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2023/06/07(水)=欧州、米国株反発/日経平均株価は前日比593円04銭安の3万1913円74銭と5営業日ぶりに大幅反落、安値引け、日中の値幅は794円で今年最大/MSQ前で値動き激しい


―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場は反発、英ポンド下落による輸出企業への好感が買いを後押し

  • 欧州株式市場は反発、ノボノルディスクの上昇が相場全体を押し上げも中央銀行の追加利上げが懸念、上げ幅抑制

  • 米国株式市場は反発、投資家は5月の米CPIやFOMC待ちの中、一部の景気敏感セクターが上昇

  • ダウ工業株30種平均は小反発、ナスダック総合は2022年4月以来の高値

  • 日経225先物6月限は前日比210円高の3万2630円で夜間取引を終了、一時3万2700円を付ける場面も

  • 日経平均株価は前日比593円04銭安の3万1913円74銭と5営業日ぶりに大幅反落、安値引け、日中の値幅は794円で今年最大

  • 日銀総裁からの日銀保有のETF処分についての発言が影響しアルゴリズム取引が作動との指摘も

  • 前日までの4連騰で1600円超上昇後、利益確定売りが優勢、押し目買いが指数を支援

  • 新興株市場ではマザーズ総合が0.29%高の786.29ポイントで4日続伸、大型株に天井感で出遅れ物色

  • 日経225先物6月限は前日清算値比550円安の3万1870円で日中取引を終了

  • 日経225先物6月限、寄り付きは3万2590円、一時は3万2710円まで上昇、後に3万1850円まで下落

  • 日経225先物6月限、3万2500円割れからショートが強まり、ヘッジ外しに伴う売りが集中

  • 日銀総裁の発言とアルゴリズムが売られる流れを形成

  • 日経225先物6月限、取引はロールオーバーが中心


◆海外市場まとめ=米ダウ小反発、ハイテク株物色が支え(06日日経)

2023/06/07(水)06:45

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 6日の米株式市場、ダウ工業株30種平均は小反発、ナスダック総合は2022年4月以来の高値

  • ハイテク株や景気敏感株への物色が相場を支えるも、米利上げ継続警戒で上げ幅は限定的

  • 長期債相場は続伸、10年物国債利回りは前日比0.02%低い3.66%で終了

  • 米経済指標の発表なし、持ち高調整目的の買いが優勢

  • 6日のニューヨーク為替市場で円相場は反落、米金融引き締めの長期化を見込んだ円売り・ドル買い優勢

  • 原油先物相場は反落、投資家が利益確定売り

  • 市場では経済指標の発表なし、FOMCを来週に控えて金融政策についての発言は控えられている

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前日比10ドル42セント(0.03%)高の3万3573ドル28セントで終えた。出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に物色が入り、相場を支えた。米利上げ継続への警戒が相場の重荷となり、上げ幅は限られた。ダウ平均の構成銘柄以外では、地銀株の上昇が目立った。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は2022年4月以来の高値をつけた。

債券
6日のニューヨーク債券市場で長期債相場は続伸した。長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は高い)3.66%で終えた。6日は目立った米経済指標の発表がなく、新たな取引材料を欠くなか、持ち高調整目的の買いがやや優勢だった。

為替
6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=139円60〜70銭で取引を終えた。米国では経済指標の発表など新たな取引材料に乏しかった。相場は方向感が出にくいなか、世界的なインフレ高止まりを背景に米金融引き締めの長期化を見込んだ円売り・ドル買いがやや優勢となった。

商品
6日の原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.41ドル(0.6%)安の1バレル71.74ドルで取引を終えた。6月に入って原油相場の上昇が続いたことから投資家が利益確定売りを出した。

ワンポイント
6日は市場を動かす経済指標の発表がなく、ダウ工業株30種平均は小幅な値動きでした。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、米連邦準備理事会(FRB)高官は金融政策を巡る発言を控えるブラックアウト期間に入っています。市場では「来週発表の5月の米消費者物価指数(CPI)とFOMCの結果を確認するまで積極的な売買は手控えられやすい」との声が出ています。

日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限10分足チャート2023/06/06(火)16:30~2023/06/07(水)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限日足チャート2022/12/08[半年前]16:30~2023/06/07(水)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/06/06(火)の経済指標結果

2023/06/06(火)の経済指標結果

◆2023/06/07(水)の経済イベント予定

2023/06/07(水)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(06日ロイター)

2023/06/07(水)03:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は反発、英ポンド下落による輸出企業への好感が買いを後押し

