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2023/08/25(金)=欧州株下落/労働市場の強さや長期金利上昇でダウは373.56ドル安、ナスダックは257.06ポイント安/日経先物、590円安の3万1630円で日中取引終了/パウエルFRB議長、必要に応じて追加利上げの用意があると発言、高金利維持へ



―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場はまちまちで終了、ジャクソンホール会議前に投資家が警戒感を示し、朝方のポジティブムードが失われた

  • 欧州株式市場は下落、半導体関連銘柄の動向や金属価格の下落などが要因

  • ユーロ圏の国債利回りは上昇、ジャクソンホール会議に関する慎重な態度や利上げの可能性が背景

  • 労働市場の強さや長期金利上昇の影響を受け、ダウ平均は373.56ドル安の34,099.42ドルで、ナスダックは257.06ポイント安の13,463.97ポイントで取引終了

  • エヌビディアは四半期決算でAIの需要増に伴う売上高の見通し上方修正を発表。しかし、長期金利の上昇やボストン連銀の利上げ言及により下落に転じた

  • NY外為市場のドル・円は米労働市場の好調やボストン連銀の利上げ言及などを背景に、一時145円96銭まで上昇した後、145円83銭で取引を終了

  • NYMEXのWTI先物はドル高や株安の影響を受けながらも、0.16ドル高の79.05ドルで取引終了

  • 日経先物9月限は前日比530円安の3万1690円で夜間取引終了、日経平均株価の現物終値3万2287.21円に対しては597.21円安

  • 日経平均は前日比662.93円安の31624.28円と、5日ぶりに大幅反落

  • エヌビディアの好決算で株価上昇も失速、週次新規失業保険申請件数の減少とボストン連銀の利上げ示唆で下落

  • ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えて警戒、中国・香港株の下落も影響

  • 米ボーイングの737マックス機の納入遅延の噂で大阪チタと東邦チタニウム株が下落、7&I-HDも売られる

  • 川崎汽船や商船三井などの海運やディフェンシブ系株が堅調、BEENOSは資本業務提携の報で上昇

  • 東証プライムの値上がり率上位にはエムアップHDやSansan、ライオン、クラレなどが入る

  • 東証スタンダードではダイドーリミテッドや森六ホールディングスが買われる

  • 日経先物9月限は前日清算値比590円安の3万1630円で日中取引終了、この日の日経平均株価の現物終値3万1624.28円に対しては5.72円高

  • パウエルFRB議長、必要に応じて追加利上げの用意があると発言、高金利維持へ

  • インフレ率が目標の2%に向かうまで、政策金利を高いままに維持する考え


―――【チャート】―――

◆直近2営業日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限15分足チャート2023/08/23(水)16:30~2023/08/25(金)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/02/26[半年前]16:30~2023/08/25(金)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/08/24(木)の経済指標結果



◆2023/08/25(金)の経済イベント予定



―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(24日ロイター)

2023/08/25(金)03:46

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場はまちまちで終了、ジャクソンホール会議前に投資家が警戒感を示し、朝方のポジティブムードが失われた

  • 会議で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が金利の方向性について言及するか注目

  • FTSE100種指数は上昇し、FTSE250種指数は0.18%減少

  • ウィタン・インベストメントのCEO、アンドリュー・ベル氏は25日のイベントリスクを理由に投資家が慎重になっていると指摘

  • 英国イングランド銀行は政策金利を5.50%に引き上げる可能性

  • FTSE350種の一部銘柄は1.02〜1.33%下落。ライオントラスト・アセット・マネジメントは10.4%上昇

  • 欧州株式市場は下落。半導体関連銘柄の動向や、金属価格の減少などが要因

  • エヌビディアの売上予想後のテクノロジー株の動きや、インフィニオン・テクノロジーズの2.5%の価格低下が目立った

  • スウェーデンの財務相はインフレ率が高いため財政の緩和が難しいとの立場

  • ユーロ圏の国債利回りは上昇、ジャクソンホール会議に関する慎重な態度や利上げの可能性が背景

  • パウエル議長の講演やハーカー総裁の発言が金利に関する市場の期待を形成

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<ロンドン株式市場>
まちまちで取引を終えた。米ワイオミング州で開催される経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を前に投資家が警戒感を強め、朝方の楽観的なムードが後退した。ジャクソンホール会議では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米国の政策金利の行方について示唆する可能性がある。輸出企業が中心のFTSE100種指数はやや上昇したが、中型株で構成するFTSE250種指数は0.18%下げた。ウィタン・インベストメント・トラストのアンドリュー・ベル最高経営責任者(CEO)は「25日の朝にイベントリスクがあるため、投資家は取引を手控えている」と指摘。「パウエル氏は政策金利を長期にわたって高水準に維持する必要性を強調することを選択するかもしれない。そうなれば、市場の下落局面につながる可能性がある」と述べた。英国ではイングランド銀行(英中央銀行)があと1回利上げをすると見込まれている。9月21日の次回の金融政策委員会で政策金利の5.50%への引き上げを決めるとみられている。24日はシクリカル(景気循環)銘柄が下落。FTSE350種旅行・娯楽関連株指数、自動車・部品株指数、建設・資材株指数が1.02─1.33%下げた。個別銘柄では、資産運用会社のライオントラスト・アセット・マネジメントが10.4%と大幅上昇。スイスの資産運用会社GAMホールディングに対する買収提案が、必要なレベルの投資家の支持を得られず失敗したことが材料視された。

<欧州株式市場>
反落して取引を終えた。取引序盤には半導体関連銘柄が物色されたものの、その後は景気減速懸念が強まって神経質な展開となった。金属価格の値下がりを受け、STOXX欧州600種資源株指数は0.97%下落。テクノロジー株指数は2.40%下げた。米半導体大手エヌビディアが23日発表した2024年1月期決算の第3・四半期の売上高予想と自社株買い計画を受けてテクノロジー株は一時上げていたが、その後は下げに転じた。ドイツの半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは2.5%安。いずれもオランダの半導体製造装置メーカーBEセミコンダクター、ASMLホールディング、ASMインターナショナルは3.1─6.3%下げた。スウェーデンのスバンテソン財務相は、今年は従来予測よりも深刻な景気低迷に直面しているが、インフレ率が高いため政府は秋の予算で財政を緩めることはできないと表明した。スウェーデンのゲーム開発会社、エンブレーサー・グループは7.2%下落した。一方、デンマークのアレルギー治療薬企業ALKアベロは7.0%上昇。23年第2・四半期決算の営業利益が前年同期比でほぼ倍増したことが好感された。投資家はジャクソンホール会議での25日の欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のそれぞれの講演に注目している。

<ユーロ圏債券>
域内国債利回りが上昇。米ワイオミング州で開かれるカンザスシティ連銀主催のシンポジウム(ジャクソンホール会議)への警戒感から、慎重な取引となっている。利回りは前日、欧州各国の低調な経済指標を受けて欧州中央銀行(ECB)が9月の利上げを見送るとの見方が強まり、急低下していた。ジャクソンホール会議では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が25日に行う講演に注目が集まる。同日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の講演も予定されている。トゥエンティーフォー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、エオイン・ウォルシュ氏は、「パウエル議長は追加利上げと高水準の金利がより長期間続くといメッセージを一時停止し、市場が好しいと考える姿勢を示すまれな機会と考えている可能性がある」と述べた。パウエル議長の講演に先立ち、米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は24日、FRBが年内に追加利上げを実施する必要があるとは想定していないという認識を示した。独10年債利回りは一時2週間ぶりの低水準となる2.448%を付けた後、終盤は0.5ベーシスポイント(bp)上昇の2.53%。独2年債利回りも、6月7日以来の低水準となる2.92%に沈んだ後、1bp上昇した。ECBの次の動きについて、市場の見方はまちまちだが、モルガン・スタンレーのエコノミスト、ガブリエラ・シロバ氏は「ECBが9月に利上げを実施するかどうかは来週発表のインフレ指標にかかっている」とし、「9月利上げへの道筋は明らかに狭まっている」と述べた。イタリア10年債利回りは4.094%と、今月1日以来の低水準を付けた。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/08/25(金)05:10

24日05:15 松野官房長官
「北朝鮮のミサイル発射は国連安保理決議に反する」
「北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い表現で非難する」

24日20:10 トルコ中銀声明
「金融引き締めはインフレ見通しの大幅な改善が達成されるまで、タイムリーかつ段階的に必要に応じてさらに強化される」
「委員会は金融政策スタンスを支援するために量的引き締めと選択的信用引き締めに関する決定を継続」
「インフレ指標とインフレの基礎的傾向は注意深く監視され、委員会は物価の安定という主な目的に沿ってあらゆる手段を断固として使用し続ける」
「最近の指標はインフレの基礎的な傾向が継続的に上昇していることを示唆」

