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2023/06/23(金)=日経平均は32781.54円と大幅続落、33000円を割り込んで終了/英国・欧州株、主要中銀引き締め継続で下落/パウエルFRB議長は年内に1、2回の追加利上げが必要と示唆


―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場は続落、イングランド銀行が市場予想を上回る利上げを実施し、特に住宅関連株と銀行株が大きく下落

  • イングランド銀行が政策金利を50bp引き上げて5.0%に、2008年以来の高水準となり、来年2月には6.05%に達すると予想

  • 欧州株式市場では、主要中央銀行による金融引き締め継続への懸念が売りを促し、STOXX欧州600種銀行株指数が下落

  • ユーロ圏債券市場は、国債利回りが上昇

  • パウエルFRB議長は年内に1、2回の追加利上げが必要と示唆、インフレ抑制へのコミットメント強調

  • ダウ工業株30種平均は小幅に続落、FRBの金融引き締めと景気悪化懸念が影響

  • ナスダック総合株価指数は反発、ディフェンシブ株やハイテク株に買いが入る

  • 米長期債相場は下落、10年物国債利回りが0.07%高の3.79%で終える

  • 円相場は約7カ月ぶりの円安水準に、日米の金利差拡大観測で円売り・ドル買い

  • 米原油先物相場は反落、原油需要が伸び悩むとの見方から売りが優勢

  • 金先物相場続落、米長期金利上昇で投資妙味が薄れ売りが出る

  • 日経225先物9月限は前日比260円高の3万3430円で夜間取引を終了

  • 米国の商業不動産業界、不良資産が640億ドルに増加、問題となり得る不動産は1550億ドルに上る

  • 日経平均は483.34円安の32781.54円と大幅続落し、約2週間ぶりに33000円を割り込んで終了

  • 米国市場でのハイテク株高を映し買い先行だったが、午前10時半以降、先物売りやリバランス売りが出た

  • 買いが先行したものの、リバランス売りや海外ファンドによる売りが出て日経平均の下げ幅は一時700円に迫った

  • 円安が進む中で、国内物価の上昇圧力の強さや円安再加速の動きが懸念されている

  • 為替介入や日銀によるイールドカーブ・コントロールの修正に向けた動きが出始める可能性があり、金融政策の行方が注目される

  • 日経225先物(9月限)は前日比500円安の3万2670円で取引終了、初めは買いが先行したが後に下落

  • ポジション圧縮の流れが強まり、3万3000円を割り込んで後場には3万2520円まで売られた

  • 買い先行だったが、その後ロングポジションを圧縮する動きが強まり、ショートとヘッジ対応の売りが強まった

  • 3万2160円の25日移動平均線水準までの調整が意識され、週足の+1σ水準での底堅さを見極めたい状況

  • 日経225先物ではシティグループ、三菱UFJ、野村が売り越し、大和、バークレイズ、ドイツが買い越し、TOPIX先物ではJPモルガン、ビーオブエー、ゴールドマンが売り越し、BNPパリバ、バークレイズ、ABNクリアリンが買い越し


◆海外市場まとめ(22日日経)=米ダウ、小幅続落 ナスダック指数は反発

2023/06/23(金)06:49

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ工業株30種平均は小幅に続落、FRBの金融引き締めと景気悪化懸念が影響

  • ナスダック総合株価指数は反発、ディフェンシブ株やハイテク株に買いが入る

  • 長期債相場は下落、10年物国債利回りが0.07%高の3.79%で終える

  • 円相場は約7カ月ぶりの円安水準に、日米の金利差拡大観測で円売り・ドル買い

  • 米原油先物相場は反落、原油需要が伸び悩むとの見方から売りが優勢

  • 金先物相場続落、米長期金利上昇で投資妙味が薄れ売りが出る

  • 欧州中央銀行の利上げが相次ぎ、英中央銀行は政策金利を0.5%引き上げ、パウエル議長は年1-2回の利上げを示唆

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比4ドル81セント安の3万3946ドル71セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化し、景気が悪化懸念が重荷となった。半面、ディフェンシブ株やハイテク株に買いが入り、下値は限られた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。

債券
ニューヨーク債券市場で長期債相場は下落した。長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は安い)3.79%で終えた。FRBのパウエル議長の議会証言や英イングランド銀行(中央銀行)の大幅利上げを受け、米国の金融引き締めが長期化するとの観測が強まったことから債券に売りが出た。金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りも上昇した。

為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は一時1ドル=143円台前半まで円安・ドル高が進んだ。2022年11月以来、約7カ月ぶりの円安水準。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを続ける方針であるのと対照的に日銀は金融緩和を維持し、日米の金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが進んでいる。

商品
米原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル69ドル台半ばで取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化が米景気を冷やし、原油需要が伸び悩むとの見方が根強く、原油先物は売りが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計では、原油在庫が市場予想以上に減少したものの、相場の反応は限られた。ニューヨーク金先物相場は続落した。米長期金利が上昇し、金利の付かない資産である金先物の投資妙味が薄れたとみた売りが出た。

ワンポイント
世界的なインフレが続くなか、欧州の中央銀行で利上げが相次ぎました。英イングランド銀行(中央銀行)が政策金利を0.5%引き上げたほか、ノルウェーとスイスの中銀も利上げを決めました。FRBのパウエル議長の議会証言でも年1〜2回の利上げを示唆しました。先進国の利上げの長期化が世界の景気に与える影響が改めて注目されます。

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日経
出典:日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)

日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/06/22(木)16:30~2023/06/23(金)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)

日経225先物ミニ9月限日足チャート2022/12/24[半年前]16:30~2023/06/23(金)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/06/22(木)の経済指標結果


2023/06/22(木)の経済指標結果

◆2023/06/23(金)の経済イベント予定


2023/06/23(金)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(22日ロイター)

2023/06/23(金)03:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は続落、イングランド銀行が市場予想を上回る利上げを実施し、特に住宅関連株と銀行株が大きく下落

