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2023/04/22(土)=欧州、景況感の改善によるECB利上げ観測が高まる/米国株小幅高、企業決算とPMI統計見極め/日経225先物110円高の2万8670円で終了/VIX再び16%台に低下


◆まとめ

  • 欧州、米国ともにPMI、11カ月ぶり高水準

  • FTSE100種指数が0.54%高、5週連続上昇

  • 欧州株式市場は反発、四半期決算が好調な企業株が買われる

  • 欧州、景況感の改善によるECB利上げ観測が高まる

  • 米国株小幅高、企業決算とPMI統計見極め

  • 日経225先物6月限、前日比110円高の2万8670円で終了。現物終値比105.63円高

  • VIX恐怖指数、再び16%台に低下


◆日経225先物ミニ6月限の今日の値動き(10分足チャート)

記録用記録用2023/04/22(土)前営業日16:30~本日06:00

日経225先物ミニ6月限10分足2023/04/21(金)16:30~2023/04/22(土)06:00まで

◆日経225先物ミニ6月限(日足チャート)

記録用2023/04/22(土)15:15までの6ヵ月分

日経225先物ミニ6月限日足2022/10/22(土)16:30~2023/04/22(土)06:00まで

◆前営業日2023/04/21(金)の経済指標結果

2023/04/21(金)の経済指標結果

◆2023/04/24(月)の経済イベント予定

2023/04/24(月)の経済イベント予定

◆欧州市場サマリー(21日ロイター)

記録用2023/04/22(土)02:56

●ChatGPT-4による要約--------------------------------------

  • ロンドン株式市場は続伸、ディフェンシブ銘柄が買われる

  • FTSE100種指数が0.54%高、5週連続上昇

  • 食品・飲料・たばこ株指数、製薬・バイオテクノロジー株指数が上昇

  • 鉄鉱石や銅価格の値下がりで鉱業株指数が下落

  • 欧州株式市場は反発、四半期決算が好調な企業株が買われる

  • STOXX欧州600種指数が0.45%上げ、5週連続上昇

  • テクノロジー株指数、ヘルスケア株指数が上昇

  • ユーロ圏債券市場で利回り上昇、景況感の改善によるECB利上げ観測が高まる

●ChatGPT-4による要約ここまで----------------------------

●本文ここから------------------------------------------------

[21日 ロイター] -
<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。ディフェンシブ銘柄が買われたのが相場を押し上げた。週間ではFTSE100種指数が0.54%高と、5週連続で上昇した。21日の取引では、FTSE350種食品・飲料・たばこ株指数、製薬・バイオテクノロジー株指数がそれぞれ0.91%、0.99%上げたのが輸出企業が多くを占めるFTSE100種指数を支えた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.70%高。中型株では、決算処理会社のネットワーク・インターナショナルが10.3%と大幅上昇。カナダの投資会社ブルックフィールド・アセット・マネジメントが21億3000万ポンド(26億5000万ドル)で買収することを提案し、買収合戦の可能性が高まったことが材料視された。ただ、需要低迷懸念を背景とした鉄鉱石や銅価格の値下がり受けて鉱業株指数が4.24%下落したため、相場全体の上値は重かった。第1・四半期の生産減少を報告したスイスの商品取引・資源大手グレンコアは2.2%下げた。今週は、製薬や公益事業など景気後退の影響を受けにくいとされる業界が好調だったが、コモディティー(商品)関連株などのシクリカル(景気循環)銘柄は低調だった。S&Pグローバル/CIPSが21日発表した4月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月から上昇。一方、英国立統計局(ONS)が発表した3月の英小売売上高は前月比0.9%減と、予想より大幅な落ち込みとなった。ロンドン株式市場:

