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2023/06/29(木)=英国・欧州株続伸/NYダウ・S&P反落、米利上げ継続の見方が重荷/日経平均は40.15円高の33234.14円で続伸して終了、一時は33500円台を突破/引けにかけてはマイナス転換もみられる

―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場、欧州株式市場ともに堅調な米経済指標を受けて続伸

  • 金融引き締めが必要との見方があるものの、完全な景気後退を引き起こさない確信が示された

  • 独2・10年債の利回り格差は一時マイナス89bpとなり、ECBが利下げを余儀なくされる可能性が反映された

  • 米国株式市場でS&P総合500種とダウ工業株30種が下落、FRBのパウエル議長がインフレ率の2%回帰は2025年以降になる見通しを示す

  • パウエル議長は次回FOMCで追加利上げを実施する可能性を否定せず、利上げ観測が浮上

  • 個別銘柄ではアップルが終値で2日連続最高値を更新、テスラ、マイクロソフト、アルファベットも買いが優勢

  • 一方、エヌビディアは1.8%下落、米国が中国へのAI向け半導体輸出規制を導入する可能性が報道され、売り圧力

  • 今週の経済指標として、PCE価格指数や新規失業保険申請件数が注目される

  • FRBのストレステスト結果発表を控え、S&P銀行株指数は0.5%下落

  • NY証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.21対1で上回る、ナスダックでも1.11対1で値上がり銘柄が多い

  • NY債券市場では長期債相場が反発、利上げ継続や高インフレによる米景気の冷え込みに対する警戒感から債券に買いが入る

  • NY外国為替市場では円相場が続落、日米の金融政策の方向性の違いから円売り・ドル買いが加速

  • NYMEXの原油先物相場は反発、原油需給の引き締まりから買いが優勢となる

  • 日経平均は40.15円高の33234.14円で続伸して終了、一時は33500円台を突破

  • ハイテク株が先行するも、TOPIX浮動株比率の変更などに伴うリバランス売りも観測され大引けにかけてマイナスに転じる場面も

  • 東証プライムでは銀行、精密機器、電気機器などが上昇、パルプ紙、食料品、海運などが下落

  • 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが強気な売上高見通しを示し、銀行セクターにもストレステスト合格がポジティブに作用

  • 日経平均は前場終盤に上げ幅を縮め、短期筋の動きが主体、33200円を上回って引けたことで上値追いの動きにつながる期待も

  • 来週は日銀の短観、米のISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計といった重要経済指標が発表予定で短期筋の動向にらみの展開が続きそう

  • 日経225先物は前日比40円高の3万3180円で日中取引終了、一時3万3520円まで買われる場面も

  • 米国市場の大型テック株上昇やマイクロン・テクノロジーの強い決算が支援材料となり、一時3万3500円水準まで上昇

  • リバランス売りや四半期末による値幅の拡大が見られ、値動きの荒さに注意が必要


◆海外市場まとめ(28日日経)=NYダウ反落 米利上げ継続の見方が重荷

2023/06/29(木)07:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米株式市場ではダウ工業株30種平均が反落、インフレとFRBの利上げが消費関連株とディフェンシブ株に重荷

  • ニューヨーク債券市場では長期債相場が反発、利上げ継続や高インフレによる米景気の冷え込みに対する警戒感から債券に買いが入る

  • ニューヨーク外国為替市場では円相場が続落、日米の金融政策の方向性の違いから円売り・ドル買いが加速

  • NYMEXの原油先物相場は反発、原油需給の引き締まりから買いが優勢となる

  • ECB主催の国際金融会議で米欧英の中銀トップがインフレ抑制への強い決意を示し、日銀との政策の違いが再認識される

  • 日銀総裁は円安について「状況を注意深く見守っている」との立場を示し、為替介入への警戒感が強まる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比74ドル08セント(0.2%)安の3万3852ドル66セントで終えた。高インフレや米連邦準備理事会(FRB)の利上げが続くとの見方が消費関連株の一角やディフェンシブ株の重荷となった。一方、ハイテク株の一部は買われ、相場を下支えした。

債券
28日のニューヨーク債券市場で長期債相場は反発した。長期金利の指標となる表面利率3.375%の10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は高い)3.71%で終えた。FRBによる利上げ継続や高インフレが米景気の冷え込みにつながるとの警戒から、債券に買いが入った。

為替
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=144円45〜55銭で取引を終えた。日米の金融政策の方向性の違いから、円売り・ドル買いの動きが加速した。

商品
28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比1.86ドル(2.7%)高の1バレル69.56ドルで取引を終えた。原油需給の引き締まりが意識されたことで買いが優勢となった。

ワンポイント
28日閉幕した欧州中央銀行(ECB)主催のポルトガルでの国際金融会議は、米欧英の中銀トップがインフレ抑制へ強い決意を示す場になりました。日銀との金融政策の違いが改めて意識されました。足元で進む円安について、日銀の植田和男総裁は「状況を注意深く見守っている」との立場を示しました。日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まっています。

【関連記事】
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NY商品、原油反発 需給引き締まりを意識 金は続落

日経
出典:日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/06/28(水)16:30~2023/06/29(木)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2022/12/30[半年前]16:30~2023/06/29(木)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/06/28(水)の経済指標結果


2023/06/28(水)の経済指標結果

◆2023/06/29(木)の経済イベント予定


2023/06/29(木)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(28日ロイター)

2023/06/29(木)02:51

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は堅調な米経済指標を受けて続伸、金融株などが買われた

  • FTSE350種投資銀行・証券株指数と建設・資材株指数はそれぞれ1.98%と2.46%上昇

  • セージ・グループが23年超ぶりの高値をつけ、FTSE250種指数の上昇率は約5カ月ぶりの大きさとなった

  • オカドはアマゾンが買収の入札に参加しないとの報道が出たことで5.0%下落

  • 欧州株式市場も堅調な米経済指標を受けて続伸、STOXX欧州600種指数は上昇

  • 金融引き締めが必要との見方があるものの、完全な景気後退を引き起こさない確信が示された

  • 半導体関連銘柄に注目が集まり、UBSは同業大手クレディ・スイスの従業員削減の検討が報じられ、1.1%上昇

  • ユーロ圏債券は国債利回りが低下、イタリアのインフレデータが予想以上に鈍化し、ユーロ圏の融資の伸びが減速した

  • ECBが利上げを続ける中で銀行融資への需要が弱まり、景気減速が見られる

  • 独2・10年債の利回り格差は一時マイナス89bpとなり、ECBが利下げを余儀なくされる可能性が反映された

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[28日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 続伸して取引を終えた。27日に発表された堅調な米経済指標を受けて景気減速への懸念が後退し、金融株などが買われた。28日の取引でFTSE350種投資銀行・証券株指数は1.98%上昇、建設・資材株指数も2.46%上げた。会計ソフトのセージ・グループは5.1%と大幅上昇し、23年超ぶりの高値を付けた。バックオフィス業務の自動化により売上高の増加が加速する可能性があるとしてJPモルガンが投資評価を「オーバーウエート」へ引き上げたことが好感された。中型株で構成するFTSE250種指数は1.98%高と、上昇率は約5カ月ぶりの大きさとなった。ジェナス・ヘンダーソンのポートフォリオマネジャー、アンドリュー・ジョーンズ氏は「インフレ統計や、より広範な理由でFTSE250種指数は大幅に出遅れているが、人々はこれらの指数の構成銘柄を調べ、保有したいものがあるかどうかを見極めようとしている」と指摘した。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁は、先週の利上げ決定は堅固な経済と予想外に持続的なインフレを反映していると述べたが、市場はこのタカ派的発言を消化した。キャピタル・ドット・コムのシニア市場アナリスト、ダニエラ・ハットホーン氏は「インフレが根深く、英国にとってさらに大きな問題になる寸前の状況に達しつつある」とし、「今週は中央銀行からのコメントが鍵になる」と指摘した。一方、オンラインスーパー大手のオカドは5.0%下落。トレーダーによると、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムがオカド買収の入札に参加するとの憶測を否定したと報じられたことが嫌気された。