  • イングランド銀行が政策金利を50bp引き上げて5.0%に、2008年以来の高水準となり、来年2月には6.05%に達すると予想

  • ユーロ圏では、主要中央銀行による金融引き締め継続への懸念が売りを促し、STOXX欧州600種銀行株指数が下落

  • ユーロ圏債券市場でも国債利回りが上昇、英中央銀行などが利上げを決定

  • 米連邦準備理事会(FRB)は一段の利上げを実施すると予想、一方ユーロ圏では、欧州中央銀行は金利を4%近辺に引き上げると予想

  • オンラインスーパー大手オカドが32.0%急上昇、他社による買収の可能性が報じられたことが影響

  • 人工衛星サービス大手SESが7.8%高、合併交渉打ち切りが好感された反面、製薬会社ノボノルディスクは0.7%下落

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[22日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 続落して取引を終えた。イングランド銀行(英中央銀行)が市場予想を上回る50ベーシスポイント(bp)の利上げを決めたことから売りが広がった。中型株で構成するFTSE250種指数は1.31%安。英中銀は22日、政策金利を50bp引き上げて5.0%にすることを決めた。利上げ幅は2月以来の大きさで、政策金利は2008年以来の高水準となった。下げが大きかったのは金利に敏感な住宅関連株で、FTSE350種住宅建設株指数、不動産株指数、不動産投資信託株指数は1.65─2.00%下落した。銀行株指数も2.08%下げた。英中銀の決定を受け、複数の証券会社はターミナルレート(政策金利の最終到達点)予測を引き上げた。トレーダーは現在、政策金利が来年2月に6.05%に到達するとみている。UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのチーフユーロ圏兼英国エコノミスト、ディーン・ターナー氏は、21日に発表された英消費者物価指数でインフレの高止まりが示されたことや、先週発表された賃金の大幅増加が組み合わさり、英中銀による予想を上回る利上げにつながったと指摘した。幅広い市場の低迷と原油価格の値下がりを背景に、石油・ガス株指数も1.17%下げた。一方、オンラインスーパー大手オカドは32.0%と急上昇。米アマゾン・ドット・コムなどが買収する可能性があるとの臆測を英紙タイムズが報じたことが好感されて買いが膨らんだ。

<欧州株式市場>
 続落して取引を終えた。主要中央銀行による金融引き締め継続への懸念が売りを促した。STOXX欧州600種銀行株指数は1.93%下げ、約半月ぶりの安値で取引を終えた。マネーファームの最高投資責任者(CIO)、リチャード・フラックス氏は「インフレを抑えることは、イングランド銀行(英中央銀行)にとって引き続き強固に取り組む課題になっている。一方で消費者は生活費高騰による危機と、利上げによる住宅ローン金利の上昇という両方向から圧迫されている」と言及した。スイス国立銀行(中央銀行)とノルウェー中央銀行もそれぞれ主要政策金利の引き上げを決定し、世界的なインフレに対する懸念を示した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日の米議会上院の公聴会で、インフレ率が目標の2%に低下すると確信を持てるまで利下げを待つべきだと発言した。欧州中央銀行(ECB)の複数の政策担当者は21日、ユーロ圏のインフレ率は強固に高止まりしており、労働市場が極めて逼迫していることも背景にインフレを抑えるには高水準の政策金利を長期間続けることが必要かもしれないとの見方を示した。個別銘柄では、オンラインスーパー大手のオカドが32.0%上昇。オカドを他社が買収する可能性があると英紙タイムズが報じたのが材料視された。ルクセンブルクの人工衛星サービス大手SESも7.8%高。同業のインテルサットとの合併交渉を打ち切ったと発表したのが好感された。一方、デンマークの製薬会社ノボノルディスクは0.7%下落した。

<ユーロ圏債券>
 ユーロ圏外の主要中央銀行の一連の利上げが消化される中、国債利回りが上昇した。この日はイングランド銀行(英中央銀行)のほか、スイス国立銀行(中央銀行)、ノルウェー中央銀行が利上げを決定。バークレイズの経済調査部門責任者、クリスチャン・ケラー氏は「総合インフレ率は前年比で低下しているものの、基調的な物価上昇圧力が依然として高すぎることが中央銀行の懸念材料になっている」としている。独10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の2.49%。独2年債利回りは8.5bp上昇の3.27%。一時は3.275%と、3月10日以来の高水準を付けた。イタリア10年債利回りは7.5bp上昇の4.137%。独伊10年債利回り格差は162pと、やや拡大した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は21日に下院金融サービス委員会の公聴会で行った証言で、経済が現在の方向で推移する場合、FRBは一段の利上げを実施するということが「かなり正確な推測」になると述べた。ただ、ユーロ圏債券市場に影響はほとんどなかった。FRBは2022年3月以降、合計5.0%ポイントの利上げを行い、政策金利は現在5.00─5.25%。これに対しユーロ圏では、欧州中央銀行(ECB)は12月までに金利を現在の3.5%から4%近辺に引き上げると予想されている。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/06/23(金)05:10

22日10:43 野口日銀審議委員
「政策指針変更は、緩和を粘り強く継続する強いコミットメント」
「いま最も重要なのは、金融緩和の継続通じてようやく芽生えつつある賃上げのモメンタムをトレンドとして定着させること」
「市場機能保全の金利変動幅の拡大は、緩和効果の低下で経済回復を遅らせる」
「イールドカーブの形状は、総じてスムーズ」
「当面は物価・賃金を巡るノルムが変わりつつあるのか否か、慎重に見極めていく必要」
「生鮮食品除く消費者物価の前年比、今年度半ばにかけて2%下回っていく」
「長期金利の変動幅、金融緩和効果と市場機能のトレードオフをどう判断するかも踏まえて考える必要」
「緩和継続を通じて、賃上げに向けたモメンタムを強固にする」

22日16:34 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
「政策金利をさらに引き上げる必要があることは否定できない」
「必要に応じて外国為替市場にも積極的に関与する意向を維持」
「中期的には、インフレはより緩やかな水準に戻ると思われる」
「主なリスクは、海外経済の減速がより顕著になること」
「不動産市場の脆弱性は続いている」

22日17:07 ノルウェー中銀(ノルゲバンク)声明
「政策金利が8月にさらに引き上げられる可能性が高いことを示唆」
「インフレ率は3月報告書の予想より大幅に上昇している」
「賃金の上昇とクローネ安がインフレ率を押し上げるだろう」
「今後の金利の行方は経済情勢に左右される」
「クローネが想定よりも弱くなったり、経済への圧力が持続したりした場合、インフレ率を目標値まで引き下げるためには、予想よりも高い政策金利が必要になるかもしれない」
「秋の間に政策金利が4.25%に引き上げられることを示している」

