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2023/07/21(金)=英国、欧州株続伸/米新規失業保険申請件数が市場予想を下回る/ダウ、5年10カ月ぶりの9連騰/NY為替1ドル=140円台へ/日経平均は186.27円安の32304.25円で終了



―――【総まとめ】―――

  • 米国の新規失業保険申請件数は市場予想を下回る22万8000件となり、5月中旬以来の低水準を記録

  • ロンドン株式市場は続伸、特にアングロ・アメリカンが好調な生産量報告により3.3%上昇、また中国の新たな景気刺激策への期待も寄与

  • 欧州株式市場は3日続伸、資源株、ヘルスケア株、銀行株が上昇を牽引、STOXX欧州600種指数が約1カ月ぶりの高値で終了

  • ダウ工業株30種平均は5年10カ月ぶりの9連騰達成

  • S&P500種とナスダックはそれぞれ0.7%、2%下落、四半期決算後のテスラとネットフリックスが大幅に下げた

  • NY為替市場では円相場が3日連続で下落、1ドル=140円台へ。新規失業保険申請件数の減少とFRBの利上げ長期化の可能性から米長期金利が上昇しドル買いが進んだ

  • 日経225先物9月限は前日比100円安の3万2310円で夜間取引終了。日経平均株価の現物終値3万2490.52円に対しては180.52円安(21(金)06:00時点)

  • 日経平均は186.27円安の32304.25円で終了、米国市場でハイテク株の売りが指数寄与度の高い銘柄を押し下げ、一方で円安傾向が輸出関連株を下支え

  • 来週は日米の金融政策決定会合と国内主要企業の決算に注目、金融政策は現状維持との見方が増加、米連邦公開市場委員会では0.25%の利上げが確実との見方が大半

  • 日経225先物9月限は前日清算値比140円安の3万2270円で日中取引終了。日経平均株価の現物終値3万2304.25円に対しては34.25円安(21(金)15:15時点)

  • 日経先物ナイトセッション開始後に、日銀がYCC変動幅据え置きの可能性との報道で日経225先物が急伸


◆海外市場まとめ(20日日経)=米ダウ9日続伸 ドル上昇、米利上げ継続観測強まる

2023/07/21(金)06:38

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ工業株30種平均は5年10カ月ぶりの9連騰を達成し、市場予想を上回る決算発表が相場を押し上げた。一方、S&P500種とナスダックはそれぞれ0.7%、2%下落した

  • NY債券市場では、市場予想を下回る米新規失業保険申請件数の発表を受けて、長期債相場が4日ぶりに反落した。FRBの利上げ継続が予想された

  • NY外国為替市場では、円相場が3日連続で下落し、1ドル=140円台へ。新規失業保険申請件数の減少とFRBの利上げ長期化の可能性から、米長期金利が上昇しドル買いが進んだ

  • NYマーカンタイル取引所での原油先物相場は反発し、新規失業保険申請件数の減少による米景気の底堅さが原油需要伸び悩みの懸念を和らげた。一方、NY金先物相場は下落した

  • 新規失業保険申請件数は市場予想を下回る22万8000件となり、5月中旬以来の低水準を記録。これが原因で、FRBが利上げを継続する可能性があるとの観測が強まった

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式

20日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は2017年9月以来、5年10カ月ぶりに9連騰した。市場予想を上回る四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やIBMなどが上昇し相場を押し上げた。一方、S&P500種株価指数は0.7%、ナスダック総合株価指数は2%それぞれ下げた。ともに4日ぶり反落となった。

債券

20日のニューヨーク債券市場で長期債相場は4日ぶりに反落した。朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は22万8000件と、市場予想(24万件)に反し、前週から減った。労働需給が引き締まった状態が続けば、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続せざるをえなくなるとして債券売りが優勢だった。

為替

20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落した。1ドル=140円台をつけるのは約1週間ぶり。朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場の増加予想に反して減った。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化する可能性があるとの見方から米長期金利が上昇。ドル買いが幅広い通貨に対して広がった。

商品

20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。朝方発表の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して前週から減った。米景気の底堅さが意識され、原油需要が伸び悩むとの懸念が和らいで買いが優勢となった。ニューヨーク金先物相場は下落した。

ワンポイント

朝方発表の新規失業保険申請件数は前週比9000件減の22万8000件となりました。市場予想(24万件)を下回り、5月中旬以来の低水準です。前週発表の米物価指標が市場予想を下回り、市場では米連邦準備理事会(FRB)が25〜26日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)を最後に利上げを停止するとの見方が広がっていました。市場では、米雇用が底堅さを維持すればインフレ沈静化に時間がかかるとして、利上げを継続する可能性があるという観測が強まりました。

【関連記事】・NYダウ、5年10カ月ぶり9連騰 企業収益に期待
米国の失業保険、申請22.8万件 市場予想下回る
影から表へ、1兆ドル投資ファンドの波紋(NY特急便)

日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/07/20(木)16:30~2023/07/21(金)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/01/22[半年前]16:30~2023/07/21(金)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/07/20(木)の経済指標結果


2023/07/20(木)の経済指標結果

◆2023/07/21(金)の経済イベント予定


2023/07/21(金)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(20日ロイター)

2023/07/21(金)02:54

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は続伸、特にアングロ・アメリカンが好調な生産量報告により3.3%上昇、また中国の新たな景気刺激策への期待も寄与

  • ペルーのケジャベコ鉱山事業強化で銅生産量が42%急増、FTSE350種鉱業株指数が2.93%上昇

  • 英ポンドがドルに対して下落、トレーダーはイングランド銀行による利上げ観測を後退させて政策金利6%超えなしと見る

  • ヒクマ・ファーマシューティカルズは5.7%高、競合のファイザー所有の米国施設が竜巻被害で株価押し上げ、防衛機器バブコック・インターナショナルは配当復活で14.6%上昇

  • 欧州株式市場は3日続伸、資源株、ヘルスケア株、銀行株が上昇を牽引、STOXX欧州600種指数が約1カ月ぶりの高値で終了

  • テクノロジー株指数が2.48%下落、台湾積体電路製造(TSMC)の売上予想減により半導体関連株の売りが優勢

  • 防衛機器大手サーブが4.1%上昇、売上高増加幅見通し引き上げ、ボルボ・カーズは23年第2・四半期決算の営業利益減で4.2%下落

  • ユーロ圏では国債利回り上昇、米経済指標でFRBの引き締めサイクル終了観測後退、米10年債利回り11bp上昇の3.85%

  • ドイツ10年債利回りは6bp上昇の2.46%、イタリア10年債利回りは4.5bp上昇の4.12%、ユーロ圏消費者信頼感指数は前月から1ポイント改善のマイナス15.1

  • ドイツ2年債利回りは7bp上昇の3.26%、イタリア2年債利回りは6bp上昇の3.78%

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[20日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 続伸して取引を終えた。英資源大手アングロ・アメリカンの好調な生産量や、中国の新たな景気刺激策への期待感を背景に鉱業株が買われた。アングロ・アメリカンは3.3%上昇。ペルーのケジャベコ鉱山の事業強化に支えられて上半期の銅生産量が42%急増したと報告したことが好感された。中国が経済成長に向けて追加支援を導入するとの期待感から大半の卑金属価格が値上がりし、FTSE350種鉱業株指数は2.93%上昇。また、今週発表された経済指標が英国の物価圧力の緩和を示し、英ポンドがドルに対して下落したことも、国際企業が多くを占めるFTSE100種指数を支援した。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)による積極的な利上げ観測を後退させ、政策金利が6%を超えることはないと見ている。短期金利先物市場は、8月の会合で25ベーシスポイント(bp)の利上げが決まる確率は約70%と見込んでいる。住宅建設株指数は0.23%上昇した。一方、中型株で構成するFTSE250種指数は0.06%下落した。ジェネリック医薬品メーカー、ヒクマ・ファーマシューティカルズは5.7%高。競合の米製薬大手ファイザー所有の米国施設が竜巻被害を受けたことが、他の製薬会社の株価を押し上げた。2024年の配当を復活させた防衛機器バブコック・インターナショナルは14.6%上昇した。

