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2023/05/16(火)=英・欧とも株堅調/米株、小幅高、債務上限交渉の進展待ち/TOPIX、33年ぶりの高値更新/日経平均、4営業日連続で年初来高値更新/日経先物、夜間に3万円に向け上昇中


―――【まとめ】―――

  • ロンドン・欧州とも株式市場堅調

  • 独卸売物価指数は前年比マイナス、ユーロ圏鉱工業生産指数は予想を下回る

  • ユーロ債券市場では国債利回りが上昇、インフレ期待の上昇が背景、米国の債務上限協議も焦点

  • 5月のNY連銀製造業景況指数は約3年ぶりの大幅低下

  • 米国で破産法適用申請が急増、信用収縮が主因

  • 米株式相場、小幅高。債務上限交渉の進展待ち

  • 米金融当局者2人、引き締め停止を示唆

  • マイクロソフト、アクティビジョン・ブリザード買収計画がEUに承認

  • 米国債、軟調。社債発行市場活況とミネアポリス連銀総裁の発言影響

  • 外国為替市場では、円を除く主要10通貨がドルに対して上昇

  • 円は対ドルで136円台前半から135円台後半で推移

  • ニューヨーク原油は4週間の軟調後に反発、71ドル台で取引終了

  • ニューヨーク金が4営業日ぶりに上昇

  • 日経225先物6月限の16日精算値は前日清算値比170円高の2万9840円

  • TOPIX、一時、33年ぶりの高値更新

  • 日本株の割安さと差し迫った景気後退がないことで日本に対しポジティブな評価

  • 日経平均、4営業日続伸、連日で年初来高値更新


―――【チャート】―――

◆10分足チャートでみる本日の値動き(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限10分足チャート2023/05/15(月)[前営業日]16:30~2023/05/16(火)[本日]15:15

◆日足チャートでみる過去半年の値動き(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限日足チャート2022/11/17[半年前]16:30~2023/05/16(火)[本日]15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/05/15(月)[前営業日]の経済指標結果

2023/05/15(月)[前営業日]の経済指標結果

◆2023/05/16(火)[本日]の経済イベント予定

2023/05/16(火)[本日]の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市況=株上昇、企業決算や金融政策を意識-ドイツ債は下落(15日ブルームバーグ)

2023/05/16(火)[本日]03:04

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ストックス欧州600指数は0.3%高

  • 不動産、鉱業、旅行・娯楽銘柄が上昇、化学やパーソナルケアは下落

  • シーメンス・エナジーが上昇、通期売上高見通しを上方修正

  • BBVA銀行は下落、トルコ大統領選の不透明性が影響

  • ドイツ債続落、イタリア債はほぼ変わらず

  • フィッチがイタリアの格付けを据え置き、ドイツ債との利回り差縮小

  • ECBの利上げ見通し一時3bp低下、ピーク金利は3.74%予想

  • 英国債は10年債中心に下落、中期債入札で応札倍率低下

  • 織り込む英中銀のターミナルレートは4.95%へ1bp上昇

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

  15日の欧州株は上昇。最新の企業決算や金融政策見通しが意識された。
  ストックス欧州600指数は0.3%高。業種別では不動産、鉱業、旅行・娯楽銘柄が上昇した一方、化学やパーソナルケアは下落した。
  個別では、独タービンメーカーのシーメンス・エナジーが上昇。エネルギー移行技術への引き合いが強く、通期売上高見通しを上方修正した。スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は売られた。同行はトルコのガランティ銀行の86%株を保有するが、同国の大統領選は決選投票にもつれ込む見通しとなった。
  欧州債市場ではドイツ債が続落。イタリア債はほぼ変わらず。フィッチ・レーティングスが12日にイタリアの格付けおよび見通しを据え置いたことが好感された。ドイツ債との利回り差は今月3日以降で最も縮小した。
  短期金融市場では、欧州中央銀行(ECB)の利上げ見通しが一時3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。ピーク金利は9月までに3.74%と織り込まれている。
  英国債は10年債を中心に下落。イングランド銀行(英中央銀行)による量的引き締めプログラムの下で実施された中期債入札では、応札倍率が低下した。
  短期金融市場が織り込む英中銀のターミナルレートは9月までに4.95%と、1bp上昇した。

5月15日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券                             直近利回り   前営業日比   
独国債2年物                       2.60%            +0.01
独国債10年物                     2.31%            +0.03
英国債10年物                     3.82%            +0.04

原題:Bunds Bear Steepen as Bond Sales Weigh: End-of-Day Curves
European Stocks Rise as Investors Assess Earnings, Policy Path
(抜粋)

ブルームバーグ

◆欧州市場サマリー(15日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]02:51

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 英国株式市場、銀行株と鉱業株が上昇、FTSE350種鉱業株指数、貴金属株指数も上昇

  • 英中銀の利上げ決定で金利敏感株好調、不動産株指数、不動産投資信託株指数も上昇

  • FTSE250種指数も上昇、トレインラインが大幅上昇、一方ジョン・ウッド・グループが急落

  • 欧州株式市場、STOXX欧州600種銀行株指数が上昇、一方STOXXユーロ圏銀行株指数が下落

  • 独卸売物価指数は前年比マイナス、欧州鉱工業生産指数が予想を下回る

  • 欧州債券市場、国債利回りが上昇、インフレ期待の上昇が背景、米国の債務上限協議も焦点

  • 独10年債利回りが上昇、独2年債利回りも上昇、一方イタリア国債はややアウトパフォーム

  • フィッチはイタリアのソブリン格付けを据え置き、今週ムーディーズが更新発表予定

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[15日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
続伸して取引を終えた。銀行株のほか、貴金属や卑金属価格の値上がりを受けて鉱業株が買われたのも相場を支えた。FTSE350種鉱業株指数、貴金属株指数はそれぞれ1.19%、0.80%上昇した。銀行株指数は1.55%上昇し、前週末から一段高となった。イングランド銀行(英中央銀行)が先週、利上げを決めたことから、金利の動向に敏感な銘柄が好調だった。不動産株指数、不動産投資信託株指数はそれぞれ1.71%、1.85%上げた。インタラクティブ・インベスターの投資責任者、ビクトリア・スカラー氏は「英国の住宅建設業が最近、3月の安値から再び上昇しているのは、インフレ圧力が年内に落ち着き始めるとの期待の中で、投資家が英中銀の利上げサイクルが近く終了するのも視野に入れていることを示唆している」と述べた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.37%高。スタイフェルによる投資評価の引き上げを受けて鉄道・バスサービスのトレインラインが5.5%と大幅上昇した。一方、英エネルギーサービス会社のジョン・ウッド・グループは34.4%と急落。同社を巡って米投資ファンド、アポロ・グローバル・マネジメントが買収提案の予定はないと発表したことが嫌気された。家電量販店カリーズは3.0%上昇。2022─23年の利益見通しを上方修正したことが好感された。

<欧州株式市場>
続伸して取引を終えた。投資家は米国の債務上限協議やトルコ大統領選の決選投票を巡る不確実性を見極めようとする中で、世界経済の状況を示す手掛かりを経済指標から探った。STOXX欧州600種銀行株指数は0.65%上昇。STOXXユーロ圏銀行株指数は0.08%下げた。トルコにエクスポージャーが高いスペインのバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は4.2%下落した。キャピタル・ドット・コムのシニア市場アナリスト、ダニエラ・ハーソン氏は「全般的な見通しは依然かなり前向きだ。しかし、政府の大規模な刺激策の時代から来ていることを忘れてはならず、依然高水準の根強いインフレと戦っている」とし、「投資家はまだ私たちが森から抜け出したとは思っておらず、今後2、3年の間に起こる可能性があることに気を引き締めている」との見方を示した。15日発表されたドイツの4月の卸売物価指数は2020年12月以来の前年同月比マイナスとなった。スウェーデンの4月の消費者物価は金利変動の影響を除外したCPIFの上昇率が予想よりも鈍化した。3月のユーロ圏鉱工業生産指数は予想を大きく下回った。アイルランドの鉱工業生産の大幅減少が主因とみられる。フランスの保険大手アクサは2.4%上昇した。