<欧州株式市場>
 続伸して取引を終えた。堅調な米経済指標を受けて景気が急激に悪化することへの懸念が和らいだ。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がインフレ鈍化の十分な証拠が見られないとタカ派姿勢を示したものの、相場への影響は限られた。STOXX欧州600種指数は、米株式市場につられて上昇した。世界の主要中央銀行のトップらは28日、持続的な高インフレを抑えるために一段の金融引き締めが必要という点を再確認したが、それでも完全な景気後退を引き起こさずに達成できるとの確信を示した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、今後の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ決定を否定しなかった。ラガルド氏はECBが7月に利上げする「可能性は高い」と認めた。AJベルの金融分析担当責任者、ダニー・ヒューソン氏は「それは織り込み済みだ。投資家は予想されることに対応できる状態に身を置いている」と指摘した。テクノロジー株指数は1.92%上昇し、セクター別で最大級の上昇率となった。オランダの半導体製造装置メーカーASMLホールディングが2.3%上がり、ノルウェーのノルディック・セミコンダクターも6.4%と急騰した。米国が人工知能(AI)関連半導体の中国への輸出に新たな規制を検討しているとの報道を受け、半導体関連銘柄に注目が集まった。スイス金融大手UBSは1.1%上昇。救済買収した同業大手クレディ・スイスの従業員数万人の削減を検討していると関係筋が明らかにしたのが買いを促した。

<ユーロ圏債券>
 国債利回りが低下した。イタリアのインフレデータが予想以上に鈍化し、ユーロ圏の企業・家計向け融資の伸びが減速したことに反応した。6月のイタリアの欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比6.7%上昇と、伸びは前月の8%から鈍化し、市場予想の6.8%も下回った。終盤の取引で、イタリア10年物利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の3.99%。独10年債利回りは3bp低下の2.33%。また、ECBが発表した5月のユーロ圏の企業向け融資は前年比4.0%増で、4月の4.6%増から伸びが鈍化。家計向け融資も2.1%増と4月の2.5%増から減速した。ECB)がここ1年、記録的なペースで利上げを続ける中、銀行融資への需要は弱まり、建設から個人消費まで幅広く景気が減速している。また、欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」の討論会での日米欧英の中銀総裁の発言が注目されたものの、相場の動きは限られた。米欧英の中銀総裁は、根強いインフレの抑制に向け一段の政策引き締めが必要としつつも、深刻な景気後退を引き起こすことなく物価安定を達成できるという認識を改めて表明。一方、日銀の植田和男総裁は、ヘッドラインインフレ率(総合インフレ率)は3%を超えているが、基調的インフレ率は日銀の目標である2%を下回っているため、金融緩和を続けているとし、緩和維持の正当性を主張した。独2・10年債の利回り格差は一時マイナス89bpと、マイナス幅は1992年9月以降で最大となった。ECBがさほど遠くない将来、成長鈍化に対応するため利下げを余儀なくされる公算が大きいという見方を反映している。終盤はマイナス85bpで推移した。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/06/29(木)05:10

28日08:00 神田財務官
「円安、過度な動きがあれば適切に対応」
「為替市場の動向を高い緊張感をもって注視」

28日13:11 レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト
「7月利上げは妥当、9月は不透明」
「インフレが十分に鈍化するまではかなりの道のり」

28日14:57 鈴木財務相
「為替についてはコメントしない」
「安定した推移が望ましい」
「行き過ぎた動きには適切に対応」
「足元でやや一方的な動きがみられる」

28日16:18 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「金利についてはまだやるべきことがある」
「7月の利上げは既定路線」
「9月についてはデータ次第」
「景気減速は年後半も続く見込み」

28日16:52 ミュラー・エストニア中銀総裁
「我々が有するあらゆる手段を利用しなければならない」
「最終的な金利水準を話すのは時期尚早」

28日16:55 センテノ・ポルトガル中銀総裁
「ターミナルレートへと明らかに達しつつある」
「景気はすでに打撃を受けており、インフレも反応するだろう」

28日22:44 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「基本シナリオ通りなら、7月に利上げする可能性が高い」
「9月にはさらなる多くの情報があるだろう」
「現時点では利上げ休止は考えていない」
「コアインフレが低下している十分な証拠はない」

28日22:44 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「データはインフレが持続する兆しを示唆」
「英経済は予想よりも回復力があることを証明」

28日22:46 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「あと2回の利上げが多数派」
「政策は制約的だが、十分ではない」
「連続利上げの可能性を選択肢から排除せず」
「景気後退(リセッション)の可能性は高まっているものの、最も可能性の高いケースではない」

28日22:50 植田日銀総裁
「基調的なインフレは目標を下回っている」
「円相場は多くの要因、グローバルな政策に影響される」
「円相場を注視していく」
「インフレ率は年内に向けて低下していくと予想」
「インフレ予測の後半部分についてかなりの確信が持てれば、政策変更を再考する十分な理由になる」

29日00:51 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁
「7月が最後の利上げと言うことはできない」
「基調的な価格ダイナミクスは持続的」

29日01:56 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「金利は最終水準に近づいている」
「ECBは辛抱強く最終金利を維持する必要」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物:29日夜間取引終値=90円高、3万3230円

2023/06/29(木)06:03

 29日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比90円高の3万3230円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万3193.99円に対しては36.01円高。出来高は1万8731枚だった。
 TOPIX先物期近は2301.5ポイントと前日比6.5ポイント高、TOPIX現物終値比2.90ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        33230      +90    18731
日経225mini        33235     +100   355867
TOPIX先物        2301.5     +6.5    15753
JPX日経400先物      20905      +95    3653
マザーズ指数先物      808      +5     935
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の必読5本(29日ブルームバーグ)

2023/06/29(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • FRBのパウエル議長は政策金利の引き上げ可能性を示唆し、インフレ率が2%への軌道に乗るまで金融緩和政策へ転換する考えはないと発言

  • 日銀の植田総裁はインフレが上昇しその確信が持てれば金融政策の正常化に着手する可能性があると示唆

  • ロシアのプーチン大統領は民間軍事会社ワグネルによる反乱後も国内支配に揺るぎがないことを示すものの、政権内部の関係者は彼のイメージが損なわれ、事態管理が困難になっていると指摘

  • 日産とルノーは日産のルノーのEV新会社への出資などについて協議、協議がまとまれば両者の関係が安定し、新規分野での協業に注力する可能性がある

  • オリエンタルランドに初の女性CEOが誕生、高野由美子副社長が会長兼CEOに昇進、新経営陣は最大で1万円を超える入園料という新環境での経営手腕が問われる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

連続利上げ排除せず
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、7月と9月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると示唆した。パネル討論会でパウエル議長は「インフレ率が急激に低下し、2%への軌道に乗ったと確信できれば、それは異なった状況になるだろう」と発言。「そうなれば政策の緩和について考え始めることになる。だがそうした状況からはまだ程遠い。現時点でそうしたことは考えていないし、近い将来にもない」と述べた。

難しいかじ取り
日本銀行の植田和男総裁は、来年インフレが上向くと確信を持てれば、金融政策の正常化に着手することはあり得るとの考えを示唆した。総裁は、今のところは基調的なインフレが2%を下回っているとした上で、日銀の想定では年末にかけてインフレの伸びは鈍化する見通しだと述べた。円相場については「日銀の政策以外のさまざまな要因から影響を受けている」とし、「動向を極めて注意深く監視する」と述べた。政府当局者から円安進行をけん制する発言が相次いでおり、植田総裁は物価安定の目標達成に向けて難しいかじ取りを迫られている。

盤石演出は「滑稽」
ロシアのプーチン大統領は今週、民間軍事会社ワグネルによる劇的な反乱の収束後も国内支配に揺るぎがないことを示そうとしている。だが、政府内や実業界幹部の有力者の多くはそう考えていない。政権内部の関係者にとって、今回の反乱はプーチン氏がこれまで慎重に築いてきたイメージを跡形もなく打ち砕いた。70歳のプーチン氏はますます現実に疎くなり、かつてならできたような方法で事態を管理することが不可能になっていることを浮き彫りにしたと、複数の関係者は語った。

重要なステップ
日産自動車と仏ルノーは29日、三菱自動車も含めたアライアンス(企業連合)の会合を横浜で開き、日産によるルノーの電気自動車(EV)新会社への出資などについて協議する。資本関係の見直しとセットで進めてきたEV新会社への出資協議を完了させるための重要なステップとなる。協議がまとまれば、ゴーン元会長の逮捕などを経て混乱が続いていた両者の関係が安定し、米テスラや中国勢など新たな勢力が台頭する中でEVなど新しい分野での協業に注力できる可能性がある。