<欧州株式市場>
 3日続伸して取引を終えた。資源株、ヘルスケア株、銀行株が押し上げた。STOXX欧州600種指数は約1カ月ぶりの高値で終えた。資源株指数は1.49%、ヘルスケア株指数は1.71%、銀行株指数は0.66%それぞれ上昇した。キャピタル・ドット・コムのシニア市場アナリストのダニエラ・ハーソン氏は、これらの分野は今年上半期に大きく下落したとして「だから少し上がるのは珍しくない。トレーダーは今年前半に大きく下げた銘柄が、現在の水準ではもう少し魅力的に見えるのではないかと再評価している」と話した。一方、テクノロジー株指数は2.48%下落。今年に入ってからは23%近く上昇している。半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は世界的な景気低迷による半導体需要の低下で2023年の売上高が減少すると予想。オランダの半導体製造装置メーカーASMインターナショナルが5.7%安など、半導体関連株の売りが優勢となった。決算関連では、スウェーデンの防衛機器大手サーブが4.1%上昇。自社事業売上高の増加幅見通しを引き上げたことが材料視された。スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カーズは4.2%下落し、23年第2・四半期決算の営業利益が前年同期比54%減ったことが嫌気された。

<ユーロ圏債券>
 域内国債利回りが上昇した。米経済指標を受け、連邦準備理事会(FRB)の引き締めサイクルが近く終了するとの観測が後退した。米10年債利回りは11ベーシスポイント(bp)上昇の3.85%。米労働省が20日発表した15日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から9000件減の22万8000件と、5月中旬以来約2カ月ぶりの低水準となった。予想外に減少したことで、米経済の好調さが維持されればFRBが利上げを継続する可能性があるとの見方が強まった。ドイツ10年債利回りは6bp上昇の2.46%となった。BofAのアナリストは「ディスインフレのスピードと、インフレとの戦いに対する政策対応の変化の双方について引き続き警戒している」と述べた。欧州連合(EU)統計局が20日発表した7月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス15.1と、前月のマイナス16.1から1ポイント改善した。イタリア10年債利回りは4.5bp上昇の4.12%。独伊10年債の利回り格差は165bpと、直近レンジの中央値付近で推移した。ドイツ2年債利回りは7bp上昇の3.26%、イタリア2年債利回りも6bp上昇の3.78%だった。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/07/21(金)05:10

20日15:04 岸田首相
「賃上げが当たり前となる経済とデフレ脱却への道筋を着実なものにすることが重要」
「物価の上振れが家計の実質所得に与える影響には十分注意が必要」
「経済・物価の動向やその国民生活への影響を見極める」

20日15:07 日本政府
「今年度のインフレ率は2.6%に達し、1月の1.7%から上昇し、日銀の目標である2%を上回ると予想」
「2024年度の経済成長率は1.2%になると予想」
「今年度の経済成長率見通しを1.3%に下方修正」

20日20:05 トルコ中銀声明
「インフレ指標と基本的なインフレ動向を注意深く監視する」
「インフレ見通しの大幅な改善が達成されるまで、必要な金融引き締めを適時かつ段階的にさらに強化する」
「最近の指標はインフレ基調な上昇傾向が継続していることを示唆」
「金融政策の立場を支持するために、量的引き締めと選択的なクレジット引き締めについても決定」
「海外直接投資、外部融資条件の顕著な改善、外貨準備の継続的な拡大、観光収入の増加による経常収支の改善は物価安定に大きく寄与」

20日22:25 クガニャゴ南アフリカ準備銀行(SARB)総裁
「電力制限が減少したことでGDP予想は改善している」
「利上げのサイクルが終わったわけではない、今後はデータ次第」
「金利がピークに達したと言うことはできない」

20日22:50 南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)声明
「2023年GDP成長率は0.4% を予測(前回0.3%)、24年CPI見通しは1.0%(前回1.0%)」
「23年CPIは前年比6.0%と予測(前回は6.2%予測)、24年CPI見通しは5.0%(前回5.1%)」
「23年のコアCPIは前年比5.2%と予測(前回は5.3%予測)、24年CPI見通しは4.9%(前回5.0%)」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物夜間取引クロージング:21日夜間取引終値=100円安、3万2310円

2023/07/21(金)06:03

 21日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比100円安の3万2310円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2490.52円に対しては180.52円安。出来高は1万5706枚だった。
 TOPIX先物期近は2258.5ポイントと前日比変わらず、TOPIX現物終値比2.4ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32310     -100    15706
日経225mini        32305     -110   313271
TOPIX先物        2258.5      +0    13746
JPX日経400先物      20495      +20    2387
マザーズ指数先物      765      -4    1330
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の主要ニュース(21日ブルームバーグ)

2023/07/21(金)06:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ブルームバーグ調査とバーナンキ元FRB議長によると、FOMCは来週の会合で最後の利上げを実施予定

  • テスラ株価、大幅下落。利上げによるEV価格下落や収益性悪化を恐れる

  • ゴールドマンサックスの中国銀行配当資金不足指摘に対し、シティグループやUBSグループなどは銀行が減配せずに対応可能と主張

  • ブラックストーンの運用資産、PE業界初の1兆ドル突破。しかし、ディール案件減で利益大幅減少

  • ウクライナ国防省、ロシア港向け船舶が攻撃対象になる可能性を警告。ロシアがウクライナ穀物輸送船を標的にする可能性に対応

  • トルコ中央銀行、金利引き上げもペースは鈍化。物価安定への手綱緩和でトルコ資産に一段の売りを促す恐れ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・ブルームバーグが実施した調査によれば、米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週の会合であと1回の追加利上げを決めて打ち止めにすると、エコノミストの大多数が予想しています。バーナンキ元米連邦準備制度理事会(FRB)議長も20日、7月の利上げが「最後となることはあり得る」と述べました。6月に公表した四半期経済予測で年内2回の追加利上げの可能性を示唆していたFOMC。来週発表の声明、そしてパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まりそうです。

・電気自動車(EV)メーカーのテスラの株価が大幅安。終値で9.7%安となった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、金利が上昇し続ければ、テスラはEVの値下げを続けざるを得なくなると発言。収益性が一段と悪化するリスクが嫌気された。バークレイズのアナリスト、ダン・レビー氏は、テスラは販売台数を増やすため値引きに依存しているとし、粗利益率の回復は「予想より遅くなる可能性がある」と指摘した。

・米銀ゴールドマン・サックス・グループが発表した中国の銀行に関する悲観的なリポートに日米欧の金融機関が異を唱えている。ゴールドマンのアナリストが中国の銀行で配当資金の不足が生じる可能性があると指摘した数日後、地方政府の不良債権や手数料収入の減少といった圧迫に中国の銀行は配当を減らすことなく耐えられるとシティグループとUBSグループ、大和キャピタル・マーケッツが主張した。

・米投資会社ブラックストーンが発表した第2四半期(4-6月)決算によると、運用資産がプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンド業界として初めて1兆ドル(約140兆円)を突破した。ただ、ディール案件の低迷で利益が大きく落ち込み、偉業達成はかすむ格好となった。株主帰属利益を示す分配可能利益は39%減の12億ドルとなり、ここ2年で最低。運用資産は前年同期の9408億ドルから1兆10億ドルに伸びた。

・ロシアの港に向かう船舶は21日から軍事攻撃の対象になり得ると、ウクライナ国防省がテレグラムに投稿した声明を通じて警告した。ロシアがウクライナの穀物輸送船を標的にする可能性を示唆したことに対応し、報復措置を取った。ウクライナ国防省は、ロシアおよびウクライナのロシア占領地域それぞれの黒海沿岸港に向かう船は全て軍事貨物を積載していると見なされ得ると、ロシアが前日に発表したのと同じ言い回しを使って説明した。

