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2023/08/23(水)=エヌビディア決算とジャクソンホール会議を前に方向感に乏しい/米国株まちまち/日経平均3日続伸、朝安後に切り返し3万2000円台を回復



―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場は景気循環銘柄の購入で反発、FTSE250種・FTSE350種貴金属株指数がそれぞれ0.70%、2.77%上昇

  • 欧州株はエヌビディア決算を控え、半導体関連企業の上昇をけん引し続伸

  • ジャクソンホール経済シンポジウムで、ECBラガルド総裁とFRBパウエル議長の発言に注目

  • ユーロ圏の国債利回りが低下、特にドイツ10年債は2.655%、米10年債は4.33%

  • ECBの9月理事会で、預金金利を4%に上げる可能性70%、ドイツと米の10年債利回り格差が168bp超と拡大

  • 米国株はまちまち、ダウ平均は174.86ドル安の34,288.83ドル、ナスダックは8.28ポイント高の13,505.87で取引終了

  • 格付け会社S&Pグローバルが発表した銀行の格下げ情報により、金融市場に再び不安が広がり、一部株が下落

  • ハイテク関連の株は引き続き底堅く、特にナスダックはプラス圏を維持

  • 半導体大手のエヌビディアは決算発表を前に売られ、トールブラザーズは決算が好調で、時間外取引での買いが入った

  • ニューヨークの外為市場では、米中古住宅販売件数が予想を下回り、ドル・円は145円89銭で取引終了

  • ユーロ圏の経済減速懸念により、ユーロ・ドルとポンド・ドルが下落。一方、ドル・スイスは上昇した

  • NY原油は、世界経済の減速懸念からの売りが続き、79.64ドルで取引終了

  • 日経225先物9月限は前日比190円安の3万1730円で夜間取引終了、日経平均株価の現物終値3万1856.71円に対しては126.71円安

  • 日経平均株価は32010.26円(前日比153.55円高)と3日続伸、朝安後に切り返しほぼ高値引け、フシ目の3万2000円台を回復

  • 日経225先物(9月限)は3万1970円で日中取引終了、前日比で50円高

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを下回ってスタート、後に上回る

  • 日経225先物、75日移動平均線に接近しているが線突破の期待は低い、また25日、75日移動平均線のデッドクロスも意識される

  • ジャクソンホール会議や米の経済指標を控え、ロングの姿勢には慎重

  • NT倍率は14.05倍に低下


―――【チャート】―――

◆直近2営業日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限15分足チャート2023/08/21(月)16:30~2023/08/23(水)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/02/24[半年前]16:30~2023/08/23(水)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/08/22(火)の経済指標結果



◆2023/08/23(水)の経済イベント予定



―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(22日ロイター)

2023/08/23(水)02:48

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は景気循環銘柄の購入で反発、FTSE250種・FTSE350種貴金属株指数がそれぞれ0.70%、2.77%上昇

  • 景気循環銘柄の旅行・娯楽関連、自動車・部品、建設・資材株指数が0.73─1.49%上昇、一方生活必需品・小売株指数が下落

  • ジョン・ウッド・グループは4.1%高となり、通期の利益見通し上昇が好感

  • 中国の消費統計や金融支援策で鉱業株1.75%上昇、スチュアート・コール氏はFRB講演前までの上昇リスク少ないと指摘

  • 欧州株はエヌビディア決算を控え、半導体関連企業の上昇をけん引し続伸

  • ユービーアイソフト8.5%上昇、米アクティビジョン・ブリザードの配信権売却が好感

  • STOXX欧州600種テクノロジー株指数や欧州半導体メーカー各社も上昇、資源株1.93%上昇

  • ジャクソンホール経済シンポジウムで、ECBラガルド総裁とFRBパウエル議長の発言が注目

  • ユーロ圏の国債利回りが低下、特にドイツ10年債は2.655%、米10年債は4.33%

  • ECBの9月理事会で、預金金利を4%に上げる可能性70%、ドイツと米の10年債利回り格差が168bp超と拡大

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<ロンドン株式市場>
反発して取引を終えた。これまで低迷していた景気循環銘柄が買われたのが相場を押し上げた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.70%高と、8営業日ぶりに上昇した。FTSE350種貴金属株指数は2.77%上げ、上昇率は5月31日以来の大きさとなった。景気循環銘柄の旅行・娯楽関連株指数、自動車・部品株指数、建設・資材株指数は0.73─1.49%上げた。英エネルギーサービス会社のジョン・ウッド・グループは4.1%高。通期の調整後コア利益見通しを引き上げたことが好感された。また、中国の堅調な消費統計や追加の金融支援策を手がかりに銅価格が値上がりし、鉱業株指数は1.75%上昇した。エクイティ・キャピタルのチーフマクロエコノミスト、スチュアート・コール氏は「今週は経済指標の発表が比較的少ない。つまり数日間は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がジャクソンホールで講演する25日までは確実に、いかなる上昇にもリスクが少ないことを意味する」と指摘した。ただ、リスク選好度の高まりを受けて、ディフェンシブ銘柄の生活必需品株指数、小売株指数はそれぞれ0.37%、0.80%下げた。

<欧州株式市場>
続伸して取引を終えた。米半導体大手エヌビディアの四半期決算発表を控えて半導体関連企業が買われ、テクノロジー株の上昇をけん引した。フランスのビデオゲーム開発のユービーアイソフトは8.5%上げ、約3週ぶりの高値を付けた。人気ゲーム「コール・オブ・デューティー」を手掛ける米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードがストリーミング配信権をユービーアイソフトに売却する方針が好感された。STOXX欧州600種テクノロジー株指数は1.98%高。いずれもオランダの半導体製造装置メーカーのBEセミコンダクター、ASMインターナショナル、ASMLホールディングは0.7─3.3%上昇した。23日の決算発表を控えたエヌビディアへの期待感が押し上げた。欧州半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスも2.5%上げた。金属価格の値上がりに伴い資源株指数は1.93%上昇した。今週後半に米ワイオミング州ジャクソンホールで経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開かれる。投資家は政策金利の見通しの手がかりを得ようと、特に欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁と米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の発言に注目している。

<ユーロ圏債券>
域内国債利回りが低下した。直近の利回り上昇を受け押し目買いが入ったという。ダンスケバンクのチーフアナリスト、イェンス・ピーター・ ソーレンセン氏は「ドイツ債利回りが2.6─2.65%になると過去にも買いが入ったことがある」と述べた。ドイツ10年債利回りは前日比約5ベーシスポイント(bp)低下の2.655%。米10年債利回りはこの日、2007年11月以来の高水準となる4.366%まで上昇。その後、約1bp低下の4.33%で推移した。ドイツ2年債利回りは1.5bp低下の3.098%。短期金融市場では、欧州中央銀行(ECB)が9月の理事会で預金金利を4%に引き上げる可能性が70%程度、据え置く可能性が30%程度となっている。米10年債利回りは今月、35bp超上昇。月間では4カ月連続で上昇する勢い。一方、ドイツ10年債利回りの上昇は今月19bpにとどまっている。これにより、米独10年債の利回り格差は21日に168bp超と昨年12月以来の大きさとなった。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/08/23(水)05:10

22日12:52 植田日銀総裁
「総理から経済金融情勢について質問があり回答した」
「経済金融情勢を意見交換した」
「為替相場の変動についての議論は特にない」

22日22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「米国が不況に陥ったとしても、それほど深刻なものにはならないだろう」
「短期的な市場の動きにあまり注目しないようにすべき」
「FRBの信頼性確保のため2%の目標を達成する必要」
23日01:04
「9月FOMCの結果を事前に判断するつもりはない」
「個人消費と経済力の強さに伴い、インフレが沈静化する前に米経済が再加速する可能性もある」
「インフレ率が高止まりし、需要がインフレ低下の可能性を示す兆候を示さない場合、金融政策の引き締めが必要となるだろう」
「債券利回りの最近の動きは不適切な市場の引き締めの兆しではなく、好調な経済指標への反応である可能性が高い」

※時間は日本時間

OANDA証券

―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:23日夜間取引終値=190円安、3万1730円

2023/08/23(水)06:03

 23日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比190円安の3万1730円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万1856.71円に対しては126.71円安。出来高は1万2061枚だった。
 TOPIX先物期近は2256ポイントと前日比11.5ポイント安、TOPIX現物終値比9.71ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        31730     -190    12061
日経225mini        31730     -190   243626
TOPIX先物         2256     -11.5    10173
JPX日経400先物      20390     -105    1855
マザーズ指数先物      725      -6     891
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • エヌビディア決算注目、ソフトバンク傘下の英アームがIPO申請、孫正義氏の過去のアーム買収選択も話題