初の女性CEO
オリエンタルランドに29日、初の女性最高経営責任者(CEO)が誕生する。高野由美子副社長が会長兼CEOに昇進する人事を、株主総会での承認後に取締役会で決定する。ブルームバーグデータによると、28日終値でオリランドの時価総額は約10兆3500億円。トヨタ自動車を筆頭に時価総額が10兆円を上回る9銘柄の一角に位置する。10月からは入園料が最大で1万円を超えることも決まり、来園者の気持ちをつかんで離さない経営への手腕が問われそうだ。

その他の注目ニュース
バイデン氏、睡眠時無呼吸症候群の治療でCPAPを使用-顔に装着跡
ジョビーの「空飛ぶタクシー」、試験飛行を拡大へ-米当局が承認
ブラックロックもAIブームに乗る、「巨大な原動力」と強気予想示す

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(29日ロイター)

2023/06/29(木)06:36

・米、インドとの連携強化を期待 南シナ海問題巡り=国務次官補
・国内外要人発言ヘッドライン(29日朝)
・*TOPNEWS*海外主要ニュース一覧(29日)
・米大手23行、健全性審査で合格 景気低迷時でも資本十分=FRB
・スウェーデンのNATO加盟、7月首脳会議後にずれ込む可能性=当局者
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(28日)
・米金融・債券市場=利回り低下、中銀当局者の強気発言を疑問視
・NY外為市場=ドル上昇、日米欧英の中銀総裁発言に反応 円は下落
・中南米金融市場=レアル2週間ぶり安値、ブラジル中銀利下げ観測で
・米・ロシア、双方の大使館巡り協議=ラブロフ外相
・バイデン氏が睡眠時無呼吸症、治療機器の使用開始=当局者
・米国株式市場=S&P500・ダウ下落、FRB追加利上げ懸念で
・シカゴ日経平均先物(28日)
・原油先物約3%上昇、米在庫が予想以上に減少
・ウクライナ、戦争終結後のNATO加盟示唆望む=ゼレンスキー氏
・プーチン大統領、ワグネル反乱で弱体化 独裁に亀裂=独首相
・英に持続的インフレの兆候、目標達成に向け断固対応=中銀総裁
・BUZZ-南アランド下落、FRB議長発言受けドル高進行
・米欧英の中銀総裁、引き締め継続必要と主張 植田氏は緩和の正当性指摘 討論会
・ECB政策金利、実際の水準より制約維持期間が重要=仏中銀総裁
・米7月利上げ否定せず、連続引き締めの可能性も=FRB議長
・欧州市場サマリー(28日)
・欧州株式市場=続伸、堅調な米経済指標で景気急悪化懸念が和らぐ
・ECB、今後6─9カ月以内にオペ巡る枠組み見直し完了へ=総裁
・ロンドン株式市場=続伸、米景気減速懸念の後退で
・米7月利上げ否定せず、「2会合連続」の可能性も=FRB議長
・ウクライナ、戦争終結後のNATO加盟示唆望む=ゼレンスキー氏
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、伊インフレ鈍化で ECBフォーラムには反応薄
・ウクライナ東部で砲撃、3人死亡 前日のミサイル攻撃の死者11人に
・日本円、対ドルで7カ月ぶりの安値 日銀総裁発言で一段安懸念
・米の財貿易赤字、5月は6.1%減の911億ドル
・米欧英の中銀総裁、引き締め継続必要と主張 植田氏は緩和の正当性指摘 討論会
・来年インフレ再加速なら政策転換、為替「注意深く監視」=日銀総裁
・米インフレ率の2%回帰は25年以降=FRB議長]
・商業用不動産リスク注視も政策は特定部門に配慮せず=FRB議長
・ウクライナ大統領「北部の状況に変化なし」、プリコジン氏移動後も
・ユーロ圏、インフレ抑制に24年の財政政策引き締めを=欧州財政理事会
・プーチン氏は世界の「のけ者」、反乱で弱体化したかは不明=米大統領
・米景気後退「最も起こり得ない」シナリオ、可能性はある=FRB議長
・UBS、30%の人員削減へ クレディの国内事業維持検討=関係筋
・基調インフレ低下の十分な証拠なし、7月利上げの公算=ECB総裁
・FRB議長、次回会合での利上げ否定せず ECBフォーラム
・英に持続的インフレの兆候、目標達成に向け断固対応=中銀総裁
・ロシア、ウクライナの子ども拘束巡る国連報告を否定 救出と主張
・ワグネル武装蜂起でプーチン氏弱体化したか不明=バイデン氏

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(29日ロイター)

2023/06/29(木)06:22

●米欧英の中銀総裁、引き締め継続必要と主張 植田氏は緩和の正当性指摘 討論会
米欧英の中銀総裁は28日、欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」の討論会で、根強いインフレの抑制に向け一段の政策引き締めが必要としつつも、深刻な景気後退を引き起こすことなく物価安定を達成できるという認識を改めて表明した。

●再送-UPDATE 1-米7月利上げ否定せず、連続引き締めの可能性も=FRB議長
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は28日、欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」で、大半のFRB当局者が年内あと2回の利上げを見込んでいると述べ、次回7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを実施する可能性を否定しなかった。

●来年インフレ再加速なら政策転換、為替「注意深く監視」=日銀総裁
日銀の植田和男総裁は28日、欧州中央銀行(ECB)主催のセミナーで、インフレ率が鈍化した後に2024年に再び加速することが「合理的に確信」できれば日銀が金融政策を転換する十分な理由になると述べた。

●日本円、対ドルで7カ月ぶりの安値 日銀総裁発言で一段安懸念
28日の外為市場で、日本円が1ドル=144.57円まで下落し、7カ月ぶりの安値を更新した。日銀の植田和男総裁の発言を受け、円が一段安になるとの懸念が高まった。

●米大手23行、健全性審査で合格 景気低迷時でも資本十分=FRB
米連邦準備理事会(FRB)が28日に公表した2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で、JPモルガンやバンク・オブ・アメリカ、シティなどの米銀大手が深刻な景気低迷を乗り切るための資本を十分有していることが示され、全行が合格したことが分かった。

●プーチン氏は世界の「のけ者」、反乱で弱体化したかは不明=米大統領
バイデン米大統領は28日、ロシアのプーチン大統領について、世界ののけ者(pariah)となっているものの、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏による武装蜂起によって弱体化したかは不明という認識を示した。

●バイデン氏が睡眠時無呼吸症、治療機器の使用開始=当局者
バイデン米大統領が睡眠時無呼吸症候群の長年の問題に対応するため、「持続陽圧呼吸療法(CPAP、シーパップ)」に使われる機器を使用し始めたことが28日、ホワイトハウス当局者の話で分かった。

●ウクライナ東部で砲撃、3人死亡 前日のミサイル攻撃の死者11人に
ウクライナ東部ハリコフ州で28日、ロシアの砲撃があり民間人3人が死亡した。州知事は、砲撃で男性3人が自宅近くで死亡したとメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。

●ウクライナ、戦争終結後のNATO加盟示唆望む=ゼレンスキー氏
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ウクライナはロシアとの戦争が継続している間は北大西洋条約機構(NATO)に加盟できないと理解しているが、戦争終結後にNATOに加盟できることを示すシグナルを受け取りたいと述べた。

●スウェーデンのNATO加盟、7月首脳会議後にずれ込む可能性=当局者
北大西洋条約機構(NATO)加盟国は、スウェーデンのNATO加盟に難色を示しているトルコの説得に努めているものの、来月リトアニアで開催されるNATO首脳会議までにトルコが一転容認に転じるかは不透明と、西側諸国の政府高官が28日明らかにした。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(28日)

2023/06/29(木)05:51

米国市場(日本時間2023/06/29(木)05:51現在)

◆米国株式市場UPDATE=S&P500・ダウ下落、FRB追加利上げ懸念で(28日ロイター)

2023/06/29(木)06:45

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場でS&P総合500種とダウ工業株30種が下落、FRBのパウエル議長がインフレ率の2%回帰は2025年以降になる見通しを示す