  • 英国の建設業景気指数は上昇も住宅建設活動の低下幅は2020年5月以来の大きさ

  • FTSE250種指数は0.54%高、パラゴン・バンキング・グループの純金利マージン予測と自社株買い目標引き上げが要因

  • 欧州株式市場は反発、ノボノルディスクの上昇が相場全体を押し上げ

  • 経済成長鈍化の中での中央銀行の追加利上げが懸念が上げ幅抑制

  • ノボノルディスクがバイオコープの株式過半数取得への協議開始を発表

  • スチュアート・コール氏は欧米の成長見通しが厳しくなり、中央銀行が成長も支える必要があると指摘

  • ユーロ圏債券の利回りは横ばい、消費者のインフレ期待の低下が影響

  • ユーロ圏消費者の1年間のインフレ予想は4.1%、3年間の予想は2.5%に低下

  • ソシエテ・ジェネラルのケネス・ブルー氏はドイツ10年債利回りが低下したと指摘

  • ユーロ圏の基調的な物価圧力を抑えるのは難しくなっているとクノット・オランダ中銀総裁

  • ECBの預金ファシリティー金利が年内に3.75%に達する可能性を示す

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[6日 ロイター]
<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。英ポンドの下落を好感した買いが入り、輸出企業が多くを占めるFTSE100種指数を支えた。ポンドは、英国の住宅建設の低迷を示す経済指標を受けて、ドルに対して下落した。S&Pグローバル/CIPSが発表した5月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は前月から上昇したが、需要減少と住宅ローン金利上昇を背景に住宅建設活動の低下幅は2020年5月以来の大きさとなった。FTSE350種建設・資材株指数は0.58%下げた。インタラクティブ・インベスターの投資責任者、ビクトリア・スカラー氏は「英国経済はこれまでのところ、昨年の多くの予想よりも堅固であることが証明されている」としながらも、「インフレ率は依然として高止まりしており、イングランド銀行(英中央銀行)はインフレ抑制のために一段の取り組みが必要であることを示唆している」と述べた。ブリティッシュ・アメリカン・タバコは1.5%上昇。通期の売上高と利益の見通しを据え置いたことが材料視された。ただ、下半期にかけては業績が下振れる可能性もあると表明した。中型株で構成するFTSE250種指数は0.54%高。通期の純金利マージン予測と自社株買い目標を引き上げた金融サービスのパラゴン・バンキング・グループが9.4%と大幅上昇し、指数を押し上げた。防衛のケムリング・グループも9.1%と大幅高。年度上半期の受注増加を報告したことが好感された。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。デンマークの製薬、ノボノルディスクの上昇が相場全体を押し上げた。ただ、経済成長が鈍化している中での主要中央銀行の追加利上げが懸念され、上げ幅は抑えられた。ディフェンシブ部門のSTOXX欧州600種ヘルスケア株指数は1.18%上げた。ノボノルディスクは4.1%高。医療機器の開発・製造を手掛けるフランスのバイオコープは15.7%上げた。ノボノルディスクがバイオコープの株式の過半数取得に向けて協議を開始したと発表したことが材料視された。エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート・コール氏は「よりリスクオフの状況へ再び向かっている可能性がある」との見方を示し、「欧米の両方で成長見通しがますます厳しくなり、中央銀行が成長も支える必要があるというジレンマに直面していることに突然気付くというシナリオも考えられる」とコメントした。米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)などが来週開く政策決定会合が注目されている。原油価格の低迷を受けて石油・ガス株指数は0.30%下げた。金利に敏感なテクノロジー株指数も0.16%安。スイスのエネルギー関連企業、BKWは12.2%と急落。金融大手UBSが投資判断を「買い」から「売り」へ引き下げたことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 域内国債利回りはほぼ横ばい。欧州中央銀行(ECB)の調査で消費者のインフレ期待が低下したことを受け、利回りが低下したが、終盤にかけて戻した。ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の2.38%。一時2.309%まで低下する場面があった。ECBが6日公表した4月の調査結果によると、ユーロ圏消費者の今後1年間のインフレ予想の中央値は4.1%で、3月時点の5.0%から低下。今後3年間のインフレ予想も2.9%から2.5%に低下した。前日には米供給管理協会(ISM)が発表した5月の非製造業総合指数が50.3と、4月の51.9から鈍化。インフレ率の縮小を目指す米連邦準備理事会(FRB)にとって支援材料との見方が広がった。ソシエテ・ジェネラルのコーポレートリサーチFX・金利部門責任者、ケネス・ブルー氏は「前日には軟調な米ISMによって利回りが反転し、きょうはECB調査のインフレ予想で大幅に低下した」と指摘。米指標によってドイツ10年債利回りが低下したが、「今のところ50日および100日移動平均線を維持している」と述べた。両移動平均線は2.36%前後となっている。ドイツ2年債利回りは一時8.4bp低下の2.85%となったが、終盤は2bp低下の2.91%。ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は6日、ユーロ圏の基調的な物価圧力を抑えるのは難しくなっている可能性があるとしつつ、金融政策が機能している兆候が見られるとして、追加利上げは段階的に行う必要があると述べた。ESTR先物は、ECBの預金ファシリティー金利が年内に3.75%程度に達することを示している。イタリア10年債利回りは14bp上昇の4.19%。独伊10年債の利回り格差は8.5bp拡大し178bpとなった。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/06/07(水)05:10

6日14:42 植田日銀総裁
「インフレの予想はデフレ期と比べて水準が上昇している」
「物価目標に達するまで量的・質的金融緩和政策を継続する」

6日16:08 クノット・オランダ中銀総裁
「基調的なインフレ圧力は高まっている」
「金融引き締めの効果を十分にみる必要がある」
「金融引き締めが実体経済に波及していることを示す最初の兆候が見られる」

6日17:06 欧州中央銀行(ECB)
「消費者のインフレ期待は著しく低下」
「3年先のインフレ期待が2.9%から2.5%に低下」

6日21:16 ラガルドECB総裁
「インフレ率は依然として高水準であり、欧州中央銀行(ECB)は追加利上げを継続する」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物:7日夜間取引終値=210円高、3万2630円