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。四半期決算で業績好調だった企業の株が買われたのが相場を押し上げ、資源株の下げを相殺した。STOXX欧州600種指数は0.45%上げ、週間で5週連続の上昇となった。優良株で構成するSTOXX欧州50種指数は21日に0.64%高。STOXX欧州600種テクノロジー株指数は1.07%、ヘルスケア株指数は1.72%それぞれ上昇した。ドイツのソフトウエア大手SAPが5.2%高。2023年第1・四半期の売上高が市場予想を上回ったことや、自社製品に生成人工知能(AI)を使う計画を明らかにしたことが材料視された。高級眼鏡グループ、エシロールルックスオティカは6.3%上昇。中国市場の堅調がけん引し、第1・四半期の売上高が増加したと発表したのが好感された。銅価格が下落したのを背景に、STOXX欧州600種資源株指数は3.86%下げた。S&Pグローバルが発表した4月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は3月から上昇し、市場予想を上回った。製造業は引き続き低迷したものの、サービス需要が拡大した。ドイツの高級車大手メルセデス・ベンツ・グループは1.4%高。第1・四半期決算の業績が市場予想を上回ったことが好感された。欧州株式市場:

<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが上昇した。景況感の改善を示す経済指標を受け、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が高まった。S&Pグローバルが21日発表した4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4で、3月の53.7から上昇し11カ月ぶりの高水準となった。ロイターがまとめた予想中央値の53.7を上回った。独仏の景況感も改善した。ドイツ10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇の2.49%。週間では約6bp上昇した。米S&Pグローバルが21日に発表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準となったことを受け、米債利回りが上昇したことも欧州債利回りの上昇に寄与した。23年11月限のESTR先物は3.75%で、ECBの預金ファシリティー金利が3.85%程度でピークに達することを示唆している。ECB理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、ECBは金融引き締め政策を維持し、需要を抑制すべきと述べた。ECBのデギンドス副総裁は21日、先行きが不透明なことから、当面は金融政策に関するフォワードガイダンスを再開する可能性は低いと述べた。BofAの欧州エコノミスト、ルーベン・セグラ・カユエラ氏は「4月のコアインフレ率は20bp低下すると予想しているが、シグナルはなお相反している」と指摘。「ECBが5月に(利上げを)鈍化させるための十分な条件として、コアインフレ率がピークに達するという明確な兆候が必要だ」とした。ユーロ圏の長期的なインフレ期待を示す主要指標となる5年先5年物ブレークイーブン・フォワードは2.45%に低下した。イタリア10年債利回りは5bp上昇し4.36%。独伊10年債の利回り格差は186bpとなった。ユーロ圏金融・債券市場:

<為替> 欧州終盤 アジア市場 コード終盤ユーロ/ドル    1.0972 1.0955 ドル/円 134.28 133.92 ユーロ/円 147.33 146.73

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コードSTOXX欧州600種 469.00 +1.57 +0.34 467.43 FTSEユーロファース 1858.05 +7.29 +0.39 1850.76 ト300種ユーロSTOXX50種 4408.59 +23.73 +0.54 4384.86 FTSE100種 7914.13 +11.52 +0.15 7902.61 クセトラDAX 15881.66 +85.69 +0.54 15795.97 CAC40種 7577.00 +38.29 +0.51 7538.71

<金現物> 午後 コード値決め 2007.15

<金利・債券>米東部時間13時41分*先物 清算値 前日比 前営業日 コード終盤3カ月物ユーロ 96.59 -0.02 96.61 独連邦債2年物 105.29 -0.05 105.34 独連邦債5年物 116.77 -0.20 116.97 独連邦債10年物 133.59 -0.42 134.01 独連邦債30年物 135.48 -1.20 136.68 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード終盤独連邦債2年物 2.925 +0.016 2.903 独連邦債5年物 2.519 +0.024 2.500 独連邦債10年物 2.480 +0.030 2.454 独連邦債30年物 2.542 +0.042 2.512

ロイター

◆欧州市況=株は小幅高、PMI統計を材料視-ドイツ債は下落(ブルームバーグ)