  • ジャクソンホール会合でのFRB議長講演、エヌビディアの5-7月決算が相場雰囲気に影響

  • ブルームバーグ調査でエヌビディアの売上高が前年同期比65%増との予想

  • 米リッチモンド連銀バーキン総裁、インフレ目標変更は信頼失う恐れ、6月のインフレ率鈍化に軟着陸の可能性

  • フィデリティ、米国債積極購入、米国債利回り上昇中の30年物米国債購入を実施

  • 2023年米雇用者数、年次ベンチマーク改定で増加幅下方修正の見通し、JPモルガン・チェースの予想も紹介

  • 金利上昇、銀行セクターに新たな問題生じる恐れ、2年債利回り上昇に関連したTDセキュリティーズの警告

  • 銀行の為替トレーディング収入減少、新型コロナ回復遅れ、今年上期15%減少、トレーディングの弱さが銀行決算で目立つ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

23日発表の米エヌビディア決算に注目が集まっています。同社が買収を断念したソフトバンクグループ傘下の英アームは21日、新規株式公開(IPO)を申請。ソフトバンクG創業者、孫正義氏がアーム買収を発表した2016年、元幹部らからなぜエヌビディアを買わないのかとのが聞かれたそうです。ジャクソンホール会合でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演とともに、今週の相場の雰囲気を左右すると言われているエヌビディアの5-7月決算。ブルームバーグの調査では、売上高が前年同期比65%増と予想されています。

FRB信頼失う恐れ

米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、インフレ目標を途中で変更し始めれば、米金融政策当局は信頼を失う恐れがあるとの認識を示した。バーキン総裁は「2%の目標は、決して達成できない空想上のユニコーンのようなものではない」と指摘。大半の中央銀行は約2%のインフレ目標を掲げており、それを維持することを支持していると述べた。また6月のインフレ率が予想以上に鈍化したことについて、米経済が深刻なリセッション(景気後退)に陥ることなく物価安定を取り戻す「ソフトランディング(軟着陸)」を実現できる可能性を示唆しているとの考えを改めて示した。

債券投資の基本

フィデリティ・インターナショナルは急落した米国債を積極的に購入している。66億ドル(約9600億円)規模の「グローバル・マルチ・アセット・インカム・ファンド」の運用に携わるジョージ・エフスタソプロス氏(シンガポール在勤)は先週、米国債利回りが2011年来の水準に急上昇する中、30年物米国債を購入した。同氏はファンドの米国債への投資比率を現在の約3.5%から倍増させる余地があると語った。「債券投資の基本は何かといえば、実質利回りがプラスの時に買うことだ」と言う。

下方修正リスク

2023年3月まで1年間の米雇用者数は、23日に発表される年次ベンチマーク(基準)改定で増加幅が下方修正される見通しだ。約50万人の修正を予測する声もある。JPモルガン・チェースのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は基準改定に伴い、3月まで1年間の雇用者増が速報値で50万人近く下方修正されると予想。これは1カ月当たり約4万人の下方修正に相当する。この規模の下方修正があったとしても、雇用者数の伸びは月平均で30万人程度と力強いペースであることに変わりはなく、労働市場の健全性に関するエコノミストの見解に、根本的な変化が生じる可能性は低い。

銀行に痛み

金利上昇は貸し手に利益拡大の機会を与える一方、借り入れコストが絶え間なく上昇する事態は銀行セクターに新たな問題を生じさせかねないと、TDセキュリティーズのシニアストラテジストは警告する。2年債の利回りが今週5%に上昇したことは、秋に向けて「多くの銀行にペイントレード(痛みを伴う取引)」を意味すると、TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は22日、ブルームバーグテレビジョンで語った。 「銀行が抱える未実現の満期保有損失と売却可能損失を追跡するだけでも、プレッシャーがかかっていることが分かる」という。

為替デスク直撃

銀行の為替トレーディングデスクが、市場ボラティリティー低下の影響を大きく受けている。銀行の利幅が圧迫されるだけでなく、トレーディング収入が減少し、新型コロナウイルス禍からの回復も遅れている。BCGエクスパンド・リサーチがまとめた上位100行の数字によると、今年上期の為替トレーディング収入は前年同期比で15%減少した。下期に挽回しなければ、今年はここ3年で2年目の通期減収となる可能性がある。最近の銀行決算ではトレーディングの弱さが目立っており、ゴールドマンやBNPパリバなどでは債券・通貨・商品(FICC)トレーディングが低調となっている。

その他の注目ニュース
米中古住宅販売、7月は年初来の低水準-在庫不足と金利上昇が重し
クレジット市場、ソフトバンクGのアーム株25%取得を好意的に解釈
ゴールドマンがTDR主導の連合に参加、サブウェイ買収巡り-関係者

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(23日ロイター)

2023/08/23(水)06:15

・米当局、野村HD米法人に3500万ドルの罰金 債券価格巡り虚偽
・中南米金融市場=通貨上昇、BRICS会議にらみブラジルレアル堅調
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(22日)
・NY外為市場=ドル小幅高、ジャクソンホール会議待ち
・米金融・債券市場=利回り低下、財政赤字拡大懸念で買いは限定的
・BRICS首脳会議が開幕、加盟国内の見解の相違が再浮上
・中国経済に「力強い耐性」あり、ファンダメンタルズ不変=習主席
・シカゴ日経平均先物(22日)
・NY外為市場=ドル小幅高、ジャクソンホール会議待ち
・米国株式市場=ダウ・S&P500下落、高金利長期化懸念で
・米金融・債券市場=利回り低下、財政赤字拡大懸念で買いは限定的
・中国経済指標の透明性、過去数カ月で低下=ホワイトハウス
・BRICS、「世界の多数派」の願望満たす=プーチン氏
・ギリシャ森林火災、18人の遺体発見 欧州南部の熱波続く
・バイデン氏、9月のG20首脳会議に出席へ=ホワイトハウス
・米中古住宅販売、7月は2.2%減 6カ月ぶりに価格上昇
・ブラジル大統領、アルゼンチンのBRICS加盟に前向き
・BUZZ-南アランド上昇、米金利低下でリスク選好意欲戻る
・欧州市場サマリー(22日)
・欧州株式市場=続伸、半導体関連企業買われる ユービーアイソフト約3週ぶり高値
・ロンドン株式市場=反発、景気循環銘柄が押し上げ
・米商務長官、来週訪中へ 政府高官と協議
・BRICS、「世界の多数派」の願望満たす=プーチン氏
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、押し目買い優勢に
・米経済「再加速シナリオ」の可能性も、最近の指標受け=リッチモンド連銀総裁
・トランプ氏側近2人が出頭、ジョージア州大統領選介入事件で
・中・南ア首脳、二国間の貿易不均衡問題を協議=中国外務省
・米、中国高官のビザ発給制限へ チベットの子どもの「強制的な同化」で
・米メーシーズ、通期予想据え置き 下半期の消費低迷を懸念
・アフリカ連合、ニジェールを全面活動停止に 制裁準備も
・米メタ、ウェブ版「スレッズ」近く公開 ユーザー獲得へXに対抗
・ロシア、黒海要衝の島付近でウクライナ軍乗せた軍艦破壊と主張
・中国、日本大使呼び懸念表明 原発処理水放出巡り
・メタ、音声翻訳AIモデルを発表 数十言語に対応
・FRB、物価目標達成は重要 信頼維持で=リッチモンド連銀総裁
・トヨタ、フィリピン工場に約110億円投資 新興国向け車両生産

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(23日ロイター)

2023/08/23(水)06:21

●BRICS首脳会議が開幕、加盟国内の見解の相違が再浮上
新興5カ国(BRICS)サミット(首脳会議)が22日、3日間の日程で開幕した。世界的な影響力を高め欧米の対抗軸になるようBRICSの拡大を目指すが、重要な協議に先立ち、BRICS内の見解の相違が再び浮上した。

●中国、日本大使呼び懸念表明 原発処理水放出巡り
中国外務省は22日、日本が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出開始を決定したことを巡り、外務次官が垂秀夫・駐中国大使を呼んで深刻な懸念を表明したと発表した。

●バイデン氏、9月のG20首脳会議に出席へ=ホワイトハウス
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、バイデン大統領が9月7─10日にインドを訪問し、20カ国・地域(G20)首脳会議に出席すると述べた。

