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ニュースを読むと、就活でどう役立つの?~日経電子版 就活ゼミから
こんにちは、NIKKEIスタッフです。今回の記事は学生向けウェビナー(オンラインイベント)「日経電子版 就活ゼミ」第2回のレポートです。人材研究所代表の曽和利光さん、「日経読み方マスター」の山野茂樹さんが登壇し、「志望理由・逆質問を攻略 ニュースで磨くアウトプット術」をテーマに開催しました。
▼第1回(2024/11/5開催)の様子はこちらから
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「ニュースを読むと、就活でどう役立つの?」
「今日の(最近の)ニュースで気になる話題は何?」と面接で聞かれることもあるかもしれませんが、そういった経験がない就活生の方にとっては、ニュースは少し縁遠いかもしれません。
曽和さんによると、ニュースを読んだり調べたりしていれば面接官に本気度が伝わりやすくなるだけでなく、ニュースを通じて「自分の意見」を持つことができれば、他の就活生と差別化することもできるといいます。
ウェビナーの内容を少し詳しくおさらいします。
就活生の皆さんの中には「やりたいこと」があって、会社選びの重要な要素になっているかと思います。「○○業界で、△△に携わるような仕事がしたい」といった気持ちですね。
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一方、企業の採用担当(面接官など)は「就活生が話してくれたのは、本当にやりたいことなのか?」ということが気になります。
第1回のウェビナーでもご紹介しましたが、面接など選考の目的は「自分がどんな性格・能力の人であるかを伝え、その企業の仕事や文化に適しているかを判断してもらうこと」です。面接官の立場だと、就活生が「本当にやりたいこと」が、その会社に合うかどうか見極めるのが仕事ということになります。
曽和さんによると、「本当にやりたいこと」(ウェビナーでは「根っこが生えたWILL」と紹介)であれば、そのテーマに関して以下の3つのどれかに答えられるはずだといいます。
きっかけ(なぜ興味を持つようになったか)
意見(そのテーマについてどう考えるか)
行動(小さくても何かを始めているか)
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毎日のニュースは、新しいテーマに興味を持つきっかけになることが少なからずあるかと思います。さらにニュースに対して自分の考えを持つことができれば、他の就活生にはないオリジナリティーを得られるはずです。
もし今、自己分析や志望動機を考え始めているという方も、「そういえばこのテーマの記事をよく見ているかもしれない」という気付きがあれば、やりたいこと(WILL)とのつながりが見えてくるかも…?
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2回にわたる学生向けのウェビナー「日経電子版 就活ゼミ」を企画・開催してきましたが、ほんの少しだけ、企画の背景もお伝えさせてください。
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ありがたいことに「『就活でニュースを読むなら日経』と勧められた」といった声を学生の方から聞くことがあります。非常に嬉しく思う半面、就活生におすすめの使い方といった提案はまだまだ足りないという課題感がありました。
実際、日経電子版ほど多くの企業・ビジネスの情報を日々お届けできているサイトやサービスは珍しいと思います。就職したい(就職する)業界や企業の今を知るヒントになる情報はたくさん公開していますが、記事が多すぎるばかりに、それをどう見つけ、消化していくのかわからないという方もいらっしゃるのではと思います。
今回、曽和さんと山野さんが登場するウェビナーとして企画したのは、「採用活動のプロ」と「日経電子版のプロ」のそれぞれの立場から、なぜニュースを読むのか、集めた情報を就活の中でどう生かしていくのか……を少しでも知ってもらいたいと考えたからです。
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ウェビナー後のアンケートでは「就活では面接官の視点の理解が大事だということがわかった」「今まで何となく読んでいたが、日経電子版が就活に活かせそう」といったご意見を頂きました。ご参加いただいた方、ありがとうございました! また別の企画にもご参加ください!