<ユーロ圏債券>
国債利回りが上昇した。インフレ期待の上昇を受け追加利上げの必要性が裏付けられたことが背景。米国の連邦債務上限引き上げを巡る協議の行方も注目されている。先週に欧州と米国で発表された経済指標で、消費者のインフレ期待、特に長期インフレ期待が高まっていることが示された。ダンスケバンクのチーフアナリスト、イェンス・ペーター・ソレンセン氏は「賃上げ請求などインフレの波及的な影響を中央銀行が懸念する可能性がある」としている。独10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇の2.304%。独2年債利回りは2bp上昇の2.637%。イタリア国債は独連邦債をややアウトパフォーム。格付け会社フィッチは12日、イタリアのソブリン格付けを「BBB」に据え置いた。格付け見通しは「安定的」。ダンスケバンクのソレンセン氏は、フィッチが格下げなかったことで、イタリア国債はプラスの影響を受けていると指摘。今週19日には格付け会社ムーディーズがイタリアのソブリン格付けの更新を発表する。イタリア10年債利回りは1bp上昇の4.181%。独伊10年債の利回り格差は約1.5bp縮小の186bp。

ブルームバーグ

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/05/16(火)[本日]05:10

15日08:11 エルドアン・トルコ大統領
「現時点では正確な結果は分からないが、我々がリードしているようだ」
「国内・国外の投票はともに集計中」

15日20:40 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「利下げは基本的な考えに入っていない」
「インフレ率が急速に低下するとは考えていない」
「インフレとの戦いはまだ長い道のり」
「金利はさらに上昇させる必要があるかもしれない」
16日04:44
「個人的には利上げを一時停止したいと考えているが、FOMCは何をすべきかまだ検討中」
「企業は減速の顕著な兆候が見られる」
「金利の行き過ぎのリスクを考慮すると、FRBは慎重に行動する必要がある」

15日23:01 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「インフレは非常に高いが、下降傾向にある」
「まだ取り組むべき仕事がある」
「わずか数カ月の良いデータに騙されてはならない」
「インフレ目標に到達するにはまだ長い道のりがある」
「労働市場は依然として強い」

16日00:34 アデヨモ米財務次官
「デフォルトは米国の債務と経済を悪化させる」
「デフォルトにより、人々がドル資産に投資する意欲を低下させる」

16日01:34 ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
「先週、BOEが金利を引き上げたのは、経済に勢いがありすぎたから」
「成長しすぎることによるインフレをまだ懸念」
「インフレ率が2%に戻るには、需要が多すぎる」

16日01:57 米共和党のマッカーシー下院議長
「債務上限を巡る交渉では何ら動きが見られない」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物:16日夜間取引終値=190円高、2万9860円

2023/05/16(火)[本日]06:03

 16日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日比190円高の2万9860円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値2万9626.34円に対しては233.66円高。出来高は1万6204枚だった。
 TOPIX先物期近は2129ポイントと前日比10ポイント高、TOPIX現物終値比14.15ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        29860     +190    16204
日経225mini        29860     +190   271105
TOPIX先物         2129      +10    13796
JPX日経400先物      19185      +90    2074
マザーズ指数先物      749      +2     539
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の必読5本(16日ブルームバーグ)

2023/05/16(火)[本日]06:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国で破産法適用申請が急増、信用収縮が主因

  • アトランタ連銀のボスティック総裁、信用危機への警戒感示す

  • シティグループの経済サプライズ指数が2月2日以来のマイナス

  • ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、追加引き締め可能性を示唆

  • バイデン大統領、16日に債務上限問題について協議予定

  • トルコ資産が売り圧迫、大統領選の決選投票が28日に予定

  • EUがマイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収計画を承認

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・破産法適用申請が急増、地区連銀総裁発言、債務上限問題で会談へ
・トルコ資産売り、EUがマイクロソフトのアクティビジョン買収承認
米国では信用収縮の影響で破産法の適用を申請する企業が急増。アトランタ連銀のボスティック総裁も信用危機への警戒感を示しました。市場予想を下回る経済指標も増えており、シティグループの経済サプライズ指数は2月2日以来のマイナスとなりました。インフレが根強くとも、信用収縮と景気減速でこれ以上の利上げはだんだん難しくなってきています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

信用収縮
米国では、わずか48時間未満で少なくとも7社が連邦破産法11条の適用を申請した。各社は1年にわたる利上げによる信用収縮の犠牲になった。メディア新興企業のバイス・メディアやホームセキュリティーシステムのモニトロニクス・インターナショナルなどは、超低金利時代に積み上げた負債の借り換えに苦戦している。金利負担の上昇にさらされる企業はあらゆるセクターに及び、融資や社債が満期を迎えた時の借り換えで困窮している。金利上昇時には投資家と債権者の目も厳しくなる。

連銀総裁
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は「われわれは任務を完了させる必要がある」と述べ、FOMCが追加引き締めに動く可能性が高いとの見解を示した。一方、シカゴ連銀のグールズビー総裁は、利上げと与信環境のタイト化に「特に注意を払う」必要があると指摘。アトランタ連銀のボスティック総裁は、政策金利据え置きを支持する考えを示唆しつつ、「2024年に入ってしばらくするまでわれわれが実際に利下げを検討することはない」と述べ、年内に利下げするとの金融市場の見方をけん制した。

16日に会談
バイデン米大統領は、16日にマッカーシー下院議長や他の議会指導者と債務上限問題について協議すると明らかにした。大統領とマッカーシー氏が会うのは、9日に続き今月に入って2回目。前回の会談後、スタッフレベルでの協議が週末も続いていた。バイデン大統領は交渉がまとまることに楽観的だと14日に発言したが、マッカーシー氏は15日、これまでのところほとんど進展はないと述べるなど、双方が発するシグナルは異なっている。

予想外の健闘
トルコ資産が売りを浴びた。前日投開票の同国大統領選では過半数の票を獲得した候補がいなかったため28日に決選投票を行う。エルドアン大統領(69)の経済政策の速やかな終了を見込んでいた投資家にとって、同大統領への支持は予想以上の強さだった。主要株価指数のBIST100は6.1%下落。トルコのドル建て債も安く、保証コストは急伸した。通貨リラは対ドルで0.5%安。国営銀行が介入してリラ安を抑えたという。エルドアン氏の得票率は49.5%、主要野党統一候補のケマル・クルチダルオール氏が45%弱で続いた。

EU承認
欧州連合(EU)は米マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収計画を承認した。買収規模は690億ドル(現在の為替レートで約9兆4000億円)で、ゲーム産業でかつてない大型案件。英国の競争監督当局は数週間前、この計画を認めないと発表していた。EUの行政執行機関である欧州委員会は、独自の分析に基づき買収が競争を損なうことにはならないと判断。クラウドストリーミング市場を「活性化」させると評価した。ゲーム市場においてクラウドストリーミングはわずか1%から3%の占有率でしかない。

その他の注目ニュース
中国人民銀、「適切」な金融政策を約束-金利は妥当な水準で維持
NY連銀製造業景況指数、5月は20年以来の急低下-受注などが悪化
ECBの初回利下げは来年4-6月、エコノミストが予想先送り-調査

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(16日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]06:24