記録用2023/04/22(土)03:11

●ChatGPT-4による要約--------------------------------------

  • 欧州株小幅高

  • 決算発表、PMI統計意識

  • ストックス欧州600指数:0.3%高

  • 基礎資源株大幅安、ヘルスケア・公益事業株上昇

  • ドイツ債利回り曲線ベアスティープ化

  • 英国債小幅高

  • ECB利上げ観測1bp上昇

  • 英中央銀行ピーク金利2bp下げ、9月までに4.96%

●ChatGPT-4による要約ここまで----------------------------

●本文ここから------------------------------------------------

  21日の欧州株は小幅高。この日も相次いだ企業の決算発表のほか、欧米で発表された購買担当者指数(PMI)統計が意識された。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。業種別株価指数では基礎資源株が大幅安となった。一方、ディフェンシブ銘柄のヘルスケアや公益事業株は上昇した。

  欧州債はドイツ債の利回り曲線がベアスティープ化。前日の上げを一部削った。4月の米企業活動が予想外に活発化し、11カ月ぶりの高水準となったことに反応した。

  短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測が1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、ピーク金利は10月までに3.84%が織り込まれている。

  英国債は小幅高。短期債は下落した。トレーダーが見込むイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は金融政策委員会(MPC)メンバー、テンレイロ委員の発言に反応し、2bp下げて9月までに4.96%となった。同委員は金利は既に高過ぎるとの見方を示した。

関連記事
ECB、適切な政策調整が最大の課題-ブイチッチ氏 (1)
ユーロ圏のコアインフレ、「極めて根強い」-デギンドスECB副総裁

4月21日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券                          直近利回り                  前営業日比
独国債2年物                   2.92%                          +0.03
独国債10年物                 2.48%                          +0.04
英国債10年物                 3.76%                           -0.01

原題:Bunds Bear Steepen After US PMI Beat: End-of-Day Curves, Spreads

European Stocks Edge Higher as Market Digests PMI Data, Earnings

(抜粋)

ブルームバーグ

◆主な要人発言(OANDA証券)

記録用2023/04/22(土)05:10

21日06:26 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「インフレは高すぎる。FRBは2%に押し下げる必要」

21日08:51 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「多少の追加引き締めが必要となる可能性」
「十分に景気抑制的な水準となれば金利の維持を見込む」

21日09:18 ホークスビーNZ準備銀行(RBNZ)総裁補佐
「成長鈍化の初期症状が出ている」
「金融引き締めの効果がまだすべて出ているわけではない」
「インフレは高すぎで粘り強い」

21日16:24 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「さらなる金融政策の変更はデータ次第」

21日16:38 ビスコ・イタリア中銀総裁
「金利の設定には注意深くあるべき」
「会合ごとに決定する必要」
「幾分の金融安定リスクが見られる」

21日17:19 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁
「さらに金融政策を引き締める可能性」
「労働市場がインフレ圧力に寄与している」

21日18:57 マクルーフ・アイルランド中央銀行総裁
「利上げ休止の議論は時期尚早」

21日19:07 レーン・フィンランド銀行(中央銀行)総裁
「ユーロ圏のインフレ率はまだ高すぎる」
「景気抑制的な金融政策からの脱却を早めるべきではない」

※時間は日本時間


◆日経225先物:22日夜間取引終値=110円高、2万8670円

記録用2023/04/22(土)06:03

 22日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日比110円高の2万8670円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値2万8564.37円に対しては105.63円高。出来高は1万6952枚だった。

 TOPIX先物期近は2043.5ポイントと前日比9.5ポイント高、TOPIX現物終値比8.44ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        28670     +110    16952
日経225mini        28660     +100   296874
TOPIX先物        2043.5     +9.5    10223
JPX日経400先物      18430      +85    2412
マザーズ指数先物      746      +2     969
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆日経225先物ミニ6月限1時間足チャート1週間分

(記録用2023/04/22(土)06:00)

日経225先物ミニ6月限1時間足チャート1週間分

◆NY市場サマリー=ドル小動き、米株横ばい 利回り上昇(21日ロイター)