  • パウエル議長は次回FOMCで追加利上げを実施する可能性を否定せず、利上げ観測が浮上

  • 個別銘柄では、アップルが終値で2日連続最高値を更新、テスラ、マイクロソフト、アルファベットも買いが優勢

  • 一方、エヌビディアは1.8%下落、米国が中国へのAI向け半導体輸出規制を導入する可能性が報道され、売り圧力

  • S&P総合500種の主要11セクター中4セクターが上昇、エネルギーと通信サービスがそれぞれ上昇、公益事業は下げ

  • 年初から大型株に依存してきた市場で、ラッセル2000小型株指数が0.5%上昇、3日連続の上げ

  • 今週の経済指標として、PCE価格指数や新規失業保険申請件数が注目される

  • FRBのストレステスト結果発表を控え、S&P銀行株指数は0.5%下落

  • ネットフリックスは3%上昇、一方ゼネラル・ミルズは通期利益が予想に届かないとの見通しを示し、5%下落

  • NY証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.21対1で上回る、ナスダックでも1.11対1で値上がり銘柄が多い

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[28日 ロイター]米国株式市場では、S&P総合500種とダウ工業株30種が下落した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、米国のインフレ率の2%回帰は2025年以降になるとの見通しを示したことを受け、さらなる利上げ観測が浮上した。パウエル議長は欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」の討論会に出席。次回7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを実施する可能性を否定しなかった。個別銘柄では、アップルが場中に最高値を付け、終値も2日連続で最高値を更新した。テスラやマイクロソフト、アルファベットも買いが優勢となり、S&P総合500種を押し上げた。一方、エヌビディアは1.8%下落。米国が中国への人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を導入する可能性があるとウォール・ストリート・ジャーナル紙が報道したことが嫌気された。S&P総合500種の主要11セクター中4セクターが上昇。エネルギーは1%、通信サービスは0.8%、それぞれ上昇した。公益事業は1.5%安と下げが目立った。LPLフィナンシャルのチーフ・グローバル・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、年初から大型株に大きく依存してきた市場でラッセル2000小型株指数が0.5%上昇し、3日連続の上げとなったことを歓迎した。週内発表の指標では、FRBがインフレ動向を見極める上で重視しているコア個人消費支出(PCE)価格指数や新規失業保険申請件数などが注目されている。FRBの年次健全性審査(ストレステスト)結果発表を控え、S&P銀行株指数は0.5%下落した。ネットフリックスは、オッペンハイマーが目標株価を引き上げたことを受けて3%上昇した。ゼネラル・ミルズ は通期利益がアナリスト予想に届かないとの見通しを示し、5%下落した。ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.21対1の比率で上回った。ナスダックでも1.11対1で値上がり銘柄が多かった。米取引所の合算出来高は98億9000万株。直近20営業日の平均は115億7000万株。

ロイター

◆日経225先物(寄り前コメント)=ボリンジャーバンド+1σを捉え、ショートカバーが強まる可能性

2023/06/29(木)08:14

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 28日の米国市場ではNYダウとS&P500が下落、ナスダックは上昇

  • FRBのパウエル議長が政策金利を引き上げる可能性を示唆、NYダウは一時170ドル下落

  • 米長期金利の低下を受け、大型テック株一部が買われ、相場を下支え

  • シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比100円高の3万3240円

  • 日経225先物(9月限)のナイトセッションでは、米国市場の取引開始後に反転し、3万3320円まで買われた

  • シカゴ先物にサヤ寄せし、買い優勢の展開が見込まれる

  • バイデン米政権がAI向け半導体の対中輸出をさらに制限する措置を検討、半導体関連株の一部が売られる

  • マイクロン・テクノロジーは3-5月期決算で売上高と1株利益が予想を上回り、時間外で買われる

  • 日経225先物は前日の25日移動平均線水準からの理想的なリバウンドにより、一気に節目の3万3000円を突破

  • ボリンジャーバンドの+1σ水準を捉え、ショートカバーが強まりやすい展開

  • VIX指数は13.43に低下、金融引き締め長期化への警戒が根強い中でボトム圏を継続

  • 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.44倍と小幅に低下、ボリンジャーバンドの-2σに接近

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 33230 +90 (+0.27%)
TOPIX先物 2301.5 +6.5 (+0.28%)
シカゴ日経平均先物 33240 +100
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、欧州中央銀行(ECB)主催の「ECBフォーラム」のパネル討議に参加し、7月と9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を引き上げる可能性があると発言した。これを受けてNYダウは一時170ドルほど下落した。だが、議長が景気低迷の可能性はあるものの、リセッション(景気後退)は考えていないと述べたことで、下げ渋る動きとなった。米長期金利の低下を受けてアップル<AAPL>やネットフリックス<NFLX>、テスラ<TSLA>など大型テック株の一角が買われ、相場を下支えした。S&P500業種別指数は自動車・同部品、エネルギー、メディアが上昇した半面、公益事業、食品・飲料・タバコ、半導体・同製造装置が下落。
 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比100円高の3万3240円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円高の3万3160円で始まり、グローベックスのナスダック100先物の弱い値動きもあって、その後軟化し3万3050円まで売られる場面があった。しかし、節目の3万3000円近辺で底堅さが見られるなか、米国市場の取引開始後に反転すると、3万3320円まで買われた。買い一巡後は3万3190円~3万3320円辺りで保ち合い、3万3230円でナイトセッションの取引を終えた。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。ECBフォーラムでのパウエルFRB議長の発言は予想されていた内容であり、過度に警戒する流れにならないと考えられる。また、バイデン米政権がAI(人工知能)向け半導体の対中輸出をさらに制限する措置を検討していると伝わり、エヌビディア<NVDA>など半導体関連株の一角が売られた。しかし、報道内容については前日の段階で織り込まれており、前日の時間外で売られていたエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>は小幅な下げにとどまっていた。
 また、取引終了後に3-5月期決算を発表したマイクロン・テクノロジー<MU>は、売上高と1株利益が予想を上回ったほか、サプライチェーン問題の緩和で強気の見通しを示したことにより時間外で買われており、安心感につながるだろう。円相場は1ドル=144円台半ばで推移しているため、輸出関連株なども物色されやすい。
 日経225先物は、前日の25日移動平均線水準からの理想的なリバウンドにより、一気に節目の3万3000円を突破した。ナイトセッションでも底堅さを見せたことで、3万3000円に接近する局面での押し目買い意欲は強そうだ。また、四半期末に伴う年金などによるリバランス売りの需給が警戒されていたが、昨日の強い値動きによってリバランスは一巡したとの見方に向かわせていた。
 リバウンド機運が高まるなか、ナイトセッションではボリンジャーバンドの+1σ水準を捉えてきた。+1σは3万3330円辺りに位置しており、これを上回ってくるようだと、ショートカバーが強まりやすく、3万4240円辺りで推移している+2σとのレンジ推移が意識されてくるだろう。7月上旬にはパッシブ型ETFの決算による分配金支払いのための売り需要が警戒されているが、海外投資家による押し目買い意欲の強さから、ショートポジションを積み上げることは避けたい。
 買い一巡後はボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防が考えられ、次第にこう着感が強まる可能性が高そうだが、レンジとしてはオプション権利行使価格の3万3000円~3万5000円辺りを想定する。
 VIX指数は13.43に低下した。米国の金融引き締め長期化への警戒が根強いなかでもボトム圏での推移を継続している。上昇を狙ったショートポジションは相当積み上がっていると考えられ、リスク選好に向かわせよう。
 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.44倍と小幅に低下した。一時14.38倍まで下げる場面が見られ、ボリンジャーバンドの-2σに接近した。ハイテク株の買い戻しが意識されやすく、NTロングが入りやすいだろうが、方向性としては-3σが位置する14.29倍辺りを狙ったNTショートになろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物:29日清算値=40円高、3万3180円

2023/06/29(木)15:17

 29日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比40円高の3万3180円で取引を終えた。出来高は7万1856枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万3234.14円に対しては54.14円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(29日)

2023/06/29(木)


◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陰線」、5日線は横ばいを維持(29日ロイター)

2023/06/29(木)15:29

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は前営業日比112円85銭高の3万3306円84銭と続伸スタート、一進一退の展開