2023/06/07(水)06:03

 7日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日比210円高の3万2630円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2506.78円に対しては123.22円高。出来高は3万291枚だった。
 TOPIX先物期近は2250.5ポイントと前日比20ポイント高、TOPIX現物終値比14.22ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32630     +210    30291
日経225mini        32635     +215   350771
TOPIX先物        2250.5      +20    19981
JPX日経400先物      20500     +200    10047
マザーズ指数先物      788      +6     614
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の必読5本(07日ブルームバーグ)

2023/06/07(水)06:04

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 世界経済は不安定で、著しい成長減速が予想される

  • 米金融当局のタカ派姿勢による利上げが新興国と途上国に影響

  • ゴールドマン・サックスは米経済のリセッション確率を25%に引き下げ

  • 中国当局が大手銀行に預金金利の引き下げを要請

  • ブリンケン米国務長官が北京を訪問、米中間のハイレベル協議の再開を模索

  • 米SECがコインベースを提訴、未登録の証券の取引を問題視

  • セコイア・キャピタルが自社を3分割、中国と米国の事業を分離する計画

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

世界経済は不安定な状況にあり、著しい成長減速に向かっていると、世界銀行は指摘しました。米金融当局のタカ派姿勢を背景とする金利上昇で、新興国と途上国の見通しが特に憂慮されるとしています。一方、ゴールドマン・サックス・グループは債務上限での決着を踏まえ、米経済が向こう12カ月以内にリセッション(景気後退)に陥る確率の予想を25%に引き下げました。米利上げは終わっていないとみられ、引き締めの遅行効果は今後さらに表れる見通しです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

長期的な低迷
世界銀行は最新の世界経済見通し(GEP)で2024年の世界成長率見通しを2.4%と、1月時点での予想(2.7%)から下方修正した。急激な利上げで活動が打撃を受け、低所得国の脆弱(ぜいじゃく)性が表面化するとしている。23年については最近のモメンタムの強まりを背景に2.1%と、従来予想(1.7%)から上方修正。23年早期においては予想を上回る底堅さを見せたとしつつ、金融引き締めと、パンデミックに伴う根強い悪影響、ロシアのウクライナ侵攻が相まって長期的な低迷に向かうと予想した。

預金金利引き下げ
中国当局は、ここ1年弱で少なくとも2回目となる預金金利の引き下げを国内の大手銀行に要請した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。景気押し上げに向けた取り組みを強化する。関係者によると、中国銀行や中国工商銀行、交通銀行など国有銀行が先週、さまざまな預金の金利を引き下げるよう勧告を受けた。要求払い預金の金利は5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、3年物と5年物の預金は少なくとも10bp引き下げる内容で、中国人民銀行(中央銀行)の市場金利決定自律メカニズムを通じた要請だったという。

訪中
ブリンケン米国務長官は数週間以内に北京を訪問し、政府高官らと協議する予定だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。習近平国家主席と会談する可能性もあるという。米中間の緊張は続いているものの、米国はハイレベル協議の再開を模索する。ブリンケン氏は今年2月に北京訪問を計画していたが、中国の偵察気球が米領空を飛行したことを受け、訪中を取りやめた。関係者によれば、具体的な日程は依然として流動的だ。

コインベースを提訴
米証券取引委員会(SEC)は同国最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバルをニューヨークの連邦裁判所に提訴した。101ページから成る訴状で、コインベースは実際には未登録の証券だった多数のトークンを利用者に取引させ、規制を逃れていたとSECは主張。証券法の順守ならびに不正に得た利益の放棄を同社に義務付ける命令を出すよう求めている。SECは前日には、世界最大の暗号資産交換業者であるバイナンス・ホールディングスを提訴していた。

会社3分割
ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタルは同社を3分割し、中国と米国の事業を分離する。遅くとも来年の3月末までに独立したパートナーシップおよび組織に分割し、異なる名称で事業を運営していく。セコイアの下では既に独立した3つの大型ベンチャー事業が運営されており、それぞれ中国、欧米、インド・東南アジアをカバーしているが、今回この3事業が分割されることになる。セコイアは米グーグルや写真・動画共有アプリのインスタグラム、中国の大手インターネット数社を早くから支えたことで知られる。

その他の注目ニュース
米男子PGAツアー、サウジのLIVゴルフと統合-対立に終止符
シティのクオンツストラテジスト、AI主導の米ハイテク株上昇は続く
「トランジションファイナンス」の基礎知識-市場実態や課題を一挙解説

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(07日ロイター)