・NY外為市場=ドル5週ぶり高値から下落、債務上限問題を注視
・米金融・債券市場=利回り上昇、インフレ懸念くすぶる
・米FRB、追加利上げ「かなり慎重」になるべき=アトランタ連銀総裁
・SVB元幹部「利上げと預金流出が破綻要因」、FRB見解と対立
・米債務上限協議、見解になお「大きな隔たり」=下院議長
・米国株式市場=上昇、債務上限問題が上値抑える メタは高い
・米予算巡る協議「極めて真剣に継続」=上院民主党トップのシューマー氏
・米ニューメキシコ州で銃乱射、少なくとも3人死亡 容疑者射殺
・米インフレ、安定的な低下を確信できず=リッチモンド連銀総裁
・米共和党、政権の税金抜け穴対策案拒否 債務上限協議巡り=報道
・もし今日がFOMCなら金利据え置きに投票=アトランタ連銀総裁
・トルコ大統領選、エルドアン氏得票49.5% 28日に決選投票
・英中銀、インフレ率4─5%維持する事態に備えるべき=ピル氏
・欧州株式市場=続伸、政治や経済指標を見極め
・ロンドン株式市場=続伸、銀行や鉱業株が上昇
・米大統領、G7首脳会議に出席 予定通り17日に出発=カービー調整官
・米債務上限協議、16日に実施=バイデン大統領
・米財務次官、1兆ドルプラチナコイン案を否定 債務上限問題巡り
・ウクライナ加盟に向けた複数年計画の合意に期待=NATO事務総長
・EU、マイクロソフトのアクティビジョン買収承認
・トルコリラ・債券・株急落、大統領選でエルドアン氏優勢との見方
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、インフレ期待上昇で追加利上げ裏付け
・仏大統領、テスラのマスク氏と会談 企業誘致イベントで投資要請
・黒海イニシアティブ延長に向けた取り組み、今後数日間継続=国連
・ベラルーシ政府、ルカシェンコ氏の写真公開  反体制派「事態発生」に用意
・NY州製造業業況指数、5月はマイナス31.8に急低下
・エリトリアとの強固な関係、アフリカ東部の平和に寄与=中国主席
・プーチン氏、旧ソ連諸国との協力に意欲 安全保障会議
・英、ウクライナに長距離ドローン供与 ゼレンスキー氏が訪問
・FRB5月利上げへの支持は「ぎりぎりの決断」=シカゴ連銀総裁
・FRB、物価抑制に向けやるべきことある=ミネアポリス連銀総裁
・追加利上げ必要に、市場予想ほどインフレ鈍化せず=アトランタ連銀総裁
・中国人民銀、実体経済「強力かつ安定的」に支援 需要は不十分
・ロ軍の位置情報提供報道、プリゴジン氏「ばかげている」
・米銀リパブリック・ファースト、資金調達で市場環境見極め 資本「十分」

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(16日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]06:17

●米債務上限協議、見解になお「大きな隔たり」=下院議長
マッカーシー米下院議長(共和党)は15日、連邦債務上限を巡る議会とホワイトハウスの協議について、見解になお「大きな隔たりがある」と述べた。

●NY州製造業業況指数、5月はマイナス31.8に急低下
ニューヨーク連銀が15日に発表した5月のニューヨーク州製造業業況指数は42.6ポイント低下し、マイナス31.8となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想はマイナス3.75だった。ただ、同指数は極めて不安定なため解釈が難しくなっている。

●英、ウクライナに長距離ドローン供与 ゼレンスキー氏が訪問
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、英国を訪問しスナク首相と会談した。ウクライナがロシア軍に対し大規模な反転攻勢をかけると予想される中、英国はウクライナに対し飛行距離が200キロメートルを超える新型長距離ドローン(無人機)の供与を確約した。

●追加利上げ必要に、市場予想ほどインフレ鈍化せず=アトランタ連銀総裁
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁は、インフレ率が市場参加者が考えているほど急速に低下するとは思えないとして、年内の利下げは想定しておらず、逆に「上げる必要がある」との見方を示した。

●ウクライナ加盟に向けた複数年計画の合意に期待=NATO事務総長
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、7月にリトアニア首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナのNATO軍事基準への移行を支援するための複数年にわたる計画について合意することに期待を示した。

●EU、マイクロソフトのアクティビジョン買収承認
欧州連合(EU)欧州委員会は15日、マイクロソフトによるゲーム大手アクティビジョン・ブリザード買収を承認した。

●SVB元幹部「利上げと預金流出が破綻要因」、FRB見解と対立
経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)のCEOだったグレゴリー・ベッカー氏は、16日に開催される米上院銀行委員会の公聴会で、破綻の主因として金利の上昇と多額の預金流出を挙げる見通し。証言の準備稿が15日に明らかになった。

●仏大統領、テスラのマスク氏と会談 企業誘致イベントで投資要請
フランスのマクロン大統領は15日、パリ近郊のベルサイユ宮殿で開かれる年次イベント「フランスを選ぼう(Choose France)」に米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)ら世界の企業首脳を迎えて売り込み、自国への投資獲得を目指す。

●トルコ大統領選、エルドアン氏得票49.5% 28日に決選投票
トルコの選挙管理委員会(YSK)は15日、大統領選で過半数の票を得た候補がいなかったため、現職エルドアン大統領と野党統一候補クルチダルオール氏との決選投票を28日に行うと発表した。

●米ニューメキシコ州で銃乱射、少なくとも3人死亡 容疑者射殺
米ニューメキシコ州ファーミントンの住宅地で15日、銃乱射事件が発生し、少なくとも3人が死亡した。複数の負傷者が出ているという。容疑者は警察に射殺された。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(15日)


◆米国市況=株は小幅高、債務交渉控えレンジ取引-ドル136円台前半(15日ブルームバーグ)

2023/05/16(火)[本日]05:59

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米株式相場、小幅高。債務上限交渉の進展待ち

  • バイデン大統領、債務上限について議会指導部と会談予定

  • 米金融当局者2人、引き締め停止を示唆。大型ハイテク株に投資意欲

  • マイクロソフト、アクティビジョン・ブリザード買収計画がEUに承認

  • NY連銀製造業景況指数、約3年ぶり大幅低下。株圧迫

  • ウォルマート等、今週の小売企業決算に注目

  • S&P500、2021年8月以来の狭い取引範囲

  • 米国債、軟調。社債発行市場活況とミネアポリス連銀総裁の発言影響

  • カシュカリ総裁、労働市場の過熱状態とインフレ鈍化の長い道のりを指摘

  • 外国為替市場では、円を除く主要10通貨がドルに対して上昇

  • 円は対ドルで136円台前半から135円台後半で推移

  • ニューヨーク原油は4週間の軟調後に反発、71ドル台で取引終了

  • 原油市場はタイトな需給と景気の先行き不透明感で綱引き

  • ニューヨーク金が4営業日ぶりに上昇

  • 金を裏付けとするETFを通じた世界の金保有額が6カ月ぶりの高水準

  • 投資資金の金シフトが進行中を示唆

  • 金先物6月限は前営業日比2.90ドル(0.1%)高の1オンス=2022.70ドルで終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・米国債は軟調、ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言が影響
・原油は反発、70ドルが新たな支持線-金も上昇

米国株
株式                                     終値  前営業日比   変化率
S&P500種株価指数     4136.28      12.20         0.30%
ダウ工業株30種平均     33348.60      47.98         0.14%
ナスダック総合指数      12365.21     80.47         0.66%

