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2025年元旦紙面から考える 「じっくり見据えて考えよう。そして行動を」

世界の分断と地政学リスクの一層の高まり


あけましておめでとうございます。自分のなかでは高校時代からの恒例、元旦の各紙読み比べ。今年もnoteにアップします。各紙に共通するのは世界の分断、ますます差し迫る地政学リスク--。これは自分の仕事の主戦場である市場でも、いろいろな動きから感じたところです。一方、能登地震1年や隣国韓国尹大統領を巡る問題の取り上げ方も目を引きました。市場を通じてはなかなか意識しないテーマだと改めて自戒しました。自分の信条として「勇ましい言説」「決めつける論調」は警戒すべきものだと考えています。この点で東京新聞の社説「あわてない、あわてない」には共感します。個別のニュースはあまり目立たなかったように思いますが、日経「ANAHD空飛ぶ車 27年度運航」には、新しい時代がすぐそこに迫っていることを感じました。楽しみです。

憂いてばかりいても仕方ない


昨年のこの記録を読み返すと、新聞を読まないどころか、テレビもみんなが見ない世の中をここ数年、自分なりに憂いていたことを思い起こします。昨年は都知事選、兵庫県知事問題などを通じて、“オールドメディア”のある種の限界が、極端なかたちで明らかになってしまった年でした。毎日の年間企画「デモクラシーズ」のような取り組みがこのテーマに迫ることを期待します。憂いてばかりいても仕方ないですね。あわてずじっくり考える――。人の話を聞く、読む、見るーー。そういうことをしながらも行動することを心掛けたいと思います。

<日経>
・企画アタマ 逆転の世界 備えよ日本 強まる自国第一 貿易ルール瓦解
・ワキ ANAHD空飛ぶ車 27年度運航 まず都心、成田行きも
・社説 変革に挑み次世代に希望つなごう 民主主義が問われる年 熟議経て持続性高めよ

<朝日>
・アタマ つながり耕す 能登と一緒に 地震きょう1年
・ワキ 尹大統領に拘束令状 現職で初、執行が焦点
・社説 不確実さ増す時代に 政治を凝視し強い社会築く

<読売>
・アタマ 中国宮古海峡で封鎖演習 台湾有事想定か、政府警戒
・ワキ 能登地震1年 なりわい苦境 奥能登4市町 4分の1休廃業
・社説 平和と民主主義を立て直す時 協調の理念掲げ日本が先頭に

<毎日>
・企画アタマ デモクラシーズこれまでこれから 戦後80年 デジタルで問う「真の民意」
・ワキ 尹大統領に逮捕状 韓国当局内乱首謀疑い
・社説 戦後80年混迷する世界と日本 「人道第一」の秩序構築を

<産経>
・アタマ 別姓小中生の半数反対 「自分はしない」6割 本紙初の2000人調査
・ワキ 能登地震1年 再生の灯
・年のはじめに(論説委員長・榊原智) 未来と過去を守る日本

<東京>
・アタマ 能登半島地震1年 招待状「おとう」へ届け「晴れ姿見守って」
・ワキ 尹大統領の拘束令状発付 内乱首謀疑い、現職で初
・社説 年のはじめに考える あわてない、あわてない 「すったもんだ」が正常

<東京中日スポーツ>
・アタマ 高橋宏斗&金丸夢斗ドラ1対談 竜新時代ゆめひろがる
・2面 脱皮の年だ!! 柱になれ 草加、仲地、ブライト--ドラ1トリオ逆襲へ
・3面 大黒柱なくても勝てる 井上監督 「一徹」(誓いの一筆)


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