2023/06/07(水)06:27

・米共和の前NJ州知事が出馬届け出、大統領選 反トランプ鮮明に
・国内外要人発言ヘッドライン(7日朝)
・米金融・債券市場=利回り小幅上昇、来週のFOMC待ち
・中国巡る「判断ミス」の可能性、現実化しつつある=米高官
・NY外為市場=ドルが対円・ユーロで上昇、豪中銀利上げで豪ドル急伸
・〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(6日)
・原油先物下落、経済成長鈍化懸念で
・中南米金融市場=コロンビアペソ上昇、社会改革遅れで政治リスク後退
・国連安保理、非常任理事国に韓国など5カ国 ベラルーシは落選
・米国株式市場=反発、金融株など高い
・シカゴ日経平均先物(6日)
・世銀、23年の世界成長率予測を上方修正 24年は引き下げ
・ロシア、F16ウクライナ供与に警告 核兵器「搭載」可能と強調
・米、ウクライナの攻撃計画把握 ノルドストリーム爆発前に=新聞
・米、ロシアの関与巡る情報精査 ウクライナのダム破壊で=高官
・米大統領選出馬、検討せず=JPモルガンCEO
・欧州市場サマリー(6日)
・欧州株式市場=反発、ノボノルディスク上昇が押し上げ
・ロンドン株式市場=反発、ポンド下落を好感
・ウクライナのダム破壊、背後にロシアか 米情報が示唆=報道
・BUZZ-南アランド・株堅調、第1四半期GDP受け
・世界的な供給網への圧力、5月はさらに低下=NY連銀
・ユーロ圏金融・債券市場=利回りほぼ横ばい、ECB調査受け一時低下
・ウクライナのダム破壊、互いに非難応酬 安保理が緊急会合開催へ
・アップル「ビジョンプロ」、印象的だが普及には時間=アナリスト
・米国務長官、数週間中に訪中を計画=米当局者
・米オープンAI、近く上場の計画なし=CEO
・世銀、23年の世界成長率予測を上方修正 24年は引き下げ
・BUZZ-原油、シティはサウジ減産でも持続的上昇困難と予想 UBSなど強気見通し
・EXCLUSIVE-中国当局、国有銀にドル預金金利の上限引き下げ指示=関係筋
・米、イランや中国の個人・団体に制裁 ミサイル開発支援で
・ウクライナ軍がダム爆破、「新たなテロ犯罪」 ロシア国防相が非難
・世界的な供給網への圧力、5月はさらに低下=NY連銀
・ウクライナ大統領、教皇庁特使と会談 和平巡り協議
・米SEC、コインベースを提訴 バイナンスに続き

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(07日ロイター)

2023/06/07(水)06:20

●米、ロシアの関与巡る情報精査 ウクライナのダム破壊で=高官
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日、ロシアが「併合」を宣言したウクライナ南部ヘルソン州で同日発生したカホフカ水力発電所の大型ダム破壊について、実際に何が起きたか決定的な判断はできないものの、背後にロシアが存在する可能性があるという情報を精査していると述べた。

●米国務長官、数週間中に訪中を計画=米当局者
ブリンケン米国務長官が数週間中に中国を訪問し会談する計画と、米政府当局者が6日明らかにした。明確な時期は明らかになっていない。

●ウクライナのダム破壊、互いに非難応酬 原発冷却水にも影響
ロシアが一方的に「併合」を宣言したウクライナ南部ヘルソン州で6日、ドニエプル川に設置されたカホフカ水力発電所の大型ダムが決壊した。紛争下にある地域で一帯が浸水し、住民が避難を余儀なくされている。

●米、ウクライナの攻撃計画把握 ノルドストリーム爆発前に=新聞
昨年9月に起きたロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の爆発を巡り、米当局がその約3カ月前にウクライナ特殊部隊による攻撃計画に関する情報を入手していたことが分かった。米紙ワシントン・ポストが6日、オンラインに掲載されたリーク情報に基づき報じた。

●ウクライナ大統領、教皇庁特使と会談 和平巡り協議
ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、首都キーウ(キエフ)で教皇庁の特使と面会し、ウクライナ戦争を巡って協議した。ウクライナ平和計画の実施への貢献を教皇に要請したという。

●世銀、23年の世界成長率予測を上方修正 24年は引き下げ
世界銀行は6日発表した最新の世界経済見通しで2023年の実質GDP(国内総生産)成長率予測を2.1%とし、今年1月公表の前回予測の1.7%から上方修正した。米国などの主要国の経済が予想されていたより強靱だと判断した。

●米オープンAI、近く上場の計画なし=CEO
対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、近い将来に上場する計画はないと明らかにした。

●アップル「ビジョンプロ」、印象的だが普及には時間=アナリスト
アナリストによると、 米アップルが5日発表した拡張現実(AR)ヘッドセット「Apple Vision Pro(アップルビジョンプロ)」の技術は素晴らしいが、広く普及するには数年が必要とみられる。

●米SEC、コインベースを提訴 バイナンスに続き
米証券取引委員会(SEC)は6日、規制当局への登録を怠ったまま運営しているとして、暗号資産(仮想通貨)交換業大手の米コインベースを提訴した。

●国連安保理、非常任理事国に韓国など5カ国 ベラルーシは落選
国連総会は6日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国10カ国のうち2024年1月1日から2年間の任期を担当する5カ国を選ぶ選挙を実施し、アルジェリア、ガイアナ、シエラレオネ、スロベニア、韓国の5カ国を選出した。

●米大統領選出馬、検討せず=JPモルガンCEO
米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は6日、米大統領選への出馬を検討していないと言明した。

●米共和の前NJ州知事が出馬届け出、大統領選 反トランプ鮮明に
米共和党のクリス・クスティー前ニュージャージー州知事(60)は6日、2024年大統領選への出馬に向けた文書を連邦選挙委員会に提出した。同夕にニューハンプシャー州マンチェスターの大学で演説し、正式表明する計画。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(06日)

米国市場(日本時間2023/06/07(水)06:33現在)

◆米国株式市場UPDATE=反発、金融株など高い CPIやFOMC待ち(06日ロイター)

2023/06/07(水)06:40

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場は反発、投資家は5月の米CPIやFOMC待ちの中、一部の景気敏感セクターが上昇