22日17:28 ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
「追加の引き締めが必要となる可能性が最も高い」

22日17:57 バーチェ・ノルウェー中銀(ノルゲバンク)総裁
「これまでの予想よりもクローネは幾分下落すると予想」
「クローネ買い介入は金融政策の手段ではない」

22日19:57 スナク英首相・報道官
「高インフレで高成長は出来ない、インフレを引き下げるのが重要」
「イングランド銀行(英中銀・BOE)が行っていることを引き続き支えることが重要」
「ベイリーBOE総裁は引き続き首相から支持されている」

22日20:02 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
「MPCのメンバー7人は0.50%の利上げを支持、残り2人は据え置きを支持」
「インフレが持続すれば、さらなる金融引き締めが必要とのガイダンスを維持」
「これまでの大幅な利上げの影響を注意深く監視し続ける」
「インフレ率は年内にさらに大幅に低下すると予想される」

22日20:06 トルコ中銀声明
「インフレ指標と基本的なインフレ動向を注意深く監視する」
「物価安定の主要目標に沿って、あらゆる手段を断固として使い続ける」
「インフレ見通しの大幅な改善が達成されるまで、必要な金融引き締めを適時かつ段階的にさらに強化する」
「インフレ率の基調的な低下を確実にし、中期的に5%のインフレ目標を達成するために必要な金融・財政状況を作り出す方法で政策金利を決定する」
「最近の指標はインフレ基調の上昇を示唆」

22日20:14 ハント英財務相
「高インフレは、我々が対処しなければならない当面の最大の経済課題」
「2%のインフレ目標に対する我々のコミットメントは鉄壁であり、常に適用される」
「イングランド銀行は、独立した金融政策の決定を通じて、インフレ率をこの目標に戻すための行動をとるにあたり、私の全面的な支援を受ける」
「家計と企業は、インフレを抑制するために我々が共に行動することに疑いを抱くべきではない」
「来週、エネルギー規制当局と会談し、投入コストの低下を消費者に確実に還元する方法について話し合う」
「公共部門の給与支給がインフレ圧力を悪化させないよう引き続き確保する」
「インフレへの容赦ない取り組みが当面の優先課題である」

22日20:18 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「今金利を引き上げなければ、後でもっと悪くなる可能性がある」
「インフレは高すぎるし、今対処しなくてはならない」

22日21:07 ナーゲル独連銀総裁
「金利はまだ十分に引き上がっていない」
「インフレはまだピークに達しておらず、インフレ脱却までピークを維持する必要」
「タイトな労働市場はインフレ圧力を持続させる可能性」

22日21:39 シムシェキ・トルコ財務相
「安定性、持続性、信頼性に焦点を当てた政策を実施すべき」
「安定的で信頼できるリラは、ドル化に対抗する最も効果的な解決策」
「市場経済、自由な為替制度政策を実施へ」
「この政策は資本流入をもたらすだろう」

22日22:57 ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事
「インフレ抑制のために追加利上げが必要」
「インフレの水準はなお容認できないほど高い」

22日23:26 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「今年あと2回の利上げが適切となるだろう」
「インフレ率を持続的なベースで2%に戻す必要がある」
「サービス部門のインフレには大きな進展は見られない」
「金融政策の効果にどれくらいの期間がかかるかについてコンセンサスはない」
「FRBは商業用不動産について認識しており、非常に懸念している」

23日04:05 メキシコ中銀声明
「今回の決定は全会一致」
「政策金利を現在の水準で長期間維持する必要がある」
「インフレ見通しは依然として非常に複雑」
「2023年第4四半期のインフレ率は4.6%、24年第4四半期のインフレ率は3.1%になると予想」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物:23日夜間取引終値=260円高、3万3430円

2023/06/23(金)06:03

 23日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比260円高の3万3430円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万3264.88円に対しては165.12円高。出来高は2万1780枚だった。
 TOPIX先物期近は2303.5ポイントと前日比13ポイント高、TOPIX現物終値比7.00ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        33430     +260    21780
日経225mini        33445     +275   330942
TOPIX先物        2303.5      +13    18100
JPX日経400先物      20960     +100    4726
マザーズ指数先物      853      +9    1684
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の必読5本(23日ブルームバーグ)

2023/06/23(金)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • イングランド銀行が政策金利を0.5ポイント引き上げて5%に設定、最悪のインフレ抑制への対策強化

  • 英金融政策委員会が7対2の票で金利引き上げ決定、来年初めに6%前後でピーク予想も否定せず

  • 米連邦準備制度理事会のパウエル議長、インフレ率2%回帰が経済の長期的健全性保証で必須と認識

  • 年内に1、2回の追加利上げが必要とパウエル議長が示唆、インフレ抑制へのコミットメント強調

  • ボウマンFRB理事、追加利上げによるインフレ率引き下げを主張、コアインフレは基本的に横ばい状態

  • スイス中銀、ノルウェー中銀、トルコ中銀も金利引き上げ、特にトルコリラは最安値を更新

  • 米国の商業不動産業界、不良資産が640億ドルに増加、問題となり得る不動産は1550億ドルに上る

  • 不良資産売却増加と価格下落が不可避と指摘される、米商業不動産市場での問題が深刻化

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

英国の利上げペース加速
イングランド銀行(英中央銀行)は大方の予想に反し政策金利を0.5ポイント引き上げ、5%とした。1980年代以降で最悪のインフレを抑え込む取り組みを強化し、追加利上げが必要な可能性も警告した。金融政策委員会(MPC)は7対2で5%への利上げを決定。2月以来の大幅引き上げとなった。ベイリー総裁率いるMPCは、金利がさらに高水準へ向かうとの従来のガイダンスを維持。金利が来年序盤に6%前後でピークを付けるとの市場予想を否定しなかった。

米国は年内1、2回の引き上げも
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会で証言し、インフレ率を2%に回帰させることが米経済の長期的な健全性を支援する上で不可欠だとの認識を示した。年内に1、2回の追加利上げが必要となる可能性があるとも述べた。「年内に再び、恐らく2回の利上げを行うことが適切になる」と政策当局は感じていると発言。「われわれはインフレ抑制にコミットしている。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の大多数は、そこに近づいているが、もう少し利上げの余地が残っていると感じている」と述べた。