記録用2023/04/22(土)06:06

●ChatGPT-4による要約--------------------------------------

  • ドルは小動き、経済指標により米経済回復力が示される

  • FRBの0.25%ポイント追加利上げ観測

  • 米総合購買担当者景気指数(PMI)が11カ月ぶり高水準

  • ユーロ圏のPMIも11カ月ぶり高水準

  • 米債利回り上昇、経済指標の高水準が背景

  • 株式市場はほぼ横ばい、企業決算と経済指標の相反する内容で金利影響を見極める動き

  • 金先物は米長期金利上昇を背景に反落

  • 米原油先物はドル軟調や値頃感を受けて小幅上伸

●ChatGPT-4による要約ここまで----------------------------

●本文ここから------------------------------------------------

[21日 ロイター] -
<為替> ドルが小動きとなった。経済指標で米経済の回復力が示され、連邦準備理事会(FRB)の0.25%ポイントの追加利上げ観測につながったことが支援した。米S&Pグローバルが21日に発表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準となった。3月の確定値は52.3だった。コーペイ(トロント)のチーフマーケットストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「経済活動は冷え込んでいるが、金利差は依然としてドルの支援材料だ」と述べた。ドル指数は横ばいの101.76。週間では約0.2%高となる見込み。S&Pグローバルが21日発表した4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4で、3月の53.7から上昇し11カ月ぶりの高水準となった。ロイターがまとめた予想中央値の53.7を上回った。ユーロ/ドルは0.1%上昇し1.0982ドル。この日の安値1.0938ドルから切り返した。ポンド/ドルは0.1%安の1.2431ドル。序盤には一時0.54%安となる場面があった。円は序盤に対ドルで1週間ぶりの高値を付けた。総務省が21日に発表した3月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は104.1と、前年同月比3.1%上昇した。終盤のドル/円は小幅安の134.17円。NY外為市場:

<債券> 米債利回りが上昇した。4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が11カ月ぶりの高水準となったことが背景。投資家は5月米連邦公開市場委員会(FOMC)での一段利上げの可能性について手がかりを探っている。米S&Pグローバルが21日に発表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.5と昨年5月以来の高水準となった。金利上昇によって景気後退に陥る危険性が高まっているとの見方とは相反するものだった。ただDRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は、利回りが上昇したのは薄商いのためで、PMIが米連邦準備理事会(FRB)の政策を左右することはないと指摘した。米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇し、3.572%となった。2年債利回りは2bp上昇し4.192%。2・10年債の利回り格差はマイナス62bpとなった。指標となる10年物利回りは、4月6日に7カ月ぶり低水準を付けて以降、上昇基調にあるが、3.65%台を突破することはできていない。投資家が銀行業界の新たな不安材料が浮上した場合に備え、大きなショートポジション構築を警戒しているためだ。米国連邦債務が上限に達する前に満期を迎える短期債への買い意欲が強まり、1カ月物国債利回りは6カ月ぶり低水準で取引されている。銀行預金の安全性に対する懸念から国債の需要は高まっているが、一部投資家は、米連邦債務が上限に達する恐れがあるときに満期を迎える債券を避ける動きを見せている。上限到達は7月下旬から8月の可能性が最も高いとみられている。米金融・債券市場:

<株式> ほぼ横ばいで終了した。市場では企業決算が引き続き注目される中、経済指標が相反する内容となっていることで、金利の道筋がどのような影響を受けるか見極めようとする動きが出ている。一連の企業決算発表が始まって以来、S&P総合500種はおおむね安定的に推移。来週は、年初からのS&P総合500種の上昇を支えてきた大型ハイテク企業や成長企業などが決算を発表する。トゥルーエスト・アドバイザリー・サービシズの共同最高投資責任者(CIO)、キース・ラーナー氏は「堅調な経済指標と低調な経済指標、良好な企業決算と軟調な企業決算の間で綱引きが行われている」とし、「大型ハイテク企業の決算を来週に控え、市場は基本的にもちあい状態になっている」と述べた。来週はマイクロソフト、グーグルを傘下に持つアルファベット、アマゾン・ドット・コムなどが決算を発表する。この日発表の米経済指標では、S&Pグローバルの4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準となった。3月の確定値は52.3だった。個別銘柄では、日用品大手、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が3.5%高。1―3月期の業績が市場予想を上回ったことで買いが入った。アマゾンは3%高。調査会社がアマゾンの北米事業は市場予想を上回るとの見通しを示したことが好感された。一方、鉱山大手フリーポート・マクモランは4.1%安、リチウム生産世界最大手のアルベマールは約10%安。素材株は0.9%下落し、S&P主要セクターの中で最も大きく落ち込んだ。ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.24対1の比率で上回った。ナスダックでは1.10対1で値下がり銘柄数が多かった。米取引所の合算出来高は約99億株。直近20営業日の平均は104億株。米国株式市場:

<金先物> 米長期金利の上昇を背景に反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比28.60ドル(1.42%)安の1オンス=1990.50ドル。 S&Pグローバルがこの日発表した4月の製造業とサービス業を合わせた米購買担当者景況指数(PMI)速報値は総合で53.5となり、前月確報値の52.3から上昇し、11カ月ぶりの高水準となった。リセッション(景気後退)懸念が幾分後退したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が5月2~3日開催の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げに踏み切るとの見方が改めて強まり、米長期金利の指標とされる10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金は売りにさらされた。NY貴金属:

<米原油先物> 対ユーロでのドル軟調や値頃感などを受けた買いに支えられ、小幅上伸した。米 国産標準油種WTIの中心限月6月物は前日清算値(終値に相当)比0.50ドル(0.65%)高の1バレル=77.87ドル。7月物は0.60ドル高の77.71ドル。外国為替市場では、堅調なユーロ圏経済指標を背景にドルが対ユーロでおおむね軟調に推移。ドル建てで取引される商品の割安感につながり、原油買いが先行した。加えて、最近の下落基調から安値拾いの買いや限月交代に伴う持ち高調整目的の買いも若干入ったもよう。NYMEXエネルギー:ドル/円 NY終値 134.15/134.18 始値 133.78 高値 134.49安値 133.56ユーロ/ドル NY終値 1.0987/1.0991 始値 1.0963 高値 1.0993安値 1.0943米東部時間30年債(指標銘柄) 17時05分 97*12.50 3.7713% 前営業日終値 97*22.50 3.7530%10年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.00 3.5680% 前営業日終値 99*20.00 3.5450%5年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.75 3.6612% 前営業日終値 99*29.75 3.6400%2年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.00 4.1795% 前営業日終値 99*14.50 4.1700% 終値 前日比 %ダウ工業株30種 33808.96 +22.34 +0.07  前営業日終値 33786.62ナスダック総合 12072.46 +12.90 +0.11  前営業日終値 12059.56S&P総合500種 4133.52 +3.73 +0.09  前営業日終値 4129.79COMEX金 6月限 1990.5 ‐28.6 前営業日終値 2019.1COMEX銀 5月限 2505.8 ‐31.5 前営業日終値 2537.3北海ブレント 6月限 81.66 +0.56 前営業日終値 81.10米WTI先物 6月限 77.87 +0.50 前営業日終値 77.37CRB商品指数 270.7984 ‐1.1098 前営業日終値 271.9082

ロイター

◆米国市況=株は小幅高、企業決算とPMI統計見極め-ドル134円台(ブルームバーグ)