  • 半導体関連株がしっかりと推移し、指数を支えている

  • 米ハイテク株高や米半導体大手マイクロン・テクノロジーの良好な決算が株価を支援

  • 銀行株が値上がり率で2位となった理由は、米連邦準備理事会(FRB)が発表した全行合格のストレステスト(健全性審査)結果

  • 前場の東京株式市場で日経平均は前営業日比154円50銭高の3万3348円49銭と続伸

  • 為替が円安方向に振れたことも投資家心理を支えた

  • 需給環境は良くないが、市場では底堅さも意識されている

  • TOPIXは0.03%高の2299.22ポイントで午前の取引を終了し、年初来高値を更新

  • 後場に入って売りが強まり、足元では130円高付近で推移

  • 新興株式市場はマザーズ総合が0.54%高の810.65ポイントと続伸、東証グロース市場指数は0.51%高の1029.34ポイント

  • 日経平均・日足は「小陰線」となり、下落継続の相場を示唆しているが、底堅さも確認

  • 「5日線が上向きに転じるかどうか見極めたい」(国内証券・ストラテジスト)

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 29日 ロイター]
<08:26> 寄り前の板状況、NTTは買い優勢 ファーストリテは売り買い拮抗
市場関係者によると、寄り前の板状況は、NTT、ソニーグループ、キーエンス、信越化学工業 は買い優勢。トヨタ自動車、リクルートホールディングスは売り買い拮抗となっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは売り買い拮抗、東京エレクトロンは買い優勢。メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループがいずれも売り買い拮抗となっている。

<09:08> 日経平均は続伸で寄り付く、半導体関連株が堅調
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比112円85銭高の3万3306円84銭と、続伸してスタートした。前日の米半導体企業の決算などを手掛かりに指数寄与度の大きい半導体関連株が堅調で、日経平均はその後も上げ幅を拡大している。個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小じっかり。東京エレクトロンは2.3%高、アドバンテストは2%超高。主力のトヨタ自動車は小幅高。

<10:28> 日経平均は高値もみ合い、戻り待ちの売りによる上値抑制も
日経平均はきょうの高値圏でのもみ合いとなっている。株価は6月半ばにバブル後高値圏で一進一退となった水準に差し掛かっており「戻り待ちの売りが出やすく、ここからは上値が重くなりそうだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。東京エレクトロンやアドバンテストといった指数寄与度の大きい半導体関連株がしっかりと推移し、指数を支えている。前日の米ハイテク株高に加えて、米半導体大手マイクロン・テクノロジーが発表した第3・四半期(5月31日終了)決算で、人工知能(AI)向け半導体需要に支えられ、売上高がアナリスト予想を上回ったことも手掛かりになっている。業種別では、銀行株が値上がり率で2位。米連邦準備理事会(FRB)が28日に公表した2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で、全行が合格したことが分かったと伝わり、好感する買いが入っているとみられる。

<11:45> 前場の日経平均は続伸、米ハイテク株高や円安が支援
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比154円50銭高の3万3348円49銭と続伸した。前日の米国市場でのハイテク株高や円安が支援した。買い一巡後は、戻り待ちの売りが上値を抑え、もみ合いに移行した。日経平均は112円高で寄り付き、一時333円高の3万3527円98銭に上昇した。米半導体大手マイクロン・テクノロジーの株価が決算発表後の時間外取引で上昇したことを手掛かりに、指数寄与度の大きい半導体関連株がしっかりと推移し指数を押し上げた。前日の取引時間に比べて為替が円安方向に振れたことも投資家心理を支えた。月末にかけて年金基金などのリバランス(資産の再配分)売りが懸念されるほか、7月にはETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う換金売りが控えており、需給環境は良くないが、市場では「売り込む材料もない」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)として、底堅さも意識される。一方、6月半ば以降にもみ合った水準に上昇してきたことで、戻り待ちの売りが出やすいともみられており「上も下も決め手を欠く。材料が不足する中、目先はもみ合いが続きそうだ」(酒井氏)という。TOPIXは0.03%高の2299.22ポイントで午前の取引を終了した。年初来高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は1兆9170億3700万円だった。東証33業種では、値上がりは精密機器や銀行、電気機器など11業種で、値下がりはパルプ・紙や海運、食料品など22業種だった。東京エレクトロンや三菱UFJ FGは年初来高値を更新した。アドバンテストはしっかり。一方、NTTは軟調。1対25の株式分割の実施を受けて、権利付き最終日の前日に大きく上昇した反動が出た。川崎汽船はさえなかった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが854銘柄(46%)、値下がりは912銘柄(49%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。

<13:20> 日経平均は伸び悩み、高値警戒や月末の持ち高調整が重し
日経平均は伸び悩んでいる。後場入り後に売りが強まり、一時3円66銭高の3万3197円65銭に上げ幅を削る場面があった。足元では130円高付近で推移している。市場では「取り立てて材料は見当たらない。高値警戒感がくすぶる中、月末のポジション調整の売りがきっかけとなり、利益確定売りを誘発しているのではないか」(国内運用会社のファンドマネージャー)との見方が聞かれる。時間外取引の米株先物はプラスながら、朝方に比べて上げ幅を縮小している。業種別では、水産・農林業や空運が前引け時点から下げ幅を拡大し、小売や不動産がマイナスに転じている。一方、海運は下げ幅を縮めている。

<15:07> 新興株はマザーズが続伸、自律反発狙いの買いで
新興株式市場は、マザーズ総合が0.54%高の810.65ポイントと、続伸した。東証グロース市場指数は0.51%高の1029.34ポイントだった。前週後半からの調整の反動で自律反発狙いの買いが優勢となったものの、騰勢は限定的だった。きょうグロース市場に新規上場したW TOKYOは公開価格の2.33倍の7000円で初値を付け、一時7300円まで上昇し、6700円で取引を終えた。ブリッジコンサルティンググループが商いを伴って大幅上昇しストップ高となったほか、プレイドが8.4%高。M&A総研ホールディングスもしっかりだった。一方、ヘッドウォータース、ノイルイミューン・バイオテック、シーユーシーは軟調に推移した。

<15:27> 日経平均・日足は「小陰線」、5日線は横ばいを維持
日経平均・日足は上に長く下に短いヒゲを伴う「上影陰線」の形状に近い「小陰線」となった。下落継続の相場を示唆している。終値は3万3234円14銭だった。終値が10日移動平均線(3万3175円22銭=29日)を3営業日ぶりに上回り、一定の底堅さが確認された。ただ、5日線(3万2889円36銭=同)は依然として横ばいを維持しており、市場では「3万3400―3万3600円近辺は上値の重さも意識されやすい」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。目先については、「5日線が上向きに転じるかどうか見極めたい」(同)という。

ロイター

◆日本株市況クロージング=ハイテク主導で買われ、心理的な節目の33500円台を一時回復(29日フィスコ)

2023/06/29(木)16:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は40.15円高の33234.14円で続伸して終了、一時は33500円台を突破

  • ハイテク株が先行するも、TOPIX浮動株比率の変更などに伴うリバランス売りも観測され大引けにかけてマイナスに転じる場面も

  • 東証プライムでは銀行、精密機器、電気機器などが上昇、パルプ紙、食料品、海運などが下落

  • 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが強気な売上高見通しを示し、銀行セクターにもストレステスト合格がポジティブに作用

  • 日経平均は前場終盤に上げ幅を縮め、短期筋の動きが主体、33200円を上回って引けたことで上値追いの動きにつながる期待も

  • 来週は日銀の短観、米のISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計といった重要経済指標が発表予定で短期筋の動向にらみの展開が続きそう

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 29日の日経平均は続伸。40.15円高の33234.14円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が上昇した流れを映して、値がさハイテク株を中心に買いが先行して始まった。前場終盤には33527.98まで上げ幅を広げ、取引時間中としては、4営業日ぶりに心理的な節目の33500円台を突破した。その後は、目先の達成感などから短期筋による利食い売りが出たほか、TOPIXの浮動株比率の変更などに伴うリバランス売りが観測されるなか、大引けにかけて日経平均はマイナスに転じる場面もあった。
 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄1000に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、銀行、精密機器、電気機器、非鉄金属など8業種が上昇。一方、パルプ紙、食料品、海運、ゴム製品など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>が軟調だった。
 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが6-8月期の強気な売上高見通しを示した。これを受けて時間外取引で同社株が2%超上昇したことが東京市場のハイテク株への安心感につながった。また、FRBのストレステスト(健全性審査)に参加した米銀23行全行が審査合格となったことで、国内の銀行セクターにとってポジティブに作用するとの思惑からメガバンク株にも買いが波及した。
 日経平均は前場終盤に先物主導で上げ幅を縮める場面があった。特段悪材料が出た訳ではなく、短期筋による動きが主体との見方が多い。また、心理的な節目の33500円を突破したことで戻り待ちの売りなども控えていたようだ。一方、チャート面では14日から23日まで33200円程度が下値支持ラインとして意識されていただけに、この水準を上回って引けたことで、日経平均は再び上値追いの動きにつながると先行きを期待する声も聞かれる。ただ、来週は3日に日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)、米国ではISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計といった重要経済指標の発表が控えるだけに、短期筋の動向にらみの展開が続きそうだ。