  • コアインフレは高止まり、FOMCでは金利据え置きが予想される

  • S&P総合500種は大型株上昇、企業の好決算、FRBの利上げサイクル終了への期待で上昇

  • クレセット・キャピタルのCIO、投資家がやや楽観的との見解

  • S&P主要11セクターでは金融が1.33%高と上昇を主導

  • コインベース・グローバルは12.09%急落、未登録運営を理由にSECが提訴

  • アップルは続落、新型ARヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表

  • AMDは5.34%上昇、パイパー・サンドラーが目標株価を150ドルに引き上げ

  • NY証券取引所とナスダックでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[6日 ロイター]米国株式市場は反発して取引を終えた。投資家が来週に予定される5月消費者物価指数(CPI)発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなる中、金融など景気敏感セクターの一部が上昇した。5月のCPIは前月比でやや鈍化するとみられているが、コアインフレは高止まりする見通し。FOMCでは金利据え置きが予想されている。S&P総合500種は大型株の上昇や企業の好決算、米連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクル終了に近づいているとの期待から昨年10月に付けた安値を約20%上回っており、このところ上げ一服となっている。クレセット・キャピタルのジャック・アブリン最高投資責任者(CIO)は「投資家がやや楽観的になっているようだ。誰もが上位7銘柄程度に集中していたような状況は少し解消され始めており、良いニュースだ」と語った。S&P主要11セクターでは金融が1.33%高と上げを主導。KBW地域銀行株指数は5.41%高、小型株で構成されるラッセル2000指数は2.69%高となった。暗号資産(仮想通貨)交換業のコインベース・グローバルは12.09%急落。規制当局への登録を怠ったまま運営しているとして証券取引委員会(SEC)が提訴した。アップルは続落し0.21%安。5日の年次世界開発者会議(WWDC)で拡張現実(AR)ヘッドセット「Apple Vision Pro(アップルビジョンプロ)」を発表した。半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)は5.34%上昇。パイパー・サンドラーが目標株価を150ドルに引き上げた。リフィニティブのデータによると、ウォール街で2番目の高さとなる。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.47対1の比率で上回った。ナスダックでも2.59対1で値上がり銘柄数が多かった。

ロイター

◆米国株式市場(06日SMBC日興証券)

2023/06/06(火)の米国株式市場(SMBC日興証券)

◆NY市場マーケットコメント(06日SBI)

2023/06/07(水)08:14

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 元FRB副議長クラリダ氏、再び利上げすると予想、米金利とドル上昇

  • ドル/円は序盤から上昇、しかし140円台では戻り売りに押され上値重い

  • 米主要株価指数反発、値頃感のある銘柄への買いが下支え

  • しかし、米消費者物価指数結果待ちで値動きは限定的

  • NY金は続伸、ウクライナのダム決壊等の地政学リスクが買い優勢の背景

  • 米消費者物価指数やFRB金融政策観望ムードで値動きは限定的

  • NY原油は4営業日ぶりに下落、景気減速による需要鈍化への懸念が売りの背景

  • ドル高が原油価格を圧迫、終盤には再び軟調な動き

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・NY市場では、米国の主要な経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、元FRB副議長を務めたクラリダ氏が「米金融当局は今回のサイクルで再び利上げ「する」との予想を示したことに反応して米金利が上昇したことを受けてドルが上昇した欧州市場の流れを引き継ぎ、序盤からドルは堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の139.53から139.99まで上昇し、また欧州通貨や資源国通貨も対円で堅調な動きとなった。ただ、ドル/円は140円台近辺では戻り売りなどに押され、終盤まで上値の重い動きとなった。

・米主要株価指数は反発。新規材料に乏しい中売りが先行したものの、値頃感のある銘柄に買いが入ったことが下支え要因となり、底固い動きとなった。ただ、翌週の米消費者物価指数の結果を見極めたいとも思惑もあり、値動きは限定的となり、主要株価指数は小幅高とに留まった。

・NY金は続伸。引き続き前週末の大幅下落の反動に加え、ウクライナでのダム決壊など地政学リスクの高まりを背景に買いが優勢となった。ただ、来週の米消費者物価指数やFRBの金融政策を見極めたいとの様子見ムードも強く、値動きは限定的だった。

・NY原油は4営業日ぶりに下落。世界的な景気減速に伴う需要鈍化への懸念を背景に売りが先行した。その後は持ち直して堅調な動きが見られたものの、ドルが主要通貨に対して上昇したことが圧迫要因となり、終盤にかけて再び軟調な動きとなった。

2023/06/06(火)のNY市場マーケットコメント(SBI)

◆日経225先物(寄り前コメント)=ヘッジ対応の動きが活発のなか、短期的な調整局面でもショートは避けたい

2023/06/07(水)08:10

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場:主要株価指数上昇、オーストラリア銀行の利上げで一時下落も