・トルコ中央銀行は、政策金利を引き上げたものの引き締めペースを鈍化させた。金融政策委員会(MPC)は、指標金利を15%から17.5%に引き上げた。ブルームバーグの調査で予想が的中したエコノミストは4人に過ぎず、大半はより大幅な利上げを見込んでいた。インフレ率が40%近くと依然高い中で、物価安定の手綱を緩める動きはトルコ資産に一段の売りを促す恐れがある。

・その他の注目ニュース
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ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(21日ロイター)

2023/07/21(金)06:21

・米金融・債券市場=利回り上昇、利上げサイクルの行方見極め
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(20日)
・NY外為市場=ドル上昇、米利上げ継続観測強まる 指標受け
・ロシア、ザポロジエ原発施設屋根への調査まだ許可せず=IAEA
・中南米金融市場=通貨指数下落、メキシコペソが1%安
・イスラエル首相、トルコ大統領と今月末に会談へ=首相府
・米政府、キッシンジャー氏の訪中巡る報告に期待=高官
・中国系ハッカー、米大使にサイバー攻撃 政府メール数十万流出か=新聞
・シカゴ日経平均先物(20日)
・米国株式市場=S&Pとナスダック下落、テスラなど重し ダウ9連騰
・ウクライナ、ロシアに対抗措置 黒海航行船「軍事運搬」と見なす
・ウクライナ、クラスター弾の使用開始 「効果的」と米高官
・国連安保理、穀物合意停止の影響協議へ 事務総長はロシアの攻撃非難
・米、北朝鮮との連絡に全力 越境兵士巡り
・ロシア、黒海の民間船舶攻撃は計画せず=駐米大使
・欧州市場サマリー(20日)
・BUZZ-南アランド下落、ドル高で 南ア中銀利上げ停止も反応薄
・欧州株式市場=続伸、約1カ月ぶり高値
・米新規失業保険申請、22.8万件に予想外に減少 2カ月ぶり低水準
・米、9月に太平洋島しょ国との首脳会合開催へ 2回目
・米CB景気先行指数、6月は15カ月連続低下 景気後退入り示唆
・ロンドン株式市場=続伸、アングロ・アメリカンが押し上げ
・南ア中銀、利上げ停止 総裁「引き締め終了意味せず」
・トルコ中銀、2.50%利上げ 上げ幅予想下回る 一段の引き締め確約
・欧米、イラクのスウェーデン大使館攻撃を非難
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、米指標受け利上げ終了観測後退
・米中古住宅販売、6月は3.3%減 5カ月ぶり低水準
・イラク、スウェーデンに聖典焼却再発なら断交と警告 大使に国外退去要請
・ウクライナ南部港湾に3夜連続攻撃、3人死亡 中国領事館も被害=州知事
・米国務長官が来週オセアニア歴訪、豪では2プラス2出席へ
・米フィラデルフィア連銀6カ月業況予測、約2年ぶり高水準
・ユーロ圏消費者信頼感指数、7月はマイナス15.1に改善
・ユーロ圏第1四半期GDP、横ばいに上方改定 景気後退入りせず
・北朝鮮「核兵器の使用条件に該当」、米原潜の韓国寄港受け

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(21日ロイター)

2023/07/21(金)06:19

●イラク、スウェーデンに聖典焼却再発なら断交と警告 大使に国外退去要請
イラクは20日、スウェーデンの首都ストックホルムにあるイラク大使館前で集会を開催する許可が出され、イスラム教の聖典コーランを燃やすとみられるデモが再び行われる可能性があることに抗議し、駐イラクのスウェーデン大使に国外退去を求めた。

●ウクライナ南部港湾に3夜連続攻撃、3人死亡 中国領事館も被害=州知事
ロシアは20日、ウクライナ南部の港湾都市ミコライウとオデーサ(オデッサ)を3夜連続で空爆した。ウクライナ当局によると少なくとも3人が死亡し、少なくとも27人が負傷した。中国領事館も被害を受けたという。

●ウクライナ、ロシアに対抗措置 黒海航行船「軍事運搬」と見なす
ウクライナ国防省は20日、首都キーウ(キエフ)時間21日午前0時(日本時間同日午前6時)以降、黒海沿岸のウクライナの港やロシア支配地域の港に向かう全ての船舶を軍事関連物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと発表した。

●ロシア、ザポロジエ原発施設屋根への調査まだ許可せず=IAEA
国際原子力機関(IAEA)は20日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所について、爆発物などが仕掛けられていないか確認するためにアクセスが必要とした施設の屋根などへの立ち入り調査をロシアがまだ承認していないと明らかにした。

●米、北朝鮮との連絡に全力 越境兵士巡り
米ホワイトハウスのダルトン報道官は20日、米兵士が韓国と北朝鮮の軍事境界線を越境し北朝鮮に拘束されたとみられる問題で、米政府は「複数のチャンネル」を通じ北朝鮮軍に連絡を取っていると明らかにした。兵士の安否と所在も確認中とした。

●米新規失業保険申請、22.8万件に予想外に減少 2カ月ぶり低水準
米労働省が20日発表した15日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から9000件減の22万8000件と、5月中旬以来約2カ月ぶりの低水準となった。

●米CB景気先行指数、6月は15カ月連続低下 景気後退入り示唆
コンファレンス・ボード(CB)が20日発表した6月の米景気先行指数は前月比0.7%低下の106.1となった。消費者見通しの悪化と失業保険申請件数の増加が響いた。低下は15カ月連続で、2007─09年の景気後退期以来最長となった。

●米中古住宅販売、6月は3.3%減 5カ月ぶり低水準
全米リアルター協会(NAR)が20日に発表した6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.3%減の416万戸と1月以来、5カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は420万戸だった。

●南ア中銀、利上げ停止 総裁「引き締め終了意味せず」
南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は20日の会合で、主要政策金利のレポ金利を8.25%に据え置くと決定した。据え置きは2021年11月以来初めて。ハニャホ中銀総裁は利上げ停止は引き締めサイクルの終了を意味しないと強調した。

●トルコ中銀、2.50%利上げ 上げ幅予想下回る 一段の引き締め確約
トルコ中央銀行は20日、政策金利の1週間物レポレートを17.5%に250ベーシスポイント(bp)引き上げた。中銀はエルカン新総裁の下でエルドアン大統領が進めてきた低金利政策からの転換を継続。一段の引き締めを確約すると同時に、追加措置で支援する姿勢を示した。ただ今回の利上げ幅は予想を下回った。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(20日)

2023/07/21(金)07:46


米国市場(日本時間2023/07/21(金)07:46現在)

◆米国株式市場UPDATE=S&Pとナスダック下落、テスラなど重し、ダウ9連騰(20日ロイター)

2023/07/21(金)06:48

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場でS&P500とナスダック総合が下落、四半期決算後のテスラとネットフリックスが大幅に下げた

  • ダウ工業株30種はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の好調な通期見通しにより9連騰を達成

  • テスラは9.74%下落、第2四半期の粗利益率が4年ぶりの低水準となり値下げが示唆された

  • ネットフリックスは決算が予想を下回り8.41%下げ、2015年12月以来の最大下落率

  • ユナイテッド航空持ち株会社は3.23%高、決算や業績見通しの上方修正が支援材料

  • S&P500種採用企業の第2四半期利益は前年比7.1%減と見込まれ、これまでに77社が決算を発表

  • 新規失業保険申請件数は前週から9000件減少、労働市場の底堅さが示された

  • ニューヨーク証券取引所とナスダックでは、値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回る比率で推移した

