失敗していた。
2022年に初めて渡韓したのは「Yet to Come in Busan」の時期に合わせてだった。悲しいね…。
そういえば飛行機に乗っている間にJIMINちゃんの新譜「MUSE」が解禁されていたので(やったー!)、運転の荒い釜山のバスに揺られながら聴いた。個人的には「FACE」のほうが暗くて好きです。


謎魚の刺身と激辛おでん。

釜山は魚介類が有名だというので、影島なるところで刺身を食う。何の魚かはわからん。
サンチュやエゴマの葉に刺身と薬味を包んで食べる方式なので、魚の味がまったくわからん。魚が不憫だよ。かわいそう。
右上に写ってるおでんに刺身をしゃぶしゃぶして食べようと思ったところ、青唐辛子(辛いものが食えないので、“戦犯”と呼んでいる)が混入している激辛おでんだった。許さない!
謎の魚が丸ごと入ったメウンタンなる赤く辛い鍋がなぜか2つ来て、ほぼ同行者に食べてもらった。申し訳ない。
3月に渡韓したとき、泥酔して仁川の街中で泣き喚いたことがあったが、今回は発狂はしなかったけども、대선(クソデカぬいぐるみの焼酎)を飲みすぎてどうやって宿まで帰ったのかわからん。
Super Shy(NewJeans)なババアは飲み過ぎるきらいがあります。よくないですね。


大邱サムスンライオンズパーク。喫煙所に寄ってヤニだけ食って帰った。

2日目:大邱

2日目、セマウル号(確か)で釜山から大邱までGO。
「当日券が取れれば、大邱サムスンライオンズパークで野球を観ましょう」という予定になっていたのだが、大邱に近づくにつれて大雨に…。
しかし俺は晴れ女、早めにホテルにチェックインして昼寝をしている間にカンカン照りになっていたのだ! あっぱれ、晴れ女!
近くの西門市場へ行き、オモニが4人くらいひしめく店でカルグクスなるうどんを食べる。
どうやらイルボンがこの市場に来るのは珍しいらしい。オモニ4人衆のうちの1人が言ってた。
そのあと大邱市街を散策してデカめの本屋へ。自分は韓国の土地を見に行くために渡韓しているので、できることなら韓国の写真家が撮った韓国の都市の写真集が欲しかったんだけど、それらしきものは見つからず、代わりにソウル地下鉄の駅を撮った写真集を買った。そちらはそちらで素敵な写真集だった。
地下鉄で大公園駅へ移動して、サムスンライオンズパークへ行ってみたものの、やっぱりチケットはない。KBO人気ヤバすぎる! どんなにラッキーガールでも土日はもう無理っぽい。若いチャンネーが球場に押し寄せてて、純粋によかったね、と思った。みんな、若手がレジェンドゥになってもずっと応援してあげてね。
KBO版野球殿堂博物館みたいなところに、李承ヨプ(※ヨプは火へんに華)記念館のようなものがあったので見て周る。
同行者はなぜか呉昇桓のアクスタを買ってた。草すぎる。
角中に9回表逆転満塁ホームラン打たれたの、懐かしいですね。
当時は阪神ファンだった(大人になってから同リーグ内で贔屓を変えた謎人“なぞんちゅ”)ので、よく覚えてます。
嘘だろ!? 嘘だろ!? これが現実です。


大邱のモノレール。龍池駅付近。籠池みたいな名前の駅だね。お父さんカッコいい。

ロッテVSサムスンの試合も観たかったけど、大邱に行った本来の目的はモノレールに乗ることだったので、全然いいんです。
日本でもSuicaに金を1000円以上入れたくない民なのですが(突然死んだとき無駄になりそうだから。9000円ぐらいチャージしてるリーマンがいると、バカがよ!と思ってる)、ソウルで買った韓国のICカード・T-moneyにも同じく金を入れていませんでした。
そんなクソケチにピンチが訪れます。大邱の券売機ではT-moneyのチャージができないのです。
謎のコインみたいなものを買って、改札にピッとやり、最後に謎コインを回収、という仕組みがあり、そちらを利用しました。すごいねえ。
そういえば、釜山だか大邱だかで何かに乗ったとき、同行者のICカード・Rail+(KORAILが発行しているやつよね?)が使えなくて、スペアのT-moneyをサッと取り出して貸したのだが、そのときの自分があまりにもスマートすぎて惚れるかと思った。みんなもうちょっと俺のカッコよさに気づいてほしい。誰よりも男気あるよ。男に生まれてたら絶対モテてた。