24日23:13 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「金利の上昇については懸念していない。注意深く監視している」
「この地区(フィラデルフィア)では信用が逼迫しているのが明らかだ」
「FRBはしばらくは制限的なスタンスを維持すべき」
「金融政策は恐らく十分に講じた」
「失業率は4%を少し上回る可能性がある」
「インフレが早く低下すれば利下げも早くなる可能性がある」
「FOMCは金利に関して年内に動かないだろう」

25日00:06 センテノ・ポルトガル中銀総裁
「次回理事会では慎重になる必要がある」
「ECBはデータに依存して決定を行ってきた」
「9月の決定に先立って多くのデータがまだ得られていない」
「経済の下振れリスクが顕在化している」

25日00:20 コリンズ米ボストン連銀総裁
「インフレ率が2%の目標に達するには時間がかかる」
「FRBにはまだやるべきことがある。忍耐強く、毅然とすべき」
「FRBの取り組みに明るい兆しが見えている」
「さらなる利上げの可能性がある」
「しばらく政策を維持する必要がある可能性が非常に高い」

※時間は日本時間

OANDA証券

―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:25日夜間取引終値=530円安、3万1690円

2023/08/25(金)06:03

 25日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比530円安の3万1690円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2287.21円に対しては597.21円安。出来高は1万5712枚だった。
 TOPIX先物期近は2258ポイントと前日比25.5ポイント安、TOPIX現物終値比28.59ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        31690     -530    15712
日経225mini        31690     -530   338730
TOPIX先物         2258     -25.5    13932
JPX日経400先物      20440     -215    2184
マザーズ指数先物      730      -9     768
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • FRBの物価安定政策。インフレ高進局面での利上げが遅れ、25日のジャクソンホールでのパウエル米FRB議長講演が注目される

  • 米金融当局者2人、利上げ終了の可能性を示唆。しかし、追加の利上げも排除しない姿勢

  • 1980年代の銀行債を活用したヘッジファンド取引。一晩で35%の利益をもたらすが廃止されたLIBORに連動しているため、利払い処理方法が明確に規定されておらず論争に

  • プリゴジン氏のジェット墜落。ロシアのプーチン大統領の権力を象徴する出来事とされる

  • ニッケル詐欺。米商社がニッケルを購入し、がれきが届く事件。ロンドンとシンガポールで訴訟

  • BRICSがサウジアラビア等6カ国を新メンバーとして迎える。2024年1月1日に正式加入

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

コロナ禍でオンライン形式の開催となった3年前のジャクソンホール会合。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「最大限の雇用の実現は広範囲で包摂的な目標だ」と述べました。その後の労働市場では失業率が低水準を維持、黒人と白人間の格差縮小に加え、働き盛り世代の労働参加率も上昇しました。そしてFRBのもう一つの責務、物価の安定。インフレ高進局面では、利上げが遅れたためだとの批判もありました。25日の議長講演は、インフレ抑制の最も困難な局面とパウエル氏が指摘するタイミングで行われます。

金利ピーク近づく
米金融当局者2人は24日、ジャクソンホール会合の開幕を前に、利上げ終了に近づいている可能性があるとの見解を示したが、1人はインフレ低下の一段と明確な軌道を確認するまで追加利上げを排除しないと述べた。ボストン連銀のコリンズ総裁は金利がピークに「近づいている可能性はあるが、さらにもう少し引き上げる必要があるかもしれない」と指摘。一方、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、米金融当局が金利に関して「恐らく十分なことをした」と述べた。前セントルイス連銀総裁のジェームズ・ブラード氏は、今夏に経済活動が上向いたことが米金融当局による利上げ終了を遅らせる可能性があるとの認識を示した。

LIBOR巡り駆け引き
2023年に大きく稼げることが確実なものの、大きな論争の的にもなる取引の一つが、ヘッジファンドに一晩で35%もの利益をもたらした。その取引とは1980年代の銀行債やその他の証券を底値で買い集め、額面での繰り上げ償還を要求することだ。その鍵は、総額で約200億ドル(2兆9000億円)相当の金融商品が、廃止されたロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に連動していることだ。しかも、非常に古い商品であるため、LIBOR後の世界における利払いの処理方法が明確に規定されていない。ヘッジファンドのトレーダーら運用者たちはこれを理由に、元本全額の償還を求めることができると考えている。

プーチン氏の権力
民間軍事会社ワグネル創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたプライベートジェット機の墜落は、たとえその原因が完全に明らかにならずとも、ロシアのエリート層の多くにプーチン大統領は歯向かうことのできない指導者であることをあらためて印象づけた。プリゴジン氏はプーチン大統領の権力を脅かす反乱を指揮した後で、処罰されないことを求めていた。今回の墜落はプーチン氏に対立を挑めば悪い結末を迎えるとのメッセージを知らしめ、体制にとって強力な安定要因になると、ロシア当局に近い4人が慎重に扱うべき情報を話しているとして匿名を条件に語った。

ニッケルでまたも詐欺
ニッケルを積載しているとされた貨物を購入したが、ほぼ無価値のがれきだらけだったという被害に遭う商社が新たに出た。ロンドンとシンガポールでの訴訟で詳細が示された今回の件は、シンガポールの資源商社トラフィグラ・グループがこれより先に被った6億ドル(約874億円)の詐欺被害とは別。米商社カタマン・メタルズが、330万ドルを支払ってニューアロイス・トレーディングからニッケルを購入したが、コンテナを開けたところ、ニッケルは一切入っていなかったとしている。

BRICS拡大
新興5カ国(BRICS)は南アフリカ共和国で開催した首脳会議で、サウジアラビアなど6カ国を新たなメンバーとして迎え入れることで合意した。2010年以来となる加盟国拡大で、世界的な影響力を強めたい考えだ。現在のBRICSはブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカ共和国から成る。南アのラマポーザ大統領はヨハネスブルクでの首脳会議で24日、サウジとイラン、エジプト、アルゼンチン、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)が2024年1月1日にBRICSに正式メンバーとして加わると発表した。

その他の注目ニュース
債券の株式に対する利回りプレミアムが15年で最大-新しい債券の時代
トルコ中銀が利上げ、予想以上の引き締めペース-リラ大幅高
新興EVビンファスト、空売りは危険な試み-時価総額でシティ超え

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(25日ロイター)

2023/08/25(金)06:02

・NY外為市場=ドル上昇、FRB議長講演控え
・ギャップ、売上高見通し期待外れ 5─7月期売上高も予想下回る
・プーチン氏沈黙破る、プリゴジン氏遺族らに哀悼の意表明
・中南米金融市場=大半の通貨下落、ドル高が圧迫 FRB議長講演に注目
・EXCLUSIVE-米、中国経済減速による逆風乗り切る用意=財務副長官
・シカゴ日経平均先物(24日)
・米国株式市場=大幅反落、エヌビディアは一時最高値更新
・米ファンドグループ、ウィーワークによる破産申請を模索=WSJ
・米金融・債券市場=利回り上昇、失業保険申請受け金利先高感
・米耐久財受注、7月コア資本財+0.1% 予想に一致
・欧州市場サマリー(24日)
・欧州株式市場=反落、半導体関連企業が下落
・米新規失業保険申請、23万件に減少 労働市場なお逼迫
・シカゴ連銀全米活動指数、7月は0.12に上昇 生産・消費が改善
・訂正-FRB、利上げ一時停止可能な状況にある可能性=ボストン連銀総裁
・ロンドン株式市場=まちまち、ジャクソンホール会議に注目
・ノルウェー、ウクライナにF16供与へ 3カ国目
・プーチン氏、プリゴジン氏らの遺族に哀悼の意 ジェット機墜落
・ECB、9月理事会で慎重な姿勢示すべき─ポルトガル中銀総裁=報道
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、ジャクソンホール会議への警戒感で
・年内の米追加利上げ必要とは想定せず=フィラデルフィア連銀総裁
・BUZZ-南アランドは1%安、ジャクソンホール会議控えドル上昇
・米サブウェイ、ローク・キャピタルに95億ドルで売却=関係筋
・ウクライナ大統領、侵攻1年半後の独立記念日に国民称える
・EXCLUSIVE-ロシア国内のミサイルがプリゴジン氏搭乗機撃墜か、米の見解=高官
・中国当局、中長期投資家に株式投資拡大を奨励
・JPモルガン、トルコ金利・インフレ予想を上方修正
・年内の米追加利上げ必要とは想定せず=フィラデルフィア連銀総裁
・エヌビディア株が史上最高値更新、世界のハイテク株も上昇
・ロ大統領、食料と燃料供給でアフリカの「信頼できるパートナー」と表明=BRICS会議
・「爆発音」聞こえたと目撃者、プリゴジン氏搭乗墜落機 原因究明へ
・Tモバイル、5000人削減へ 従業員の7%相当
・トルコ中銀、政策金利25%に引き上げ タカ派サプライズでリラ急伸
・米耐久財受注、7月コア資本財+0.1% 予想に一致
・米新規失業保険申請、23万件に減少 労働市場なお逼迫