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[ニューヨーク 20日 ロイター]米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落して取引を終えた。四半期決算を受けたテスラとネットフリックスの下げが重しとなった。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が好調な通期見通しを背景に買われ、ダウ工業株30種は9連騰を記録した。テスラは9.74%下落し、下落率は4月20日以来の大きさとなった。第2・四半期の粗利益率が4年ぶり低水準に落ち込み、さらなる値下げを示唆したことが嫌気された。ネットフリックスも決算が予想を下回り8.41%下げ、12月15日以来最大の下落率となった。ダウ平均の採用銘柄では、決算や業績見通しを好感してジョンソン・エンド・ジョンソンが6.07%高。ダウの9連騰は2017年9月以来。経済指標では、15日までの1週間の新規失業保険申請件数が前週から9000件減少して5月中旬以来の低水準となり、労働市場の底堅さが示された。米ユナイテッド航空持ち株会社ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは3.23%高。決算や業績見通しの上方修正が支援材料だった。金融情報会社リフィニティブの20日時点の集計によると、S&P500種採用企業の第2・四半期利益は前年比7.1%減と見込まれている。今月初めには5.7%減益と予想されていた。これまで構成企業77社が決算を発表した。米取引所の合算出来高は111億6000万株。直近20営業日の平均は106億株。ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.53対1の比率で上回った。ナスダックでも1.88対1で値下がり銘柄が多かった。

ロイター

◆20日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、一部ハイテク決算に失望感広がる

2023/07/21(金)07:42

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ平均が163.97ドル高、一方ナスダックは294.71ポイント安で取引を終了

  • 労働市場は強く、金利高や一部ハイテク決算への失望感で株価は全体的にまちまち

  • 医薬品・バイオテクや保険が上昇、一方で自動車・自動車部品が下落

  • IBMは予想を上回る第2四半期決算と通年売上高見通しの据え置きで買われ、ザイオンズ・バンコーポレーションも予想を上回る預金総額と目標株価引き上げで上昇

  • アメリカンは見通しの冴えなさから売りが先行、ネットフリックスは売上高が予想未満と見通しの下方修正で下落、テスラも利益率の悪化で大幅下落

  • CSXは営業利益が予想を下回り時間外取引で売られ、キャピタルワンは預金の減少が嫌気され売りが先行したが後に下げ渋った

  • ドル・円が139円49銭から140円50銭まで上昇、ユーロ・ドルとポンド・ドルは下落、ドル・スイスは上昇

  • NY原油先物9月限はもみ合い、前営業日比+0.36ドルの75.65ドルで終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:米国株式市場はまちまち、一部ハイテク決算に失望感広がる
ダウ平均は163.97ドル高の35,225.18ドル、ナスダックは294.71ポイント安の14,063.31で取引を終了した。

週次失業保険申請件数が2カ月ぶりの低水準となるなど労働市場は依然強く、景気見通しの改善で寄り付き後、上昇。ダウ平均は景気後退を回避することが可能との楽観的な見方が支援し、終日堅調に推移した。一方、金利高や昨日引け後に発表されたテスラ(TSLA)など一部ハイテク決算への失望感でナスダック指数は終日軟調に推移、全体はまちまちで終了した。セクター別では医薬品・バイオテクや保険が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。

コンピューター・ソリューションを提供するIBM(IBM)は第2四半期決算の内容が予想を上回り、さらに、通期の売上高見通しを据え置いたため需要減速への懸念が和らぎ買われた。地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は第2四半期の預金総額が予想を上回ったため安心感が広がったほか、アナリストが目標株価を引上げたことで上昇。

一方、航空会社のアメリカン(AAL)は四半期決算で調整後1株利益が予想を大幅に上回り23年の見通しを引き上げたが、夏以降の見通しが冴えず売りが先行。動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は第2四半期決算で会員数が増加したものの売上高が予想に満たず、さらに第3四半期の見通しも予想を下回り下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は四半期決算で1株利益が予想を上回ったものの、値下げなどに伴う利益率の悪化が嫌気され大幅に下落した。

取引終了後に四半期決算を発表した貨物運送会社のCSX(CSX)は営業利益が予想を下回り時間外取引で売られている。商業銀行のキャピタルワン(COF)は預金の減少が嫌気され売りが先行したがその後下げ渋っている。
(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:米長期金利上昇でドル買い継続
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円49銭から140円50銭まで上昇し、140円07銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し2カ月ぶりの低水準となったため労働市場の強さが追加利上げを正当化するとの見方に金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1210 ドルから1.1119ドルまで下落し、1.1130ドルで引けた。ユーロ・円は156円55銭から155円84銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2890ドルから1.2840ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8588フランから0.8684フランまで上昇した。


■NY原油:もみ合いで75.65ドル、ドル高を意識した値動きに
NY原油先物9月限はもみ合い(NYMEX原油9月限終値:75.65 ↑0.36)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.36ドルの75.65ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは74.52ドル-76.15ドル。米国市場の前半にかけて76.15ドルまで買われたが、ドル高などが嫌気され、一時74.52ドルまで反落。ただ、その後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移。

■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.69ドル +0.16ドル(+0.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.80ドル +0.64ドル(+0.69%)
ゴールドマン・サックス(GS)350.86ドル +10.31ドル(+3.03%)
インテル(INTC) 33.37ドル -1.09ドル(-3.16%)
アップル(AAPL) 193.13ドル -1.97ドル(-1.01%)
アルファベット(GOOG) 119.53ドル -3.25ドル(-2.65%)
メタ(META) 302.52ドル -13.49ドル(-4.27%)
キャタピラー(CAT) 261.09ドル -1.66ドル(-0.63%)
アルコア(AA) 32.68ドル -2.16ドル(-6.20%)
ウォルマート(WMT) 157.48ドル +2.86ドル(+1.85%)

フィスコ

◆日経225先物テクニカルポイント(21日夜間取引終了時点)

2023/07/21(金)07:10

●本文ここから--------------------------

 21日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比100円安の3万2310円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

34357.99円  ボリンジャーバンド3σ
33855.33円  ボリンジャーバンド2σ
33352.66円  ボリンジャーバンド1σ
32855.00円  一目均衡表・基準線
32850.00円  25日移動平均
32490.52円  20日日経平均株価現物終値
32484.00円  5日移動平均
32400.00円  一目均衡表・転換線
32347.34円  ボリンジャーバンド-1σ
32310.00円  21日夜間取引終値
31955.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
31844.67円  ボリンジャーバンド2σ
31342.01円  ボリンジャーバンド3σ
30895.60円  75日移動平均
30595.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28629.05円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=ニデック決算を評価も、米ハイテク株安が重荷

2023/07/21(金)08:13

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場では、ジョンソン・エンド・ジョンソンとゴールドマン・サックス・グループの好決算によりNYダウが上昇、一方でネットフリックスとテスラの大幅な下落がS&P500とナスダックを押し下げ

  • シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比80円安、日経225先物は日中比50円安で寄り付き、その後一時上昇するも終盤で軟化し、ナイトセッションを3万2310円で終えた

  • ネットフリックスとテスラの大幅な下落が日中取引で織り込まれているとみられ、ショートカバーが入りやすいものの、3万2000円割れを狙ったショートが警戒されてくる

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合を控え、ムードが強まり、米ハイテク企業の動向やニデックの好決算が注目されるものの、物色の広がりは期待しづらい

  • VIX指数が13.99に上昇、投資家心理が神経質に、NT倍率が先物中心限月で14.35倍に低下し、ニデックが日経平均型を下支えする可能性あり、しかしNTショートが入りやすい状況

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32310 -100 (-0.30%)
TOPIX先物 2258.5 ±0.0 (±0.00%)
シカゴ日経平均先物 32330 -80
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 20日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。予想を上回る決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が6%を超える大幅高となったほか、前日に決算を発表したゴールドマン・サックス・グループ<GS>にも買いが続き、NYダウを押し上げた。しかし、前日の取引終了後に決算を発表し時間外取引で売られていたネットフリックス<NFLX>の下落率が8%を超え、テスラ<TSLA>が9%超の大幅下落となるなか、マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>など主力ハイテク株へ売りが波及し、S&P500、ナスダックは下落した。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比80円安の3万2330円だった。日経225先物(9月限)は日中比50円安の3万2360円で寄り付き、その後は同水準での底堅さがみられるなか、米国市場の取引開始後には3万2490円まで買われ、上昇に転じる場面も見られた。しかし、節目の3万2500円は超えられず、終盤にかけて軟化し一時3万2230円まで売られ、3万2310円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まりそうだ。日経225先物のナイトセッションは、日中取引の安値圏でのこう着であった。ネットフリックスとテスラの大幅な下げは昨日の日中取引で織り込まれていると考えられ、売り一巡後はショートカバーが入りやすいだろう。ただし、ボリンジャーバンドの-1σ水準で膠着が長引くようだと、3万2000円割れを狙ったショートが警戒されてくる。