追加利上げ必要と明言
ボウマンFRB理事は「インフレ率を時間とともに当局目標に引き下げるため、追加利上げが必要になると考えている」とFRBのイベントで発言した。「コアインフレは2022年秋以降、基本的に横ばい状態が続いている」とし、「金融政策スタンスを十分に景気抑制的にするためにフェデラルファンド(FF)金利を一段と引き上げる必要があるとみている。それがインフレを有意に、また持続的に押し下げることになる」と述べた。

トルコ利上げ幅に市場失望
英国以外でも中銀の金融政策発表が相次いだ。スイス中銀は政策金利を0.25ポイント引き上げ1.75%とした。1年前の引き締め開始以降で最も小幅な利上げだが、インフレ抑制のため追加利上げする可能性も示唆した。ノルウェー中銀は政策金利を0.5ポイント引き上げて3.75%に設定。2021年9月以降11回目の利上げとなる。トルコ中銀は政策金利を15%に引き上げたが、利上げ幅はエコノミスト予想の大半を大幅に下回った。これを受け、トルコ・リラは対ドルで最安値を更新した。

不良資産が膨らむ
米商業不動産業界では問題が広がりつつあり、不良資産の総額は今年1-3月(第1四半期)に10%増加し640億ドル(約9兆1400億円)近くに膨らんだ。調査会社MSCIリアル・アセッツの最新のリポートで明らかになった。それによれば、近い将来に問題となり得る商業用不動産は1550億ドル近くに上る。調査担当者は「潜在的なディストレスが本格的な問題に発展すれば、不良資産売却の増加と価格下落は避けられないだろう」と指摘した。

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ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(23日ロイター)

2023/06/23(金)06:14

・不明潜水艇、乗員全員死亡 タイタニック号付近の海底に残骸
・米金融・債券市場=利回り上昇、FRBが利上げ継続との観測で
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(22日)
・NY外為市場=FRB議長証言受けドル上昇、対円で7カ月ぶり高値
・ロシア、ダム決壊犠牲者の遺体を隠匿=ウクライナ大統領
・シカゴ日経平均先物(22日)
・米国株式市場=S&Pとナスダック上昇、FRB議長の証言受け
・中南米金融市場=通貨総じて下落、ドル堅調で
・米印首脳が会談、防衛などの連携強化で合意 人権問題も協議
・最近の利上げ、預金金利に反映されるべき=ECB副総裁
・メキシコ中銀、11.25%に金利据え置き 2会合連続
・ウクライナ、東部戦線でロシア軍封じ込め 前進許さず=国防次官
・習氏「独裁者」発言、米中関係損なうものではない=バイデン氏
・原油先物が約4%安、英中銀の予想上回る利上げで景気懸念
・英中銀、予想上回る0.5%利上げ 根強いインフレに対処
・GSなど3行、英中銀のターミナルレート予想を5.75%に引き上げ
・トルコ中銀、6.50%利上げ 上げ幅予想下回り通貨リラ急落
・欧州市場サマリー(22日)
・欧州株式市場=続落、主要中銀の金融引き締め継続懸念で
・ロンドン株式市場=続落、予想上回る英利上げで売り
・BUZZ-南アランド1%安、ドル高受け
・米新規失業保険申請は26.4万件、1年8カ月ぶり高水準
・FRB議長、利上げの必要性擁護 「利下げ当面ない」 議会証言2日目
・米経常赤字、23年第1四半期は2193億ドルと小幅に拡大
・〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の議会証言要旨
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、英中銀などの利上げを消化
・駐米中国大使、米に「強く抗議」 バイデン氏の習主席巡る発言で
・資産1000億ドル超の米銀行の資本規制厳格化へ=FDIC総裁
・ユーロ圏消費者信頼感指数、6月はマイナス16.1に改善
・GE、インド空軍戦闘機エンジン製造で契約 アプライドも大型投資
・5月米中古住宅販売、3カ月ぶり増加 価格は2011年以来最大の下落
・FRB、追加利上げ必要 インフレ抑制に向け=ボウマン理事
・ドイツ銀、国内リテール部門従業員の10%削減へ=関係筋
・米共和穏健派ハード氏、大統領選出馬 人種発言でトランプ氏批判
・ユーロ圏の労働力不足、インフレ維持につながる公算=独連銀総裁
・英中銀、インフレ抑制に景気後退引き起こそうとしていない=総裁
・スイス中銀0.25%利上げ、インフレ定着を警戒 追加利上げ排除せず

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(23日ロイター)

2023/06/23(金)06:23

●不明潜水艇、乗員全員死亡 タイタニック号付近の海底に残骸
米沿岸警備隊は22日、英豪華客船タイタニック号の探索ツアー中に消息を絶った潜水艇の破片を海底で発見し、乗っていた5人は全員が死亡したとの見解を示した。大規模な捜索活動は最悪の結果で幕引きとなった。

●FRB議長、利上げの必要性擁護 「利下げ当面ない」 議会証言2日目
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、上院銀行委員会の公聴会で行った証言で、経済が予想通りに推移すれば年内にあと1回、もしくは2回の利上げが適切になるとFRB当局者は考えていると述べ、雇用への影響が懸念される中でも一段の利上げの必要性を擁護した。

●英中銀、予想上回る0.5%利上げ 根強いインフレに対処
イングランド銀行(英中央銀行)は22日、政策金利を4.5%から5.0%に引き上げた。利上げ幅は市場予想を上回った。インフレ率が低下するのに時間がかかることを示唆する「重要な」ニュースがあったと指摘した。

●スイス中銀0.25%利上げ、インフレ定着を警戒 追加利上げ排除せず
スイス国立銀行(中央銀行)は22日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ1.75%とした。インフレへの対応を進めており、追加利上げに含みを持たせた。

●トルコ中銀、6.50%利上げ 上げ幅予想下回り通貨リラ急落
トルコ中央銀行は22日、政策金利の1週間物レポレート を8.50%から650ベーシスポイント(bp)引き上げ15.0%とした。エルドアン大統領が強く求めていた低金利政策からの転換となる。ただ利上げ幅が予想を大きく下回ったため、通貨リラは急落した。