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(25日ロイター)

2023/08/25(金)06:20

●エヌビディア株が史上最高値更新、世界のハイテク株も上昇
米半導体大手エヌビディアの株価が24日の市場で一時4.3%上昇し、史上最高値を更新した。23日発表した第3・四半期の売上高予想が市場予想を大きく上回った上、250億ドルの自社株買い計画を発表したことを好感した。

●プーチン氏沈黙破る、プリゴジン氏遺族らに哀悼の意表明
ロシアのプーチン大統領は24日、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗した自家用ジェット機が墜落し乗員全員が死亡したとされる事件後初めて沈黙を破り、プリゴジン氏の遺族らに「心から哀悼の意を表したい」と述べた。

●年内の米追加利上げ必要とは想定せず=フィラデルフィア連銀総裁
米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は24日、連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げを実施する必要があるとは想定していないという認識を示した。

●FRB、利上げ一時停止可能な状況にある可能性=ボストン連銀総裁
米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は24日、連邦準備理事会(FRB)が利上げを一時的に停止し、安定的に維持できる状況にある可能性があると述べた。

●ノルウェー、ウクライナにF16供与へ 3カ国目
ノルウェーのストーレ首相は24日、米国製の戦闘機「F16」をウクライナに供与すると発表した。ウクライナの首都キーウで行ったゼレンスキー大統領との会談で明らかにした。

●トルコ中銀、政策金利25%に引き上げ タカ派サプライズでリラ急伸
トルコ中央銀行は24日、政策金利である1週間物レポレート を750ベーシスポイント(bp)引き上げ、25%とした。市場予想の250bpを上回る大幅利上げを受け、通貨リラは対ドルで3%超急伸。7月中旬以来の高水準を付けた。

●米、中国経済減速による逆風乗り切る用意=財務副長官
アデエモ財務副長官は24日、米国には中国経済の減速がもたらす逆風を乗り切る用意が整っているという認識を示した。

●ウクライナ大統領、侵攻1年半後の独立記念日に国民称える
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、32回目となる旧ソ連からの独立記念日を迎えてのビデオ演説で、ロシア軍に屈しない国民の精神と果敢な抵抗をたたえた。

●米新規失業保険申請、23万件に減少 労働市場なお逼迫
米労働省が24日発表した8月19日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は23万件と前週から1万件減少した。ロイターがまとめた市場予想は24万件だった。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げにもかかわらず、労働市場はなお逼迫している。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(24日)

2023/08/25(金)06:22



◆NY市場サマリー(24日ロイター)=ドル上昇、利回り上昇、株は大幅反落

2023/08/25(金)07:02

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ドルはジャクソンホール会議のパウエルFRB議長講演前に上昇。スチュアート・コール氏はポジション再調整がドル高の背景と指摘

  • ハーカー総裁によると、FRBは年内の追加利上げの実施を想定せず、利下げ時期の予測も確定していない

  • コリンズ総裁は、FRBが利上げを一時的に停止し、安定した状態を維持する可能性を示唆

  • 新規失業保険の申請は23万件で、前週比1万件の減少。ロイターの市場予想は24万件であった

  • トルコ中央銀行は、1週間物レポレートを750bp上昇させ25%に。これは市場予想の250bpを大きく上回る利上げだった

  • ドル/円の為替レートは0.7%の上昇を見せた。対ドルでのポンド価格は下落し、約2カ月ぶりの安値を記録

  • 米国の株価は大幅反落。特に半導体株指数は3.4%下落。ジャクソンホール会議を控えた市場の様子見姿勢が影響

  • 米国債の利回りは、労働市場の逼迫とFRBの金融引き締めが継続するとの見方から上昇

  • ダラー・ツリーは通年利益予想が市場予想を大きく下回った結果、株価が12.9%下落した

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<為替>
米ワイオミング州で開催される経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演を25日に控える中、ドルが上昇した。エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート・コール氏は、ジャクソンホール会議を控えたポジション再調整がドル高の要因と指摘。「パウエル議長の発言内容は誰にもわからない。そのためデフォルトの通貨である米ドルに資金が流入している」と述べた。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は24日、FRBが年内に追加利上げを実施する必要があるとは想定していないという認識を示した。ただ、FRBがいつ利下げに着手できるかを予測する準備は出来ていないとした。また米ボストン地区連銀のコリンズ総裁も24日、FRBが利上げを一時的に停止し、安定的に維持できる状況にある可能性があると述べた。米労働省が24日発表した8月19日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は23万件と前週から1万件減少した。減少は2週連続。ロイターがまとめた市場予想は24万件だった。ドル指数は0.63%上昇の103.99と6月8日以来の高値を付けた。また、トルコリラは対ドルで約6%高の25.55リラと約2カ月ぶりの高値に上昇。トルコ中央銀行が24日、政策金利である1週間物レポレートを750ベーシスポイント(bp)引き上げ、25%とした。利上げ幅は市場予想の250bpを上回った。ポンドは対ドル、対ユーロで下落。対ドルでは1.03%安の1.26085ドルと約2カ月ぶりの安値となった。日本円は日本当局による介入を巡る観測が引き続き圧力となっている。ドル/円は0.7%上昇した。

<債券>
米債利回りが上昇した。米新規失業保険申請件数がなお力強い労働市場を示唆し、金利先高感につながった。8月19日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は23万件と前週から1万件減少した。ロイターがまとめた市場予想は24万件だった。7月の耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.1%増加した。アメリプライズ・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、アンソニー・サグリンビーン氏はジャクソンホール会議について「インフレ率を2%の目標に近づけるためにもう少し利上げをする必要があるとパウエル議長が改めて強調する機会になるだろう」と述べた。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は24日、FRBが年内に追加利上げを実施する必要があるとは想定していないという認識を示した。ただ、FRBがいつ利下げに着手できるかを予測する準備は出来ていないとした。10年債利回りは3.3ベーシスポイント(bp)上昇の4.231%。2年債利回りは6.7bp上昇の5.019%となった。エバーコアISI(ニューヨーク)のエコノミスト兼ストラテジスト、スタン・シプリー氏は「FRBはいつかの時点で利上げ停止を望んでいるのだろうが、経済成長の軟化などを確認する必要がある」と指摘。「5%を上回る2年債利回りはFRBが利上げを一時停止したとしても、来年に大きく利下げすることはないとの見方を示唆している」と述べた。30年債利回りは1bp上昇の4.295%。2・10年債の利回り格差はマイナス78.9bp。物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は10年物が2.332%だった。

<株式>
大幅反落して終えた。ナスダックの下落が全体相場安に影響した。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、様子見姿勢が強まった。前日に好決算を発表した米半導体大手エヌビディアは小幅高で引けた。一時史上最高値を更新した。S&P総合500種の主要セクターは全て下落、半導体株指数は3.4%下落した。パウエル議長の講演は25日に予定されている。ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は、エヌビディアやハイテク株が注目されているのと同じようにFRBも注目されていると指摘。パウエル議長の発言次第では、売りが優勢になるかもしれないと述べた。この日発表された直近の新規失業保険申請件数では、労働市場がなお逼迫していることが示された。FRBの引き締めが長期化するとの見方から米国債利回りは上昇した。個別銘柄ではダラー・ツリーが12.9%安。通年利益予想が市場予想を大幅に下回った。

<金先物>
堅調な雇用情勢を示す経済指標を受け、5営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比1.00ドル(0.05%)安の1オンス=1947.10ドルだった。米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数は前週比1万件減の23万件。申請件数は2週連続で改善し、市場予想を下回った。底堅い労働市場の動向を受けて、米長期金利が上昇し、金利を生まない資産となる金の売りにつながった。また、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建てで取引される金の割高感につながった。指標発表直後、金先物は一時1939ドル付近まで下落した。

<米原油先物>
対ユーロでのドル高が圧迫要因となったものの、需給引き締まり観測に支えられ小反発した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は前日清算値(終値に相当)比0.16ドル(0.20%)高の1バレル=79.05ドルだった。11月物は0.07ドル高の78.66ドル。