  
米株式相場は小幅高。米債務上限を巡る交渉が妥結しデフォルト(債務不履行)を回避できるのかどうか、市場が固唾(かたず)をのんで結果を待つ中、相場は狭いレンジから動かなかった。
  バイデン米大統領は債務上限を巡り、16日にマッカーシー下院議長ら議会指導部と会談すると発言。株式相場は小幅に上げたものの、両者から出されるシグナルは一致しない。米金融当局者2人が引き締め停止を支持する姿勢を示唆し、大型ハイテク株への投資意欲をあらためてかき立てた。マイクロソフトが690億ドル(約9兆4000億円)で計画するアクティビジョン・ブリザード買収を欧州連合(EU)が承認したことで、センチメントは上向いた。
  5月のニューヨーク連銀製造業景況指数は約3年ぶりの大幅低下となり、朝方の株式相場を圧迫した。今週はウォルマートなど代表的な小売企業の決算も注目される。
  パイパー・サンドラーのチーフ市場テクニシャン、クレイグ・ジョンソン氏は「いずれの方向性もはっきりしない。市場は企業決算や一連の経済データ、債務上限の協議を巡るワシントンの責任のなすり合いといった材料の消化を続けている」と述べた。
  S&P500種株価指数は先週、祝日を含まない週としては2021年8月以来の狭いレンジでの取引となっていた。Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「デフォルトは最も確率の高いシナリオではないと思われるが、交渉が長期化する、あるいは何らかの予想外の事態が起きる場合にはボラティリティーが跳ね上がるきっかけになり得る」と述べた。
  債務上限を巡る行き詰まりは株式相場の先行きに吹き付ける新たな向かい風だと警告するストラテジストに、JPモルガン・チェースのマルコ・コラノビッチ氏も加わった。
  モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏も同様の警鐘を鳴らした。大半の顧客は債務上限問題が「最終的には解決されると考えているが、目先はボラティリティーを見込んでいる」とリポートで指摘。ブラックロック・インベストメント・インスティテュートのジャン・ボアバン、ウェイ・リ両氏も債務を巡る対決が新たなボラティリティーの引き金になり得るとの見方を示した。

米国債
国債                          直近値   前営業日比(BP)   変化率
米30年債利回り          3.84%         5.1                1.35%
米10年債利回り          3.50%         3.9                1.14%
米2年債利回り           4.01%        2.3                 0.58%
米東部時間16時58分

  米国債は軟調。社債発行市場の活況と、ミネアポリス連銀総裁のタカ派的な発言が影響し、米国債の利回りカーブはベア・スティープ化した。
  朝方のミネアポリス連銀総裁の発言は、米国債市場ではタカ派的なトーンが意識された。カシュカリ総裁は「労働市場は依然として過熱状態にあり、あまり軟化していない。つまり、インフレ鈍化にはまだ長い道のりが残されているということだ」と述べた。

外為
為替                                                直近値  前営業日比  変化率
ブルームバーグ・ドル指数          1227.36      -3.76        -0.31%
ドル/円                                       ¥136.11      ¥0.41          0.30%
ユーロ/ドル                                $1.0874      $0.25          0.23%
米東部時間16時58分

  外国為替市場では円を除いた主要10通貨全てが対ドルで上昇。米デフォルトを回避するための時間が残り少なくなる中、債務上限を巡る交渉が解決を導き出せるかどうかに市場は神経質になっている。経済データと米金融当局者らのコメントを消化しながらの商いで、オーストラリア・ドルが特に堅調だった。
  ブルームバーグ・ドル指数は前営業日までは2日間で3月以来の大幅高で推移していた。
  クレディ・アグリコルの為替ストラテジスト、バレンティン・マリノフ氏は「このところのドル持ち直しは、債務上限問題が解決するとの期待が市場で高まっていることを反映している可能性が高い」と指摘。「16日に債務上限を巡る重要会談があるのと、米小売売上高が発表されるのを控えて」、静かなトレーディングを予想していると述べた。
  オプション市場では6月16日の日銀決定会合に向けて、タカ派的な結果に賭ける動きが出てきた。インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)はこの10日間で最も高い水準となった。
  円は対ドルで136円台前半から135円台後半での推移だった。

原油
  ニューヨーク原油は4週間続いた軟調を経て反発し、1バレル=71ドル台で引けた。ただ米債務上限問題で市場全般にリスクオフのムードが広がり、上値は抑えられた。
  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は心理的に重要な70ドルが支持線になったが、米デフォルトの懸念が広がる中、そこから大きく伸びることはなかった。経済の方向性を見極めようと、トレーダーらは新たな経済データに注目している。
  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「原油市場はタイトな需給と景気の先行き不透明感との綱引きとなっている。債務上限交渉は市場にストレスを与えるだろう」と指摘。「エネルギートレーダーらは今週、小売売上高をつぶさに見ていく。まずまずの個人消費が続いているかどうかを確認したい考えだ」と説明した。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比1.07ドル(1.5%)高い1バレル=71.11ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.06ドル上昇の75.23ドル。複数の関係者によれば、米政府は戦略石油備蓄(SPR)の補充で最大300万バレルの原油を購入する準備を進めている。先物の引け後に明らかになった。


  ニューヨーク金は4営業日ぶりに上昇。米金融当局者からは利上げを継続せざるを得なくなる可能性が示唆された一方、市場は債務上限を巡る行き詰まりに神経をとがらせている。
  ブルームバーグの計算によれば、金を裏付けとする上場投資信託(ETF)を通じた世界の金保有額は先週、6カ月ぶりの水準に膨れ上がった。投資資金の金シフトが進んでいることが示唆された。
  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比2.90ドル(0.1%)高い1オンス=2022.70ドルで終了。スポット価格はニューヨーク時間午後2時現在、0.4%高い2018.34ドル。

原題:Wall Street in Wait-and-See Mode Before Debt Talks: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Ease Lower, Led by Long-End Amid Heavy IG Deal Slate(抜粋)
Dollar Snaps Two-Day Rally, Aussie Leads Gains: Inside G-10(抜粋)
Oil Edges Up to $71 With Debt-Ceiling Talks Restraining Rebound(抜粋)
US Plans to Buy 3 Million Barrels of Oil for Emergency Reserve(抜粋)
Gold Halts Its Three-Day Slide on Concern Over US Debt Ceiling(抜粋)

ブルームバーグ

◆米国株式市場UPDATE=反発、債務上限問題が上値抑える メタ高い(15日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]06:38 