●中国経済に「力強い耐性」あり、ファンダメンタルズ不変=習主席
中国の習近平国家主席は22日、新興5カ国(BRICS)に対し、中国経済には耐性があり、長期成長に向けたファンダメンタルズは変わっていないと述べた。

●米経済「再加速シナリオ」の可能性も、最近の指標受け=リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は22日、連邦準備理事会(FRB)は米経済成長が減速せず再加速する可能性に配慮する必要があるという見解を示した。

●米、中国高官のビザ発給制限へ チベットの子どもの「強制的な同化」で
米国務省は22日、複数の中国当局者に対するビザ(査証)発給を制限すると発表した。中国政府によるチベットの子どもたちに対する「強制的な同化」への対応措置と説明した。

●メタ、音声翻訳AIモデルを発表 数十言語に対応
米メタ・プラットフォームズは22日、数十カ国語の音声を翻訳・文字化できるAIモデル「SeamlessM4T」を発表した。ブログで明らかにした。

●ギリシャ森林火災、18人の遺体発見 欧州南部の熱波続く
欧州南部が猛烈な熱波に見舞われる中、ギリシャ北部の消防当局は22日、森林火災が数日続き、18人の焼死体が発見されたと明らかにした。

●米中古住宅販売、7月は2.2%減 6カ月ぶりに価格上昇
全米リアルター協会(NAR)が22日に発表した7月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.2%減の407万戸だった。1月以来、6カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は415万戸だった。6月の販売戸数は416万戸だった。

●トランプ氏側近2人が出頭、ジョージア州大統領選介入事件で
2020年の大統領選での敗北を覆そうとしたとしてトランプ前大統領ら18人が米南部ジョージア州大陪審に起訴された事件で、トランプ氏の側近2人が22日、同州アトランタの郡保安官事務所に出頭した。同州アトランタ・フルトン郡の記録や声明から明らかになった。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(22日)

2023/08/23(水)07:01



◆NY市場サマリー(22日ロイター)=ダウ・S&P下落、ドル小幅高

2023/08/23(水)06:56

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • NY為替市場: ドル指数が0.2%上昇し103.57に。近日のジャクソンホール会議を市場が注目

  • ヘレン・ギブン氏: ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が市場の焦点と述べる

  • 新興5カ国(BRICS)サミット注目: 世界が中国の追加景気刺激策を期待して待機

  • 習近平主席: 中国経済は耐性があり、長期的な基盤は変わらずと発言

  • ドル円の動き: 0.24%の下落。ギブン氏は日銀が介入する可能性を示唆

  • NY債券市場: 国債の利回りが低下。10年債利回りが4.366%と高水準に

  • ダウ工業株とS&P総合500種: 小下落。FRBの高金利政策への懸念が影響

  • 金融セクター: 0.9%下落。S&Pグローバルが米銀の格付けを下げる

  • エヌビディア株: 2.8%安。近日の決算と業績見通しを市場が待機

  • メーシーズ株: 14.1%大幅下落。年末の消費見通しに悲観的な見方

  • NY金先物: 上昇し続け、1オンスあたり1926.00ドルで取引終了

  • 米原油先物: 景気不透明感で続落。WTI9月物は1バレル80.35ドルで取引終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<為替>
ドル指数が0.2%高の103.57となり、先週付けた2カ月ぶりの高値103.68に接近した。市場では米ワイオミング州で今週開催される経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」待ちとなっている。マネックスUSA(ワシントン)の外為レーダー、ヘレン・ギブン氏は、ジャクソンホール会議でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演が注目されるとし、「シンポジウムの前に米ドルが大きく動くことはない」と指摘。また南アフリカで開催中の新興5カ国(BRICS)サミット(首脳会議)も注目されているとし、「世界は今、固唾(かたず)をのんで中国の追加景気刺激策を待っている」と述べた。中国の習近平国家主席は22日、BRICSに対し、中国経済には耐性があり、長期成長に向けたファンダメンタルズは変わっていないと述べた。日本当局による介入が注視される中、ドル/円は0.24%安。ギブン氏は「先週の日銀による口先介入は一時的な息抜きになったが、日本円が踏みとどまることができなければ、介入の可能性が高い」とし介入水準が147円台になるとの自身の予想を堅持した。

<債券>
国債利回りが低下した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が高金利を長期間維持し、連邦政府の財政赤字が拡大するとの懸念から、積極的な買いは限定的だった。オーバーナイトでは利回りは約16年ぶりの高水準を付けていた。指標となる10年債利回りは、ロンドン市場で2007年11月以来の高水準となる4.366%に達した。米市場では1.2ベーシスポイント(bp)低下し4.330%となった。2年債利回りは4.5bp上昇し5.037%となった。フェデラルファンド(FF)金利先物市場では現在、2024年の利下げ幅は95bpと予想されている。また、6月まで5%を上回ると見られている。

<株式>
ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅下落して取引を終えた。市場では米連邦準備理事会(FRB)が高金利を長期化させるとの懸念が根強い。金融セクターは0.9%下落し、S&P総合500種の最大の足かせとなった。米格付け会社S&Pグローバルが複数の米銀の格付けを引き下げたことを嫌気して、銀行株が軟調に推移した。23日の通常取引終了後に予定されているエヌビディアの決算発表と業績見通しに注目が集まる。5月には堅調な業績見通しを示して株価が上昇、他のハイテク株の上げにもつながった。同社株は序盤に過去最高値の481.87ドルを付けたが、2.8%安で引けた。百貨店大手のメーシーズは14.1%安。年末商戦時期の個人消費が軟調になるとの見方を示した。他の百貨店株も売られ、コールズは10.3%、ノードストロームは9.8%とそれぞれ下落した。

<金先物>
米長期金利の上昇が一服したことを背景に3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比3.00ドル(0.16%)高の1オンス=1926.00ドル。

<米原油先物>
中国の景気先行き不透明感などを背景に、石油需要減退への警戒感が高まり続落した。この日納会を迎える米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は前日比0.37ドル(0.46%)安の1バレル=80.35ドルだった。10月物は0.48ドル安の79.64ドル。

ロイター

◆22日の米国市場ダイジェスト=米国株式市場はまちまち、銀行格下げや小売り決算が重し

2023/08/23(水)07:44

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国の株式市場は方向感がまちまち。ダウ平均は174.86ドル安の34,288.83ドルに、一方ナスダックは8.28ポイント高の13,505.87で取引終了

  • ジャクソンホール会合を控え、市場は一時的な調整を見せたが、株価の動向は均一ではなかった

  • 格付け会社S&Pグローバルが発表した銀行の格下げ情報により、金融市場に再び不安が広がり、一部株が下落

  • 一部小売企業の決算が予想を下回ったことで、消費動向への懸念が広がり、さらなる株価の下落を引き起こした

  • ハイテク関連の株は引き続き底堅く、特にナスダックはプラス圏を維持

  • IT関連のハードウェアや機器メーカーは株価上昇。対照的に、銀行関連の株は総じて下落した

  • ホームセンター運営のロウズは予想を上回る決算を発表。しかし、地方銀行のキーコープやコメリカは収益の低下などを理由に格下げされた

  • 金融業界の大手、チャールズ・シュワブはコスト削減の一環として人員削減やオフィスの縮小を発表、これにより株価が下落

  • スポーツ用品小売りのディックスや百貨店のメーシーズは、不調な決算を受けて株価が急落

  • 半導体大手のエヌビディアは、決算発表を前に売られ、トールブラザーズは決算が好調で、時間外取引での買いが入った

  • ニューヨークの外為市場では、米中古住宅販売件数が予想を下回り、ドル・円は145円89銭で取引終了

  • ユーロ圏の経済減速懸念により、ユーロ・ドルとポンド・ドルが下落。一方、ドル・スイスは上昇した

  • NY原油は、世界経済の減速懸念からの売りが続き、79.64ドルで取引終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:米国株式市場はまちまち、銀行格下げや小売り決算が重し

ダウ平均は174.86ドル安の34,288.83ドル、ナスダックは8.28ポイント高の13,505.87で取引を終了した。

ジャクソンホール会合を控えた調整が続き、まちまちで寄り付いた。その後、格付け会社S&Pグローバル・レーティングによる複数銀の格下げ発表を受け金融システムへの不安が再燃し下落。また、一部小売企業の冴えない決算を受けて消費動向にも懸念が広がり、一段安となった。ダウ平均は終盤にかけて下げ幅を拡大。一方、ハイテクは引きつづき押し目買い意欲が強く、底堅く推移しナスダックはプラス圏を維持した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行が下落した。