記録用2023/04/22(土)05:58

●ChatGPT-4による要約--------------------------------------

  • 米国株式相場は小幅高

  • 企業決算は強弱入り交じる

  • インフレや経済成長、政策金利の先行きに注目

  • 4月の米企業活動は予想外に活発化

  • プロクター・アンド・ギャンブルが売上高見通しを引き上げ

  • 米国債利回りが上昇

  • ドルは週間ベースで約1カ月ぶりの上昇

  • 原油価格は反発、週間ベースでは5週間ぶりの下落

  • 金価格は下落、週間ベースでは2月以来の大幅安

●ChatGPT-4による要約ここまで----------------------------

●本文ここから------------------------------------------------

・米国債利回りは上昇、2年債利回りは4.2%に接近
・来週の日銀会合控えレバレッジファンドが円買いとトレーダー指摘

米国株

  21日の米国株式相場は小幅高。企業決算は強弱入り交じる内容だった。インフレや経済成長、政策金利の先行きを見通そうと、トレーダーらは最新の経済統計の解釈に努めた。

株式                                          終値            前営業日比          変化率
S&P500種株価指数         4133.52                   3.73               0.09%
ダウ工業株30種平均         33808.96                 22.34               0.07%
ナスダック総合指数          12072.46                12.90                0.11%

  4月の米企業活動は予想外に活発化。11カ月ぶりの高水準となり、インフレ圧力が再燃する恐れが示された。S&Pグローバルが発表した米国の製造業・サービス業を合わせた4月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、前月から1.2ポイント上昇して53.5。

  レイモンド・ジェームズの株式ポートフォリオ・テクニカル戦略担当マネジングディレクター、マイク・ギブズ氏は「景気が持ちこたえるなら、米連邦公開市場委員会(FOMC)は現在市場が予想しているよりも金融政策を引き締める動機を得るかもしれない。そうなれば株式市場には向かい風が吹くとわれわれは判断している」とリポートで説明。「一方で景気が悪化すれば、FOMCは金融政策を緩和するとわれわれはみている。しかし景気の浮き沈みはマーケットの変動と呼応する可能性も高い」と続けた。

  米消費財メーカー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は2023年6月通期の売上高見通しを引き上げた。値上げや一部商品での若干の需要増を理由に挙げた。

  BMOファミリーオフィスのキャロル・シュリーフ最高投資責任者(CIO)は、「決算シーズンは始まったところだ。過去4回の決算シーズン開始はどれも強い市場のパフォーマンスと時期が一致した」と指摘。「このトレンドが続くとは確信できない。株価は狭いレンジをしばらく抜けないと思われる」と述べた。

米国債

  米PMI統計を受けて、直近の金融政策に敏感に反応する2年債利回りは4.2%近辺まで上昇した。

国債                        直近値             前営業日比(BP)      変化率
米30年債利回り       3.77%                    2.9                     0.79%
米10年債利回り       3.57%                    3.4                     0.97%
米2年債利回り       4.18%                    3.3                      0.79%
米東部時間16時50分

外為

  ドルは週間ベースで約1カ月ぶりの上昇。米企業活動が予想外に4月に活発化し、米国債利回りを押し上げた。

為替                                        直近値      前営業日比      変化率
ブルームバーグ・ドル指数   1225.11        -0.16            -0.01%
ドル/円                                ¥134.13        -¥0.11           -0.08%
ユーロ/ドル                        $1.0989          $0.19             0.17%
米東部時間16時50分

  ドルは前日比ベースでは、主要10通貨に対してまちまち。原油価格の下落と利回り上昇で今週出遅れていた資源国通貨は、この日も軟調だった。

  ドイツ銀行の首席国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏がブルームバーグTVで話したところによれば、FOMCが年末にかけて利下げに転じ始めると見込まれる一方で、欧州中央銀行(ECB)はまだ利上げを続ける可能性があることを、市場はまだ部分的にしか織り込んでいない。

  日本の消費者物価指数(CPI)データを受け、ドルは対円で一時、0.5%下げていた。来週の日銀政策決定会合を控え、レバレッジファンドの円買いが入っていると、ニューヨークのトレーダーは指摘した。

原油

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ただ週間ベースでは5週間ぶりの下落となった。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は先週に200日移動平均を突破できず、そこから下げ基調が続いた。