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場、製造業指標の悪化と債務上限問題の交渉継続で上値抑え

  • メタ・プラットフォームズの2%超上昇、ナスダック総合への上昇を牽引

  • 5月のニューヨーク州製造業景況感指数、市場予想を大幅に下回る

  • バイデン大統領、16日にマッカーシー下院議長と債務上限問題で協議

  • ループ・キャピタルによるメタへの投資判断「ホールド」から「バイ」に引き上げ

  • ダウ工業株30種、6営業日ぶりに反発

  • 今週の注目指標、小売売上高、住宅関連指標、新規失業保険申請

  • FRB当局者複数、金利高水準維持を示唆

  • ワンオーク、マゼラン・ミッドストリーム・パートナーズの買収で株価9.06%下落

  • ウエスタンデジタル、キオクシアホールディングスとの合併協議加速で11.26%急騰

  • NY証券取引所とナスダックで値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。ただ、米連邦債務の上限引き上げを巡る交渉が続く中、製造業指標の悪化を受けて米景気の減速懸念が強まり、上値を抑えた。一方、米メタ・プラットフォームズが2%超上げ、ナスダック総合の上昇を支援した。ニューヨーク連銀が発表した5月のニューヨーク州製造業景況感指数はマイナス31.8に悪化し、市場予想のマイナス3.75も大幅に下回った。インガルス・アンド・スナイダーのシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「景気指標の内容が悪ければ誰もがリセッション(景気後退)について懸念し始める」と指摘。「われわれはインフレを抑え込むまで景気が弱まることを望む一方で、リセッションを引き起こすほどの弱さは望んでいない」とした。債務上限問題を巡る協議が進展していないことも相場の重しとなった。バイデン大統領は16日にマッカーシー下院議長(共和党)と協議を行うが、合意に達する可能性は低いとみられる。メタは2.16%高で終了し、ナスダックとS&P総合500種の上昇に寄与した。ループ・キャピタルが投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたことを好感した。ダウ工業株30種は6営業日ぶりに反発した。今週は主要経済指標の発表が比較的少ないが、小売売上高や住宅関連指標、新規失業保険申請が注目されている。連邦準備理事会(FRB)の複数の当局者はこの日、金利を高水準に保ち続けると想定していることを示唆し、年内に利下げに転じるとの市場の見方と一線を画した。また、リッチモンド地区連銀のバーキン総裁はロイターのインタビューで、インフレが安定的に低下しているとまだ確信できていないと述べた。個別銘柄ではパイプライン運営のワンオークが9.06%下落。同業マゼラン・ミッドストリーム・パートナーズの買収で合意したと発表したことを受けた。半導体大手ウエスタンデジタルは11.26%急騰。日本のキオクシアホールディングスとの合併協議が加速し、統合比率など詳細を話し合う段階まで進んでいるとのロイターの報道を受けて買いが先行した。米取引所の合算出来高は90億6000万株。直近20営業日の平均は111億株。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.10対1の比率で上回った。ナスダックでは1.85対1で値上がり銘柄数が多かった。

ロイター

◆米国株式市場(15日SMBC日興証券)

2023/05/15(月)[前営業日]の米国株式市場(SMBC日興証券)

◆NY市場マーケットコメント(15日SBI)

・NY市場では、序盤に発表された5月のNY連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に下回る結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落した。ただ、先週末のミシガン大指数で期待インフレが上昇したことや、米当局者のタカ派発言を受けて、米金利上昇とともにドルは急速に値を戻す動きとなった。ドル/円は、指標発表前の136.24から135.71まで下落、その後136.20まで上昇した。ただ、米債務上限問題でデフォルトへの懸念が指摘されていることもあり、終盤までドルは上値の重い動きが続いた。

・米主要株価指数は反発。NY連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に下回ったことを受けて、序盤は軟調な動きとなった。その後は、ダウ平均がここまで5営業日続落となった反動で値頃感の買い戻しが入るなど、主要株価指数はプラス圏を回復して終了した。

・NY金は4営業日ぶりに反発。序盤はドルが主要通貨に対して下落したことから、金の買いが優勢となった。ただ、その後はFRB当局者のタカ派発言を受けて、金融引き締めが維持されるとの思惑から上げ幅を縮小した。

・NY原油は4営業日ぶりに反発。カナダの山火事に伴う原油の生産停止を受けて買いが先行した。さらに、米政権が緊急備蓄用に原油を購入する可能性との報道も支援材料となった。

【要人発言】
・アトランタ連銀総裁
利下げは基本的な考えに入っていない、インフレ率が急速に低下するとは考えていない、金利はさらに上昇させる必要があるかもしれない、個人的には利上げを一時停止したいと考えているがFOMCは何をすべきかまだ検討中

・ミネアポリス連銀総裁
インフレは非常に高いが下降傾向にある、わずか数カ月の良いデータに騙されてはならない、まだ取り組むべき仕事がある、インフレ目標に到達するにはまだ長い道のりがある

2023/05/15(月)[前営業日]のNY市場マーケットコメント(SBI)

◆日経225先物(寄り前コメント)=短期過熱を警戒も、権利行使価格の2万9750円~3万円のレンジが意識されやすい

2023/05/16(火)[本日]08:22

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米主要株価指数が上昇、バイデン大統領の債務上限問題交渉進展の見解が影響

  • 共和党のマッカーシー下院議長は見解に隔たりがあると述べ、積極的な買いにつながらず

  • 5月のNY連銀製造業景気指数は予想以上に悪化、インフレが鈍化しなければ追加利上げの可能性

  • S&P500業種別指数では半導体・同製造装置、銀行、素材が上昇、公益事業、電気通信サービス、自動車・同部品は下落

  • シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は大阪比200円高、日経225先物(6月限)は2万9860円で取引終了

  • バイデン大統領と共和党幹部らによる債務上限問題の再協議を受け、買い一巡後は結果を見極めるムードが強まりそう

  • 日経225先物はオプション権利行使価格まで上昇、ショート筋によるヘッジ対応に伴うカバーの動きが強まりやすい

  • ボリンジャーバンドの+2σを上回り、短期的には過熱感が警戒されてくる

  • VIX指数は17.12に上昇も、投資家心理は落ち着き、リスク回避姿勢は強まっていない

  • ウエスタンデジタル<WDC>が11%上昇、キオクシアホールディングスとの合併協議が加速と報じられ、競争力が高まるとの見方から買われた

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 29860 +190 (+0.64%)
TOPIX先物 2129.0 +10.0 (+0.47%)
シカゴ日経平均先物 29870 +200
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 15日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米債務上限問題を巡る交渉について、バイデン大統領がデフォルト(債務不履行)の回避に向けて交渉が進んでいるとの見解を示したことを受けて、期待感から買いが先行した。ただし、共和党のマッカーシー下院議長が、見解になお大きな隔たりがあると述べたと伝わり、積極的な買いにはつながらなかった。また、5月のNY連銀製造業景気指数は-31.8と、前月(+10.8)から予想以上に悪化したほか、アトランタ連銀のボスティック総裁が、インフレが鈍化しなければ追加利上げが選択肢として残るとの見解を示すなか、NYダウは下落に転じる場面も見られた。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、銀行、素材が上昇した一方で、公益事業、電気通信サービス、自動車・同部品が下落。
 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比200円高の2万9870円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円高の2万9690円で始まり、一時2万9640円まで軟化する場面も見られたが、米国市場の取引開始後に上昇基調が強まり、中盤には2万9800円を挟んだ攻防となった。終盤にかけてレンジを切り上げ2万9900円まで買われ、その後も2万9850円~2万9900円で高値保ち合いを継続し、2万9860円でナイトセッションの取引を終えた。
 日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開になりそうだ。債務上限問題を巡り、バイデン大統領と共和党幹部らによる再協議が行われることから、買い一巡後は結果を見極めたいとするムードが強まりやすいだろう。ただし、日経225先物はオプション権利行使価格の2万9875円まで上昇してきており、権利行使価格の2万9750円~3万円のレンジが意識され、ショート筋によるヘッジ対応に伴うカバーの動きが強まりやすいと考えられる。また、海外投資家による日本株選好の動きへの思惑が高まるなか、ロングにおいても下値を切り上げてくることになりそうだ。
 テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+2σ(2万9820円)をナイトセッションで上回ってきたことで、短期的には過熱感が警戒されてくる。週足の+2σは2万9980円辺りに位置しているため、節目の3万円が目先的なターゲットになろう。いったんは達成感から利食いポイントになる可能性はあるが、ポジションは極端にロングに傾いているとは考えづらく、今後は21年9月高値の3万620円、同2月高値の3万720円処をターゲットとしたロングに傾きやすい展開を想定しておきたい。
 VIX指数は17.12に上昇した。一時18.16まで上げる場面も見られたが、終値では25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移が続いている状況である。債務上限問題を巡って波乱展開を警戒しつつも、投資家心理は落ち着いていることが窺える。そのため、リスク回避姿勢は強まっておらず、ショートは避けておきたい。
 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.00倍だった。先週末の上昇で25日線を上回ってきたため、短期的にNTロングを巻き戻す動きとなったようだ。なお、米国ではウエスタンデジタル<WDC>が11%を超える上昇となった。キオクシアホールディングスとの合併協議が加速していると報じられ、競争力が高まるとの見方から買われた。また、ラムリサーチ<LRCX>、エヌビディア<NVDA>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>など半導体株の強い値動きが目立ち、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になろう。そのため、NTロングによるスプレッド狙いの動きが入りやすいと考えられる。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物:16日清算値=170円高、2万9840円