ホームセンター運営のロウズ(LOW)は四半期決算で1株利益や通期見通しが予想を上回り上昇。一方、地銀のキーコープ(KEY)、コメリカ(CMA)、バレー・ナショナル・バンコープ(VLY)などは、預金流出や収益力の低下を理由にした格下げが嫌気され、それぞれ下落。オンライン証券会社のチャールズ・シュワブ(SCHW)もコスト削減計画の一環として人員削減やオフィス閉鎖・縮小計画を発表し下落した。

スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は四半期決算で1株利益が予想を下回ったほか、店舗での窃盗増加で通期の利益見通しを下方修正したことが失望され急落。百貨店のメーシーズ(M)は2-4月期決算で、既存店売上高が予想以上に減収、売上高も予想を下回ったほか、マクロ環境や個人消費を巡る不確実性を強調して通期の見通しを下方修正したため下落。半導体のエヌビディア(NVDA)は決算発表を控えた利食い売りが優勢となり、下落した。

高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)は取引終了後に決算を発表。予想を上回った内容や見通しが好感され時間外取引で買われている。


■NY為替:ドル伸び悩み、米中古住宅販売件数は予想を下回る

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円14銭へ強含んだのち145円71銭まで反落し、145円89銭で引けた。

米金利上昇に伴いドル買いが優勢となったのち、米7月中古住宅販売件数は予想以上に減少したため、長期金利は低下し、ドル買いは後退。

ユーロ・ドルは、1.0891ドルから1.0833ドルまで下落し、1.0846ドルで引けた。ユーロ圏経済の減速懸念にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、158円80銭から158円09銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2770ドルから1.2719ドルまで下落。ドル・スイスは、0.8780フランから0.8809フランまで上昇した。


■NY原油:続落で79.64ドル、世界経済の減速を警戒した売りが強まる

NY原油先物10月限は続落(NYMEX原油10月限終値:79.64 ↓0.48)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.48ドルの79.64ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.46ドル-80.37ドル。米国市場の序盤にかけて80.37ドルまで買われたが、世界経済の減速を警戒した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で79.46ドルまで反落。その後は79ドル台後半で推移した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 28.44ドル -0.71ドル(-2.44%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.98ドル -1.27ドル(-1.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)318.79ドル -3.27ドル(-1.02%)
インテル(INTC) 32.89ドル -0.25ドル(-0.75%)
アップル(AAPL) 177.23ドル +1.39ドル(+0.79%)
アルファベット(GOOG) 129.69ドル +0.76ドル(+0.59%)
メタ(META) 287.60ドル -2.30ドル(-0.79%)
キャタピラー(CAT) 270.20ドル -2.55ドル(-0.93%)
アルコア(AA) 28.78ドル +0.19ドル(+0.66%)
ウォルマート(WMT) 157.01ドル -0.50ドル(-0.32%)

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(23日夜間取引終了時点)

2023/08/23(水)07:10

●本文ここから--------------------------

 23日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比190円安の3万1730円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33844.23円  ボリンジャーバンド3σ
33343.62円  ボリンジャーバンド2σ
32843.01円  ボリンジャーバンド1σ
32710.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32350.00円  一目均衡表・基準線
32342.40円  25日移動平均
32045.73円  75日移動平均
32020.00円  一目均衡表・転換線
31856.71円  22日日経平均株価現物終値
31841.79円  ボリンジャーバンド-1σ
31730.00円  23日夜間取引終値
31658.00円  5日移動平均
31341.18円  ボリンジャーバンド2σ
31255.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
30840.57円  ボリンジャーバンド3σ
29225.60円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=重要イベントを控え、狭いレンジでの推移

2023/08/23(水)08:10

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 22日の米国市場:NYダウ、S&P500は下落、ナスダック上昇

  • 25日のジャクソンホール会議でのFRB議長の講演前、市場は方向感に欠ける

  • S&Pグローバル・レーティングス:米地銀5行の格下げを発表、大手金融株に売り

  • メーシーズの業績見通し:市場予想を下回り、14%の下落、消費関連株に影響

  • エヌビディア:前日に8%上昇後、決算を控えて利食いの圧力

  • アップルは買い、大型テック株の一部は堅調

  • S&P500の業種別指数:いくつかの業種で上昇と下落

  • シカゴ日経平均先物:大阪比160円安の3万1760円

  • 日経225先物:3万1730円で取引終了、ナイトセッションの安値

  • シカゴ先物は売り先行、3万2000円を回復後、上値を75日移動平均線で抑えられる形状

  • オプション権利行使価格は狭いレンジ、ボリンジャーバンドの-1σは3万1840円

  • VIX指数:16.97に低下、200日線が上値抵抗として機能

  • NT倍率:14.07倍、一時14.13倍、ハイテク株は決算前に手掛けづらくなる可能性

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 31730 -190 (-0.59%)
TOPIX先物 2256.0 -11.5 (-0.50%)
シカゴ日経平均先物 31760 -160
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 22日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。25日に経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えるなか、方向感に欠ける展開となった。S&Pグローバル・レーティングスがキーコープ<KEY>やコメリカ<CMA>など米地銀5行の格下げを発表し、JPモルガン・チェース<JPM>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>など大手金融株に売りが広がった。また、百貨店大手のメーシーズ<M>が、8-10月期の業績見通しが市場の予想を下回ったことが嫌気され14%超の大幅な下げとなり、消費関連株への重荷となった。

 前日に8%超の上昇を見せたエヌビディア<NVDA>は、決算を控えていることもあり、7月半ば以来の高値更新後は利食いに押された。足もとで調整が続いていたアップル<AAPL>が買われたほか、マイクロソフト<MSFT>、ネットフリックス<NFLX>など大型テックの一角が堅調。S&P500業種別指数はテクノロジー・ハード・機器、電気通信サービス、自動車・同部品が上昇した半面、銀行、半導体・同製造装置、食品・生活必需品小売が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比160円安の3万1760円だった。日経225先物(9月限)は日中比10円高の3万1930円で始まり、一時3万2010円まで買われた。米国市場の取引開始後は軟化し下げに転じると、終盤にかけて3万1730円~3万1840円辺りのレンジで推移し、3万1730円とナイトセッションの安値で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションで一時3万2000円を回復したが、同水準に位置する75日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、重要イベントを前に同線突破を狙ったロングは限られそうだ。一方で、積極的にショートを仕掛けてくる流れにもなりづらく、オプション権利行使価格の3万1750円~3万2000円辺りの狭いレンジでの推移が見込まれる。ボリンジャーバンドの-1σは3万1840円辺りに位置しており、同水準での上値の重さが意識されてくるようだと、短期的なショートを誘い込む可能性はあろうが、資金回転の速さから押し目狙いのロング対応になろう。

 VIX指数は16.97(前日は17.13)に低下した。200日線が上値抵抗として機能する形で調整を続けている。米地銀格下げの影響が警戒されるものの、リスク回避姿勢はそれほど強まらないだろう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.07倍だった。一時14.13倍まで上昇する場面も見られたが、200日線に上値を抑えられる形で低下を見せていた。エヌビディアの決算を前にハイテク株は手掛けづらくなりそうだが、米金融株の下落影響と円相場が若干円高に振れるなか、NTショートの巻き戻しが意識されやすい。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:23日清算値=50円高、3万1970円

2023/08/23(水)15:17

 23日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比50円高の3万1970円で取引を終えた。出来高は3万6290枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2010.26円に対しては40.26円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(23日)

2023/08/23(水)



◆日本株市況相場概況=日経平均は3日続伸、32000円回復も商い低調(23日フィスコ)

2023/08/23(水)15:29

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は3日連続の上昇、大引けでは32010.26円(前日比153.55円高)

  • 22日の米株式市場ではダウ平均が174.86ドル安、ナスダック総合指数が0.06%上昇

  • ジャクソンホール会議前の警戒感と、大手格付け会社の地銀格下げ情報、低調な決算がマーケットの重し

  • 日経平均は138.8円安から開始、時間外取引の米ナスダック100指数先物の上昇でプラス圏に

  • 東証プライム市場の売買代金は4日連続で2兆円台、売買代金は2兆5093億円

  • 鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙のセクターが上昇、卸売、鉱業、石油・石炭製品が下落