謎コイン。


夕飯に食べたユッケ。生生生! 腹は超絶無事だった。

3日目:水安堡

3日目はたくさん列車に乗りすぎて、一般人にはもう何もわからん。
ムグンファ号やらKTXやらを乗り継いで、大邱から忠州へ。
慶尚北道〜忠清北道の風景は山梨県みたいだね。「今、かいじに乗っています。ここは大月ですよ」とパチこいてもバレなさそう。
夕方、秘境の温泉地・水安堡温泉に到着。
ソウルから高速バスで2時間らしいが、とにかく観光客がいない。鬼怒川あたりと同じ状況だろうか。スキーができる土地らしいから、夏はオフシーズンなのかもしれない。それにしても観光客がいなさすぎる。昔はソウルで働いている人たちが社員旅行で来る場所だったのかな(仮説です)。でも、時代の流れやコロナの影響もあって寂れてしまったんだろうか。
大浴場付きの宿を取ったのだが、大浴場を使うには別途5万ウォン(日本円で約5383円)払わないといけないらしい。高すぎてたまげた! なんだこれは…たまげたなぁ。
当方クソケチですし、さすがに2人でクソデカ風呂を使うために5万ウォン払えないので、日帰り入浴できる場所を探す。が、日帰り入浴可な温泉がことごとく潰れている。世知辛い。
日帰り入浴できる新しめ(?)なホテルを発見。
温泉の中は、温度が違う湯船がいくつかと、水風呂、ロウリュ、スチームサウナがあって、ソウルの東大門で行ったチムジルバンとほぼ同じ構成だった。
お風呂から上がって一息ついていたら、地元のオモニらしき人に「若い人が来るの珍しいね。ここまでタクシーで来たの?(意訳)」と話しかけられる。「はい、タクシーで来ました。でも、韓国語がわからないのであまりお話しできなくてすみません」と答えたら、オモニは「そっかー!(意訳)」と笑っていた。帰り際、オモニに会釈したら、手を振ってくれた。皆さん、優しいよね。


水安堡温泉にあったタンク。“Good Chungju”と書いてある。忠州市のブランドイメージらしい。
キジのしゃぶしゃぶ。やっぱり腹は超絶無事だった。生にんにくを5片摂取しても動じない俺の腹、最強すぎ。

水安堡の名産はキジ料理だそうで、観光客の数より多いキジ料理屋が軒を連ねている。第六感を働かせて、そのうちの一軒を選んで入った(当たりだったと思う。女の勘は当たります。お気をつけください)。
オモニではなく、自分よりちょっと年上くらいのオンニ(お姉さん)がホールをやっていたので、悩んだ末、「チョギヨ〜(すみません)」と呼びかける。人はいつからオモニになるのだろうか。自分がオモニって呼ばれたら普通にキレるわ。
オンニが、キジ寿司、キジユッケ、キジ餃子、キジの唐揚げ、キジのしゃぶしゃぶ、キジ鍋…など、とにかくキジを使った料理を大量に運んでくる。
キジって筋肉質でクセがある味なのかな?と思ったけどそんなことはなく、普通においしかった。
あと、ご当地のスパークリングワインが飲みやすくておいしかった。酒弱人“さけよわんちゅ”にはとてもありがたい。
同行者が頼んだ高麗人参酒(?)はゴボウを煮詰めたような滋養強壮!の味がして、決しておいしくはないが、ビールよりはマシ。全然飲める。
泥酔したので、お店の外にいた猫と戯れて、宿に帰った。猫アレルギーだが。モフモフの犬もいた。


清州空港駅。畑のど真ん中にポツンとある。軍用地が近いので、空港内は撮影NGな場所もあった。

4日目:忠州

4日目の朝、宿のカーテンを開けようとしたら、カーテンレールが付いている木の枠ごと落ちてきて大笑いした。自責でもあるし、他責でもある。申し訳ございませんでした。
そのあと、忠州市街に移動して、市場をブラブラして、マッククスなる蕎麦を食べて、おしまい。
同行者が体調を崩していたこともあり、サッとレジへ行き、「ケサネジュセヨ(お会計お願いします)。シニョンカドゥ(クレジットカード)、OK?」とスマートにお会計。このときの自分もカッコよすぎた。惚れてくれって。
自分、トキシックマスキュリニティの権化みたいで悲しくなってくる。

午後、忠州駅からムグンファ号に乗り、清州空港駅へ。10人くらいしか降りなかったんとちゃうか、この駅。無人駅よね?

初めまして! 清州空港。昨日キジ料理屋から持ってきたスパークリングワインを入国審査までに飲み切らないといけないので、がぶ飲みした。行ったこともない上海の風景が目に浮かぶ…。口キス…。
帰りは、エアロKなる航空会社を初めて利用しました。客室乗務員の方、タトゥーOKらしい。素敵ですね。俺もいけるじゃん♪(いけません)


エアロKの機内誌。日本の若いアーティストを紹介していた。また乗りたい。

8月に入り、33歳の誕生日を迎えたのですが、謎発狂して大暴れして人様に迷惑をかけたり(またかよ)、バイブスが下がりまくっており、いい歳こいて何やってんだバカがよ、と思っていたのですが、楽しかった旅を振り返って、ちょっとだけバイブスが上がりました。
なるほど、自分の旅行記に旅行欲を掻き立てられることもあるのですね。
来週もいい旅になりますように。

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