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熱闘、ゲーム甲子園 「STAGE:0決勝大会」ルポ

ゲームの甲子園ともいえる高校生のeスポーツ大会「STAGE:0 2019決勝大会」が14日、15日に千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで開かれています。14日に観戦に行ってきました。

開会にあたりテレビ東京の小孫茂社長が「最初に始めた時はどれくらい応募があるか心配していたが、多数の応募があった。大変な盛り上がりを感じている」とあいさつしました。実際に開会のかなり前から広い会場内は約2000人の観客でぎっしりでした。

大会アンバサダーの田中卓志(アンガールズ)さん、モデルの池田美優(みちょぱ)さんをはじめ、大勢のゲストが揃いました。大会応援マネジャーの日向坂46のメンバーも華を添えました。

興奮に包まれる中、最初の種目「フォートナイト」が始まります。地区予選を勝ち抜いた42校が1チーム2人で戦います。入場行進のようなチーム紹介の演出もすごかったです。卒業や就職でこの日が最後のプレーとなるチームも。きょうの戦いにかける情熱は夏の甲子園と同じです。

フォートナイトとは
100人の中から最後の一人や1チームまで生き残って「ビクトリーロワイヤル」を勝ち取るバトルロワイヤルシューティングゲーム。素材を集めて砦を建築して相手を武器とアイテムで倒していく。幅広いデバイスでプレイできる点が大きな特徴で世界中で大ヒットしている。
今年7月の世界大会で16歳の世界チャンピオンが誕生、賞金300万ドル(約3億2000万円)を獲得したのが話題に。

戦いは3回戦制。好プレーが出るたび、スティックバルーンと呼ばれる棒状の風船を叩き合わせる音が場内に鳴り響きます。3回戦の1、2戦とも勝利した地元千葉県の県立下総高校「とうもろこし畑」が優勝し、エントリーした909校、1138チームの頂点に立ちました。

表彰式のインタビューで下総高校の選手は「作戦はないがノリで」とクールに答えていましたが、今後の目標については「プロチーム目指して頑張ります」ときっぱり。将来が楽しみです。

野球やサッカー、大相撲……。どのスポーツもそうですが、やはり生で観戦するのは最高です。熱い盛り上がりを感じました。
ステージ外。トップ・スポンサーのコカコーラのブースには大勢の若い人が訪れていました。そういえば、eスポーツアナリストの但木一真さんが「eスポーツは若い人にアプローチしたい企業にピッタリ」と話していました。ビジネスとしても特に若い人をターゲットに大きな可能性を感じさせる大会でした。

ほかにも「クラッシュ・ロワイヤル」「リーグ・オブ・レジェンド」の2種目も開かれます。全ての種目を合わせたエントリー総数は全1475校、1780チーム、4716人となったそうです。eスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目指すこの大会。この大会が登竜門となり、将来プロで活躍する選手が出てくるのではないでしょうか。次回の開催が楽しみです。




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