フィスコ

◆日経225先物(引け後コメント)=四半期末に伴うリバランスの動きで値幅が出やすい需給状況

2023/06/29(木)18:41

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物は前日比40円高の3万3180円で取引終了、一時3万3520円まで買われる場面も

  • 米国市場の大型テック株上昇やマイクロン・テクノロジーの強い決算が支援材料となり、一時3万3500円水準まで上昇

  • リバランス売りや四半期末による値幅の拡大が見られ、値動きの荒さに注意が必要

  • ボリンジャーバンドの+1σをキープできず、25日移動平均線割れから-1σ水準までの調整が可能性としてある

  • NT倍率は14.48倍に上昇、四半期末のリバランスの影響と見られるが方向感はつかみづらい

  • 日経225先物でJPモルガン証券と日産証券が買い越し、ドイツ証券とゴールドマン証券が売り越し、TOPIX先物ではJPモルガン証券とソシエテジェネラル証券が買い越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 33180 +40 (+0.12%)
TOPIX先物 2291.0 -4.0 (-0.17%)

 日経225先物(9月限)は前日比40円高の3万3180円で取引を終了。寄り付きは3万3310円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3240円)を上回って始まった。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]が買い優勢で指数をけん引するなか、前場中盤に一時3万3520円まで買われる場面があった。節目の3万3500円回復で利食いも強まり、前場終盤にかけては上げ幅を縮めた。ランチタイムではボリンジャーバンドの+1σを挟んだ攻防から、3万3270円~3万3400円処での保ち合いを継続。後場に入ると利食いの流れが強まり、3万3170円まで上げ幅を縮小。後場中盤にかけて3万3380円まで切り返す場面も見られたが、終盤にかけて再び軟化し、3万3180円と日中の安値圏で取引を終えた。
 米国市場で大型テック株が買われた流れに加え、予想を上回る決算を発表したマイクロン・テクノロジー<MU>の時間外の上昇が支援材料となり、前場中盤までは上へのバイアスが強まる展開だった。ただ、ショートカバーを伴った上昇でオプション権利行使価格の3万3500円水準まで一気に切り上がったこともあり、さすがに利益確定の売りが強まったようだ。また、終盤にかけてはTOPIX型にリバランス売りとみられるトレードが断続的に入ったことで、TOPIX先物はマイナスで終えている。
 四半期末ということもあり、リバランスによって値幅が出やすくなっているため、短期的なトレードも難しさが感じられる。明日は週末かつ四半期末ということもあり、引き続き値動きの荒さには注意が必要だろう。
 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σをキープすることはできなかった。+2σと+3σは下向きに転じてきており、今後バンドが収斂してくる可能性がある。戻りの鈍さがみられるようだと、25日移動平均線割れから-1σ水準までの調整があってもおかしくないチャート形状である。パッシブ型ETFの決算が控えていることから、ショートポジションが積み上がりやすい。一方で、海外投資家による押し目買いは継続しているため、下値の堅さが意識され、結果的にはショートカバーに向かわせよう。値振れが大きい状況が目立っているものの、ショートポジションについては、ニュートラルに近づけておきたいところである。
 NT倍率は先物中心限月で14.48倍に上昇した。一時14.53倍まで切り上がり、25日線を上回る場面が見られた。スプレッド狙いの動きというよりは、四半期末におけるリバランスの影響と考えられる。ボリンジャーバンドの-2σまでの調整を経て、リバウンドを見せる形状ではあるが、バンドが収れんしているなかであり、方向感はつかみづらい。
 手口面では、日経225先物はJPモルガン証券が1425枚、日産証券が1254枚、ソシエテジェネラル証券が314枚の買い越しに対して、ドイツ証券が1453枚、ゴールドマン証券が833枚、バークレイズ証券が584枚、野村証券が505枚、ABNクリアリン証券が500枚の売り越しだった。TOPIX先物はJPモルガン証券が2093枚、ソシエテジェネラル証券が2019枚、ABNクリアリン証券が1035枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が1873枚、ビーオブエー証券が1754枚、BNPパリバ証券が1019枚、バークレイズ証券が735枚だった。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(29日ロイター)

2023/06/29(木)20:16

・〔中国指標予測〕統計局製造業PMI、3カ月連続で50割れへ
・〔アングル〕ワグネル反乱でロシアエリート層に危機感、自家用機で脱出も
・〔アングル〕ライブ活況でチケット高騰、スターにインフレ圧力説
・〔アングル〕ハリウッドの脚本家スト、周辺に広がる収入・需要の縮小連鎖
・〔ファンドビュー〕AIが株式市場の「メガフォース」に=米ブラックロック
・〔海外規制フラッシュ〕EU、決済業界の競争促進する改革案を提案

・大半のFRB当局者、年内あと2回以上の利上げ想定=パウエル議長
・ウクライナ東部のミサイル攻撃、国家反逆容疑で男を逮捕
・英家計、5月に過去最大の預金引き出し 金利上昇で借り入れ回避
・スペインCPI、6月は前年比+1.9% ECBの目標下回る
・イスラエル首相、司法改革の争点を一部取り下げ=WSJ紙
・スウェーデン中銀が0.25%利上げ 追加引き締めを予想
・中国、自由貿易試験区の対外開放強化へ
・欧州の金融安定リスク、依然深刻=EU監視機関

・ユーロ圏のインフレ、賃金より企業利益の寄与大きい=ECB
・日韓、100億ドルの通貨スワップ再開で合意
・H&M、3─5月営業利益が予想上回る 株価10%上昇
・シーメンス、シーメンス・エナジー株の一部を年金基金に移管へ
・台湾TSMC、アリゾナ新工場の建設加速へ人員派遣
・半導体産業、安保懸念がグローバル化の脅威に=中国YMTC会長

・BUZZ-南アランドは下落、生産者物価と中銀四半期報告に注目
・EU、気候工学巡る国際会議を呼びかけ 「リスク議論を」
・中国国有銀が国内市場でドル売りのもよう、今週3回目の元下支え
・大統領になれば商務省など4省庁廃止、米共和デサンティス氏表明
・ルノー、通期の業績予想引き上げ 新モデル投入が奏功
・ベトナム第2四半期GDP、前年比4.14%増に加速 輸出は減少
・仏の鳥インフルエンザ流行が終息、今季被害は1000万羽に

・EXCLUSIVE-米エクソン、アーカンソー州でリチウム共同開発 テトラ社と
・ウクライナへの武器供与、米国民の65%が支持=世論調査
・チェコ新安保戦略、ロシアの脅威警戒 中国は「体系的ライバル」
・中国鉄鋼輸出、今年は7年ぶり高水準に 元安など寄与
・中国スパイ気球に米国製機器、映像情報など収集=WSJ
・豪求人件数、3─5月は前年比2%減 コロナ禍前なお大きく上回る

・BUZZ-大連の鉄鉱石先物、15週ぶり高値 中国の景気支援策を期待
・BUZZ-短期の香港銀行間取引金利が上昇、翌日物は17年以上ぶり高水準
・韓国統一相に学者の金暎浩氏、北朝鮮人権問題に批判的
・気候変動対策の金属確保、取り組み加速必要=ニュークレスト幹部
・キューバとロシアの国防相が会談、軍事協力を協議
・イスラエル、サウジと関係正常化困難に 暴力激化で=米国務長官