●FRB、追加利上げ必要 インフレ抑制に向け=ボウマン理事
米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は22日、インフレ抑制に向け「追加的な政策金利の引き上げ」が必要になると述べた。

●米新規失業保険申請は26.4万件、1年8カ月ぶり高水準
米労働省が22日発表した17日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は26万4000件となった。上方改定された前週から横ばいとなり、2021年10月以来1年8カ月ぶりの高水準を維持した。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な引き締めを背景とする労働市場の軟化を示唆している可能性がある。

●5月米中古住宅販売、3カ月ぶり増加 価格は2011年以来最大の下落
全米リアルター協会(NAR)が22日に発表した5月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.2%増の430万戸となった。コンドミニアム販売の小幅増が寄与し、3カ月ぶりにプラスに転じた。

●GE、インド空軍戦闘機エンジン製造で契約 アプライドも大型投資
米ゼネラル・エレクトリック(GE)の航空宇宙部門は22日、インド空軍の次期戦闘機に搭載するエンジンを製造することで、インドの国営航空機メーカー、ヒンドゥスタン・エアロノーティクスと契約に調印したと発表した。

●駐米中国大使、米に「強く抗議」 バイデン氏の習主席巡る発言で
中国の謝鋒・駐ワシントン大使が21日、中国の習近平国家主席を「独裁者」と表現したバイデン米大統領の発言について、ホワイトハウスと米国務省の高官に対し「深刻な陳情と強い抗議を行った」と、中国大使館が22日に発表した。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(22日)


米国市場(日本時間2023/06/23(金)06:07現在)

◆米国株式市場UPDATE=S&Pとナスダック上昇(22日ロイター)*ロイターの記事が意味不明なので一部改変

2023/06/23(金)06:41

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場ではS&P500種とナスダック総合が上昇、ダウ工業株30種はほぼ横ばい

  • パウエルFRB議長が引き締めサイクル終了を示唆せず、年内の利上げを予想

  • ナスダックはアマゾン、アップル、マイクロソフト等のモメンタム株が1%近く上昇を引き起こす

  • パウエル議長、経済推移に伴い年内に1-2回の利上げが適切と示唆、雇用への影響を懸念しつつも擁護

  • ボウマンFRB理事もインフレ抑制への追加的な政策金利引き上げを主張

  • イングランド銀行が市場予想を上回る50ベーシスポイントの利上げを発表、高インフレが経済の逆風

  • 新規失業保険申請件数が1年8カ月ぶりの高水準を維持

  • S&P500の主要11セクター中5セクターがプラス、一般消費財がトップ、不動産とエネルギーが大きく下落

  • 個別銘柄ではスピリット・エアロシステムズが9.4%急落、ボーイングは3.1%下落

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[22日 ロイター]米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇して取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は2日目の議会証言でタカ派的な発言を続け、FRBが引き締めサイクルの終了に達していないことを示唆した。ナスダックはアマゾン・ドット・コム、アップル、マイクロソフトなどモメンタム株主導で1%近く上昇。S&P500はより小幅な上げにとどまった。ダウ工業株30種は工業、金融の下げが重しとなってほぼ横ばいで引けた。パウエル議長は上院銀行委員会の公聴会で行った証言で、経済が予想通りに推移すれば年内にあと1回、もしくは2回の利上げが適切になるとFRB当局者は考えていると述べ、雇用への影響が懸念される中でも一段の利上げの必要性を擁護した。FRBのボウマン理事も講演で、インフレ抑制に向け「追加的な政策金利の引き上げ」が必要になると述べた。CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「市場はFRBが米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示唆したあと2回ではなく、あと1回の利上げを予想している」と指摘。21、22日のパウエル議長の証言について「(利上げは)データ次第だと改めて表明した。市場はインフレがより速いペースで鈍化し、失業率が上昇し始めるとみている」と述べた。イングランド銀行(英中央銀行)は22日、市場予想を上回る50ベーシスポイント(bp)の利上げを発表。高インフレがなお世界経済の逆風であることを示した。米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は、上方改定された前週から横ばいとなり、1年8カ月ぶりの高水準を維持した。S&P500の主要11セクターのうち5セクターがプラス圏で引け、一般消費財の上昇率がトップとなった。不動産とエネルギーは下落率が大きかった。個別銘柄では、航空機部品のスピリット・エアロシステムズが9.4急落。労働者が24日からストライキに入ることを受け、カンザス州工場の生産を一時停止すると発表した。ボーイングは3.1安。ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.17対1の比率で上回った。ナスダックでも1.62対1で値下がり銘柄が多かった。米取引所の合算出来高は約96億株。直近20営業日の平均は113億7000万株。

ロイター

◆日経225先物(寄り前コメント)=米ハイテク株上昇が安心感につながり、ボリンジャーの+1σをサポートとしたショートカバーへ

2023/06/23(金)08:09

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場ではNYダウが小幅下落、S&P500とナスダックは上昇、追加利上げが可能とのパウエル議長の見解