  4月初めに石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」がサプライズ減産を発表後、原油相場は急伸したが、その勢いは需要懸念に押されて失速した格好。スタンダードチャータードのアナリスト、エミリー・アシュフォード氏は「OPECプラス減産を巡る興奮の一部は薄れたようだ」と語った。

  ただ、多くの市場関係者は引き続き中国の需要回復を見込んでいる。18日発表された中国の1-3月の国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増と1年ぶりの高い伸びとなり、景気の持ち直しが軌道に乗っていることを示唆した。

  ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前日比50セント(0.7%)高の1バレル=77.87ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は56セント上げて81.66ドル。



  ニューヨーク金相場は下落。4月の米サービス業PMIが予想以上に強い数字となり、金融当局がインフレ抑制のため利上げを継続するとの観測が強まった。金相場は週間ベースでは2月以来の大幅安。

  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「金はトラブルに見舞われている。米経済が強すぎるため、米金融当局による一段の引き締めにさらされることになるからだ」と指摘。「サービスセクターが顕著な強さを見せており、それによって5月と6月だけでなく7月の利上げにも道が開くだろう」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は28.60ドル(1.4%)安い1オンス=1990.50ドルで引けた。

原題:Stocks Edge Higher as Traders Weigh Earnings, PMI: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Posts First Weekly Advance Since Early March: Inside G-10(抜粋)

Oil Sheds OPEC+ Gains to Post First Weekly Loss Since March(抜粋)

Gold Set for Worst Week Since February on Rate Hike Expectations(抜粋)

ブルームバーグ

◆米国株式市場(SMBC日興証券)

2023/04/21(金)のNY市場マーケットコメント(SBI)

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(ロイター)

記録用2023/04/22(土)06:52

・ロシア国防省、バフムト西部で攻撃と表明
・金融引き締め「最後までやり遂げるべき」=ラムスデン英中銀副総裁
・ペルーのトレド元大統領が米当局に出頭、本国送還へ 汚職容疑で
・米、北朝鮮の核攻撃抑止に「実質」措置表明へ 米韓首脳会談=米高官
・先行き金融政策見通しの不透明感高まる=クックFRB理事
・S&P、英格付け見通しを「安定的」に引き上げ
・NY市場サマリー(21日)ドル小動き、米株横ばい 利回り上昇
・米金融・債券市場=利回り上昇、4月米総合PMIが11カ月ぶり高水準
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(21日)
・NY外為市場=ドル横ばい、米利上げ観測が支援
・米国株式市場=横ばい、企業決算と経済指標に注目
・英有力産業団体から脱退相次ぐ、業務停止に 職員に性的暴行疑惑
・中南米金融市場=チリペソ1.2%安、リチウム産業の国有化発表受け
・〔表〕IMM通貨先物の取組=CFTC(4月18日終了週)
・新興国市場サマリー(21日)
・シカゴ日経平均先物(21日)
・原油先物上昇、英欧の堅調な経済指標受け 週間では下落
・米金融当局、ノンバンク監視とリスク評価強化へ 新指針公表
・スーダン、3日間の停戦合意 米国務長官が双方と会談
・米欧がウクライナ支援会合、反攻を前に戦車部隊の強化急ぐ
・米財務次官、欧州にロシアの制裁回避の動き警告 電子部品など
・ロシア、千島連盟を「好ましからざる団体」に指定
・欧州市場サマリー(21日)
・ロンドン株式市場=続伸、週間は5週連続で上昇
・欧州株式市場=反発、業績好調企業がけん引 週間は5週連続上昇
・米リフト、コスト削減に向け「大幅な」人員削減実施へ=CEO
・EU独禁法当局の高級ブランド業界調査、仏企業が対象に
・ロシア、「制御不能な」軍拡競争を警告=RIA
・米P&G、第3四半期決算は予想上回る 中国経済再開が寄与
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、堅調なPMI受け
・アルゼンチン大統領、23年大統領選に不出馬
・トヨタの佐藤社長、EV主戦場の中国で「スピード上げる」
・中国、民間企業の発展を促進 競争障壁撤廃へ=国営メディア
・ロシア、「制御不能な」軍拡競争を警告=RIA
・ユーロ圏16銀行、気候変動要件満たさず 罰金の可能性も=ECB
・米総合PMI、4月は53.5 11カ月ぶり高水準=S&Pグローバル調査
・来週の米韓首脳会談、北朝鮮の人権問題に重点=駐米韓国大使
・デロイト、米国で1200人削減へ=FT
・ラーブ英副首相が辞任、パワハラ問題で調査
・トヨタの佐藤社長、EV主戦場の中国で「スピード上げる」