  • アドバンストマイクロデバイシズが5%超上昇、ハイテクと景気敏感株が市場を支え

  • S&P500:自動車、耐久消費財、銀行が上昇、一方ヘルスケア、家庭用品、バイオが不調

  • シカゴ日経平均先物:大阪比225円高の3万2645円、ナイトセッションで一時3万2700円まで上昇

  • 日経225先物:上昇ピッチが速まり、出遅れの海外ファンドによる買い活発

  • ボリンジャーバンドの+2σに沿ったトレンド、ピーク感は高まらず

  • VIX指数:2020年1月以来の14.00割れ、リスク選好の状況

  • NT倍率は先物中心限月で14.53倍、22年8月高値の14.58倍に接近

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 32630 +210 (+0.64%)
TOPIX先物 2250.5 +20.0 (+0.89%)
シカゴ日経平均先物 32645 +225
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 6日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日の政策決定会合で、前月に続き0.25%の利上げを決めた。予想外の利上げ決定を受けて、改めて世界的なインフレ懸念が高まるなか、NYダウは一時160ドルあまり下落する場面も見られた。しかし、アドバンストマイクロデバイシズ<AMD>がアナリストの目標株価引き上げを受けて5%超の上昇となるなど、ハイテクの一角が堅調。また、出遅れていた景気敏感株などの上昇が相場を支え、NYダウはプラスに転じた。S&P500業種別指数は自動車・同部品、耐久消費財・アパレル、銀行が上昇した一方で、ヘルスケア機器・サービス、家庭用品・パーソナル用品、医薬品・バイオテクノロジーがさえない。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比225円高の3万2645円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比30円安の3万2390円で始まり、3万2240円まで売られた。売り一巡後はリバウンド基調が強まり、米国市場の取引開始前には3万2480円まで買われプラスに転じた。米国市場の取引開始後に軟化する場面も見られたが押し目買い意欲は強く、一時3万2700円まで上昇。終盤にかけて3万2600円~3万2680円辺りで保ち合い、3万2630円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開になりそうだ。日経225先物は上昇ピッチが速まっており、週末の6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えて、ヘッジに伴う動きが強まっているようだ。出遅れている海外ファンドなどによる買いも活発である。ナイトセッションで一時3万2700円まで買われ、過熱感は警戒されるが、切り上がるボリンジャーバンドの+2σに沿ったトレンドを形成している。

 ボリンジャーバンドの+2σは3万2680円に切り上がっており、+3σは3万3760円まで上昇している。+2σ水準での過熱を抑えながらのトレンドによりピーク感は高まらず、断続的なショートカバーによって、指数が押し上げられやすい需給状況のようだ。オプション権利行使価格の3万2500円から3万3000円のレンジに移行するなか、短期的な調整局面でもショートは避けたい。

 VIX指数は13.96に低下し、2020年1月以来の14.00割れとなった。短期VIXは10.27に低下しており、引き続きリスク選好に向かいやすいだろう。昨日のNT倍率は先物中心限月で14.53倍だった。一時14.56倍まで切り上がり、22年8月高値の14.58倍に接近した。米国市場で景気敏感株のほか金融株が買われている流れもあり、本日は若干の低下が見込まれるものの、方向性としては21年2月高値の15.68倍が意識されているため、NTロングでの対応となろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物:07日清算値==550円安、3万1870円

2023/06/07(水)15:17

 7日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日清算値比550円安の3万1870円で取引を終えた。出来高は10万4707枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万1913.74円に対しては43.74円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(07日)

2023/06/07(水)

日本市場(日本時間2023/06/07(水)15:33現在)

◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「大陰線」、上昇後の抱き線で下落シグナル(07日ロイター)

2023/06/07(水)16:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 東京株式市場で日経平均は前営業日比112円00銭高でスタート

  • 利益確定売りで日経平均はマイナス転換、下げ幅は一時500円を超える

  • 前場の日経平均は5日ぶり反落、利益確定売りにより前営業日比467円44銭安

  • 野村証券の神谷氏は、日経平均がSQのタイミングで32000円を維持すれば、株価は一段高の可能性もと指摘

  • 前日までの4連騰で1600円超上昇後、利益確定売りが優勢、押し目買いが指数を支援

  • 新興株市場ではマザーズ総合が0.29%高の786.29ポイントで4日続伸、大型株に天井感で出遅れ物色

  • 日経平均は大陰線となり、上昇相場後の抱き線で下落シグナル

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 7日 ロイター]
<08:21> 寄り前の板状況、JNSは買い優勢 山陽特鋼は売り優勢

<09:05> 日経平均は続伸で寄り付く、主力株がしっかり
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比112円00銭高の3万2618円78銭と、続伸してスタートした。前日の米株高の流れを引き継いで幅広い業種で買いが優勢となり、日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げている。指数寄与度の大きい銘柄や主力株がしっかりで、個別ではファーストリテイリング、ソフトバンクグループが買われているほか、ファナック、トヨタ自動車も堅調。三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなど金融株も底堅く推移している。

<10:33> 日経平均はマイナス転換、一時500円超安 利益確定売り
日経平均はマイナス転換し、下げ幅は一時500円を超えた。現在は約345円安の3万2100円台後半で推移している。指数寄与度の大きい銘柄が下げ幅を拡大、あるいはマイナス転換するなどし、指数を押し下げている。市場では「さすがにここまで急ピッチで上げてきたの利益確定の売りに押されている」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが下げ幅を拡大し、3.1%安で推移している。朝方に変われていたファーストリテイリングがマイナス転換し、0.8%安で推移している。