2023/05/16(火)[本日]15:17

 16日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日清算値比170円高の2万9840円で取引を終えた。出来高は5万6548枚だった。この日の日経平均株価の現物終値2万9842.99円に対しては2.99円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(16日)

2023/05/16(火)[本日]


◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陽線」、窓開け上昇し強い基調 気迷いも(16日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]15:57

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は「小陽線」で、終値は2万9842円99銭

  • プライム市場の騰落レシオは148.86%で、過熱感警戒

  • 新興株はマザーズが小反落、海外勢は大型株に注目

  • 日経平均は続伸、半導体関連株が堅調でTOPIXが33年ぶり高値

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 16日 ロイター]
<15:52> 日経平均・日足は「小陽線」、窓開け上昇し強い基調 気迷いも
日経平均・日足は「小陽線」となった。終値は2万9842円99銭。連日の窓を開けての上昇となり、強い基調が示された。一方、ローソク足の実体部分の小さい十字線の形状に近く、気迷いとみることも可能だ。プライム市場の騰落レシオは148.86%に高まり、過熱感が警戒される。短期調整の場合、節目の2万9500円や5日移動平均線(2万9422円60銭=16日)が目先の下値めどに意識されそうだ。

<15:38> 新興株はマザーズ小反落、「海外勢物色は大型株」思惑で盛り上がり欠く
新興株式市場は、マザーズ総合は、0.41%安の746.46ポイントと小反落した。市場では「日本株買いの思惑がある海外勢の物色対象は大型株とみられており、中小型株は盛り上がりを欠いた」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。東証グロース市場指数は前営業日比0.38%安の947.56ポイントだった。フリーは年初来高値をつけた後に軟調となり、指数の重しになった。モンスターラボHLDG、セーフィーは大幅安だった。一方、海帆やヘッドウォータース、クリアルはストップ高だった。

<13:30> 後場の日経平均は上げ幅拡大、日中高値を更新 半導体関連堅調で
後場の日経平均は上げ幅を拡大している。一時、前営業日比約290円高の2万9916円56銭まで上げ幅を拡大し、日中高値を更新した。指数寄与度の大きい半導体関連株が一段と上げ幅を拡大しており、指数をけん引している。足元で日本株は堅調さを維持しているが、「現在の一方向な株価上昇について、多くの投資家は気持ち悪いと思っている。市場心理だけで上昇してきたので、何か悪材料が出たら一気に巻き戻しが起きやすい」(国内シンクタンクのストラテジスト)との声が聞かれた。個別では、東京エレクトロンが4.3%高、アドバンテストが5.3%高で、2銘柄で指数を115円程度押し上げている。業種別では繊維や水産・農林などがプラス転換した。

<11:44> 前場の日経平均は続伸、半導体関連株が堅調 TOPIXは33年ぶり高値
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比202円37銭高の2万9828円71銭と、4営業日続伸した。前日の米半導体株高を受け、指数寄与度の大きい半導体関連銘柄が堅調で指数を押し上げた。TOPIXはバブル後高値を更新し、1990年8月以来33年ぶり高値を付けた。日経平均は約211円高でスタート。その後は利益確定売りなどに押されやや伸び悩む場面もみられたが、前引けにかけては高値圏でもみ合う展開が続いた。前日の米国市場では、半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.6%上昇したことから、東京市場でも指数寄与度の大きい半導体銘柄が堅調で、相場をけん引した。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「足元の日本株は、外部環境が悪化していないことや、国内企業の業績見通しも懸念したほど悪くないこと、東証によるPBR(株価純資産倍率)改善要請などが後押しとなり、堅調となっている」との見方を示した。11時に発表された4月の中国の鉱工業生産は予想を下回った。井出氏は「中国景気が目先の心配事になってきている。中国景気は日本企業にも大きく影響するので、関連銘柄に利益確定売りが出やすくなるだろう」と指摘した。TOPIXは0.38%高の2122.85ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7756億3500万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス、鉱業、小売など22業種で、値下がりは海運やガラス・土石製品、保険など11業種だった。個別では東京エレクトロンが3.7%高、アドバンテストが4.6%高と堅調。前日に決算を発表した、リクルートホールディングスは3.3%高だった。一方、日本郵政は5.7%安、テルモは2.6%安だった。楽天グループは公募増資に向けて最終調整していると15日にロイターが報じたことが手掛かりとなり、5.2%安となった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが845銘柄(46%)、値下がりは898銘柄(49%)、変わらずは87銘柄(4%)だった。

<10:43> 日経平均は高値もみ合い、半導体関連が押し上げ
日経平均は小動きが続いており、現在は前営業日比約200円高の2万9800円台前半で推移している。前日の米半導体株高を受け、東京市場でも指数寄与度の大きい半導体関連銘柄が堅調で指数を押し上げている。市場では「きょうも順調に値を上げるというのがメインシナリオではあるが、11時に発表される中国の鉱工業生産には注意が必要」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。個別では、東京エレクトロンが3.4%高、アドバンテストが3.5%高と堅調。指数寄与度の大きいファーストリテイリングが1.5%高としっかりで推移している。

<09:06> 日経平均は続伸で寄り付く、米株高を好感 ハイテク株堅調
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比211円67銭高の2万9838円01銭と、続伸してスタートした。前日の米株高の流れを引き継ぎ、幅広い業種で買いが優勢となっている。指数寄与度の大きい銘柄やハイテク株が買われ、相場を押し上げている。TOPIXは寄り付きでバブル後高値を更新し、1990年8月以来33年ぶりの高水準となった。個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループがしっかり。東京エレクトロンが3%超高、アドバンテストが4%超高で推移するなど、半導体株が堅調。主力のトヨタ自動車は横ばい、三菱UFJフィナンシャル・グループは2%超高で推移している。

<08:20> 寄り前の板状況、PCDEPOTが買い優勢 関電化は売り優勢

ロイター

◆今日の国内市況(株式、債券、為替市場)(16日ブルームバーグ)

2023/05/16(火)[本日]15:46

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • TOPXが33年ぶり高値を記録

  • 米国市場で半導体関連株が上昇、国内でも電機、機械株が高い

  • 家庭向け電気料金の値上げを認可、電力株にも買い

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は一時3%近く上昇

  • 小売りなど内需株や鉱業株も高い

  • 日本株の割安さと、差し迫った景気後退がないことで、日本に対しポジティブな評価

  • 債券相場は上昇、米長期金利が時間外取引で低下

  • 20年国債入札を控え、超長期ゾーンに買い

  • ドル・円相場は1ドル=136円付近で推移

  • 米国の債務上限問題や米小売売上高の発表を待機

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

●TOPIXが33年ぶり高値、米半導体高を好感-電力や小売りも高い
  東京株式相場は続伸。TOPIXの終値は1990年8月3日以来およそ33年ぶりの高値を付けた。前日の米国市場で半導体関連株が上昇し、国内でも電機や機械株が高く株価指数をけん引した。家庭向け電気料金の値上げを認可する政府方針が明らかになり、電力株にも収益改善を期待した買いが集まった。
  決算発表を受けた企業業績への期待も追い風だ。2期ぶりの最高益となる見通しを前日に発表した三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は一時3%近く上昇し、銀行株に買いが入った。新型コロナウイルス禍からの経済回復への期待から小売りなど内需株も高い。海外の原油先物高を背景に鉱業株も値上がりした。
  日興アセットマネジメントのチーフグローバルストラテジスト、ジョン・ベイル氏は日本株の割安さに加え「米欧に比べ差し迫った景気後退に日本は直面しておらず、国内外の投資家は日本に対しポジティブだろう」と指摘。中国経済の回復が予想よりも遅れている中では、「日本は良い代替先にも見える」と述べた。