ロイター

◆24日の米国市場ダイジェスト=NYダウは373ドル安、パウエルFRB議長の講演を警戒

2023/08/25(金)07:40

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ平均は、労働市場の強さや長期金利上昇の影響を受け、373.56ドル安の34,099.42ドルで取引を終了。一方、ナスダックは257.06ポイント安の13,463.97ポイントでクローズ

  • エヌビディアは四半期決算でAIの需要増に伴う売上高の見通し上方修正を発表。しかし、長期金利の上昇やボストン連銀の利上げ言及により、市場は下落に転じた

  • 保険セクターは小幅に上昇を見せたが、小売やテクノロジー関連のハード機器は大きな下落を記録

  • スプランクは第2四半期決算で好調な結果と業績見通しの上方修正を公表。これにより、アナリストの評価が向上し、株価も大幅に上昇

  • ボーイングは737マックス機の部品供給先であるスピリット・エアロシステムズの部品不具合を公表。これが原因で機の納入に遅れが生じるとの見通しを示唆し、株価が下落

  • NY外為市場のドル・円は、米の労働市場の好調やボストン連銀の利上げ言及などを背景に、一時145円96銭まで上昇した後、145円83銭で取引を終了

  • NYMEXのWTI先物は、ドル高や株安の影響を受けながらも、0.16ドルの上昇を記録し、79.05ドルで取引終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:NYダウは373ドル安、パウエルFRB議長の講演を警戒

ダウ平均は373.56ドル安の34,099.42ドル、ナスダックは257.06ポイント安の13,463.97で取引を終了した。

好決算を発表した半導体メーカー、エヌビディア(NVDA)株の上昇が相場をけん引し、寄り付き後は上昇。ただ、その後同社株価が伸び悩んだほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少するなど労働市場の強さが再確認されると長期金利が上昇し、下落に転じた。さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げの可能性に言及すると下げが加速。終盤にかけてはジャクソンホール会合でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を警戒した売りも強まり、下げ幅を拡大した。セクター別では保険が小幅高となった一方、小売りやテクノロジー・ハード機器が大きく下落。

半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は人口知能(AI)に関する需要急増を背景に四半期決算で予想を上回る売上高見通しを発表したほか、追加の自社株買い計画も好感され、上昇。クラウドソフトウェアメーカーのスプランク(SPLK)は第2四半期決算で内容が予想を上回ったほか、業績見通しの上方修正が好感され、アナリストが投資判断を引き上げ大幅高。ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(DFS)もアナリストの投資判断引き上げで上昇。

航空機メーカーのボーイング(BA)は部品メーカーのスピリット・エアロシステムズ・ホールディングスの部品に不具合が見つかったことを明らかにし、737マックス機納入に遅れが生じる見込みとなり、目標達成に懐疑的見方が広がり下落。ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR)は賃金の上昇などコスト高の圧力で利益率が低下、見通しが予想を下回り売られた。ディスカウント衣料小売りのバーリントン・ストアーズ(BURL)やペット向け健康・ウェルネスサービスを提供するぺトコ・ヘルス・アンド・ウェルネス(WOOF)も弱い見通しが失望され、それぞれ下落。

ノード・ストロム(JWN)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回り、時間外取引で一時上昇したが、その後下落に転じている。


■NY為替:米追加利上げ観測根強くドル反発

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円96銭まで上昇後、145円44銭まで反落し、145円83銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し労働市場の強さが再確認されたため金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が利上げ終了の可能性を示唆したため金利低下に伴い一時ドル買いが後退。しかし、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げが必要となる可能性に言及すると再びドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0850ドルへ強含んだのち、1.0805ドルまで下落し、1.0807ドルで引けた。センテノ・ボルトガル中銀総裁が「景気の下振れリスクが顕在化しつつある」とするなど欧州経済の成長減速を警戒し域内の金利先高観を受けたユーロ買いが後退。ユーロ・円は158円05銭まで上昇後、157円60銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2663ドルまで強含んだのち、1.2591ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8806フランへ弱含んだのち、0.8852フランまで上昇した。


■NY原油:伸び悩みで79.05ドル、ドル高や株安を意識

NY原油先物10月限は伸び悩み(NYMEX原油10月限終値:79.05 ↑0.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.16ドルの79.05ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.59ドル-79.28ドル。ロンドン市場で79.28ドルまで買われた後、米国市場の序盤にかけて77.59ドルまで下げたが、その後79.25ドルまで戻した。ただ、ドル高や株安を嫌気した売りが入ったことで伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に79ドルを挟んだ水準で推移した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 28.62ドル +0.17ドル(+0.60%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.44ドル +0.05ドル(+0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)319.96ドル -2.37ドル(-0.74%)
インテル(INTC) 32.59ドル -1.39ドル(-4.09%)
アップル(AAPL) 176.38ドル -4.74ドル(-2.62%)
アルファベット(GOOG) 130.42ドル -2.79ドル(-2.09%)
メタ(META) 286.75ドル -7.49ドル(-2.55%)
キャタピラー(CAT) 269.30ドル -3.73ドル(-1.37%)
アルコア(AA) 28.75ドル -0.06ドル(-0.21%)
ウォルマート(WMT) 156.89ドル -1.21ドル(-0.77%)

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(25日夜間取引終了時点)

2023/08/25(金)07:10

●本文ここから--------------------------

 25日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比530円安の3万1690円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33762.11円  ボリンジャーバンド3σ
33272.34円  ボリンジャーバンド2σ
32782.57円  ボリンジャーバンド1σ
32627.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32350.00円  一目均衡表・基準線
32292.80円  25日移動平均
32287.21円  24日日経平均株価現物終値
32122.67円  75日移動平均
31860.00円  5日移動平均
31810.00円  一目均衡表・転換線
31803.03円  ボリンジャーバンド-1σ
31690.00円  25日夜間取引終値
31420.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
31313.26円  ボリンジャーバンド2σ
30823.49円  ボリンジャーバンド3σ
29269.70円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=売り先行もレンジ内での推移

2023/08/25(金)07:44

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国の主要株価指数が下落、エヌビディアの好決算発表後、半導体株は買い先行だったが、連銀総裁らの利上げ可能性言及により売りが強まる

  • 米長期金利上昇、大手テック株、アップルやマイクロソフトが売られる一方で、エヌビディアは小幅上昇にとどまる

  • S&P500の業種別指数では保険と銀行のみが上昇、ほかの多くのセクターで弱さが目立つ

  • シカゴ日経平均先物は大阪比で530円安、日経225先物も下落してナイトセッションで安値圏で取引終了

  • 売り先行の展開が予想されるが、パウエルFRB議長の講演を警戒し、エヌビディア効果は一日で終わる見通し

  • 日経225先物はレンジ内での推移、パウエルFRB議長の講演前はショート回避が考えられる

  • VIX指数は17.20に上昇、ただし、過度なリスク回避姿勢はまだ見られない

  • NT倍率は先物中心限月で14.10倍に上昇、アドバンテストや東京エレクトロンが日経平均株価の重荷となる可能性あり

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 31690 -530 (-1.64%)
TOPIX先物 2258.0 -25.5 (-1.11%) 
シカゴ日経平均先物 31690 -530
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 24日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米画像半導体大手エヌビディア<NVDA>の予想を上回る決算を受けて、半導体株を中心に買い先行で始まった。しかし、ボストン連銀のコリンズ総裁やフィラデルフィア連銀のハーカー総裁が一段の利上げの可能性に言及したことが冷や水を浴びせる格好となり、25日に予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前に、持ち高調整の売りが強まった。

 米長期金利が上昇し、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、ネットフリックス<NFLX>など大手テック株が売られた。エヌビディアは朝方に7%ほど上昇し高値を更新したものの、その後は上げ幅を縮め、小幅な上昇にとどまった。S&P500業種別指数は保険、銀行の2セクターのみが上昇した一方で、自動車・同部品、テクノロジー・ハード・機器、メディア、小売、ソフトウエア・サービスの弱さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比530円安の3万1690円だった。日経225先物(9月限)は日中比30円安の3万2190円で始まり、直後に付けた3万2210円を高値に軟化すると、3万2090円~3万2170円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、3万1800円水準で下げ渋る場面も見られたが、終盤にかけて一段安となった。一時3万1660円まで下落幅を広げ、3万1690円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。米当局者の発言を受けて、パウエルFRB議長の講演に対する警戒から売りが膨らんでおり、エヌビディア効果は1日で終える格好になろう。ただし、昨年のジャクソンホール会議では、パウエルFRB議長の発言後にNYダウは1000ドル安、日経平均株価は700円超の下落となっただけに、持ち高調整の売りは想定されている面もありそうだ。