 また、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、結果を見極めたいとするムードが強まりやすい。さらに、決算発表が本格化するなか、米ハイテク企業の動向に対しても神経質になろう。国内ではニデック <6594> [東証P]の予想を上回る決算が好感されそうだが、物色の広がりは期待しづらい。そのため、ボリンジャーバンドの-1σを中心とした、オプション権利行使価格の3万2000円~3万2500円処での推移を想定する。

 VIX指数は13.99に上昇した。小動きながら上値を抑えられていた25日移動平均線を捉えてきており、ボトム圏での推移ではあるものの投資家心理を神経質にさせそうだ。昨日のNT倍率は先物中心限月で14.35倍に低下した。ニデックが日経平均型を下支えする可能性はあるが、直近安値の14.30倍と75日線が位置する14.27倍辺りを意識したNTショートが入りやすいだろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:21日清算値=140円安、3万2270円

2023/07/21(金)15:17

 21日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比140円安の3万2270円で取引を終えた。出来高は4万9901枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2304.25円に対しては34.25円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(21日)


日本市場(日本時間2023/07/21(金)16:24現在)

◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「十字線」、売り圧力が強まる(21日ロイター)

2023/07/21(金)15:38

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 午前の日経平均は前営業日比72円60銭安の3万2417円92銭と続落、米ハイテク株安や半導体関連銘柄の売りが押し下げに寄与

  • 一時、前営業日比409円安まで下落したが、下げ幅を徐々に縮小、TOPIXがプラスに転じるなど相場全体の底堅さが意識された

  • 為替は円安に振れ、相場を下支え、立花証券の鎌田重俊氏は強弱材料が混ざり合っていると指摘

  • 半導体関連株は台湾のTSMCの決算がきっかけで軟調に、一方、ニデック(旧日本電産)の決算は好感され、指数を支援

  • 鎌田氏は後場について、重要な米経済指標の発表がないことと中銀ウィークを控えたことから動きづらさが意識されると見通し

  • マザーズ総合は1.47%安の765.53ポイントと続落、東証プライム市場の大型株の下落に連動

  • 日経平均終値は3万2304円25銭、日足は「十字線」、実体部分は「陰線」で売り圧力に上値を抑えられ、今後も25日線を上値抵抗線として推移するとの見方が多い

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 21日 ロイター]
<08:32> 寄り前の板状況、トーカイが買い優勢 オープンアップGは売り優勢

<09:14> 日経平均は続落で寄り付く、一時400円超安 半導体株安が重し
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比153円66銭安の3万2336円86銭と続落してスタート、一時400円超安に下げ幅を拡大した。前日の米ハイテク株安を嫌気する動きが先行した。寄与度の大きい半導体関連株が総じて軟調となり、指数の重しとなっている。前日に決算を発表したニデックは一時8%近く上昇した一方、ディスコは前日終値を挟んだ値動き。主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小安い。半導体関連は東京エレクトロンが横ばい。指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループは軟調。

<10:30> 日経平均は下げ渋り、TOPIXはプラス転換
日経平均は下げ渋っている。現在は前営業日比約115円安の3万2300円台後半で推移している。TOPIXはプラス転換するなど「相場全体の地合いは悪くない」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。寄り前に総務省が発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は105.0と、前年同月比3.3%上昇した。「来週の日銀決定会合で金融緩和政策を修正しなければいけないほどの高い物価上昇率ではなかったので、無難通過したとみている」(同)との見方が聞かれた。個別ではファーストリテイリングやソフトバンクグループが下げ幅を縮小している。

<11:40> 前場の日経平均は続落、米ハイテク株安が重し
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比72円60銭安の3万2417円92銭と続落した。前日の米ハイテク株安などを背景に、指数寄与度の大きい半導体関連銘柄が売られ、指数を押し下げた。日経平均は153円安と軟調にスタートした後も下げ幅を拡大し、一時前営業日比409円安の3万2080円95銭まで下落。その後は徐々に下げ幅を縮小したほか、TOPIXがプラスに転じるなど、相場全体の底堅さも意識された。為替は寄り付き時点より円安に振れており、相場を下支えした。立花証券の鎌田重俊企業調査部部長は「きょうは強弱材料が入り交じっている印象」と指摘。前日に台湾のTSMCが発表した決算をきっかけに米ハイテク株安となったことで、半導体関連株の一角が軟調に推移した一方、ニデック(旧日本電産)の決算は好感され、指数を支援している。「押し目を狙っている資金も多く、相場の支えとなっている」(鎌田氏)という。鎌田氏は後場について、今晩は米国で重要な経済指標の発表がない上、中銀ウィークを控えており、徐々に動きづらさが意識されていくのではないか、との見通しを示した。TOPIXは0.26%高の2266.75ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6933億3100万円だった。東証33業種では、値上がりは医薬品や電気・ガス、パルプ・紙など25業種で、値下がりは海運や金属製品、繊維など8業種だった。個別では、東京エレクトロンやアドバンテストがそれぞれ5.1%安で、2銘柄で指数を180円程度押し下げた。一方、2023年4―6月期の連結営業利益が過去最高を更新したニデックは8.7%高だった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが895銘柄(48%)、値下がりは840銘柄(45%)、変わらずは100銘柄(5%)だった。

<13:20> 後場の日経平均は小動き、週末や中銀イベント控え様子見ムード
後場の日経平均は小動きで、現在は前営業日比115円安の3万2300円台後半で推移している。市場では「週末を控えていることや、来週には日米欧の中央銀行の政策会合があるため、積極的には動きづらい」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。個別では東京エレクトロンがやや下げ幅を縮小している。業種別では後場に入りゴム製品や卸売、その他製品がマイナス転換した。

<15:15> 新興株はマザーズが続落、ハイテク株安を嫌気
新興株式市場は、マザーズ総合が1.47%安の765.53ポイントと、続落した。東証プライム市場の大型株の下落に連れ安した。市場では「米国市場のハイテク株安を受け、流動性リスクを避ける動きがみられる」との声が聞かれた。東証グロース市場指数は前営業日比1.39%安の978.76ポイントだった。今日グロース市場に新規上場したナレルグループは、公開価格を5.5%下回る2540円初値をつけ、その後は2690円まで上昇し、2619円で引けた。個別では、ティアンドエス、クオリプスが商いを伴い大幅安。スマサポは大幅高だった。

<15:35> 日経平均・日足は「十字線」、売り圧力が強まる
日経平均・日足は上下に長いヒゲを伴う「十字線」となった。終値は3万2304円25銭。実体部分は値幅がわずか32円61銭の「陰線」となり、売り圧力に上値を抑えられる格好となった。日足はこの日も5日移動平均線(3万2515円19銭=21日)・25日移動平均線(3万2877円99銭=同)を下回った。来週も25日線を上値抵抗線として推移するとみる市場関係者は多い。

ロイター

◆日本株市況クロージング=日米中央銀行イベントを前に様子見ムードは強い(21日フィスコ)

2023/07/21(金)16:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は186.27円安の32304.25円で終了、米国市場でハイテク株の売りが指数寄与度の高い銘柄を押し下げ、一方で円安傾向が輸出関連株を下支え