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)
・TOPIXの終値は前日比12.33ポイント(0.6%)高の2127.18
・日経平均株価は216円65銭(0.7%)高の2万9842円99銭

●債券は上昇、米長期金利が時間外取引で低下-超長期ゾーンに買いも
  債券相場は上昇。前日の米国市場で連邦準備制度理事会(FRB)高官らのタカ派的な発言などを受けて上昇した長期金利が時間外取引で低下したため、買いが優勢になった。17日に20年国債入札を控えた超長期ゾーンに買いが入ったことも相場上昇を促した。
  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジストは、米長期金利が時間外取引で3.5%を下回って推移し、円債も買われたと述べた。米金利は中国の経済統計が市場予想より弱かったことが影響した可能性があると指摘した。17日に予定されている20年債入札も「利回り1%割れで入札を迎えるのではないかという過度の警戒感は和らいでおり、一部で先回りの買いが入ったかもしれない」と言う。

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)
・長期国債先物6月物の終値は前日比15銭高の148円85銭で高値引け。米金利上昇の流れを引き継いで売りが先行し、一時148円62銭まで下落。その後は上昇に転じ、取引終了にかけて上げ幅を拡大
・新発10年債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)低い0.39%
・新発20年債利回りは1.5bp低い1.005%、新発30年債利回りは2bp低い1.24%

●ドル・円は小動き、米債務上限問題や小売売上高を見極め-136円付近
  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=136円付近で推移。実需中心に上下に振れる場面があったが、米国の債務上限問題に対する警戒感から16日のバイデン大統領と米議会指導部との会談や、米小売売上高の発表を前に小幅な値動きにとどまっている。
  NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は16日のドル・円相場について「公示仲値に向けてドル買いに傾いたが、打診的な動きで、輸出企業のドル売りが重しになっている。時間外取引で米国債利回りが低下していることも重し」と指摘。「このまま136円ちょうどから大きく乖離(かいり)することなく推移しそう」とみている。

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・ドル・円は午後3時13分現在、前日比0.1%安の135円94銭。ここまでのレンジは135円84銭から136円12銭

ブルームバーグ

◆今日の日本株市場(16日SMBC日興証券)

2023/05/16(火)[本日]

2023/05/16(火)[本日]の日本株市場(SMBC日興証券)

◆日経225先物(引け後コメント)=3万円乗せからのオーバーシュート気味の動きは意識しておきたい

2023/05/16(火)[本日]18:35

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物は前日比170円高の2万9840円で終了

  • 米国市場の流れ引継ぎ、東京エレクトロンなどのハイテク株が買われる

  • 後場開始直後に2万9920円まで上昇、終盤は2万9820円~2万9860円で保ち合い

  • 米国の債務上限問題待ち、ハイテク株中心に指数インパクトの大きい値がさ堅調

  • 週足のボリンジャーバンド+2σは2万9980円、節目の3万円が射程内

  • NT倍率は14.02倍に上昇、25日移動平均線を上回る

  • 日経225先物ではフィリップ、日産、野村が売り越し、ソジェン、大和、BofAが買い越し

  • TOPIX先物ではソジェン、BNPパリバが売り越し、モルガンS、野村、JPモルガンが買い越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限
日経225先物 29840 +170 (+0.57%)
TOPIX先物 2127.5 +8.5 (+0.40%)

 日経225先物(6月限)は前日比170円高の2万9840円で取引を終了。寄り付きは2万9840円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万9870円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。米国市場の流れを引き継ぎ、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われて、前場中盤には2万9890円まで上昇。その後は持ち高調整により前場終盤にかけて2万9770円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、ランチタイムでショートカバーが入って切り返すと、後場の取引開始直後には2万9920円まで買われた。終盤にかけて上げ幅を縮めたが、2万9820円~2万9860円辺りで保ち合い、2万9840円で取引を終えた。
 日経225先物は、後場に入り2万9920円まで買われたが、概ねオプション権利行使価格の2万9750円~2万9875円のレンジ推移だった。後場半ば以降は権利行使価格の2万9875円近辺での推移を見せていた。米国の債務上限問題を巡るバイデン大統領と共和党幹部らの協議の行方を見極めるまで積極的には手掛けづらいところだが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を中心にしっかりだったため、ショートも仕掛けづらかっただろう。
 週足のボリンジャーバンドの+2σは2万9980円辺りに位置しており、節目の3万円が射程に入っている。週足の+3σは3万0865円辺りまで切り上がっており、3万円乗せからのオーバーシュート気味の動きは意識しておきたいところだ。債務上限問題を巡る再協議が失望され、短期的にショートを仕掛けてくる流れはありそうだが、スタンスとしてはイレギュラー的な下げに対しては、その後のリバランスを狙ったロング対応を想定しておきたい。
 なお、NT倍率は先物中心限月で14.02倍に上昇した。25日移動平均線を上回って始まり、一時14.07倍まで切り上がる場面もあった。その後はリバランスの動きから軟化する格好となったが、辛うじて25日線はキープした。足もとでは25日線を支持線としたNTロングが意識されそうである。
 手口面では、日経225先物はフィリップが1220枚l、日産が770枚、野村が520枚程度の売り越しに対して、ソジェンが900枚、大和が690枚、BofAが660枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが2030枚、BNPパリバが670枚程度の売り越しに対して、モルガンSが620枚、野村が620枚、JPモルガンが590枚程度の買い越しだった。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(16日ロイター)

2023/05/16(火)[本日]20:16

[16日 ロイター]
◆海外ヘッドライン一覧
・〔FEDフォーカス〕もし米国債デフォルトなら金融調節はどうなるか
・〔アングル〕インドで台頭する女性ゲーマー、悩みは「言葉の暴力」
・〔情報BOX〕米国債デフォルトに備えるウォール街の現状
・〔ロイター調査〕ECB、今後2会合連続で0.25%利上げか
・〔ロイター調査〕メキシコ中銀、18日の会合で利上げ停止か

・バイデン氏、トランプ氏に対するリード維持=ロイター/イプソス調査
・米経済、どちらに転ぶか分からない=債務上限問題でイエレン氏
・独ZEW景気期待指数、5月は-10.7 景気後退の可能性高まる
・ユーロ圏第1四半期GDP改定値、前期比+0.1% 外需が寄与
・南ア失業率、第1四半期は32.9%に上昇 電力危機に懸念
・石油価格の下落、下半期の供給不足と矛盾=IEA
・株式への資金配分、5カ月ぶり高水準 現金比率も上昇=BofA
・英金融業界団体、株式購入にかかる印紙税の撤廃提言
・テンセント・ミュージック、第1四半期は増収 有料ユーザーが拡大
・中国百度、第1四半期売上高が予想上回る 広告収入が好調
・中国軍艦2隻が西太平洋で実弾演習、遠距離航海増えるとの見方も