  • エンビプロHDの中期経営計画発表後の急伸、ノーリツ鋼機や関西電力も大幅高、JR東海の株式分割・株主優待、マツダの米国販売目標報道が材料視

  • レーザーテック、ディスコの半導体関連、ネクステージ、IDOMの中古車関連が大幅下落

  • 芝浦メカの全株式の売出し、タムロンの社長辞任、日清紡HDの業績予想の下方修正が売られた理由として挙げられる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日経平均は3日続伸。22日の米株式市場でダウ平均は174.86ドル安と続落、ナスダック総合指数は+0.06%と小幅続伸。ジャクソンホール会議を控えた警戒感や金利先高観が上値を抑制。大手格付け会社が複数の地銀の格下げを発表したことや一部小売企業の低調な決算も重しになった。冴えない米株市場を受けて日経平均は138.8円安からスタート。ただ、始値をこの日の安値に切り返すと、時間外取引の米ナスダック100指数先物の上昇を追い風にプラス圏に浮上。その後はジャクソンホール会議や米エヌビディアの決算を控えた様子見ムードからしばらくもみ合いが続いたが、終盤にかけて再び強含むと、大引け直前に心理的な節目の32000円を回復した。東証プライム市場の売買代金は4日連続で2兆円台にとどまった。

 大引けの日経平均は前日比153.55円高の32010.26円となった。東証プライム市場の売買高は10億651万株、売買代金は2兆5093億円だった。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙が上昇率上位に並んだ一方、卸売、鉱業、石油・石炭製品のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は19%だった。

 個別では、日本製鉄、合同製鐵、山陽特殊製鋼の鉄鋼、東邦チタ、UACJ、フジクラの非鉄金属、レンゴー、日本製紙のパルプ・紙、四国電力、九州電力の電気・ガス、JR東日本、JR九州の陸運、石塚硝子、日本山村硝子、住友大阪セメのガラス・土石、デサント、富士紡HD、帝人の繊維製品、ダイキン、TOWA、平田機工の機械、キッコーマン、味の素の食料品などが大きく上昇。

 中期経営計画を発表したエンビプロHDが急伸し、国内証券が目標株価を引き上げたノーリツ鋼機、関西電力も大幅高。JR東海は株式分割と株主優待拡充が評価され、マツダは26年3月期の米国販売台数目標に関する報道が材料視された。太平洋セメはティー・ロウ・プライス・ジャパンの買い増しが確認されている。

 一方、レーザーテック、ディスコの半導体関連が下落し、ネクステージ、IDOMの中古車関連は大幅安。主要株主による全株式の売出しが嫌気された芝浦メカが急落し、不祥事に伴う社長の辞任を発表したタムロンも大きく下落。業績予想を下方修正した日清紡HDも売られた。

フィスコ

◆日経平均大引け【↑】=3日続伸、朝安も米株先物の堅調で切り返す (8月23日)

2023/08/23(水)18:17

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均株価は3日続伸、朝安後に切り返す

  • ほぼ高値引け、フシ目の3万2000円台を回復

  • 米株市場は金融株が売られNYダウ下値模索

  • 頑強な米株先物を横目に、寄り後は上値指向

  • 77%の銘柄上昇もパウエル講演控え商い低調

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  31717.91
高値  32039.60(14:59)
安値  31717.91(09:00)
大引け 32010.26(前日比 +153.55 、 +0.48% )

売買高  10億0651万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆5093億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均株価は3日続伸、朝安後に切り返す
 2.ほぼ高値引け、フシ目の3万2000円台を回復
 3.米株市場は金融株が売られNYダウ下値模索
 4.頑強な米株先物を横目に、寄り後は上値指向
 5.77%の銘柄上昇もパウエル講演控え商い低調

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比174ドル安と続落した。米S&Pグローバル・レーティングスが米地銀5行の格付けを引き下げたことが警戒され金融株を中心に売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価が朝安後に切り返し、後場は一段と強含みで推移した。引け際に若干緩んだものの、3万2000円台に乗せほぼこの日の高値水準で引けた。

 23日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードにあったが、日経平均は安く寄り付いた後に一貫して戻り足を示した。前日の米国株市場では金融株の下げが目立ち、投資家心理が悪化、NYダウが下値を探る展開となった。これを受けて、東京市場でも主力株中心に売りが先行したものの、下値では空売りの買い戻しや押し目買いニーズが活発だった。アジア株市場は高安まちまちだったが、米株価指数先物が頑強な値動きを示し、これを横目に日経平均も上値を指向する地合いに。米エヌビディア<NVDA>の決算発表やジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、後場前半は伸び悩む場面もあったが、引けにかけ買い直された。個別株はプライム市場の77%の銘柄が上昇している。なお、売買代金は2兆5000億円強と低調だった。

 個別では、川崎汽船<9107>が高いほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も買いが優勢。ダイキン工業<6367>が上昇、キーエンス<6861>も高い。ファーストリテイリング<9983>がしっかり、パナソニック ホールディングス<6752>も上値を追った。JR東海<9022>、日本製鉄<5401>も値を上げた。タツモ<6266>が急騰、宮越ホールディングス<6620>、エンビプロ・ホールディングス<5698>が値を飛ばした。ノーリツ鋼機<7744>も物色人気。
 半面、レーザーテック<6920>が軟調、東京エレクトロン<8035>も冴えない。三菱商事<8058>も売りに押された。芝浦メカトロニクス<6590>が急落したほか、ネクステージ<3186>も大幅安、IDOM<7599>の下げも目立つ。日本板硝子<5202>が売られ、さくらインターネット<3778>も利食われた。タムロン<7740>も下値を探った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ダイキン <6367>、テルモ <4543>、ファナック <6954>、キッコマン <2801>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、リクルート <6098>、HOYA <7741>、三菱商 <8058>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約35円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は卸売業、鉱業、石油石炭製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)パルプ・紙、(4)電気・ガス業、(5)陸運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)水産・農林業、(2)精密機器、(3)情報・通信業、(4)化学、(5)銀行業。

■個別材料株

△モノタロウ <3064> [東証P]
 1万7000株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ミタチ産業 <3321> [東証S]
 販売商流の移管で基本合意。
△坪田ラボ <4890> [東証G]
 うつ病の特定臨床研究で被験者の組入れ完了。
△エンビプロ <5698> [東証P]
 28年6月期に経常利益50億円を目指す中計を評価。
△タツモ <6266> [東証P]
 半導体中小型株の物色の裾野広がる。
△ミナトHD <6862> [東証S]
 業績増額含みで半導体関連中小型株人気に乗る。
△FPパートナ <7388> [東証G]
 東証プライム市場への市場区分変更を好感。
△ノーリツ鋼機 <7744> [東証P]
 野村証券が目標株価を引き上げ。
△近鉄百 <8244> [東証S]
 業績予想を大幅に引き上げ。
△マイクロ波 <9227> [東証G]
 大平金 <5541> とマイクロ波を利用したニッケル製錬技術の共同開発。

▼芝浦 <6590> [東証P]
 株式売り出しの実施で需給悪化を警戒。
▼グッドスピー <7676> [東証G]
 保険金の水増し請求に関する報道を嫌気。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)タツモ <6266>、(2)宮越HD <6620>、(3)エンビプロ <5698>、(4)ノーリツ鋼機 <7744>、(5)ファイバーG <9450>、(6)ラクーンHD <3031>、(7)力の源HD <3561>、(8)JIA <7172>、(9)スタティアH <3393>、(10)カーリットH <4275>。
 値下がり率上位10傑は(1)芝浦 <6590>、(2)ネクステージ <3186>、(3)IDOM <7599>、(4)板硝子 <5202>、(5)安永 <7271>、(6)さくらネット <3778>、(7)タムロン <7740>、(8)エムアップ <3661>、(9)あいHD <3076>、(10)フジミインコ <5384>。

【大引け】

 日経平均は前日比153.55円(0.48%)高の3万2010.26円。TOPIXは前日比11.34(0.50%)高の2277.05。出来高は概算で10億0651万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1410、値下がり銘柄数は354となった。東証マザーズ指数は745.83ポイント(10.68ポイント高)。

[2023年8月23日]

株探ニュース

◆日経225先物テクニカルポイント(23日日中取引終了時点)