<11:40> 前場の日経平均は5日ぶり反落、利益確定売りに押される
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比467円44銭安の3万2039円34銭と、5営業日ぶりに反落した。前日の米株高の流れを引き継ぎ続伸してスタートしたものの、中盤には指数寄与度の大きい銘柄を中心に利益確定の売りが出て指数を押し下げた。日経平均は112円高と続伸してスタートしたが、徐々に伸び悩み、マイナス圏に沈んだ。朝方に買われていた指数寄与度の大きい銘柄がマイナス転換、あるいは下げ幅を拡大するなどし、指数は一時前営業日比約514円安の3万1992円58銭まで下落した。野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジストは「まさにメジャーSQ(特別清算指数算出)前の水曜日の荒れ方。その一言に尽きる」と指摘。その上で、日経平均が9日のSQのタイミングで3万2000円を維持していれば「今月に入って流入した資金が中長期の腰の入った資金であるとみることができるので、株価はさらにもう一段高の可能性もある」(神谷氏)との見方を示した。また、「足元で上昇が目立っていた銘柄を中心に利益確定の売りが出ているものの、プライム市場では4割以上の銘柄が値上がりしているので、押し目買い意欲も依然強い」(国内証券のストラテジスト)との声も出ている。後場にかけて、さらに下値を切り下げていく展開にはならないのではないかという。TOPIXは0.95%安の2215.01ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆3061億6800万円だった。東証33業種では、ゴム製品や石油・石炭製品、空運など4業種が値上がり。機械や電気機器、精密機器など29業種は値下がりした。個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが1.6%安、東京エレクトロンが3.4%安、アドバンテストが4.4%安で、3銘柄で指数を180円程度押し下げた。一方、岩谷産業は、政府が前日に「水素基本戦略」を改訂したことなどが材料視され6.9%高となり、上場来高値を更新した。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが758銘柄(41%)、値下がりは984銘柄(53%)、変わらずは92銘柄(5%)だった。

<13:01> 後場の日経平均は下げ幅縮小、押し目買いが支え
後場に入り日経平均は下げ幅を縮小している。現在は前営業日比約235円安の3万2200円台後半で推移している。前日までの4連騰で1600円超上昇していたこともあり、利益確定売りが優勢となっているものの、下値では押し目買いが入り、指数を支援している。市場では「テクニカル指標の一部では短期的な買われすぎが示唆されているので、いつ売られてもおかしくはない状況だった。足元で上昇が目立っていた半導体関連や商社株を中心に利益確定の売りが出て相場を押し下げている」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。個別では指数寄与度の大きい東京エレクトロンが2.4%安、アドバンテストが3.1%安と軟調。一方、ファーストリテイリングは下げ幅を縮小し、0.5%安で推移している。業種別では、後場に入り情報・通信や非鉄金属、海運などがプラス転換した。

<15:30> 新興株はマザーズが4日続伸、大型株に天井感で「出遅れ物色」
新興株式市場は、マザーズ総合は0.29%高の786.29ポイントと、4日続伸した。市場では「大型株に天井感が出る中で、新興株は出遅れ物色となった」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。東証グロース市場指数は前営業日比0.41%高の1000.39ポイントだった。アドバンスト・メディアサンウェルズが堅調だった一方、ビジョナル、フリーはさえなかった。

<15:55> 日経平均・日足は「大陰線」、上昇後の抱き線で下落シグナル
日経平均・日足は「大陰線」となった。終値は3万1913円74銭。ローソク足の実体部分が前日のローソク足を包み込む「抱き線」の形状となった。上昇相場後の出現でもあり、下落シグナルとして意識されやすい。スローストキャスティクスが買われすぎ圏でデッドクロスしたことも弱気材料となる。5日移動平均線(3万1862円04銭=7日)でひとまず下げ止まったが、下押しの場合は25日線(3万0490円43銭=同)辺りへの下落余地が意識されそうだ。

ロイター

◆日本株市況相場概況=日経平均は5日ぶり大幅反落、メジャーSQ前に乱高下の展開(07日フィスコ)

2023/06/07(水)15:51

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均が5日ぶりに大幅反落、前日比593.04円安の31913.74円と32000円を割り込んで終了

  • 米株式市場ではダウ平均が小反発し、ナスダック総合指数も反発

  • FOMCを控えて市場は動意に乏しく、ディフェンシブ銘柄に売りが出る一方で景気敏感株には買い

  • 日銀総裁からのETF処分についての発言が影響しアルゴリズム取引が作動との指摘も

  • 東証プライム市場の売買高は16億8794万株、売買代金は4兆6521億円

  • セクターでは機械、電気機器、医薬品が下落、ゴム製品が上昇

  • 値下がり銘柄は全体の69%、値上がり銘柄は27%

  • TSMCの設備投資見込み下限近くになる報道を受け、半導体株が下落

  • 川崎重工、IHIが大幅高、水素関連の岩谷産業とトクヤマが急伸

  • 人工知能(AI)関連銘柄が東証プライム市場で値上がり率上位に並ぶ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日経平均は5日ぶり大幅反落。6日の米株式市場でダウ平均は10.42ドル高と小反発。来週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、終日動意に乏しい展開。ヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄を中心に売りが出た一方、景気敏感株やこれまで売られていた地銀株に買いが入り、相場を支えた。ナスダック総合指数は+0.35%と反発。米株高を引き継いで日経平均は112円高からスタート。序盤は買いが先行し一時200円超上昇したが、その後早い段階で急失速、幅広い銘柄に売りが出るなか、為替の円高とともに値を崩し、一時32000円割れ。突っ込み警戒感から下げ渋ると午後は買い戻しが先行したが、大引けにかけて再び値崩れし、32000円を割り込んで終えた。植田日銀総裁から日銀が保有するETF(上場投資信託)の処分についての発言があり、アルゴリズム取引が作動したとの指摘が聞かれた。

