総合商社から事業会社への転職:Part 2

働く業界を変える決意(取り扱い商材を変える決意)

Part 1で書いたとおり、変化していかないことが大きな要因で取り扱う商材(=業界)を変えようと決めました。変化を拒み、このままで良いのだというコンセンサスが業界関係者の中であり、商社で働いている一人の社員として、商材に対して若しくは業界全体に対して何かできるわけでもなく、自分が取り扱う商材を変えるしか道はないのだと決意しました。

変わらない業界にいたとして、自分の価値はどのようになるのか?という点を考えると、どうしても不安が拭い去ることができませんでした。このまま10年・20年と働き続けて、シニア世代に突入して、異なる業界にチャレンジしようとした時に自分自身のコンペティティブ・エッジは何であるのか?という軸を持っていなければ、異なる業界に行くことさえもできない未来が予見できました。悩んでいる現在のタイミングが異なる業界に転職する最良のタイミングであろうと考えて異なる業界に行くことを決心しました。

総合商社から事業会社への転職

働く業界を変えたいのであれば、総合商社から転職する必要はなく、営業部門を変えるだけで良いのではと思われる方もいらっしゃるとかと思います。私が総合商社から事業会社へ働く企業を変えた理由としては、志望した業界がICT分野であったことが大きな要因になります。ICT分野が伸びてきたのは、ザックリと直近30年間のことになりまして、ICT分野において有名な企業といえば、世界に目を向けたらGAFAがいて、日本国内であれば楽天・ソフトバンクなどの創業者が若いときに立ち上げた企業が目立ちます。

総合商社もICT分野を軽く見ているわけでは無いですが、本腰を入れ始めたタイミングが遅かった感は否めず、どちらかといえば後発組になります。また、総合商社の本体でICT事業を行うと行ってもベンチャー企業へマイナー出資の検討をおこなう若しくは以前から出資している子会社の事業管理を行うという内容に重きが置かれていまして、実務的な能力を身につけるという観点では、難しい立ち位置にあります。

どの分野に携わったとしても実務能力は必要になるであろうという点は、商社時代に所属していた部署で感じていたことであり、この実務能力を身につけるには事業会社に行くのが良いだろうと考えて、事業会社へ転職することを決めました。

#総合商社 , #商社 , #転職 , #総合商社から事業会社への転職

Part3はこちらです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?