 日経225先物は前日の上昇で75日移動平均線を突破し、一時25日線に迫る場面も見られていた。ナイトセッションで再び75日線を割り込んできたが、今週は週初に付けた安値から1000円ほどリバウンドを見せていたこともあり、レンジ内での推移である。売り一巡後に底堅さがみられる可能性もあるため、オプション権利行使価格の3万1500円から3万1875円辺りでのこう着を想定しておきたい。パウエルFRB議長の講演を警戒しつつも、ショートに傾けて週をまたぐことは避けると考えられる。

 VIX指数は17.20(前日は15.98)に上昇した。ただし、25日、75日線辺りまでの調整からのリバウンドであり、ある程度は想定されていたタイミングであろう。200日線が位置する18.42辺りを明確に上回ってくるまでは、過度なリスク回避姿勢は強まらないとみておきたい。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.10倍に上昇した。14.11倍辺りで推移している200日線が抵抗線として機能しており、同線に上値を抑えられている状況は継続している。本日は指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]辺りが日経平均株価の重荷となる可能性があることから、ヘッジ対応でNTショートに振れやすいと考えられる。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:25日清算値=590円安、3万1630円

2023/08/25(金)15:17

 25日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比590円安の3万1630円で取引を終えた。出来高は5万4862枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万1624.28円に対しては5.72円高。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(25日)

2023/08/25(金)



◆日本株市況相場概況=日経平均は5日ぶり大幅反落、パウエル議長講演前にハイテク売り広がる(25日フィスコ)

2023/08/25(金)15:39

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均が5日ぶりに大幅反落し、前日比662.93円安の31624.28円となった

  • 米株式市場でダウ平均が373.56ドル安、ナスダック総合指数が4日ぶり反落

  • エヌビディアの好決算で株価上昇も失速、週次新規失業保険申請件数の減少とボストン連銀の利上げ示唆で下落

  • ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えて警戒、中国・香港株の下落も影響

  • 日経平均の大引けは31624.28円、東証プライム市場の売買代金は2兆7988億円

  • セクターでは電気機器、機械が下落、海運、不動産が上昇

  • 半導体やハイテク株、景気敏感株が大きく下落

  • 米ボーイングの737マックス機の納入遅延の噂で大阪チタと東邦チタニウム株が下落、7&I-HDも売られる

  • 川崎汽船や商船三井などの海運やディフェンシブ系株が堅調、BEENOSは資本業務提携の報で上昇

  • 東証プライムの値上がり率上位にはエムアップHDやSansan、ライオン、クラレなどが入る

  • 東証スタンダードではダイドーリミテッドや森六ホールディングスが買われる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均は5日ぶり大幅反落。24日の米株式市場でダウ平均は373.56ドル安と反落、ナスダック総合指数は-1.87%と4日ぶり反落。好決算を発表した半導体大手エヌビディアの上昇が全体をけん引したが、その後に同社株価が失速したほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し長期金利が上昇したため下落に転じた。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げを示唆すると下げが加速した。米株安を受けて日経平均は446.3円安と32000円割れからスタート。為替の円安は支援材料にならず、指数寄与度の大きいハイテク株が広く売られるなか、序盤から下値模索の展開となった。今晩にジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えた警戒感から積極的な押し目買いは手控えられ、中国・香港株の下落も重しとなるなか午後もじり安基調が続いた。

 大引けの日経平均は前日比662.93円安の31624.28円となった。東証プライム市場の売買高は10億2175万株、売買代金は2兆7988億円だった。セクターでは電気機器、機械、その他製品が下落率上位に並んだ一方、海運、不動産、金属製品のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%だった。

 個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅安を背景にアドバンテスト<6857>が約10%と急落したほか、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>の半導体製造装置関連や、イビデン<4062>、芝浦メカ<6590>、エンプラス<6961>などのハイテクが全般大きく下落。SMC<6273>、安川電機<6506>のFA関連や、日立建機<6305>、クボタ<6326>、大阪チタ<5726>、三菱マテリアル<5711>、信越化学<4063>、レゾナックHD<4004>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など景気敏感株も総じて下落。

 大阪チタと東邦チタニウム<5727>は、米ボーイングによる737マックス機の納入遅延の可能性が嫌気された可能性がある。福島第1原子力発電所での処理水の海洋放出が始まったことを嫌気してかニッスイ<1332>が大きく下落。傘下のそごう・西武の売却を最終決定するための取締役会を延期した7&I-HD<3382>も売られた。

 一方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運のほか、日本郵政<6178>、F&LC<3563>、JR東日本<9020>などのディフェンシブ系の一角が堅調。韓国最大手デリバードコリアとの資本業務提携が報じられたBEENOS<3328>は大きく上昇。レーティング格上げが観測されたライオン<4912>やクラレ<3405>も高い。ほか、エムアップHD<3661>、Sansan<4443>、テクノメディカ<6678>、物語コーポ<3097>、河西工業<7256>、ANYCOLOR<5032>、メディアドゥ<3678>などが東証プライムの値上がり率上位に入った。東証スタンダードでは政策保有株式の縮減と自社株買いが好感されたダイドーリミテッド<3205>、グループ会社がトヨタ自動車<7203>向けに部品供給を開始した森六ホールディングス<4249>が買われた。

フィスコ

◆日経平均大引け【↓】=5日ぶり反落、半導体株を中心に利益確定売りが優勢 (8月25日)

2023/08/25(金)16:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は662円安と5日ぶり反落、利益確定売りが膨らむ

  • 今晩のパウエルFRB議長の講演を警戒した売りが先行する

  • 米エヌビディアの24日の株価は小幅高にとどまり落胆の売りも

  • アドテストや東エレク、レーザーテクなど半導体関連株が安い

  • 川崎汽や商船三井など海運株は堅調でみずほFGも値を上げた

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  31840.91
高値  31885.53(09:02)
安値  31572.06(14:50)
大引け 31624.28(前日比 -662.93 、 -2.05% )

売買高  10億2175万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆7987億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は662円安と5日ぶり反落、利益確定売りが膨らむ
 2.今晩のパウエルFRB議長の講演を警戒した売りが先行する
 3.米エヌビディアの24日の株価は小幅高にとどまり落胆の売りも
 4.アドテストや東エレク、レーザーテクなど半導体関連株が安い
 5.川崎汽や商船三井など海運株は堅調でみずほFGも値を上げた

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比373ドル安と反落した。FRB議長講演を前に持ち高調整の売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は5日ぶりに大幅反落。今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を警戒した売りが優勢となったほか、前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだ。

 前日のNYダウは下落した。今晩予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が利上げに前向きなタカ派的な内容となることが警戒された。また、23日の取引終了後に好決算を発表した米半導体大手のエヌビディア<NVDA>の株価が材料出尽くし感から小幅高にとどまったことを落胆視する売りが膨らんだ。これを受け、この日の日経平均も大幅安となった。日経平均は前日までの4日間で800円強上昇していたことから、利益確定売りも膨らんだ。半導体関連株などが下落し日経平均は一時700円を超す下げとなった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>や信越化学工業<4063>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>が軟調でトヨタ自動車<7203>や三菱商事<8058>、キーエンス<6861>も下落した。
 半面、川崎汽船<9107>や商船三井<9104>といった海運株が堅調。みずほフィナンシャルグループ<8411>や第一生命ホールディングス<8750>がしっかり。ゼンショーホールディングス<7550>やオリエンタルランド<4661>、オリンパス<7733>が値を上げた。アサヒグループホールディングス<2502>やアシックス<7936>も高い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はオリンパス <7733>、電通グループ <4324>、アサヒ <2502>、OLC <4661>、クラレ <3405>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約8円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約425円。

 東証33業種のうち上昇は海運業、不動産業、金属製品の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)サービス業、(2)石油石炭製品、(3)パルプ・紙、(4)鉄鋼、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)電気機器、(2)機械、(3)その他製品、(4)非鉄金属、(5)卸売業。

■個別材料株

△ダイドー <3205> [東証S]
 オンワード <8016> との提携解消に伴う自社株取得を実施。
△日本麻 <3306> [東証S]
 ゴーゴーカレーグループの保有割合上昇を思惑視。
△BEENOS <3328> [東証P]
 韓国の越境ECサービスとの連携開始。
△アテクト <4241> [東証S]
 半導体関連のグローバルニッチトップとして存在感。
△日ヒュム <5262> [東証P]
 株主優待制度の新設を好感。
△グロービー <5575> [東証G]
 大株主の株式売却確認で需給懸念後退。
△ARアドバン <5578> [東証G]
 23年8月期利益及び配当予想を上方修正。
△シキノHT <6614> [東証S]
 パワー半導体シフトなど奏功し4~6月期営業益3倍化。
△グッドスピー <7676> [東証G]
 保険金請求に関する調査経過報告を発表。
△イーディーピー <7794> [東証G]
 新製品の大型のダイヤモンド単結晶発売を材料視。