2023/08/23(水)16:10

●本文ここから--------------------------

 23日の日経225先物は前日清算値比50円高の3万1970円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33824.95円  ボリンジャーバンド3σ
33333.97円  ボリンジャーバンド2σ
32842.98円  ボリンジャーバンド1σ
32710.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32352.00円  25日移動平均
32350.00円  一目均衡表・基準線
32048.93円  75日移動平均
32020.00円  一目均衡表・転換線
32010.26円  23日日経平均株価現物終値
31970.00円  23日先物清算値
31861.02円  ボリンジャーバンド-1σ
31706.00円  5日移動平均
31370.03円  ボリンジャーバンド2σ
31255.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
30879.05円  ボリンジャーバンド3σ
29226.80円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=終盤にかけて一時3万2000円を回復

2023/08/23(水)18:30

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は3万1970円で取引終了、前日比で50円高

  • 寄り付きは3万1720円から始まり、一時3万2030円まで上昇

  • 東証プライムの売買高は10億株、寄り付き後に3万2000円を回復

  • 米エヌビディアの決算を控えて、一部銘柄が指数に影響

  • NYダウ先物は100ドル上昇、ナスダック100先物は90ポイント上昇

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを下回ってスタート、後に上回る

  • 75日移動平均線に接近しており、線突破の期待は低い

  • 25日、75日移動平均線のデッドクロスも意識される

  • ジャクソンホール会議や米の経済指標を控え、ロングの姿勢には慎重

  • NT倍率は14.05倍に低下

  • ソシエテジェネラル証券、クレディスイス証券などが日経225先物の買い越し、バークレイズ証券やゴールドマン証券は売り越し

  • TOPIX先物ではJPモルガン証券が買い越し最多、みずほ証券が売り越し最多

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 31970 +50 (+0.15%)
TOPIX先物 2275.0 +7.5 (+0.33%)

 日経225先物(9月限)は前日比50円高の3万1970円で取引を終了。寄り付きは3万1720円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1760円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行した。しかし、直後に付けた3万1690円を安値に買い戻され、前場中盤にかけて3万1900円を回復。その後は3万1880円~3万1930円処で保ち合い、ランチタイムに3万1980円まで買われた。後場の取引開始直後に利食いに押される格好から3万1850円まで上げ幅を縮めたものの、終盤にかけては再びショートカバーが優勢となり、一時3万2030円まで買われ、ナイトセッションで付けた高値を上回った。

 東証プライムの売買高は10億株ほどと薄商いのなか、日経平均株価は寄り付きを安値にリバウンドを見せており、引け間際に節目の3万2000円を回復した。後場中盤以降はインデックスに絡んだ商いが断続的に入ったとみられ、東証プライムの8割近くが上昇した。米エヌビディア<NVDA>の決算を控えて、東京エレクトロン <8035> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]が指数の重荷となったが、アドバンテスト <6857> [東証P]は小幅ながらプラスに転じた。

 グローベックスのNYダウ先物が100ドル、ナスダック100先物は90ポイントほど上昇していたこともあり、ショートに傾いているポジションを若干修正する動きもあったとみられる。日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを下回って始まったが、前場中盤にかけての買い戻しにより同バンドを上回って推移し、抵抗線として意識されている75日移動平均線に接近してきた。

 もっとも、エヌビディアの決算待ちとなるなか、同線突破を積極的に仕掛けてくる動きは期待しづらいところである。また、同線は緩やかに上向きで推移し、現在は3万2070円辺りまで切り上がってきており、下向きで推移する25日線とのカイ離が縮小してきている。25日、75日線とのデッドクロス示現も意識されてくるため、そろそろ突破しておきたいところだろう。

 ただし、エヌビディアの決算を無難に通過したとしても、25日に経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えるなかでは、ロングには傾けづらい。翌週には7月の米個人消費支出(PCE)や8月の米雇用統計の発表も控えており、ヘッジを考慮しながらのトレードとなりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.05倍に低下した。エヌビディアの決算反応で反転する可能性はあるものの、方向性としてはNTショートでのスプレッド狙いに向かわせよう。

 手口面では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が1746枚、クレディスイス証券が892枚、シティグループ証券が698枚、ドイツ証券が442枚、野村証券が312枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が1550枚、ゴールドマン証券が890枚、ABNクリアリン証券が715枚、SBI証券が504枚、モルガンMUFG証券が433枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、JPモルガン証券が2382枚、野村証券が1765枚、シティグループ証券が781枚、クレディスイス証券が700枚、ABNクリアリン証券が389枚の買い越しに対して、みずほ証券が2433枚、ゴールドマン証券が2148枚、バークレイズ証券が1120枚、UBS証券が664枚、ソシエテジェネラル証券が431枚の売り越しだった。

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(23日ロイター)

2023/08/23(水)20:36

・ユーロ圏PMI、8月はサービスも縮小局面 製造は底打ち示唆
・独8月総合PMI速報値は44.7、約3年ぶり低水準 サービス業急減速
・英総合PMI、8月速報47.9で2年半ぶり低水準 マイナス成長リスク
・仏8月サービスPMIは46.7、30カ月ぶり低水準 製造業は上昇
・ブレント原油、年末88ドルも 在庫減が2ドル押し上げ=ゴールドマン
・ゴールドマン、インドIT企業のカバー開始 中期的に成長余地
・南アと中国、電力分野で協定調印 BRICS首脳会議
・台湾総統、金門島訪問 防衛力の強化訴え
・ハリウッド脚本家、会社側の新提案を拒否 スト継続へ

・〔BREAKINGVIEWS〕アームIPOにリスク、目標評価額600億ドル超は潜在能力以上か
・〔BREAKINGVIEWS〕マイクロソフトの買収計画見直し、当局の対抗一辺倒に転機
・〔アングル〕中韓の磁石企業がベトナム進出、中国依存恐れ生産拠点分散
・〔アングル〕マウイ島の被災者苦しめる土地買いたたきメール
・〔アングル〕上場目指すアーム、中国での取引関係が不安要素か
・〔ロイター調査〕南ア中銀は年内金利据え置き、来年利下げ開始か
・〔ロイター調査〕欧州株、年内は小幅上昇 24年は最高値近辺に

・ドイツのEU域外への輸出、7月は前月比-2.9%
・EXCLUSIVE-黒海の石油タンカー、戦争保険料値上げ=業界筋
・モスクワにドローン3機、撃墜とロシア国防省
・ロシア、ウクライナ南部の穀物倉庫攻撃 ドナウ川流域
・BUZZ-南アランド続伸、インフレ統計発表控え
・韓国の最大野党や市民団体、原発処理水放出で日本に抗議
・ロシア、スロビキン総司令官の代行を指名=国営通信
・太平洋島しょ国、福島原発の処理水放出で見解相違も=クック諸島

・マスク氏、Xでニュース表示法の大幅変更を検討
・仏で熱波警報地域が拡大 登山延期や早朝のブドウ収穫呼びかけ
・シンガポール7月コアCPI、前年比3.8%上昇 予想と一致
・カナダ山火事、気候変動の影響で発生確率2倍に=国際研究グループ
・ブラジル中銀、利下げ余地あるが引き締め型の政策必要=理事
・中国、「住むための住宅」原則貫くべき=国営紙社説
・中国、銀行経由する保険商品販売への規制強化へ=政府系メディア

・メドトロニック、5─7月期は実質利益と売上高が予想超え
・タイ経済の回復続く、観光支出や輸出に弱さも=中銀総裁
・トルコ中銀、預金保護の撤回堅持 「困難承知」と銀行に
・米商務長官、駐米中国大使と「生産的な」協議 来週の訪中控え
・フィリピン、金融緩和の可能性低い インフレリスクで=中銀総裁
・英賃上げ率、5─7月は5.7% 6四半期連続過去最高から鈍化
・タイのタクシン元首相、刑務所から病院搬送
・北朝鮮の高麗航空、平壌─北京便を週3便運航へ=中国民用航空局

・インド、インフレ圧力警戒 「数カ月高止まる可能性」=政府報告
・ファーウェイ、米制裁回避へ他社名で半導体工場建設か=BBG
・BUZZ-ドル/円テクニカル分析:145.50円が下値めど、付近に200時間線や日足転換線
・米アファーマティブ・アクション訴訟の活動家、法律事務所を提訴
・タイ王室、セター氏の首相就任を承認=下院議長報道官
・タリバン、元政府・軍職員200人超を殺害 実権掌握後=国連支援団
・北京現代が重慶工場売却を開始、現代自の中国戦略修正で
・中国海警局、尖閣諸島周辺でパトロール=国営テレビ
・米、ウクライナにロシア領内への攻撃奨励せず=国務省
・米ノババックスの次期ワクチン、動物実験でオミクロン新派生型に有効