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(ロイター)

記録用2023/04/22(土)06:59

●スーダン、3日間の停戦合意 米国務長官が双方と会談
正規軍と民兵組織の軍事衝突が続くアフリカ北東部スーダンで、正規軍は21日、イスラム教の祝日である「イード・アル・フィトル(ラマダン明けの祝祭)」に合わせ21日から3日間の停戦に合意したと発表した。

●ロシア、「制御不能な」軍拡競争を警告=RIA
ロシアのグリゴリー・マシュコフ特使は21日、複数の核保有国が関与する「制御不能な」軍拡競争を警告した。ロシア通信(RIA)が報じた。

●米欧がウクライナ支援会合、反攻を前に戦車部隊の強化急ぐ
米独などの西側諸国は21日、ドイツのラムシュタイン米空軍基地でウクライナへに対する軍事支援を協議する会合を開いた。米国がウクライナ軍に供与する主力戦車「エイブラムス」の使用訓練を開始すると発表したほか、ドイツはウクライナに配備された戦車を修理するための拠点をポーランドに設立すると表明した。

●米総合PMI、4月は53.5 11カ月ぶり高水準=S&Pグローバル調査
米S&Pグローバルが21日に発表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準となった。3月の確定値は52.3だった。

●ラーブ英副首相が辞任、パワハラ問題で調査
英国のラーブ副首相兼司法相が21日、辞任した。スタッフへのパワハラ問題が浮上し、独立調査が実施される事態となっていた。

●米金融当局、ノンバンク監視とリスク評価強化へ 新指針公表
米金融安定監視評議会(FSOC)は21日、銀行以外の金融機関を監督対象に指定することを容易にするガイダンスと、金融システムリスクに適切に対応するための新たな手続きを公表した。意見公募(パブリックコメント)を実施する。

●ユーロ圏16銀行、気候変動要件満たさず 罰金の可能性も=ECB
欧州中央銀行(ECB)は21日、ユーロ圏の16の銀行は気候変動リスクに関して十分に情報を依然開示しておらず、罰金やECBのより高い資本要件を科す可能性があると発表した。

●EU独禁法当局の高級ブランド業界調査、仏企業が対象に
フランス警察は21日、 欧州連合(EU)の反トラスト法(独占禁止法)当局による調査に協力していることを明らかにした。欧州委員会は18日、独禁法当局が複数のEU加盟国でファッション業界の企業を家宅捜索したと発表したが、企業名などは明らかにしていなかった。

●中国、民間企業の発展を促進 競争障壁撤廃へ=国営メディア
中国共産党は習近平国家主席が議長を務める改革深化委員会で、民間企業の発展を促進するための指針を可決し、一連の規制緩和で痛手を受けた民間企業の活性化に向け一段の措置を実施すると示唆した。国営メディアが21日、報じた。

●アルゼンチン大統領、23年大統領選に不出馬
アルゼンチンのフェルナンデス大統領は21日、10月の大統領選に出馬しないと表明した。深刻な経済危機に直面している中、中道左派のフェルナンデス氏が出馬を見送ることで与党正義党(ペロン党)内の主導権争いが激しくなりそうだ。

ロイター

◆NY株式市場クローズ


◆NY市場マーケットコメント(SBI)

2023/04/21(金)ののNY市場マーケットコメント(SBI)




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