  • 東証プライムでは値下がり銘柄が過半数、業種別では鉱業、電気ガス、パルプ紙、医薬品など20業種が上昇、一方、海運、金属製品、ゴム製品、繊維など13業種が下落

  • TSMCの減収予想拡大が米国市場での半導体関連株下落を引き起こし、東京市場でも同様の影響を及ぼす一方、好決算を発表したニデックが年初来高値を更新

  • 来週は日米の金融政策決定会合と国内主要企業の決算に注目、金融政策は現状維持との見方が増加、米連邦公開市場委員会では0.25%の利上げが確実との見方が大半

  • 決算発表が予定されている主要企業の結果も確認点、ニデックのような好調な結果が出るかも注視される

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

21日の日経平均は続落。186.27円安の32304.25円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて指数寄与度の高い値がさ株中心に値を下げる銘柄が目立ち、日経平均は寄り付き直後に32080.95円まで下押し、心理的な節目である32000円に迫った。一方、円相場が1ドル=140円台前半へと円安傾向にあるため自動車など輸出関連株の一角がしっかりで、相場を下支えする展開だった。ただ、来週に予定される日米中央銀行イベントを前に様子見ムードは強く、32300円前後での推移が続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990に迫り、全体の過半数超を占めた。セクター別では、鉱業、電気ガス、パルプ紙、医薬品など20業種が上昇。一方、海運、金属製品、ゴム製品、繊維など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ニデック<6594>、テルモ<4543>、第一三共<4568>、中外薬<4519>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。

半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が20日、2023年12月期通期の減収幅の拡大予想を示したことで、前日の米国市場では、エヌビディアやアプライド・マテリアルズなど半導体関連株が下落したため、東京市場でも半導体関連や電子部品関連など値がさ株中心に売りが先行。日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面もあるなどTSMCショックの様相を呈する場面もあった。一方、前日に第1四半期の好決算を発表したニデックが年初来高値を更新した。

来週の注目点は日米の金融政策決定会合の結果と国内主要企業の決算だろう。日銀の金融政策決定会合では、政策修正はなく現状維持との見方が今週末にかけて増えてきたようだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利上げは確実で、9月には利上げが停止されるとの見方が大半。このため、結果を見極めてから動いても遅くはないと考える向きが多く、模様眺めムードの強い展開が続くだろう。また、来週主要企業の決算発表が予定されている。ニデックのように好調な結果となるのかどうかも確認したいところである。

フィスコ

◆日経225先物テクニカルポイント(21日中取引終了時点)

2023/07/21(金)16:10

●本文ここから--------------------------

 21日の日経225先物は前日清算値比140円安の3万2270円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

34361.73円  ボリンジャーバンド3σ
33857.28円  ボリンジャーバンド2σ
33352.84円  ボリンジャーバンド1σ
32855.00円  一目均衡表・基準線
32848.40円  25日移動平均
32476.00円  5日移動平均
32400.00円  一目均衡表・転換線
32343.96円  ボリンジャーバンド-1σ
32304.25円  21日日経平均株価現物終値
32270.00円  21日先物清算値
31955.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
31839.52円  ボリンジャーバンド2σ
31335.07円  ボリンジャーバンド3σ
30895.07円  75日移動平均
30595.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28628.85円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=急激な円安によりナイトセッションで急伸

2023/07/21(金)18:37

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物は前日比140円安の3万2270円で取引を終了、寄り付きは売り先行、一時3万2060円まで下げるも、節目の3万2000円を割り込まず、ランチタイムには一時プラスに転じる

  • 米ハイテク株の下落影響からショートが先行、しかし節目の3万2000円を割り込まず、円相場が円安に振れたことも買い戻しを誘う

  • 円相場は大きく円安に振れ、1ドル=141円90銭台、日銀のイールドカーブ・コントロールについて修正の必要性は乏しいとの報道がきっかけとされる

  • グローベックス米株先物は小幅ながらプラス圏で推移、自律反発狙いのロングも入りやすい、ナイトセッションでボリンジャーバンドの-1σを上回る

  • NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下、短期的な売買が中心とされ、明確な上放れまではポジションを大きく傾けづらいとみられる

  • 日経225先物ではJPモルガン証券、ABNクリアリン証券、SBI証券が買い越し、ドイツ証券、バークレイズ証券、シティグループ証券、楽天証券が売り越し、TOPIX先物ではソシエテジェネラル証券、JPモルガン証券、BNPパリバ証券、シティグループ証券が買い越し、SMBC日興証券、ドイツ証券、ゴールドマン証券が売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 32270 -140 (-0.43%)
TOPIX先物 2258.5 ±0.0 (±0.00%)

 日経225先物(9月限)は前日比140円安の3万2270円で取引を終了。寄り付きは3万2270円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2330円)を下回り、売り先行で始まった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が売られるなか、現物の寄り付き直後には一時3万2060円まで下げる場面が見られた。ただし、節目の3万2000円を割り込まなかったことで、売り一巡後はショートカバーにより下落幅を縮め、ランチタイムでは3万2470円と一時プラスに転じた。しかし、後場は再びショート優勢となりジリジリと下げ幅を広げ、3万2270円で取引を終えた。

 日経225先物は米ハイテク株の下落影響からショートが先行したが、その後は下げ渋った。節目の3万2000円を割り込まなかったほか、円相場が円安に振れていることも買い戻しを誘ったようだ。

 なお、円相場は現在、1ドル=141円90銭台と大きく円安に振れている。日銀のイールドカーブ・コントロールについて「現時点では修正の必要性は乏しいと見ている」といった関係者の話が報じられたことがきっかけとみられる。これを受けて日経225先物のナイトセッションでは一時3万2740円まで買われている。

 また、グローベックス米株先物は小幅ではあるが、主要な株価指数先物がプラス圏で推移しているため、ショートカバーに加えて、自律反発狙いのロングも入りやすい。ナイトセッションでボリンジャーバンドの-1σを上回ってきており、再び25日移動平均線を意識した値動きが期待されそうだ。

 もっとも、短期的な売買が中心と見られるため、足もとの-2σと25日線によるレンジを明確に上放れてくるまでは、ポジションを大きく傾けづらい。なお、NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下し、75日線を下回ってきた。NTショートによるスプレッド狙いの商いが入りやすい一方で、米ハイテク銘柄の反発がみられるようだと、いったんはNTショートの巻き戻しに向かわせよう。

 手口面では、日経225先物はJPモルガン証券が987枚、ABNクリアリン証券が259枚、SBI証券が235枚の買い越しに対して、ドイツ証券が579枚、バークレイズ証券が474枚、シティグループ証券が264枚、楽天証券が205枚の売り越しだった。TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1118枚、JPモルガン証券が789枚、BNPパリバ証券が717枚、シティグループ証券が354枚の買い越しに対して、SMBC日興証券が2315枚、ドイツ証券が852枚、ゴールドマン証券が353枚の売り越しだった。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(21日ロイター)

2023/07/21(金)20:11

・〔FEDフォーカス〕パンデミック期の不均衡に是正の兆し、経済軟着陸へ視界良好
・COLUMN-中国株の不調鮮明、多すぎるリスク要因 米株との格差拡大
・〔アングル〕台湾株に海外資金流入、AI関連株高騰 アジアの勝ち組
・〔アングル〕ロシアで中国自動車メーカー急拡大、西側撤退の穴埋める
・〔アングル〕アジアのプライベートクレジット市場活況、資金調達難で企業が利用
・〔アングル〕中国経済失速、欧米企業の第2四半期業績に影落とす
・〔ロイター調査〕インドネシア中銀、今年末まで政策金利据え置きか
・〔ロイター調査〕韓国経済、第2四半期は成長鈍化 輸出低迷や金利上昇で

・異常な熱波、8月も継続=WMO顧問
・スウェーデン、イラク大使館員を一時的にストックホルムへ移動
・現金への逃避ピークか、日本株への資金流入は7週連続=BofA
・JPモルガン、オンライン銀行チェースをEUで展開へ=独紙
・中国、資産管理会社の外資規制緩和を提案
・駐英ウクライナ大使更迭、ゼレンスキー氏に批判的発言
・エリクソン、イラクの就労許可停止報道を調査
・中国商務省、反スパイ法を米欧日韓の商工会議所などに説明
・米豪主導の軍事演習開始、13カ国参加 最大規模
・インドネシア、暗号資産取引所と決済機関を創設
・EU、ヘッジファンド規則改正で合意 英運用会社の懸念和らぐ
・英下院補選、与党は全敗回避 ジョンソン氏選挙区で辛勝
・タイ貢献党、政権樹立主導へ 27日首相指名選はセター氏が候補か
・英小売売上高、6月は前月比+0.7% 予想上回る
・英公的部門純借り入れ、4─6月は予想下回る 財務相「財政規律維持」