  • 売りが先行した後、ハイテク株の買い戻しによりS&P500とナスダックが上昇

  • S&P500業種別指数では小売、自動車・同部品、テクノロジー・ハード・機器が上昇、一方銀行、不動産、エネルギーが弱い

  • シカゴ日経平均先物清算値は大阪比275円高、ナイトセッションの取引は3万3430円で終了

  • 米国市場でのハイテク株の買い戻しにより、東京エレクトロンやアドバンテストなどのリバウンドが日経平均型を下支えする可能性

  • 日経225先物は3万3950円をピークに調整を継続、ボリンジャーバンドの+2σから+1σの支持線水準まで下げてリバウンドのタイミング

  • VIX指数は12.91で2020年1月以来の13.00を割り込み、リスク選好の流れ継続

  • ドル円が1ドル=143円台、金利差を狙った海外投資家の資金流入継続

  • NT倍率は14.48倍に低下、金融株買いとハイテク株売りのリバランス動きが出ており、NTショートの巻き戻しが優勢に

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 33430 +260 (+0.78%)
TOPIX先物 2303.5 +13.0 (+0.56%)
シカゴ日経平均先物 33445 +275
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 22日の米国市場は、NYダウが小幅に下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は前日の下院金融委員会に続き上院銀行委員会で証言し、追加利上げが適切になる可能性があるとの見解を繰り返した。金融引き締め長期化への懸念から売りが先行したが、売り一巡後は前日に下げが目立っていたハイテク株を中心に買い戻され、S&P500、ナスダックが上昇に転じ、NYダウも下げ幅を縮小した。S&P500業種別指数は小売、自動車・同部品、テクノロジー・ハード・機器が上昇した半面、銀行、不動産、エネルギーの弱さが目立った。
 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比275円高の3万3445円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円安の3万3150円で始まり、その後3万3110円まで売られた。売り一巡後は3万3110円~3万3270円辺りで保ち合い、米国市場の取引開始後にレンジを上放れ、3万3360円~3万3420円での推移となった。終盤にかけて3万3490円まで買われる場面も見られ、3万3430円でナイトセッションの取引を終えた。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開になりそうだ。米国市場ではハイテク株を中心に買い戻されており、前日に指数の重荷となっていた東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]など、値がさハイテク株のリバウンドが日経平均型を下支えすることが期待されそうだ。
 日経225先物は19日に付けた3万3950円をピークに緩やかな調整を継続しているが、ボリンジャーバンドの+2σから+1σの支持線水準まで下げたことで、リバウンドが意識されやすいタイミングとなる。米国市場の動向次第では+1σを下放れる可能性があっただけに、米ハイテク株の上昇は安心感につながろう。引き続き+1σ水準がサポートとして意識されやすく、ショートカバーを誘う流れにより、オプション権利行使価格の3万3250円~3万3750円辺りのレンジを想定する。
 VIX指数は12.91と、2020年1月以来の13.00を割り込んだ。金融引き締め長期化への懸念が根強いながらもリスク選好の流れは継続しているため、ショートは避けたい。為替市場ではドル円が1ドル=143円台に乗せてきており、海外投資家による金利差を狙った資金流入が継続するなか、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.48倍に低下し、25日移動平均線水準まで一気に下げた。ハイテク株売りに対して金融株買いのリバランスの動きが明確に出た格好である。ボリンジャーバンドのバンドが収斂するなかでトレンドが出始めているが、米国市場の流れからは、いったんNTショートを巻き戻す動きが優勢になろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物:23日清算値=500円安、3万2670円

2023/06/23(金)15:17

 23日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比500円安の3万2670円で取引を終えた。出来高は9万9549枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2781.54円に対しては111.54円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(23日)


日本市場(2023/06/23(金)16:14現在)

◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「大陰線」、MACDがデッドクロス(23日ロイター)

2023/06/23(金)15:36

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 前場の東京株式市場では日経平均が前営業日比542円55銭安の3万2722円33銭と続落

  • 商社株の下げが目立つ一方で、東京電力HLDGは年初来高値を更新

  • 後場の日経平均は前営業日比約650円安で、8割以上の銘柄が値下がり

  • 新興株式市場では、マザーズ総合が1.77%安、東証グロース市場指数が1.58%安と続落

  • 日経平均・日足は「大陰線」であり、短期的には軟調な地合いが継続しそう

  • ファーストリテイリングとソフトバンクグループの下げが指数を大きく押し下げる

  • 年金基金のリバランス(資産の再配分)に伴う売りや手じまい売りが見られ、上値が重い

  • 株高局面で上昇が急ピッチだった銘柄やハイテク株の利益確定売りが出る

  • 値上がりは電気・ガスの1業種で、値下がりは卸売、非鉄金属、輸送用機器など32業種

  • 東証プライム市場の売買代金は2兆4006億2200万円で、値上がりが208銘柄(11%)、値下がりが1585銘柄(86%)、変わらずが40銘柄(2%)

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 23日 ロイター]
<08:20> 寄り前の板状況、テスHDは買い優勢 ソシオネクストが売り優勢

<09:05> 日経平均は反発で寄り付く、米ハイテク株高や円安を受け
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円47銭高の3万3458銭35銭と、反発してスタートした。前日の米ハイテク株高や為替の円安を受け、買いが優勢となっている。その後も上げ幅を拡大しており、現在は前営業日比200円超高で推移している。個別では、東京エレクトロンやアドバンテストなど、指数寄与度の大きい半導体関連株がいずれも2%超高で推移している。主力のトヨタ自動車は小じっかり。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループは小安い。

<10:50> 日経平均は500円超安、利益確定売りが優勢に 半導体や商社弱い
日経平均はマイナスに転じ、500円超安に下げ幅を拡大している。プラスで寄り付いた後、一時268円高の3万3533円47銭に上げ幅を拡大する場面もあったが、徐々に利益確定売りに押された。「3万3500円付近ではかなり上値が重かった」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。上昇相場をけん引してきた半導体関連や商社株の軟調な値動きが目立っており「このところ高値での膠着が続いてきたが、目先の目線は下方向ではないか」(別の国内証券のアナリスト)との見方もある。ファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄の下落で110円ほど指数を押し下げている。東証33業種では、値上がりは電気・ガスの1業種のみ。値下がりは卸売や非鉄金属、鉄鋼など32業種となっている。

<11:48> 前場の日経平均は続落、利益確定売り強まる 商社株安い
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比542円55銭安の3万2722円33銭と続落した。朝方は高く始まったが、徐々に利益確定売りに押されてマイナスに転じた。株高局面で上昇が急ピッチだった商社株の下げが目立った。日経平均は190円高で寄り付き、一時は上げ幅を拡大したが、徐々に利益確定売りに押されて上げ幅を縮小し、マイナスに転じた。「3万3500円で上値の重さが意識された」(国内証券のストラテジスト)という。10週連騰後の週末でもあり、手じまい売りが優勢になったとみられている。「いまのところスピード調整の一環にみえるが、期末が接近する中で、目先は上値が重いかもしれない」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との見方が聞かれた。月末にかけて、年金基金のリバランス(資産の再配分)に伴う売りが見込まれ「先取りする動きではないか」(国内証券のアナリスト)との声もあった。TOPIXは1.5%安の2262.13ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆4006億2200万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガスの1業種で、値下がりは卸売や非鉄金属、輸送用機器など32業種だった。商社株は、三井物産の4.7%安。三菱商事の4.1安など、大幅な下げが目立った。ファーストリテイリングとソフトバンクグループの下げは2銘柄で指数を130円ほど押し下げた。一方、東京電力HLDGは年初来高値を更新した。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが208銘柄(11%)、値下がりは1585銘柄(86%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。