・〔海外規制フラッシュ〕米FDIC、大手地銀の破綻処理巡る新規制を29日に提案
・ブラジル政府の財政規則法案、下院も可決 成立へ
・イランが最新ドローン公開、 航続距離や飛行時間が向上
・カナダ山火事、ブリティッシュコロンビア州の大半で移動規制解除
・原油先物は下落、米利上げや中国経済巡る懸念が重し
・米アルトリア、電子たばこジュールの輸入禁止要求 子会社の特許侵害と提訴
・アフリカ気候サミットで数億ドルの投資契約へ=事務局トップ
・JPモルガンの元貴金属トレーダー2人に実刑判決、詐欺罪などで
・EUの気候対策担当委員が辞任、オランダ次期首相選に出馬
・イランが拘束の米国人5人解放、進展は継続=米大統領補佐官
・米VMウェア、自前のAI望む企業向けツール開発 エヌビディアと

・イラクとトルコ、石油輸出再開で合意に至らず=関係者
・豪サントス、上半期利益37%減 石油・ガス価格下落と減産で
・インド、新たな自動車安全評価システム導入を計画 事故削減へ
・米国の子どもの銃関連死、21年に過去最多=小児科学会調査
・モスクワ中心部のビジネス街で爆発音、煙も発生=ロシア通信社
・インドのロシア産原油輸入、7月は9カ月ぶりに減少 サウジ産も減
・米中西部、猛暑で電力需要増 送電網に影響
・アフリカ諸国、中国にインフラ建設よりも工業化を希望=中国高官
・モスクワ空港でフライト停止、ウクライナが無人機攻撃=タス通信
・独の2045年炭素中立実現に疑念、政府諮問委と環境庁が警鐘
・アメリカン航空、第3四半期コスト増へ パイロット労組と新契約

・豪ウールワース、23年度は4.6%増益 商品価格上昇で
・パナマ運河、通過待ちの船舶数が減少 ルート変更の船舶も
・ジョージアの南オセチアとアブハジア、ロシア前大統領が併合に言及
・米がコロナ療法・ワクチン開発支援、リジェネロンなどに14億ドル
・韓国製造業景況感、9月は5カ月ぶり低水準 不透明な経済状況に懸念
・パキスタンの渓谷でケーブルカーのロープ切れ停止、15時間後に全員救出
・米ロウズ、5─7月期決算が市場予想上回る 通年見通し維持

・暗号資産、新興国市場で金融課題解決どころかリスク増幅=BIS
・米ウィーワークのワラント、NYSEが取引停止 上場廃止へ
・ロシアの超音速爆撃機、無人機攻撃で破壊された可能性高い=英軍
・米政権が新たな学費ローン減免措置、返済全額免除対象は100万人
・ウクライナ軍の反攻は進展している=国防次官
・米物流UPS、組合員が新たな労働契約を承認 スト回避
・ハワイ山火事、経済損失は最大60億ドル=ムーディーズ
・スロビキン航空宇宙軍総司令官は解任=ロシア著名ジャーナリスト
・プーチン大統領がインフレに警戒感、当局へ対応指示

ロイター

▶[NEWS]静かな市場、世界の銀行為替デスクを直撃-トレーディング収入15%減(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)01:22

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 市場のボラティリティー低下が為替トレーディングデスクに打撃

  • 銀行の利幅圧迫とトレーディング収入の減少を引き起こす

  • 新型コロナウイルス禍からの回復遅延

  • BCGエクスパンド・リサーチ: 今年上期の為替トレーディング収入は前年比15%減

  • 今年は過去3年で2度目の通期減収の可能性

  • 米ゴールドマン・サックス、仏BNPパリバのFICCトレーディング低調

  • 2022年: ウクライナ侵攻と金融引き締めサイクルでボラティリティー上昇

  • 中銀はデータ注視の姿勢、トレーダーは賭け方で迷い

  • 通貨ペアの振れ幅縮小、銀行のマージン減少

  • エクスパンド: 顧客の市場撤退で上期のスポット為替取引高7%減少

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 市場のボラティリティー低下が為替トレーディングデスクに打撃を与え、銀行の利幅を圧迫するだけでなく、トレーディング収入を減少させ、新型コロナウイルス禍からの回復も遅らせている。
 ロンドンを拠点とするBCGエクスパンド・リサーチがまとめた上位100行の数字によると、今年上期の為替トレーディング収入は前年同期比で15%減少した。下期に挽回しなければ、今年はここ3年で2年目の通期減収となる可能性がある。
 最近の銀行決算ではトレーディングの弱さが目立っており、米ゴールドマン・サックス・グループや仏BNPパリバなどでは債券・通貨・商品(FICC)トレーディングが低調となっている。
 前年比との比較がその一因として挙げられる。2022年はロシアのウクライナ侵攻と1980年代以来の積極的な金融引き締めサイクルが重なり、為替のボラティリティーは非常に高まったが、同年終盤より後は低下傾向にある。
 中銀はデータ注視の姿勢に移行しており、経済指標には強弱が混在する中、トレーダーはどう賭けるか迷っている。このため通貨ペアの振れ幅は縮小、取引レンジが狭まり、銀行側のマージンは減少している。
 エクスパンドによると、マクロの不透明感から一部の顧客が市場から撤退し、今年上期のスポット為替取引高は7%減少した。

原題:Global Banks’ Currency Desks Take 15% Hit as Volatility Slumps

ブルームバーグ
2023年上半期、銀行のFX収益は15%減少 2022年と比べてボラティリティが低下したことが影響Source: Expand Research

▶[NEWS]米2年債利回り5%、銀行に「ペイントレード」意味する-TD(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)03:19

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 金利の上昇は、貸し手には利益拡大の機会を提供するが、銀行セクターには新たなリスクももたらす

  • 2年債の利回りが5%に上昇すると、多くの銀行がペイントレード(痛みを伴う取引)のリスクに直面

  • 銀行の資産バランスシートでは、未実現の満期保有損失や売却可能損失の追跡により圧力が高まる

  • 今年春の銀行危機は、金利上昇の影響とそれに伴うリスクを明らかに示した例

  • SVBファイナンシャルの破綻は、米国の金利上昇と長期ローン債権の価値急減が大きな原因

  • 借り入れのコストが上昇すると、経済に対する長期的および変動的な影響が生じる恐れ

  • どれだけの金利上昇まで経済が耐えられるかは不明確で、未来の課題

  • 金利の影響に対するリスクが一部無視されている可能性があると、市場は警戒を続ける

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 金利の上昇は貸し手に利益拡大の機会を与える一方、借り入れコストが絶え間なく上昇する事態は銀行セクターに新たな問題を生じさせかねないと、TDセキュリティーズのシニアストラテジストは警告する。
 2年債の利回りが今週5%に上昇したことは、秋に向けて「多くの銀行にペイントレード(痛みを伴う取引)」を意味すると、TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は22日、ブルームバーグテレビジョンで語った。
「銀行が抱える未実現の満期保有損失と売却可能損失を追跡するだけでも、プレッシャーがかかっていることが分かる」と後同氏はバランスシート上の資産について話した。
 今年春に起きた銀行危機は、予想以上の金利上昇がもたらすリスクを例証した。経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の親会社SVBファイナンシャル・グループの苦境は、米利上げで国債利回りが上昇し、価値が急減した長期ローン債権がバランスシートの重荷となったことが大きな原因だった。
 ゴールドバーグ氏は借り入れコストの上昇が「長期的かつ変動的」に経済に波及する可能性があると付け加えた。
「経済が実質金利の重圧に耐えられなくなるのは、いつの時点だろうか。まだその段階ではないと思う」とゴールドバーグ氏。「しかし市場は危険を承知で、金利の影響波及の多くを無視しているとなおも考えられる」と述べた。

原題:TD Says Two-Year Treasury Yields at 5% Is ‘Pain Trade’ for Banks(抜粋)

ブルームバーグ
米2年債利回り 出所:ブルームバーグ

▶[NEWS]米8月製造業PMI速報値、予想外に低下、ドル売り優勢(23日フィスコ)

2023/08/23(水)22:58

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米8月製造業PMI速報値は47.0と、予想外に低下

  • 米8月サービス業PMI速報値は51.0と、予想外に低下

  • 米8月総合PMI速報値は50.4と、予想外に低下

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米8月製造業PMI速報値は47.0と、予想外に7月49.0から低下した。同月サービス業PMI速報値は51.0と、7月52.3から予想以上に低下し、2月来で最低となった。総合PMI速報値は50.4と、7月52.0から予想以上に低下し、2月来で最低。