・中国企業の本土外上場、新規則で手続き長期化 資金調達に打撃
・バークシャー、オキシデンタル株買い増し 保有率25%超え
・森トラストに売却されたNY高層ビル、他の海外投資家も関心=関係者
・米自動車業界団体AAI、新たな排ガス規制案の緩和要望
・カカオが46年ぶり高値、アフリカ産地の悪天候で
・米大統領、夏に日韓首脳を招待 3カ国首脳会談で=聯合ニュース
・潜水艇タイタンの残骸引き揚げ、遺体の一部も発見か
・豪小売売上高、5月は前月比0.7%増 予想上回る
・インフレ「誤診」の金融当局者、ECBフォーラムで反省の弁
・中国、米大統領選出馬の共和ヘイリー氏批判 対中強硬発言で
・ウクライナ、夏以降に電力不足の恐れ 戦闘で設備復旧が難航
・ロシア中銀、7月の利上げ視野 リスクはインフレ寄り=副総裁
・バイデン氏言い間違え、プーチン氏は「イラクで戦争に負けている」

・ツイッター新CEO、広告主呼び戻し計画に着手=FT
・インド銀行部門の不良債権比率、10年ぶり高水準から改善も=中銀
・原油先物は反落、追加利上げによる燃料需要鈍化を懸念
・NZ6月企業信頼感は改善、21年11月以来の水準=ANZ
・中国地方特別債発行、5月は2755億元 前月からやや増加
・マイクロソフトCEO、アクティビジョンのゲーム独占「無意味」
・FTX、米国外の暗号資産交換所再開へ協議開始=WSJ
・バイデン氏が睡眠時無呼吸症、治療機器を使用=当局者
・米ジョビー、「空飛ぶタクシー」eVTOLの試験飛行承認を獲得

・フランスで警察官が少年射殺、交通検問中 抗議活動広がる
・米マイクロン、第3四半期決算が予想上回る AI向け半導体好調
・ロシア自動車生産、5月は前年比11倍の4万2200台
・ロシアの政治的・軍事的指導者は「盗賊」=ウクライナ大統領
・商業用不動産で銀行に損失、システミックな問題想定せず=米財務長官
・米財務長官、中国と「交流の再構築」望む 訪中意向
・ウクライナ軍、「ゆっくりながら確実に」前進=高官
・米共和党議員、中国の通販商品巡りデータ要求 関税免除を問題視
・プーチン氏は一時プリゴジン氏「抹殺」を企図、ベラルーシ大統領が会話内容明かす
・米大手23行、健全性審査で合格 景気低迷時でも資本十分=FRB
・韓国非製造業景況感、7月は9カ月ぶり高水準

・ロシア軍高官スロビキン氏、ワグネル反乱に賛同=米当局者
・マドンナさん、感染症で集中治療室に 世界ツアー延期
・ECB、近く利上げ停止可能=ポルトガル中銀総裁
・CBDCプロジェクト、現在は130カ国が関与=米シンクタンク
・米政府、ポーランドへのミサイル防衛供給を承認 150億ドル
・米財務長官、中国と「交流の再構築」望む 訪中意向
・サウジの米領事館付近で銃撃戦、武装した男含む2人死亡=国営通信

・米中西部・東部一帯の空に煙、カナダ森林火災の影響で大気汚染警報
・米債務、53年にGDP比181% 歳出削減でやや改善=議会予算局
・米大統領が「バイデノミクス」の妥当性アピール、中間層の豊かな暮らし実現目指す
・米大手23行、健全性審査で合格 景気低迷時でも資本十分=FRB
・BUZZ-外株:米アップル、終値ベースで最高値更新 時価総額3兆ドル目前
・米政府が中国向けAI用半導体輸出の規制強化検討、性能要件さらに厳格化か=関係者

ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]パウエル議長、連続利上げ排除せず-7月と9月に動く可能性示唆(29日ブルームバーグ)

2023/06/29(木)02:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • パウエル議長はFRBが7月と9月に政策金利を引き上げる可能性を示唆

  • 議長は自身として連続利上げを排除せず、年内に少なくともあと2回利上げがあると多数の政策当局者が予想

  • パウエル氏は政策が景気抑制的だが、まだ十分に抑制的ではない可能性があると語る

  • 景気低迷の可能性はあるが、リセッションが最も可能性の高いケースではないとパウエル氏は考え

  • サプライチェーンの混乱解消と総合インフレ率の低下がインフレ期待の抑制維持に寄与

  • 特にサービス分野などで、インフレの進展の兆しはあまり見られず

  • コアインフレは2025年までに2%に戻ることはないと見通し、長期間にわたり高金利が維持されることを示唆

  • インフレ率が急速に低下し、2%への軌道に乗ったと確信できれば、政策の緩和を考え始めるが、現状ではそのような状況は遠いと述べた

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、根強い物価上昇圧力を抑え、驚くほど底堅い労働市場を沈静化させるため、連邦公開市場委員会(FOMC)が7月と9月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると示唆した。
 議長は28日、欧州中央銀行(ECB)がポルトガルのシントラで主催したパネル討論会に参加。6月に利上げを見送ったFOMCが今後は一会合置きに政策金利を引き上げるのかとの質問に対し、そうかもしれないし、そうならないかもしれないと回答した上で、自身としては連続利上げを排除しないと発言。また年内に少なくともあと2回利上げがあると大半の政策当局者は予想していると、改めて述べた。
 パウエル氏は「政策は景気抑制的だが、十分に抑制的ではない可能性がある。抑制的な政策はまだ十分に長い期間行われていない」と語った。
 経済データは底堅く成長を続ける経済となお整合していると指摘。景気低迷の可能性は有意にあるものの、リセッション(景気後退)が最も可能性の高いケースだとは考えていないと述べた。
 またサプライチェーンの混乱解消が続いているほか、総合インフレ率は低下しており、それらがインフレ期待の抑制維持に寄与していると述べた。ただ特にサービス分野をはじめとする一部カテゴリーで、インフレは進展の兆しがあまり見られていないとも語った。
 食品とエネルギーを除くコアインフレについては2025年まで当局目標の2%に戻ることはないとの見通しを示し、現在の市場の想定よりも長期間にわたり高金利が維持されることを示唆した。
 パウエル議長は「インフレ率が急激に低下し、2%への軌道に乗ったと確信できれば、それは異なった状況になるだろう」と発言。「そうなれば政策の緩和について考え始めることになる。だがそうした状況からはまだ程遠い。現時点でそうしたことは考えていないし、近い将来にもない」と述べた。

原題:Powell Signals Fed Open to Two Straight Hikes at Coming Meetings(抜粋)

ブルームバーグ
住宅や信頼感などの指標で経済の底堅さが浮き彫りに出所:米商務省、コンファレンス・ボード

▶[NEWS]植田日銀総裁、24年の物価上昇「確信」できれば政策変更あり得る(29日ブルームバーグ)

2023/06/29(木)04:34

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 植田総裁は、来年インフレが上向くと確信を持てれば、金融政策の正常化に着手する可能性を示唆