・BUZZ-トルコのドル建て国債価格が下落、CDS保証料率も上昇
・BUZZ-米1カ月物Tビル利回りが過去最高、債務上限引き上げ交渉を懸念
・BUZZ-南アランド軟調、失業統計の発表控え
・英1─3月失業率、求職増で3.9%に予想外の上昇 インフレ懸念後退か
・ロシア、未明にキーウ空爆 ウクライナ「異例の激しさ」も全ミサイル撃墜
・韓国代表サッカー選手、中国が拘束発表 収賄容疑
・モルガンS、アジア太平洋投資銀行人員の7%削減検討=関係筋
・独VWのロシア資産、1.4億ドルで売却 政府が承認=通信社
・英ボーダフォン、1.1万人削減へ キャッシュフロー大幅減を予想
・米テスラのマスク氏、全ての新規採用の可否を自ら判断へ
・米サステナブルファンド、4月も資金流出続く=調査
・モルガンS、アジア太平洋投資銀行人員の7%削減検討=BBG
・中国4月経済指標、生産・消費の伸び予想下回る 回復の勢いさえず
・中国軍高官、「非伝統的戦争能力」訴え AIなど新技術活用
・韓国住宅市場は安定しつつある、規制緩和が寄与=尹大統領
・インドのロシア産石油製品輸出、EU外相が取り締まり訴え=FT

・著名ヘッジファンド、第1四半期にメタ株取得
・EXCLUSIVE-LGディスプレー、サムスン電子に有機ELテレビパネル供給へ
・中国の4月アルミ生産、前年比0.8%増 一部製錬施設が再開
・イランとロシア、軍事協力強化でさらなる兆候=ホワイトハウス
・コロンビアGDP、第1四半期は3%増 予想上回る
・中央アジアや北アフリカ、インフレはピーク超えた=欧州復興開発銀
・中国不動産投資、4月は前年比16.2%減 販売も落ち込み急加速
・黒海穀物輸出の延長協議、前向きな見通しない─関係筋=RIA

・米Wファーゴ、株主に10億ドル支払い和解 経営改善の説明巡り
・アムジェンのホライゾン買収、米当局が差し止め求め提訴へ=関係筋
・中国石炭生産、4月は過去最高水準から減少 悪天候など影響
・中国は優秀な人材育成と「適度な出生率」目指す=人民日報
・ロシア軍、未明にキーウ空爆 ウクライナ「異例の激しさ」も大半破壊
・ロシア、仏大統領の「中国に従属」発言を非難
・欧州が不動産・債務危機に陥る危険ない=欧州委員
・中国石油精製、4月は過去2番目の水準 燃料需要回復で
・豪消費者信頼感、5月は前月比-7.9% 利上げや予算案に失望

・中国4月経済指標、生産・消費の伸び予想下回る 回復の勢いさえず
・中国粗鋼生産、4月は前月比-3.2% 利益率低下で減産
・中国不動産投資、4月は前年比16.2%減 落ち込み加速
・ロシア防衛費、1─2月は前年比282%増の260億ドル=財務省
・ステランティス、カナダの工場建設を中断 追加支援で政府と協議
・WHO、ロシアの欧州事務所移転を決定 来年コペンハーゲンへ
・原油先物は続伸、米の備蓄補充計画やカナダ森林火災で
・FBIの捜査に問題、トランプ氏のロシア疑惑捜査で特別検察官
・米シェールオイル主産地、6月産油量は高水準 パーミアン盆地は最高=EIA見通し

・著名投資家ペルツ氏がディズニー株買い増し、委任状争奪戦終了後
・米ブリッジウォーター、第1四半期に銀行株売却
・ロシア戦闘機、独仏哨戒機に緊急発進 NATO演習中
・豪中銀、5月利上げはインフレリスク考慮 見送りも検討=議事要旨
・仏、ウクライナの戦闘機パイロット訓練で協力用意=大統領
・オープンAI、オープンソースの言語モデルを準備=報道
・米ニューメキシコ州で銃乱射、3人死亡 18歳容疑者射殺
・アックマン氏、米アルファベットに11億ドル新規投資
・米大手ファンド、第1四半期に地銀株買い増し ファースト銀破綻前
・米GM、カナダでもSUV4.2万台リコール エアバッグ破裂の恐れ

・WRAPUP 1-FRB当局者、追加利上げの可能性に言及
・香港ディズニーランド、22年度売上高31%増 域内来園が記録更新
・中国で米国人男性に終身刑、スパイ罪で
・マスク氏にバージン諸島が書類提出要求、エプスタイン被告巡る訴訟で
・米テスラのマスク氏、全ての新規採用の可否を自ら判断へ=報道
・米・ミクロネシア、戦略的協定更新で合意 中国にらみ
・ECBがゴールドマンに663万ユーロの罰金、信用リスク過少報告
・ウクライナに16日早朝に攻撃、防空システムが迎撃=当局者
・カナダ首相、森林火災被害のアルバータ州視察 エネ生産に打撃
・米銀行規制当局、合併容認の姿勢 規制強化を確約

・WRAPUP 1-米政権、歳出巡り共和と共通点模索 下院議長「大きな隔たり」
・海外勢の米国債保有額、3月は増加 21年6月以降最大の資金流入
・バークシャーがキャピタル・ワンとディアジオ株取得、TSMCなど売却
・着実なインフレ低下、まだ確信できず=リッチモンド連銀総裁
・中国・香港のスワップコネクト開始、「北行き」から

・マッコーリーなど大手投資銀、TSMCへの投資拡大 第1四半期
・米1─3月決算、最後の注目は小売り大手 S&P500企業で増益なるか
・米債務上限協議、16日午後3時に予定=高官
・米政府、戦略石油備蓄補充で300万バレル購入へ 8月受け渡し分
・G7首脳、共通の対中アプローチで一致へ 個別対応も=米高官
・UAE、COP28にシリア大統領招待
・英中銀、インフレ率4─5%維持する事態に備えるべき=ピル氏
・米財務長官「6月1日にもデフォルト」、債務上限巡り再び警鐘
・インド4月貿易赤字が大幅縮小、1年9カ月ぶり低水準
・米住宅ローン新規組成、第1四半期は2014年以来の低水準=NY連銀

ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]TOPIXが33年ぶり高値、米半導体高を好感-電力や小売りも高い(16日ブルームバーグ)

2023/05/16(火)[本日]11:58

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • TOPIX、33年ぶりの高値記録

  • 米国市場の半導体関連株上昇、国内電機や機械株がけん引

  • 家庭向け電気料金値上げ認可により電力株に買い

  • 2期ぶり最高益見通しの三菱UFJフィナンシャル・グループ株価、一時3%上昇

  • 新型コロナウイルスからの経済回復期待で小売等内需株高い

  • 原油先物高を背景に鉱業株も値上がり

  • TOPIXの年初来上昇率12%、他指数を上回る

  • 経済再開が欧米に遅れ、内需株がプラスに働く

  • 日本経済のファンダメンタルが強く、海外からの資金流入継続で上昇基調

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

  東京株式相場は上昇。TOPIXは一時、1990年8月以来およそ33年ぶりの高値を付けた。前日の米国市場で半導体関連株が上昇し、国内でも電機や機械株が高く株価指数をけん引している。家庭向け電気料金の値上げを認可する政府方針が明らかになり、電力株にも収益改善を期待した買いが入っている。
  決算発表を受けた企業業績への期待も追い風だ。2期ぶりの最高益となる見通しを前日に発表した三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は一時3%近く上昇。新型コロナウイルス禍からの経済回復への期待から小売りなど内需株も高い。海外の原油先物高を背景に鉱業株も値上がりしている。
  日本株の上昇はアジア圏の中でも際立っている。TOPIXの年初来上昇率は12%と、MSCIアジア太平洋指数(日本を除く)の2%やMSCIワールド指数の8%を超える。日経平均の年初来上昇率も14%とアジアの主要株式指数の中で上げが目立つ。
  三菱UFJ国際投信の石金淳チーフファンドマネジャーは、 経済再開が欧米に周回遅れで本格化し、内需株にプラスにはたらいていると指摘する。国内企業の設備投資への意欲も高く日本経済のファンダメンタルはしっかりしており、日本株は海外投資家の資金も流入し続けているため長期的な上昇基調にあるとの見方を示した。

ブルームバーグ
2023/05/16(火)のTOPIX値動き


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