予想を下回った結果を受けて、米国債相場は続伸。米2年債利回りは5.02%から4.93%まで低下した。ドル買いも後退し、ドル・円は145円60銭から144円71銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0803ドルの安値から1.0845ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2615ドルの安値から1.2664ドルまで反発。

【経済指標】
・米・8月製造業PMI速報値:47.0(予想:49.0、7月:49.0)
・米・8月サービス業PMI速報値:51.0 (予想:52.2、7月:52.3)
・米・8月総合PMI速報値:50.4(予想:51.5、7月:52.0)

フィスコ

▶[NEWS]米7月新築住宅販売件数、1年半ぶり高水準、ドル売り後退(23日フィスコ)

2023/08/23(水)23:22

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米7月新築住宅販売件数は前月比+4.4%の71.4万戸と昨年2月以降1年半ぶりの高水準

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米7月新築住宅販売件数は前月比+4.4%の71.4万戸と昨年2月以降1年半ぶりの高水準となった。6月分は68.4万戸と、69.7万戸から下方修正された。

予想を上回った結果を受けて、米国債相場は伸び悩み。10年債利回りは4.2%から4.24%まで上昇した。ドルは下げ止まり。ドル・円は144円71銭まで下落後、144円90銭まで反発。ユーロ・ドルは1.0803ドルの安値から1.0844ドルまで反発後、伸び悩んだ。ポンド・ドルは1.2615ドルの安値から1.2675ドルまで反発後、伸び悩んだ。

【経済指標】
・米・7月新築住宅販売件数:71.4万戸(予想:70.3万戸、6月:68.4万戸←69.7万戸)

フィスコ

▶[NEWS]米雇用者数、年間30万6000人下方修正へ-年次基準改定の速報値(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)23:23 更新日時 2023年8月24日 00:18 JST

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 2023年3月までの1年間の米雇用者数の伸びは、従来よりも弱かった可能性が高い

  • 年次ベンチマーク改定の速報値では、雇用者増が30万6000人下方修正の見込み

  • この修正は、一部のエコノミストの大幅な下方修正予想ほどではない

  • ベンチマーク改訂の確定値は2024年初に発表予定

  • 昨年の政府の雇用統計は、市場予想を毎月上回る伸びを示していた

  • 雇用の伸びは、利上げを継続する主な根拠として考慮された

  • 速報値により、労働市場の力強さが誇張されていたことが示唆されるが、全体像に大きな変更はない

  • 下方修正が大きかったのは、運輸・倉庫とプロフェッショナル・ビジネスサービスの分野

  • 小売・卸売業では、上方修正が予想されている

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 2023年3月までの1年間の米雇用者数は、従来の発表値ほど力強く伸びなかった可能性が高い。23日に発表された年次ベンチマーク(基準)改定の速報値で明らかになった。
 米労働統計局が発表した年次ベンチマーク改定の速報値によれば、3月までの1年間の雇用者増は30万6000人下方修正されそうだ。一部のエコノミストが予想していたほど大幅な下方修正とはならなかった。
 ベンチマーク改訂の確定値は24年初めに発表される。
 政府の雇用統計では昨年、雇用者数の伸びがほぼ毎月のように市場予想を上回った。そうした力強さの持続はエコノミストを幾度となく驚かせたほか、米金融当局が利上げを着実に継続させる主な根拠にもなった。
 今回の速報値は力強さがやや誇張されていたことを示唆するが、強靱(きょうじん)かつ堅調な労働市場が徐々に沈静化しつつあるという全体像が根本的に変わるわけではない。
 下方修正幅が最も大きかったのは運輸・倉庫とプロフェッショナル・ビジネスサービスの分野。一方で、小売・卸売業では上方修正が見込まれている。

原題:
US Payrolls Were Likely 306,000 Lower Than Previously Estimated(抜粋)
関連記事:
米雇用者数、年間50万人下方修正のリスク-23日に年次基準改定発表

ブルームバーグ
Source: Bureau of Labor Statistics

▶[NEWS]米30年物固定住宅ローン金利、7.31%に上昇-2000年以来の高水準(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)20:50

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米住宅ローン金利が2000年後半以降の高水準に到達

  • 需要指標は30年ぶりの低水準に

  • 全米抵当貸付銀行協会が発表したデータで、30年物住宅ローン金利は7.31%に上昇

  • 住宅購入申請の指数は6週連続低下、1995年以来の水準

  • 全体の住宅ローン申請指数は184.8に、1996年水準に接近

  • 借り入れコスト上昇、30年物固定金利が約7.5%に

  • 住宅ローン金利は米国債を基準に、経済回復で金利長期上昇見込み

  • 住宅価格の高止まりと金利上昇で住宅市場への負担増

  • 調査は1990年から毎週実施、全米の住宅ローン申請の75%以上をカバー

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米住宅ローン金利は先週、2000年後半以来の高水準に達し、需要を示す指標は約30年ぶりの低水準に落ち込んだ。
 全米抵当貸付銀行協会(MBA)が23日発表したデータによると、18日終了週に30年物固定住宅ローン金利は15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し7.31%となった。
 住宅購入申請の指数は6週連続で低下し、1995年以来の低水準となった。借り換えも含めた全体の住宅ローン申請指数は184.8に低下し、1996年以来の低水準付近。
 借り入れコストは今週も上昇を続けており、より頻繁に更新されるモーゲージ・ニュース・デーリーのデータによると、22日に30年物固定金利はほぼ7.5%となった。
 住宅ローン金利は米国債をベンチマークとしており、トレーダーが経済の回復力によって金利が長期的に上がるとの見方を強めているため、米国債利回りは上昇している。このため住宅ローン金利は上昇し続け、住宅価格の高止まりとともに、数カ月前から有望視され始めた住宅市場への負荷が強まることになる。
 調査は1990年から毎週実施されており、モーゲージバンカーや商業銀行が回答。全米の住宅ローン申請件数の75%以上をカバーしている。

原題:US Mortgage Rates Jump to 7.31%, Highest Level Since Late 2000(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]ユーロ圏経済活動、8月も一段と鈍化-サービス業が縮小に転じる(23日ブルームバーグ)

2023/08/23(水)17:31 更新日時 2023年8月23日 19:49 JST

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ユーロ圏の経済活動、8月に一段と縮小

  • サービスセクターも縮小、製造業に続く

  • 8月のユーロ圏PMI速報値は47、市場予想を下回る

  • サービスセクターの縮小は昨年末以来

  • ドイツの総合PMI、2020年5月以来の低水準

  • ハンブルク商業銀行のデラルビア氏、サービスセクターの不振と製造業の低迷を指摘

  • 7-9月のユーロ圏経済、0.2%縮小示唆、前期は0.3%拡大

  • PMI発表後、欧州債値上がり、ドイツ債利回り12bp低下

  • 9月のECB利上げ確率、40%へ低下

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 ユーロ圏民間部門の経済活動は8月に一段と縮小した。これまで拡大を維持してきたサービスセクターも縮小に転じ、製造業に続いた。
 S&Pグローバルが23日発表した8月のユーロ圏HCOB総合購買担当者指数(PMI)速報値は47と、拡大と縮小の境目を示す50をさらに大きく下回り、ブルームバーグの調査に答えた全てのエコノミストの予想も下回った。サービスセクターの縮小は昨年末以来。市場予想では拡大が見込まれていた。
 国別ではドイツが特に低迷し、総合PMIは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が深刻だった2020年5月以来の低水準となった。
 HCOB(ハンブルク商業銀行)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、「ユーロ圏のサービスセクターは残念ながら、低迷する製造業に合わせるように不振の兆候を示している」と述べ、「サービス企業は昨年末以降で初めて活動の縮小を報告し、製造業の生産は再び落ち込んだ」と続けた。
 同氏は統計内容から7-9月(第3四半期)のユーロ圏経済は0.2%の縮小が示唆されると指摘した。4-6月期は0.3%の拡大だった。
 PMIの発表を受けて欧州債は値上がり。ドイツ債の利回りは一時12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。市場が織り込む9月の欧州中央銀行(ECB)の0.25ポイント利上げ確率は40%と、発表前の55%から低下した。

原題:
Euro Area’s Worsening Downturn Fuels Bets on ECB September Pause
Euro-Area Downturn Quickens as Service Activity Starts Shrinking(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]タイトル(23日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/08/23(水)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • summary

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------



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