<13:57> 後場の日経平均は下げ幅拡大、寄与度の大きい銘柄が重し
後場の日経平均は下げ幅を広げ、軟調な展開が続いている。前営業日比約650円安の3万2600円近辺で推移している。下げ幅は一時、680円を超える場面もあった。東証プライム市場では8割以上の銘柄が値下がりする中、「特にこれまで株高をけん引してきた指数寄与度の大きい銘柄やハイテク株の下落が目立ち、利益確定売りが出ている」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれる。個別では、ファーストリテイリングが3.2%安、ダイキン工業が2.4%安とじり安、ソフトバンクグループは3.2安で推移している。日経平均は急ピッチで上昇した分、利益確定の売り圧力が強まっているとの見方が多く聞かれるが、「日本株を取り巻く環境が大きく変わったわけではない」(同)として、調整一巡後はしっかりした値動きを予想する意見も出ている。

<15:11> 新興株はマザーズが続落、リスクオフで売り優勢
新興株式市場は、マザーズ総合は1.77%安の830.29ポイントと、続落した。東証グロース市場指数は1.58%安の1053.18ポイントだった。欧州の中銀による大幅利上げをきっかけに市場ではリスクオフムードが高まり、「新興株市場でも利益確定売りを急ぐ投資家が多かったようだ」(外資証券・アナリスト)との声が聞かれた。きょうグロース市場に新規上場したARアドバンストテクノロジは値が付かず、公開価格の2.3倍の2898円買い気配で終了。上場2日目のアイデミーは公開価格の5.29倍の5560円で初値を付け、一時5760円まで上昇。4560円で取引を終えた。個別では、シーユーシーが一時ストップ安となったほか、ABEJA、プログリットが売買代金を伴って大幅下落した。一方、ネクストジェンがストップ高で取引を終えたほか、ルシード、Waqooが堅調に推移した。

<15:33> 日経平均・日足は「大陰線」、MACDがデッドクロス
日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「大陰線」。極めて弱気な相場を示している。終値は3万2781円54銭だった。5日移動平均線(3万3276円18銭=23日)が角度を付けて下を向いているほか、MACDがシグナルをデッドクロスしており、短期的には軟調な地合いが継続しそうだ。市場では「日経平均は急ピッチで駆け上がってきた分、移動平均線も範囲が広がっており値幅が出やすい」(国内証券・ストラテジスト)として、値幅を伴った調整に注意が必要との指摘が聞かれた。

ロイター

◆日本株市況クロージング=短期的な需給悪化懸念から2週間ぶりに33000円割れ(23日フィスコ)

2023/06/23(金)16:06

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は大幅続落し、約2週間ぶりに33000円を割り込んだ

  • 米国市場でのハイテク株高を映し買い先行だったが、午前10時半以降、先物売りやリバランス売りが出た

  • 東証プライムの騰落銘柄では値下がり銘柄が8割近くを占めた

  • セクター別では、卸売、非鉄金属、輸送用機器、機械、その他製品の下落が目立っていた

  • 買いが先行したものの、リバランス売りや海外ファンドによる売りが出て日経平均の下げ幅は一時700円に迫った

  • 日経平均は上昇過程で押し目がなく堅調だったが、目先は調整色が強まる見通し

  • 円安が進む中で、国内物価の上昇圧力の強さや円安再加速の動きが懸念されている

  • 為替介入や日銀によるイールドカーブ・コントロールの修正に向けた動きが出始める可能性があり、金融政策の行方が注目される

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 23日の日経平均は大幅続落。483.34円安の32781.54円(出来高概算15億8000万株)と約2週間ぶりに33000円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が堅調だったことを映して買い先行で始まり、寄り付き直後には33533.47円まで値を上げた。ただ、午前10時半以降、欧州勢とみられる先物売りが出たほか、6月期末を前に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のリバランス売りなど短期的な需給悪化を警戒する動きも加わり、後場中盤にかけて一時32575.56円まで水準を切り下げる場面があった。
 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、電気ガスと食料品を除く31業種が下落し、卸売、非鉄金属、輸送用機器、機械、その他製品の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、エーザイ<4523>、7&iHD<3382>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が軟調だった。
 朝方は前日の米ハイテク株高や昨年11月以来となる1ドル=143円台という円安を映して、買いが先行して始まり、日経平均は取引開始早々に一時250円を超える上げ幅となったが、買いは続かなかった。前場中盤以降には、先物に断続的に売りが出たほか、国内年金による資産構成比率の調整に伴うリバランス売りや12月決算の海外ファンドによる上半期の利益を確保する売りなど先行きの需給バランスの悪化が警戒され、次第に売りが膨らみ、日経平均の下げ幅は後場中盤に一時700円に迫った。
 日経平均は約2週間ぶりに33000円を割り込んだ。4月からの上昇過程で押し目らしい押し目がなく堅調展開が続いただけに、目先は調整色が強まるとの声が多い。さらに、円相場はユーロやドルに対して円安が進む円独歩安の様相を呈している。今後は国内物価の上昇圧力の強さや円安再加速の動きが懸念されるにつれ、通貨当局による為替介入や日銀によるイールドカーブ・コントロールの修正に向けた動きが出始めることも考えられ、金融政策の行方などを見極めたいと考える向きも多い。

フィスコ

◆日経225先物(引け後コメント)=押し目狙いのスタンスは変わらぬが、目先は25日線処までの調整を想定

2023/06/23(金)18:59

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は前日比500円安の3万2670円で取引終了、初めは買いが先行したが後に下落