▼ヨシムラHD <2884> [東証P]
 中国による日本産水産物の全面禁輸を受けた売りが続く。
▼エアロエッジ <7409> [東証G]
 「737MAXの製造で不具合が発覚」との報道。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エムアップ <3661>、(2)日ヒュム <5262>、(3)BEENOS <3328>、(4)Sansan <4443>、(5)テクノメデカ <6678>、(6)物語コーポ <3097>、(7)河西工 <7256>、(8)フジシール <7864>、(9)gumi <3903>、(10)東和薬品 <4553>。
 値下がり率上位10傑は(1)アドテスト <6857>、(2)日本マイクロ <6871>、(3)イビデン <4062>、(4)レーザーテク <6920>、(5)ヨシムラHD <2884>、(6)ディスコ <6146>、(7)東エレク <8035>、(8)エンプラス <6961>、(9)ソシオネクス <6526>、(10)ローツェ <6323>。

【大引け】

 日経平均は前日比662.93円(2.05%)安の3万1624.28円。TOPIXは前日比20.19(0.88%)安の2266.40。出来高は概算で10億2175万株。東証プライムの値上がり銘柄数は621、値下がり銘柄数は1127となった。東証マザーズ指数は745.04ポイント(2.04ポイント高)。

[2023年8月25日]

株探ニュース

◆日経225先物テクニカルポイント(25日日中取引終了時点)

2023/08/25(金)16:10

●本文ここから--------------------------

 25日の日経225先物は前日清算値比590円安の3万1630円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33768.97円  ボリンジャーバンド3σ
33276.11円  ボリンジャーバンド2σ
32783.26円  ボリンジャーバンド1σ
32627.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32350.00円  一目均衡表・基準線
32290.40円  25日移動平均
32121.87円  75日移動平均
31848.00円  5日移動平均
31810.00円  一目均衡表・転換線
31797.54円  ボリンジャーバンド-1σ
31630.00円  25日先物清算値
31624.28円  25日日経平均株価現物終値
31420.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
31304.69円  ボリンジャーバンド2σ
30811.83円  ボリンジャーバンド3σ
29269.40円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=重要イベントを前に過剰な反応

2023/08/25(金)18:30

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • s日経225先物(9月限)は前日比590円安の3万1630円で取引終了

  • 寄り付きはシカゴ日経平均先物清算値にサヤ寄せ、売りが先行

  • 現物寄り付き後に3万1830円まで下落幅を縮小

  • ボリンジャーバンドの-1σ水準での戻りの鈍さが意識され、前場終盤に3万1610円まで下落

  • ランチタイム以降は3万1610円~3万1730円のレンジで取引

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを下回るも、-2σの3万1250円までの大きな下落はなし

  • ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の会見を前に、売り優勢だが積極的なショートは限定的

  • 昨年のジャクソンホール会議ではパウエル議長の発言でNYダウと日経平均が大きく下落

  • グローベックスのNYダウ先物とS&P500先物は上昇、ナスダック100先物は横ばい

  • 日経平均株価は2.0%超の下落、パウエル議長の発言後も押し目狙いのロング対応を想定

  • NT倍率は13.95倍、一時13.93倍と14.00倍を割り込み

  • 指数インパクトの大きい4銘柄で日経平均400円超の下落、日経平均型のインデックス売りが断続的

  • 5月半ばの直近安値水準までの下落、NTショートの巻き戻しを意識

  • 日経225先物ではABNクリアリン証券やモルガンMUFG証券が買い越し、ドイツ証券や日産証券が売り越し

  • TOPIX先物ではビーオブエー証券やバークレイズ証券が買い越し、ゴールドマン証券やドイツ証券が売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 31630 -590 (-1.83%)
TOPIX先物 2267.0 -16.5 (-0.72%)

 日経225先物(9月限)は前日比590円安の3万1630円で取引を終了。寄り付きは3万1750円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1690円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き後に3万1830円まで下落幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-1σ水準での戻りの鈍さが意識されるなか、前場終盤にかけて3万1610円まで売られた。ランチタイム以降は3万1610円~3万1730円辺りで保ち合ったが、取引終了間際にはレンジを下放れ、一時3万1540円まで売られる場面が見られた。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを下回って推移したが、日中の値動きとしてはオプション権利行使価格の3万1500円と3万1875円とのレンジであり、-2σが位置する3万1250円辺りまで下押す動きにはならなかった。ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控え、売り優勢の需給状況とはなったものの、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られていた。

 昨年はジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言をきっかけに、NYダウは1000ドル安、日経平均株価は700円を超える下落となった。警戒感から押し目狙いのロングは入りづらく終日弱含みの展開だったため、重要イベント通過後はアク抜け狙いのロングに向かう可能性はあろう。

 なお、グローベックスのNYダウ先物、S&P500先物は小幅に上昇しており、ナスダック100先物は変わらずの水準で推移している。日経平均株価は2.0%を超える下落と明らかに過剰な反応を見せていたことから、パウエル議長発言で売りが先行したとしても、スタンスとしては押し目狙いのロング対応を想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.95倍と節目の14.00倍を割り込み、一時13.93まで低下する場面が見られた。指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]の4銘柄で日経平均株価を400円超押し下げており、日経平均型のインデックス売りが断続的に入ったようだ。5月半ばの直近安値水準まで低下してきたこともあり、いったんはNTショートの巻き戻しも意識しておきたい。

 手口面では、日経225先物はABNクリアリン証券が1695枚、モルガンMUFG証券が1184枚、ソシエテジェネラル証券が709枚、ビーオブエー証券が606枚、BNPパリバ証券が471枚の買い越しに対して、ドイツ証券が1470枚、日産証券が1342枚、バークレイズ証券が1169枚、みずほ証券が422枚、野村証券が392枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、ビーオブエー証券が1430枚、バークレイズ証券が1386枚、シティグループ証券が733枚、ソシエテジェネラル証券が681枚、ABNクリアリン証券が478枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が1860枚、ドイツ証券が925枚、野村証券が546枚、UBS証券が444枚、三菱UFJ証券が414枚の売り越しだった。

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(25日ロイター)

2023/08/25(金)21:50

・独IFO業況指数、8月は85.7に低下 予想下回る
・独GDP、第2四半期横ばい リセッションからの回復もたつく
・ユーロ圏インフレ率、高すぎる状態長く続く=スペイン中銀副総裁
・デジタルユーロ導入、ECBは金融安定に留意を=スペイン中銀
・韓国現代自労組、スト実施を承認 生産に影響へ
・ハイネケン、ロシア事業を1ユーロで売却 撤退完了
・英電力価格が低下へ、10月に家庭向け上限を7%引き下げ

・中国で海産物避ける動き、塩の売り切れ続出 処理水放出が影響
・香港のすし店に長蛇の列、処理水放出に不安ないとの声
・プリゴジン氏墜落死巡るバイデン氏の発言、ロシアが不快感

・〔インサイト〕中国「千人計画」が衣替え、国外技術者の獲得作戦続く
・〔ロイター調査〕インド経済、4─6月期に成長加速 サービス需要・政府支出増で
・〔焦点〕経済失速の中国、消費喚起策に立ちはだかる複数の障害
・〔焦点〕サウジ、BRICS加盟で世界の舞台視野 米との同盟にほころび
・〔アングル〕宙に浮くワグネル、プリコジン氏亡き後ロシアの出方は
・〔ロイター為替予測調査〕アジア新興国通貨、中国の景気減速懸念で弱気

・ECB、成長鈍化懸念で利上げ停止論強まる 情勢流動的=関係筋
・EXCLUSIVE-中国、株式市場テコ入れへ印紙税引き下げ案 最大50%=関係筋
・EXCLUSIVE-外国企業のロシア撤退、当局が売却資産の大幅割引要求=関係筋
・豪フィリピン、安保協力強化へ 南シナ海で初の合同軍事演習
・独GDP、第2四半期改定値は前期比横ばい 冬季の低迷から改善
・米シェブロン、豪LNG施設の労組がスト警告
・BUZZ-トルコリラ下落、大幅利上げ受けた上昇分削る

・BUZZ-南アランドは下落、パウエル米FRB議長の講演に注目
・ゴールドマン、アジア株の目標引き下げ 中国不振の波及リスク
・独GDP、第2四半期改定値は前期比横ばい 速報と一致
・インドのインフレ、野菜高騰収まれば目標レンジに戻る=中銀委員
・米司法省がスペースX提訴、採用で亡命者や難民を差別
・ウクライナ、モスクワに向けミサイル発射 クリミア攻撃=ロシア