・EXCLUSIVE-台湾当局、CPTPPに関する機密文書漏えい疑惑を調査
・チャットGPTのオープンAI、信頼・安全担当責任者が退社へ
・中国系ハッカー、米大使も標的 政府メール数十万流出か=WSJ
・オデーサ州の穀物ターミナルにミサイル直撃、2人負傷=知事
・BUZZ-南アランド堅調、今週は上昇へ

・オーストラリア、中国関連企業によるリチウム鉱山買収を阻止
・ロシア、燃料輸出割当を否定しない=ノバク副首相
・シンガポールGIC、大和ハウスから愛知県の物流施設を買収へ
・中国、自動車・電子機器の販売促進策発表 市場の反応さえず

・米財務長官、供給網再構築でベトナムの重要性強調
・米下院議長、トランプ氏に弾劾無効化「約束していない」 報道否定

・人民元建て債券、海外勢の保有が6月も増加
・JPモルガン、トルコの成長・インフレ予想引き上げ
・中国外為当局、市場の期待安定へ包括的に政策措置活用
・EXCLUSIVE-ハンガリー物価上昇率、12月には7-8%まで減速へ=財務相

・米医薬アボット、第2四半期実質利益は予想超え 手術増加が追い風
・欧州委のティメルマンス副委員長、オランダの次期首相選に出馬へ
・マクロン仏大統領が内閣改造、抗議デモなど課題への対応に着手
・米、120団体・個人に制裁 ロシアの物資調達阻止へ

・韓国PPI、6月は前年比-0.2% 2年7カ月ぶりの下落
・北朝鮮「核兵器の使用条件に該当」、米原潜の韓国寄港受け
・台湾TSMCが3%超下落、通年減収見通しで
・FTX、創業者含む元幹部を提訴 流用資金の返還求め
・インド山岳地帯で大規模地滑り、死者16人 日没で捜索中断
・ウクライナ、世銀が15億ドル融資へ 日本政府が保証=首相
・英財務省高官、暗号資産をギャンブルとして規制する案を否定
・日本参加のロシアLNG事業、第1生産ライン発送をプーチン氏承認
・原油先物は横ばい、米在庫減が支援も軟調な中国指標で需要減少観測
・米債務上限問題、再発防止へ作業部会 大統領が対策検討指示

・ウクライナ大統領、歳出抑制求める 文化相が辞任表明
・ヘッジファンド、株売り持ちを急ぎ手じまい=ゴールドマン
・バイデン大統領、グリーンエネルギー推進で雇用維持を強調
・EXCLUSIVE-独企業、MSの「チームズ」抱き合わせ販売で欧州委に苦情
・中国と米国の気候変動特使、緊密な対話維持で合意=中国環境省
・第一三共の血液がん治療薬、米FDAが承認
・米産金ニューモント、第2四半期調整後利益が市場予想下回る
・中東・北アフリカの穀物輸入業者、黒海輸送路閉鎖に反応冷静
・FRB、即時決済システム稼働 消費者や小規模企業に恩恵
・米運輸省と航空局、テレワーク職員に出社日増やす勤務体制指示
・英消費者信頼感、7月は半年ぶりに低下 予想下回る=GfK
・米FTC、マイクロソフトのゲーム大手買収巡る審判手続き取り下げ

・日本株熱に衰えなし、割安感や金融緩和継続で国内外から関心
・EXCLUSIVE-カナダのサイバー当局責任者、不正行為でのAI活用拡大に警鐘
・米テスラ株急落、利益率低下を嫌気 マスク氏は自動運転に期待
・中国不動産の万達子会社、格下げ相次ぐ 資金繰り不安で
・中国の自動運転技術サプライヤーに安全保障上の懸念=米運輸長官
・23年ユーロ圏成長率予想、0.3%に下方修正 中国景気鈍化で=BofA

・アメリカン航空が通期利益予想引き上げ、下期減速との見方で株価下落
・EU、ウクライナ軍事支援の基金創設を協議 4年間で200億ユーロ
・J&J、通期利益予想引き上げ 抗がん剤と医療機器の好調見込む
・ネットフリックス株9%安、収益改善時間かかるとの見方も
・ロシア、英外交官に長距離移動の事前通知義務化 旧ソ連時代以来
・イラク、スウェーデンに聖典焼却再発なら断交と警告 大使に国外退去要請
・40カ国以上が「BRICS加盟に関心」
・ユーチューブ、米国で有料「プレミアム」サービス初値上げ
・ブラックストーン資産が1兆ドル乗せ、オルタナティブ投資会社で初

ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]ナスダック100リバランスで波乱増幅も、2.4兆ドルのオプション期日(21日ブルームバーグ)

2023/07/21(金)07:20

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ナスダック100指数の特別なリバランスが21日のオプション取引期限による株取引の波乱を増幅する可能性

  • リバランスは大型ハイテク株の優位性を低下させ、中小型銘柄の存在感が高まる見込み

  • パッシブ運用の投資家は、24日のリバランスをポートフォリオの最終調整の機会とする可能性

  • 株式や指数に絡むオプション取引約2兆4000億ドルが満期を迎え、既存のポジションをロールオーバーするか、新しいポジションを始めるファンドマネジャーが多い

  • 21日の二つのイベントは取引量や価格変動を増加させ、大口の持ち高を調整する流動性の機会になる可能性

  • ファンドマネジャーの一部は、売られる可能性が高い流動性の高い銘柄ではなく、資金が流入する流動性の低い銘柄に注目する可能性がある

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 ナスダック100指数のサイクルから外れた特別なリバランスは、21日のオプション取引期限による株取引の波乱を増幅させそうだ。
 特別なリバランスは大型ハイテク株の優位性を低下させることを意図している。24日の実施を控え、パッシブ運用の投資家はポートフォリオをベンチマークに沿う構成にするための最後の機会として利用する可能性がある。JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミン・ムーン氏の試算によると、この見直しにより中小型の構成銘柄の存在感が高まる見込みで、双方向の取引は600億ドル(約8兆4000億円)に達する可能性があるという。
 トレーダーは相場の先行きの手掛かりを得ようと企業決算の発表や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を待つ中、ハイテク株比率の高いナスダック100指数の見直しと毎月のオプション期日がほぼ同時に到来する。米国株は今年、暗い警告にもひるまず強気相場に突入し、トレーダーは出遅れないよう強気なオプションに群がらざるを得なくなっている。
 デリバティブ分析会社アシム500の創業者ロッキー・フィッシュマン氏の推定によると、株式や指数に絡むオプション取引約2兆4000億ドルが満期を迎える予定。「OpEx」と呼ばれるこのイベントで、ファンドマネジャーは通常、既存のポジションをロールオーバーするか、新しいポジションを始める。
 米株式市場は夏枯れ相場に陥っており、7月は過去2年間で2番目に取引が少ない月となる方向だが、21日の2つのイベントは売買高や激しい価格変動に拍車をかける見通し。資金運用担当者には、大口の持ち高を調整する流動性の機会になる。
 ミルバンク・ダートムア・ポーツマスのファンドマネジャー、デニス・ダビット氏は、「私なら、売られる公算が大きい流動性の極めて高い銘柄ではなく、資金が流入する流動性の低い銘柄に注目するだろう」と述べ、「花火が上がるかもしれない」と付け加えた。

関連記事:ナスダックが異例のリバランス実施へ、米大型ハイテク株の市場支配で

原題:Nasdaq 100 Reshuffle Adds Twist to $2.4 Trillion Options Event(抜粋)

ブルームバーグ
出典:Asym 500

▶[NEWS]マイクロソフトのアクティビジョン買収計画、FTCとの交渉に道(21日ブルームバーグ)