  • ポジション圧縮の流れが強まり、3万3000円を割り込んで後場には3万2520円まで売られた

  • 取引は3万2520円~3万2750円辺りのボトム圏で推移、3万2670円で終えた

  • 買い先行だったが、その後ロングポジションを圧縮する動きが強まり、ショートとヘッジ対応の売りが強まった

  • 3万2160円の25日移動平均線水準までの調整が意識され、週足の+1σ水準での底堅さを見極めたい状況

  • 利益確定の動きが強まった格好で、押し目狙いのスタンスとの見方は変わらず、連日の大幅な下げでセンチメント冷え、明確な底入れを確認する必要がある

  • NT倍率は14.46倍に低下、東京エレクトロン、エーザイが上昇し下支え、一方でファーストリテイリング、ソフトバンクグループが重荷となり全体の8割が下落

  • 日経225先物ではシティグループ、三菱UFJ、野村が売り越し、大和、バークレイズ、ドイツが買い越し、TOPIX先物ではJPモルガン、ビーオブエー、ゴールドマンが売り越し、BNPパリバ、バークレイズ、ABNクリアリンが買い越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 32670 -500 (-1.50%)
TOPIX先物 2259.0 -31.5 (-1.37%)

 日経225先物(9月限)は、前日比500円安の3万2670円で取引を終了。寄り付きは3万3450円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3445円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行した。しかし、開始直後に付けた3万3520円を高値に軟化すると、ポジションを圧縮する流れが強まり、前場中盤にかけて下落に転じた。その後も売りの勢いは弱まらず、節目の3万3000円を割り込むと、後場に入り3万2520円まで売られた。その後は3万2520円~3万2750円辺りのボトム圏で推移し、3万2670円で取引を終えた。
 日経225先物は買い先行で始まったものの、その後の戻りは鈍く一気にロングポジションを圧縮する動きが強まった。寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの+1σを下回り、節目の3万3000円を割り込んだことでショートも加わったほか、急ピッチの下落によってヘッジ対応の売りも強まったようだ。
 これにより、少なくとも3万2160円辺りで推移している25日移動平均線水準までの調整が意識されてきた。また、週足のボリンジャーバンドでも、切り上がる+1σが支持線として機能するトレンドを継続しているが、+1σは3万2360円辺りまで切り上がっているため、まずは週足の+1σ水準での底堅さを見極めたいところである。
 日経225先物はピーク感からショートに転じたというよりは、利益確定の動きが強まった格好であり、押し目狙いのスタンスとの見方は変わらない。ただし、連日の大幅な下げでセンチメントを冷ます格好となったため、明確な底入れを確認する必要がありそうだ。戻りの鈍さが意識される局面では、短期筋のショートが入りやすく、しばらくは値動きの荒い展開を想定しておく必要があるだろう。
 NT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。ただし、小幅な低下であり、25日線を挟んでの値動きだった。指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などが指数の重荷となった一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]、エーザイ <4523> [東証P]が上昇し、下支えする格好。そのなかで、東証プライムの8割ほどが下落したため、TOPIX型の弱さも影響した。
 手口面では、日経225先物はシティグループが1300枚、三菱UFJが1080枚、野村が960枚程度の売り越しに対して、大和が2010枚、バークレイズが600枚、ドイツが490枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが2240枚、ビーオブエーが930枚、ゴールドマンが910枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが1480枚、バークレイズが1310枚、ABNクリアリンが670枚程度の買い越しだった。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(23日ロイター)

2023/06/23(金)21:13

・ユーロ圏総合PMI、6月速報値は50.3に低下 製造業悪化
・英総合PMI、6月速報値は52.8に低下 インフレ圧力なお強い
・6月独PMI速報値、サービス部門の成長鈍化 製造業は縮小続く
・仏総合PMI速報値、6月予想外の50割れ 28カ月ぶり低水準
・国際開発金融機関、改革で融資余力2000億ドル拡大 サミット声明
・株・金から債券に資金シフト、英国株は24週連続流出=BofA調査
・ECBは7月も利上げ必要、その後の道筋不明=スペイン中銀総裁
・次期フィリピン中銀総裁にレモロナ理事、メダラ氏の後任
・スイス第1四半期経常黒字、160億フランに縮小
・スペイン第1四半期GDP、前期比0.6%増 コロナ前の水準回復
・米中、世界的な課題で協力する責任=イエレン米財務長官
・中国と欧州、違いを乗り越え世界的課題に対処を=李首相
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ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]世界的なインフレ警戒、利上げ相次ぐ長い夏の予兆か-見通し反転(23日ブルームバーグ)

2023/06/23(金)07:35

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 世界経済は利上げによる揺らぎ、インフレ未解消で新たな金融引き締めが必要との懸念

  • 英国で物価上昇が根強く、パウエルFRB議長がさらに2回の利上げが必要と警告

  • 英中央銀行とノルウェー銀行は0.5ポイントの利上げを実施、さらなる引き締めを示唆

  • スイスのインフレ率が2%近く、金融引き締めの続行を表明

  • 6月は米利上げ休止の予想から始まるも、物価警戒態勢で終わる方向に、暗雲が漂う経済見通し

  • トルコは40%近いインフレを受けて引き締め開始、エルドアン大統領が容認

  • 英国の消費者物価指数は前年同月比で8%超え、インフレ抑制に苦慮

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 世界経済は1年以上にわたる利上げで既に揺らいでいるが、中央銀行はインフレがまだ退治されていないとの懸念を強めており、新たな金融引き締め局面に追い込まれつつある。
 北半球で本格的な夏が始まった今週、英国では驚くほど根強い物価上昇が報告されるとともに、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は22日、さらに2回の利上げが必要かもしれないと警告した。
 米金融当局がこうした見通しを示してから数時間後にイングランド銀行(英中央銀行)とノルウェー銀行(中央銀行)はそれぞれ0.5ポイントの利上げで引き締めを加速し、一段の利上げに言及した。スイスではインフレ率が2%に近いが、同国の当局も金融引き締めを終わらせる用意がないことを示した。
 6月は米利上げ休止が予想される中、一息つけるとの見通しで始まったが、今では物価を巡る新たな協調的な警戒態勢の中で終わる方向にある。今後数カ月に金利上昇が緩和する見込みはほとんどなく、経済見通しに暗雲が漂う。
 金融引き締めの必要性を示す「証拠A」はトルコだ。40%近い猛烈なインフレを受け、22日の引き締め開始をエルドアン大統領はついに容認せざるを得なくなった。「証拠B」は英国になるかもしれない。消費者物価指数(CPI)は前年同月比でなお8%を超えており、インフレ抑制に苦慮している。

原題:Global Inflation Alarm Augurs a Long Hot Summer of Rate Hikes(抜粋)

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ブルームバーグ


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