・EXCLUSIVE-中国、ボンドコネクト通じた対外投資縮小を国内銀に指導=関係筋
・中国、QDII制度の運用残高が過去最高 海外資産への需要強く
・サウジ、原発建設入札で中国企業を検討 米に揺さぶり=WSJ
・ウォルマートとヒューゴ・ボス調査、強制労働巡り カナダ機関
・英小売売上高、8月は2年超ぶりの大幅落ち込み=CBI

・豪、南シナ海でフィリピンとの共同巡視強化へ
・韓国現代自、労組がストの是非決議へ 実施なら生産に影響も
・台湾総統、来月エスワティニを訪問 アフリカで唯一外交関係
・マレーシアCPI、7月は前年比+2% 2年ぶりの低い伸び
・タイ7月輸出は前年比-6.2%、予想以上の落ち込み 10カ月連続減

・中国、ゼロコロナ廃止後2カ月で約200万人の超過死亡=米研究
・米ワーナー・ブラザース、ストで「デューン」続編など公開延期
・香港銀行間金利が低下、1カ月物は4%割れ 5月以来の低水準
・トランプ氏、Xで投稿再開 出頭時に撮影した顔写真公開
・マスターカード、バイナンスとの提携終了

・世界の財の貿易、第2四半期に上向く 自動車需要が寄与=WTO
・米ファイザーのRSVワクチン、EUが妊婦と高齢者への接種承認
・EXCLUSIVE-中国、ボンドコネクト通じた対外投資縮小を国内銀に指導=関係筋
・山火事で批判集まるハワイ電力会社、配当停止と財務基盤強化を発表
・モルガン・スタンレー、MSCI中国指数の目標引き下げ
・ワグネルは「さらに危険に」=ポーランド首相
・グアテマラ次期正副大統領に命の危険、米州人権委が警護強化要請
・トルコとイラク・クルド自治区、石油輸送再開で協議
・台湾、中国軍が再び活動と報告 軍用機を監視
・ケリー米特使、未対策石炭火力発電所の新設停止呼びかけ
・カナダ大手銀RBC、人員削減へ 景気減速見込む

・ロシアの反体制勢力、ワグネル兵士に報復促す プリゴジン氏の死で
・原油先物は小幅安、需要懸念とドル高で週間でも下落へ
・トランプ氏、ジョージア州の拘置施設に出頭 大統領選介入巡り
・中国衣料通販シーイン、フォーエバー21運営会社と提携
・米メタ、コンピューターコード生成AIモデル発表へ
・米司法省がスペースX提訴、採用で亡命者や難民を差別
・米大手百貨店、顧客向けクレジットカードで返済遅延が増加
・ニジェール、マリ・ブルキナファソ軍に領内介入を許可 攻撃に備え
・台湾、中国人観光客と出張者の渡航許可へ

・BRICS加盟でアルゼンチンに「新しいシナリオ」=大統領
・パナマ運河、通航制限を10カ月延長の可能性
・米・ウクライナ両大統領、F16訓練開始を協議=ホワイトハウス
・新興AIハギングフェイスが資金調達、企業価値45億ドル
・ハワイ山火事、マウイ郡が電力会社を提訴 「送電停止せず過失」
・〔ロイター調査〕英中銀のターミナルレートは5.50%、さらなる上振れに警戒感も
・米サブウェイ、ロアークへの身売りで合意 最大95.5億ドル=関係筋
・BRICS新加盟国の選定基準は地政学的な重要性=ブラジル大統領
・インド首相、国境係争地巡り中国習主席に懸念表明
・米ディズニー株が約9年ぶり安値、今後さらに下落も
・ロシア領内にウクライナがミサイル攻撃の試み=国防省

・米FRB当局者、債券利回り上昇容認 インフレ目標達成に寄与
・BRICS決済システム、SWIFT代替目指さず=南ア財務相
・米共和党の大統領選候補初討論会、1100万人以上が視聴
・中国国家主席、アフリカの工業化支援を表明 BRICS会合で
・香港での中銀手形発行拡大、オフショア元安定に寄与=元人民銀幹部
・BRICS、国境を越えた決済協力強化すべき=中国外務省局長
・オミクロン株の新ウイルス系統、スイスと南アでも検出=WHO専門家

ロイター

▶[NEWS]【市場反応】米8月カンザスシティ連銀製造業活動が予想以上に改善、ドル買い再開(25日フィスコ)

2023/08/25(金)00:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米8月カンザスシティ連銀製造業活動は0と、7月-11から予想以上に改善

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米8月カンザスシティ連銀製造業活動は0と、7月-11から予想以上に改善した。
予想を上回った結果を受けて米国債相場も再び下落。10年債利回りは4.18%から4.22%まで上昇した。
ドル買いも再開。ドル・円はハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が利上げ終了示唆したため一時145円42円まで弱含んだのち、145円63銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.0849ドルまで反発後、1.0836ドルへ弱含んだ。ポンド・ドルは1.2664ドルへ反発後、1.2644ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・8月カンザスシティ連銀製造業活動:0(予想―10、7月-11)

フィスコ

▶[NEWS]米住宅ローン金利、7.23%に上昇-2001年5月以来の高水準(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)03:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国の住宅ローン金利が22年ぶりの高水準に

  • 住宅購入希望者にとっては、追加の負担となる状況

  • フレディマックの発表: 30年物固定住宅ローン金利は7.23%、2001年5月以来の高水準で、前週は7.09%

  • 40年間で最も手が届きにくい住宅市場の状況

  • 借り入れコストが昨年の初期から2倍に

  • 住宅所有者は転居や物件の売却を躊躇

  • 住宅物件を巡る競争が激化し、価格上昇

  • フレディマックのケイター氏: 住宅在庫「ひどく低い」

  • 7月の米中古住宅販売: 今年最低

  • 米新築一戸建て住宅販売: 7月に増加、約1年半ぶりの高水準

  • 新築住宅の在庫増加、新築住宅販売増加で住宅在庫の厳しい状況が和らぐ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米国の住宅ローン金利が22年ぶりの水準に上昇した。住宅購入希望者を一段と圧迫する格好となった。
 フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の24日発表によると、30年物固定住宅ローン金利は平均7.23%と、2001年5月以来の高水準。前週は7.09%だった。
 家探しをする人にとっては過去ほぼ40年で最も手が届かない状況となっている。借り入れコストは昨年の初期から2倍に上昇し、現在の住宅所有者に転居や所有物件の売却を思いとどまらせている。取引成立を決意する買い手が希望する物件を巡って競争する中、価格は上昇。フレディマックのチーフエコノミスト、サム・ケイター氏は在庫について「ひどく低い」と指摘した。
 7月の米中古住宅販売件数は、今年最も低い水準に沈んだ。在庫不足と借り入れコストの上昇が響いた。一方、米新築一戸建て住宅販売は7月に増加し、約1年半ぶりの高水準となった。
 「新築住宅の在庫はやや増加し、新築住宅販売が増え続けており、厳しい住宅在庫状況がやや和らぐのに寄与している」とケイター氏は発表文で説明した。

原題:
Mortgage Rates in the US Jump to 7.23%, Highest Since May 2001(抜粋)

関連記事:
米中古住宅販売、7月は年初来の低水準-在庫不足と金利上昇が重し
米新築住宅販売、7月は1年半ぶりの高水準-市場予想も上回る

ブルームバーグ

▶[NEWS]ハーカー総裁、FRBは金利に関して「恐らく十分なことをした」(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)00:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は金利に関して「十分なことをした」との立場を明確にした

  • 総裁は景気に対する金利の影響を注視し、景気抑制的な水準での金利維持を提案

  • 24日のジャクソンホール会合前、CNBCでのインタビューで現状の政策が十分との考えを表明

  • 景気抑制的なスタンスを継続し、それによるインフレの抑制を期待するとの見解

  • ハーカー総裁のこの月の発言は、8日のコメントと一致している

  • 8日の発言では、9月半ばまでの新データが特段の懸念材料でなければ、金利は据え置きで良いとの立場を示唆

  • ハーカー総裁は今年、FOMCでの投票権を持つ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、米金融当局が金利に関して「恐らく十分なことをした」と発言。景気への影響を見極めながら、政策金利を景気抑制的な水準に維持すべきだとの見解を示した。
 ハーカー総裁は24日、ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)の前にCNBCのインタビューで、「現時点でわれわれは恐らく十分なことをした」と述べた。
 「われわれは景気抑制的なスタンスを取っている」とし、「景気抑制的スタンスを取ってその効果が発揮されるのをしばらくの間見て、それによってインフレを押し下げるというのが私の立場だ」と述べた。
 ハーカー氏のコメントは今月8日の発言と同様。同氏は8日に、「今から9月半ばまでに憂慮すべきデータが新たに出てこなければ、われわれは辛抱強くなって金利を据え置き、これまで実施した金融政策が機能するのを待てる状況になるのではないか」と語っていた。
 ハーカー総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有する。