  • 総裁は、24年に入ってインフレの伸びが幾分加速すると予想しているが、その実現については確信が持てていないと述べ

  • 日銀は2024年度のインフレ予想を2%とし、現在のCPI上昇率が3%を超えているものの、基調的なインフレ率は2%をやや下回ると認識

  • 総裁は、インフレ期待が上昇しつつある兆候があるが、まだ十分ではないと認識を示し、そのため現時点では政策変更せず

  • 円は7カ月ぶり安値に下落し、植田総裁は物価安定の目標達成に向けて難しいかじ取りを迫られているとみられる

  • 植田総裁は円相場について「動向を極めて注意深く監視する」と発言

  • 日銀は次回の金融政策決定会合で物価見通しを引き上げると広く予想されており、その際に金融政策の変更があるとみられるエコノミストもいる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日本銀行の植田和男総裁は28日、来年インフレが上向くと確信を持てれば、金融政策の正常化に着手することはあり得るとの考えを示唆した。
 植田総裁はこの日、ポルトガルのシントラで開催された欧州中央銀行(ECB)フォーラムで、ラガルドECB総裁とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長、ベイリー英中銀総裁とパネル討論会に参加した。今のところは基調的なインフレが2%を下回っているとした上で、日銀の想定では年末にかけてインフレの伸びは鈍化する見通しだと述べた。来年3月末の年度末を指しているかどうかは明確にしなかった。
 「そこからは、24年に入ってインフレの伸びが幾分加速すると予想しているが、この2番目の部分についてはさほど確信できていない」と発言。「2番目の部分が実体化するとの妥当な確信が持てれば、政策を変更する良い理由となる可能性はある」と述べた。
 また日銀による最新の見通しでは、2024年度のインフレ予想を2%としている点に触れた。足元では消費者物価指数(CPI)上昇率が3%を超えているものの、総裁は「これはインフレ目標の2%を大きく上回っているが、基調的なインフレ率は依然として2%をやや下回っているとわれわれは考えている」と説明。「そのため、現時点では政策を変更していない」と語った。
 植田総裁の発言は世界の主要中銀との金融政策の方向性の違いをあらためて印象づけた。円は今週に入り、7カ月ぶり安値に下落。政府当局者から円安進行をけん制する発言が相次いでおり、植田総裁は物価安定の目標達成に向けて難しいかじ取りを迫られている。
 円相場について聞かれると、総裁は「円はここにいる3中銀の政策を含め、日銀の政策以外のさまざまな要因から影響を受けている」とし、「動向を極めて注意深く監視する」と述べた。
 植田総裁はこれまで、持続的なインフレ上昇に向けた芽がようやく出てきているところで、拙速な引き締めを行う代償は大きいとの考えを強調している。
 CPIの見通しに関する質問に対しては、日銀が示した直近の予想にあらためて言及。インフレ期待が上昇しつつある兆候が見受けられるが、まだ十分ではないとの認識を示した。
 植田総裁にとって今回、主要中銀のトップと共に登壇する初の機会となった。来年発行する新紙幣が日銀に対する国民の信頼を高めるかもしれないと冗談を飛ばすなど、会場の聴衆に意外な一面をのぞかせる場面もあった。出席しなければならない記者会見や出張があまりに多いことを分かっていなかったとする植田総裁のジョークで、パネル討論会は幕を閉じた。
 日銀は次回7月27-28日に開く金融政策決定会合で物価見通しを引き上げると広く予想されている。ブルームバーグが調査したエコノミストの約3割は金融政策が変更され、その際に物価見通しの改善が理由に挙がるとみている。

原題:
Ueda Says BOJ Policy Justified by Weak Core Inflation Below 2%(抜粋)
Ueda Says Confidence in 2024 Price Gains Could Bring a BOJ Shift(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]米大手23行、健全性審査で合格 景気低迷時でも資本十分=FRB(29日ロイター)

2023/06/29(木)06:17

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • FRBの2023年銀行ストレステストでは、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティなどの米銀大手が資本要件を十分満たし、全行が合格

  • 厳しい景気後退シナリオ下では、大手23行は合計5410億ドルの損失を被るが、それでも資本要件の2倍以上の自己資本を保有

  • テストで上位となったのはチャールズ・シュワブ・コーポレーションとドイツ銀行の米国部門、一方でシチズンズ・ファイナンシャル・コーポレーションとUSバンコープは下位

  • 損失額5410億ドルには、商業用不動産と住宅ローンによる損失1000億ドル以上とクレジットカードによる損失1200億ドルが含まれる

  • 金融機関は余剰資本の株主への還元が可能だが、経済の不透明感や新たな資本規制を理由に今年の配当は減額される可能性

  • FRBによれば、金融機関は取引終了後に自社株買いや配当計画の発表が可能

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[ワシントン 28日 ロイター]
 米連邦準備理事会(FRB)が28日に公表した2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で、JPモルガン<JPM.N>やバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>、シティ<C.N>などの米銀大手が深刻な景気低迷を乗り切るための資本を十分有していることが示され、全行が合格したことが分かった。
 FRBの厳しい景気後退シナリオ下では、1000億ドル以上の資産を持つ大手23行は合計5410億ドルの損失を被ることになるが、それでもFRBの規則で求められる資本要件の2倍以上の自己資本を有するという。
 上位となったのはチャールズ・シュワブ・コーポレーションとドイツ銀行の米国部門。一方、地銀大手のシチズンズ・ファイナンシャル・コーポレーションとUSバンコープは下位だった。
 FRBによると、予想される損失合計額5410億ドルには、商業用不動産と住宅ローンによる損失1000億ドル以上とクレジットカードによる損失1200億ドルが含まれる。
 金融機関は今後、余剰資本を株主に還元することが認められるが、アナリストは経済の不透明感や差し迫った新たな資本規制を理由に今年の配当は若干減額されると予想している。
 FRB当局者によると、金融機関は30日の取引終了後に自社株買いや配当計画を発表することが可能という。

ロイター

▶[NEWS]米Q1GDP確定値/新規失業保険申請件数、追加利上げ観測強まる、ドル買い(29日フィスコ)

2023/06/29(木)22:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米商務省が発表した1-3月期GDP確定値は前期比年率+2.0%と予想以上の上方修正、サービス支出の伸びが寄与

  • 同期個人消費確定値は前期比年率+4.2%と予想外に上方修正し、21年4-6月以降で最大の伸び

  • GDP価格指数確定値は前期比年率+4.1%と予想外に改定値+4.2%から下方修正

  • 先週分の新規失業保険申請件数は前週比2.6万件減の23.9万件で予想外の減少、5/27来で最小

  • 失業保険継続受給者数は174.2万人と予想に反し減少、2月来で最小

  • GDP確定値の上方修正と新規失業保険申請件数の減少で景気減速懸念が後退し、FRBの追加利上げ観測強まる

  • ドル買いが加速し、2年債利回りは9ベーシスポイント急伸、ドル・円は144円17銭から144円80銭まで上昇、ユーロ・ドルは1.0941ドルから1.0873ドルまで下落

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米商務省が発表した1-3月期国内総生産(GDP)確定値は前期比年率+2.0%と、改定値+1.3%から予想以上に上方修正された。サービス支出の伸びが全体指数を押しあげた。同期個人消費確定値は前期比年率+4.2%と、改定値+3.8%から予想外に上方修正され21年4-6月以降で最大の伸びを記録。同期1-3月期GDP価格指数確定値は前期比年率+4.1%と、予想外に改定値+4.2%から下方修正された。
 同時刻に労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(6/24)は前週比2.6万件減の23.9万件と、予想外の減少で5/27来で最小。また、失業保険継続受給者数(6/17)は174.2万人と、前回176.1万人から増加予想に反し減少し2月来で最小となった。
 1-3月期GDP確定値の予想以上の上方修正や新規失業保険申請件数の予想外の減少で、景気減速懸念が大幅に後退。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が強まり、長期金利上昇に伴うドル買いが加速した。2年債利回りは9ベーシスポイント急伸。ドル・円は144円17銭から144円80銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0941ドルから1.0873ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・1-3月期GDP確定値:前期比年率+2.0%(予想:+1.4%、改定値:+1.3%)
・米・1-3月期個人消費確定値:前期比年率+4.2%(予想:+3.8%、改定値:+3.8%)
・米・1-3月期GDP価格指数確定値:前期比年率+4.1%(予想:+4.2%、改定値:+4.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:23.9万件(予想:26.5万件、前回:26.5 万件←26.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:174.2万人(予想:176.5万人、前回:176.1万人←175.9万人)

フィスコ

▶[NEWS]米5月中古住宅販売成約指数、予想下回りドル買い一服(29日フィスコ)

2023/06/29(木)23:13

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米5月中古住宅販売成約指数は前月比-2.7%と予想以上の低下、4月分も0.0%から-0.4%へ下方修正

  • 中古住宅販売成約指数は3カ月連続でマイナス

  • 低調な結果にも関わらず米国債相場は続落、10年債利回りは3.74%から3.86%まで急伸

  • ドル・円は144円90銭まで上昇したが、その後144円85銭で伸び悩む

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米5月中古住宅販売成約指数は前月比-2.7%と、4月-0.4%から予想以上に低下した。4月分も0.0%から-0.4%へ下方修正された。3カ月連続のマイナス。
 低調な結果にもかかわらず米国債相場は続落。10年債利回りは3.74%から3.86%まで急伸した。ドル・円は144円90銭まで上昇後、144円85銭で伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.0941ドルから1.0860ドルまで下落後、1.0875ドルで下げ止まった。ポンド・ドルは1.2667ドルの高値から1.2591ドルまで下落後、1.2605ドルで下げ止まり。

【経済指標】
・米・5月中古住宅販売成約指数:前月比-2.7%(予想:-0.5%、4月:-0.4%←0.0%)

フィスコ


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