2023/07/21(金)07:55

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米連邦取引委員会(FTC)がマイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収阻止の審判手続きを停止

  • 審判手続きの停止は、マイクロソフトとアクティビジョンにとって勝利となる

  • 両社はFTCに手続きの取り下げを求めていた

  • FTCが買収を差し止めるよう求めていたが、サンフランシスコ連邦高裁はこの請求を退けた

  • マイクロソフトとアクティビジョンは買収の完了期限を3カ月延長することで合意

  • マイクロソフトとアクティビジョンは今後、和解案を受け入れるか反対を全て取り下げるようFTCの説得を試みることができる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米連邦取引委員会(FTC)は、マイクロソフトによる690億ドル(約9兆6600億円)でのアクティビジョン・ブリザード買収を阻止するための審判手続きを停止した。決着に向けFTCとの交渉に道が開けることになる。
 審判手続きの停止は、米英当局が阻止に動く中でゲーム業界で過去最大規模の買収の実現を目指しているマイクロソフトとアクティビジョンにとって勝利となる。両社は18日、FTCに手続きの取り下げを求めていた。FTCは20日、手続きの停止を届け出で明らかにした。行政法審判官による審判は8月に予定されていた。
 FTCの判断を受け、マイクロソフトとアクティビジョンは今後、和解案を受け入れるか買収計画への反対を全て取り下げるようFTC委員の説得を試みることができる。FTCは訴訟が行われている間は買収を差し止めるよう求めていたが、サンフランシスコ連邦高裁は先週、この請求を退けた。
 両社は19日、買収の完了期限を3カ月延長することで合意した。

関連記事
マイクロソフトとアクティビジョン、合併完了の期限を3カ月延長
マイクロソフトのアクティビジョン買収計画、英裁判所が差し止め停止
マイクロソフトのアクティビジョン買収、残るハードル英当局のみ

原題:FTC Pauses Microsoft Merger Trial, Allowing Settlement Talks (1)(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]日銀、金融政策維持の公算 YCC変動幅据え置きの可能性=関係筋(21日ロイター)

2023/07/21(金)16:45

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日銀は次の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決める見込み、イールドカーブ・コントロール(YCC)も維持

  • 市場の歪みや新たな問題が生じた場合、YCCの修正の是非を最終判断する可能性

  • 2024年度、25年度の消費者物価上昇率の見通しは大きく変わらない見込み

  • 日銀では2%物価目標の達成に向け、賃金と物価がともに上昇する好循環の兆しが出ているが、達成への確信は深まっていない

  • 23年度の消費者物価指数の見通しを前年度比プラス2%台に引き上げる一方、24年度や25年度は前回とほぼ変わらない見通し

  • 賃金上昇の持続性についてはさらなる経済データの確認が必要で、海外経済と物価高の下での国内消費の動向も見極める必要がある

  • 10年金利が上限の0.5%に迫っているものの、市場機能面での大きな問題は生じていないとの見解が出ている

  • 日銀は来週にかけて、債券市場や為替市場の動向を注視する方針で、新たな問題が生じた場合にはYCCの運用を見直す可能性がある

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 21日 ロイター] - 日銀は27―28日に開く金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決める公算だ。イールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みも維持し、10年金利の変動幅も上下0.5%で据え置かれる可能性が高い。ただ、市場の歪みなど新たな問題が生じた場合などは、効果と副作用を比較し、YCC修正の是非を最終判断する。2024年度、25年度の消費者物価上昇率の見通しは前回4月と大きく変わらない可能性が高い。

日銀の動向に詳しい複数の関係筋によると、日銀では賃金上昇を伴う2%物価目標の持続的・安定的な達成に向け、賃金と物価がともに上昇する好循環の兆しが出てきているとの声が目立っている。その半面、海外経済や賃金上昇の持続性への不確実性から目標達成への確信は深まっていない。日銀は金融緩和を粘り続けることで経済を支えていく方針とみられる。

決定会合で議論する展望リポートでは、23年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)の見通しを前年度比プラス2%台に引き上げる一方、24年度や25年度は前回4月の見通しとほぼ変わらない数値となる可能性が高い。
4月の展望リポートで示された24年度のコアCPIの見通しは前年度比プラス2.0%、25年度がプラス1.6%だった。

春闘が強い結果になったことで、賃金は7月ごろにかけて伸び率を拡大するとみられている。しかし、賃金上昇が持続的なものになるかどうかはさらに経済データを確認する必要があるとの声が目立つ。秋以降の海外経済に加え、物価高の下でも底堅さを維持してきた国内消費の動向を見極める必要があるとの指摘も出ている。
 
YCCを巡っては、10年金利が上限の0.5%に迫っているものの、日銀ではイールドカーブは滑らかで問題ないとの声が出ている。社債発行も支障なく進んでおり、現時点で市場機能面で大きな問題は生じていないとの声が目立つ。

ただ、日銀は来週にかけて、引き続き債券市場や為替市場の動向を注視する方針だ。市場の歪みなど新たな問題が生じた場合には、YCCの運用を見直した場合の効果と副作用を比較・検討した上でYCC修正の是非を判断するとみられる。

ロイター

▶[NEWS]米国の景気後退突入、確率は五分五分に-エコノミストが予測を再考(21日ブルームバーグ)

2023/07/21(金)23:36

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • リセッションを予想していたエコノミストの一部は、インフレが弱まり経済が底堅さを示すため、見直しを始めている

  • ドイツ銀行のピーター・フーパー氏やファニーメイのダグ・ダンカン氏は、米国がリセッションに入るか、軟着陸に落ち着くかは五分五分と見ているが、景気低迷の可能性は高いと見ている

  • 4-6月と7-9月のGDP見通しは上方修正され、しかし、次の12カ月で米国がリセッションに陥る確率は60%と依然として高い

  • ダンカン氏は住宅着工件数と住宅価格が強いと指摘し、フーパー氏は急な利上げがリセッションリスクを軽減したと評価している

  • PCE価格指数は2024年第4四半期に2.2%上昇と予想されている、前月調査では2.3%上昇と予想されていた

  • 6月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、米国のインフレ率は約2年ぶりの低水準となった、多くのトレーダーは来週の利上げが引き締めサイクルの最後になると予想している

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米国のリセッション(景気後退)を当初から見込んでいたエコノミストの一部は、インフレが弱まる一方で、経済がなお底堅さを示していることから予想を見直し始めている。
 ドイツ銀行のリサーチ担当バイスチェア、ピーター・フーパー氏やファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)のチーフエコノミスト、ダグ・ダンカン氏は現在、米国がリセッションに突入するか、ソフトランディング(軟着陸)に落ち着き、成長を維持するかは事実上、五分五分の確率とみている。フーパー、ダンカン両氏はその上で景気低迷の可能性は高いと考えている。
 ブルームバーグが今月実施エコノミスト調査でもこの傾向が示された。4-6月(第2四半期)と7-9月の国内総生産(GDP)見通しは上方修正されたが、今後12カ月間に米国がリセッションに陥る確率は依然として60%と見込まれている。
 ダンカン氏は住宅着工件数と住宅価格が予想以上の強さを示し、景気を下支えしていると指摘した。
 逆説的だが、フーパー氏は米金融政策当局による急ピッチの利上げがリセッションリスクを軽減したと評価する。インフレ期待をあらためて抑制する一助となり、深刻な景気悪化を招かなくてもインフレが緩和し得る可能性を高めているという。
 調査に回答したエコノミストの間では楽観的な見方が強まっている。米金融当局が重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数は2024年第4四半期に2.2%上昇と予想されている。前月調査では2.3%上昇だった。
 今回の調査はエコノミスト73人を対象に7月14日から19日に実施された。この直前には6月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、米国のインフレ率は約2年ぶりの低水準となった。多くのトレーダーは、想定されている来週の利上げが現在の米国の引き締めサイクルで最後になると予想している。

原題:US Recession Becomes Closer Call as Economists Rethink Forecasts

ブルームバーグ


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