原題:
Harker Says Fed Has ‘Probably Done Enough’ on Interest Rates(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]ECBセンテノ氏、景気の下振れリスクが顕在化しつつある(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)02:53

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーであるセンテノ・ポルトガル銀行総裁は、経済のリスクが現実化しつつあるとの認識

  • 当局者は経済政策の次のステップを慎重に決めるべきとの意見

  • センテノ氏は米ワイオミング州のジャクソンホール会合でのブルームバーグテレビジョンのインタビューでコメント

  • ECBの金融引き締めの方針は続行中、しかしインフレ率の後退が上昇よりも速い

  • 6月の見通しで示された経済の下振れリスクが現実化してきており、特に慎重な判断が求められる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、センテノ・ポルトガル銀行(中銀)総裁は、以前に指摘されていた経済へのリスクが現実になりつつあるとして、当局者は次のステップを決める際には慎重になる必要があるとの考えを示した。
 センテノ氏は米ワイオミング州でのジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)でブルームバーグテレビジョンに対し、ECBによる一連の金融引き締めの伝達は続いており、インフレ率は上昇よりも後退の方が速いと指摘した。
 同氏は「6月の見通しで指摘した下振れリスクが顕在化しており、今回は慎重になる必要がある」と述べた。

原題:
ECB’s Centeno Says Downside Risks for Economy Are Materializing(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]JPモルガン勝訴、レバレッジドローンは有価証券でないと米高裁判断(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)08:10

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • JPモルガンなどが2014年に販売した2630億円相当のレバレッジドローンに関する訴訟で、マンハッタンの連邦高裁がレバレッジドローンを有価証券と認めない判断を下す

  • 裁判の結果は銀行やプライベートエクイティー業界にとっての勝利となる

  • 訴訟の背景には、JPモルガンがミレニアム・ヘルスのためにアレンジしたローンで、投資家が損失を被り証券詐欺を主張

  • ミレニアム・ヘルスは連邦当局の調査を受け破産申請を行う

  • レバレッジドローンが有価証券とされていた場合、市場規制の変更や借り手の開示義務などが生じる可能性があった

  • 原告の管財人、マーク・キルシュナー氏は判決コメントを控え、JPモルガンからの返答もなし

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 JPモルガン・チェースなどが2014年に投資家に販売した18億ドル(現行の為替レートで約2630億円)のレバレッジドローンを巡る裁判で、マンハッタンの連邦高裁は24日、レバレッジドローンは有価証券ではないとのJPモルガン側の主張を認める判断を下した。銀行・プライベートエクイティー(PE、未公開株)業界にとって重要な勝利となった。
 この訴訟は、2014年にJPモルガンなどがミレニアム・ヘルスのためにアレンジしたシンジケート・ローンで、ローン債権を購入して損失を被った投資家の管財人が証券詐欺を主張して提起したもの。レバレッジドローンの取引が始まって間もなく、連邦当局の調査を受けていることが判明したミレニアムは調査を決着させるため破産申請を行った。
 今回、もしレバレッジドローンが有価証券と判断されていれば、レバレッジドローン市場規制が大きく変わる可能性があった。有価証券であれば、借り手はさらなる開示や財務データの作成を義務付けられ、その後の取引は現在よりも迅速な決済を求められることになる。
 原告の管財人、マーク・キルシュナー氏は判決に関するコメントを控えた。JPモルガンにコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。

原題:
JPMorgan Wins Ruling That Leveraged Loans Are Not Securities (2)(抜粋)
関連記事:
レバレッジドローンは有価証券か-JPモルガン相手取った訴訟の焦点

ブルームバーグ

▶[NEWS]パウエルFRB議長、必要に応じて追加利上げの用意-高金利維持へ(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)23:13 更新日時 2023年8月25日 23:50 JST

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • パウエル議長が追加の利上げを行う用意があるとコメント

  • インフレ率が目標の2%に向かうまで、政策金利を高いままに維持する考え

  • ジャクソンホール会合での講演で、インフレ率はピークから下降傾向にあるが、まだ高いとの見解

  • 政策を景気抑制的な水準に保つ考えを強調

  • 金融引き締めや供給制約の改善を背景に、米国の物価上昇ペースの減速を歓迎

  • 物価の上昇ペースの改善には「まだ先が長い」との見解

  • FOMCが9月の会合で政策金利の据え置きを検討する可能性を示唆

  • パウエル議長は今後の政策進行に関して慎重なスタンスを取るとのコメント

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融当局は必要に応じて追加利上げに動く用意があると指摘。またインフレ率が目標の2%に向けた軌道を進んでいると確信するまで、政策金利を高水準に維持する考えを示した。
 議長は25日、ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で講演。事前に配布された原稿によれば、「インフレ率はピークからは下がってきており、それは喜ばしい展開だが、なお高過ぎる」と指摘。「適切と判断すれば追加利上げに動く用意がある。インフレがわれわれの目標に向かって持続的に低下していると確信できるまで、政策を景気抑制的な水準に据え置く考えだ」と述べた。
 パウエル氏は金融引き締めのほか、新型コロナ禍後に起きた供給制約の改善が進んだことを背景に米国の物価上昇ペースが減速したことを歓迎。ただその上で、このところはデータが改善してきているものの、このプロセスは「まだ先が長い」と述べた。
 同時に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が次回9月の会合で、市場の予想通りに政策金利を据え置く可能性があることを示唆した。
 パウエル議長は「これまでの道のりを踏まえると、今後の会合では入手するデータと変化する見通し、そしてリスクを精査しつつ、慎重に政策を進めていくスタンスだ」と語った。

原題:
Powell Signals Fed Will Raise Rates If Needed, Keep Them High(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]絶好調エヌビディア決算でも株安、騰勢「尽きた」兆候-ウィルソン氏(25日ブルームバーグ)

2023/08/25(金)22:11

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • エヌビディアの好決算後も米国株下落、モルガン・スタンレーのウィルソン氏は上昇勢い尽きたと指摘

  • ウィルソン氏は弱気派として知られ、今年の相場見通し悲観的すぎると以前認めたが、再度弱気な姿勢

  • エヌビディアの好決算を超えた反応は、相場がピークを示すサインだとの見方

  • S&P500種は1.4%安で引け、米国債利回り上昇でAI関連熱狂冷却

  • ウィルソン氏「市場は良いニュースで天井、悪いニュースで底入れ」とコメント

  • ウィルソン氏、エヌビディアのニュースが最高で、株上昇せず、新テーマ必要だが予想できずと話す

  • AI効果の減退予想、バンク・オブ・アメリカのハートネット氏も同調

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

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 エヌビディアの好決算にもかかわらず24日の米国株式相場が下げたのは、今年の上昇勢いが「尽きた」ことを示していると、モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が指摘。今後さらなる下落が予想されるという。
 弱気派として知られるウィルソン氏は最近、今年の相場に対する自分の見通しが悲観的すぎたと認めていたが、今回のブルームバーグラジオとのインタビューであらためて弱気な見方を示した。好調な予想さえ大きく上回ったエヌビディアの決算に、株式市場全般が見せた反応は相場がピークを付けたことを示す完璧なサインだったという。S&P500種株価指数は買い先行で始まった後、3週間ぶりの大幅下落に相当する1.4%安で引けた。米国債利回りの上昇が、人工知能(AI)に関連した熱狂を冷やした格好となった。
 「市場は良いニュースで天井に達し、悪いニュースで底入れする」とウィルソン氏。エヌビディアについて「あの会社から出たニュースとして、これ以上良いものは考えられない」と述べ、株式相場が上昇できなかったことは、「上昇勢いが尽きたことを示す、新たなテクニカル的なサインだ。これで人々が熱狂するような新しいテーマが必要になるが、それが何になるのか私には分からない」と話した。
 AI効果は今年下期に薄れていくと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏も同様の見方だ。

関連記事:
AIはハイテク株の危機を救わない-BofAハートネット氏

原題:
Nvidia Market Reaction Shows US Rally Is Over, Mike Wilson Says(抜粋)

ブルームバーグ
S&P500種とナスダック100指数の月間騰落 出所:ブルームバーグ

▶[NEWS]タイトル(25日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/08/25(金)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

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