 大引けの日経平均は前日比593.04円安の31913.74円となった。東証プライム市場の売買高は16億8794万株、売買代金は4兆6521億円だった。セクターでは機械、電気機器、医薬品が下落率上位に並んだ一方、ゴム製品のみが上昇となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は27%だった。

 個別では、台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資が計画レンジ下限近くになる見込みとの報道を受け、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株が軒並み下落。キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>の値がさ株も大きく下落。村田製<6981>、新光電工<6967>、ローム<6963>のハイテクも全般軟調だった。

 一方、川崎重工<7012>、IHI<7013>が大幅高。岩谷産業<8088>は水素関連として物色が続く展開で急伸。トクヤマ<4043>は水電解装置に関する一部報道や証券会社の目標株価引き上げが材料視された。JNSHD<3627>、CIJ<4826>、ユーザーローカル<3984>、RPAHD<6572>など人工知能(AI)関連が賑わっており、東証プライム市場の値上がり率上位に並んだ。TOYOTIRE<5105>、大塚商会<4768>、グリムス<3150>はレーティング格上げを受けて大きく上昇。クミアイ化学<4996>は業績予想の上方修正で買われた。

フィスコ

◆今日の日本株市場(07日SMBC日興証券)

2023/06/07(水)の日本株市場(SMBC日興証券)

◆日経225先物(引け後コメント)=朝方はヘッジ対応の買いで始まるが、その後ヘッジ外しに伴う売りが集中

2023/06/07(水)18:28

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(6月限)は前日比550円安の3万1870円で取引終了

  • 寄り付きは3万2590円、一時は3万2710円まで上昇、後に3万1850円まで下落

  • 3万2500円割れからショートが強まり、ヘッジ外しに伴う売りが集中

  • 日銀総裁の発言とアルゴリズムが売られる流れを形成

  • ボリンジャーバンドの+1σに接近し、押し目狙いのポイントとなる見込み

  • NT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下、ハイテク株の動きが影響

  • 日経225先物の手口ではゴールドマン、大和、ソジェンなどが売り越し、野村、ABNアムロ、HSBCなどが買い越し

  • TOPIX先物ではバークレイズ、みずほ、JPモルガンなどが売り越し、野村、BNPパリバ、ソジェンなどが買い越し

  • 取引はロールオーバーが中心であった

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限
日経225先物 31870 -550 (-1.69%)
TOPIX先物 2203.0 -27.5 (-1.23%)

 日経225先物(6月限)は前日比550円安の3万1870円で取引を終了。寄り付きは3万2590円と、シカゴ日経平均先物(3万2645円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。ヘッジ対応の買いが入りやすい需給状況のなか、現物の寄り付き直後には3万2710円まで買われ、ナイトセッションで付けた高値を上回った。しかし、買い一巡後は一転してショートが強まり、前場中盤に下落に転じると、一時3万1990円まで売られた。その後、ランチタイムで3万2290円まで買い戻されたものの、後場に入り再び3万2000円を割り込むと、終盤にかけて下げ幅を広げ、3万1850円まで売られる場面が見られた。

 日経225先物は買い一巡後のこう着は想定されていたが、節目の3万2500円割れ辺りから、ショートが勢いを増した。下へのバイアスが強まったことでヘッジ外しに伴うショートが入りやすく、前場中盤には3万1990円まで売られたが、いったんは売り一巡から買い戻しに向かわせた。しかし、ランチタイムの戻り高値を超えられず戻りの鈍さが意識されるなか、日銀の植田和男総裁の発言をきっかけにアルゴリズムが発動し、再び売られる流れとなったようだ。先物市場は6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えて、朝方はヘッジ対応の買いで始まり、その後はヘッジ外しに伴う売りが集中した。

 なお、植田総裁は衆院財務金融委員会で、大規模緩和で買い入れていたETFについて「処分の具体的な方法に言及するのはまだ早い」と述べた。ニュースのヘッドラインの「ETFの処分議論」にアルゴが反応したとみられている。

 ともあれ、日経225先物は朝方のボリンジャーバンドの+2σ突破からの大幅な調整により、今度は支持線として機能している+1σに接近してきた。SQを前に積極的な売買は手控えられるだろうが、荒い値動きながらロールオーバーは進んでいると考えられ、同水準は押し目狙いのポイントになりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。本日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均型の重荷となったが、NT倍率はボリンジャーバンドの+1σ水準で下げ渋っており、スタンスはバランスを狙ったNTロングでの対応とみておきたい。

 手口面では、日経225先物はゴールドマンが9360枚、大和が3750枚、ソジェンが2120枚、三菱UFJが1960枚、JPモルガンが1900枚程度の売り越しに対して、野村が10060枚、ABNアムロが5240枚、HSBCが4660枚、BNPパリバが3130枚、シティが1490枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが10290枚、みずほが5920枚、JPモルガンが5080枚、ゴールドマンが4770枚、シティが4760枚程度の売り越しに対して、野村が1万1670枚、BNPパリバが10050枚、ソジェンが6750枚、HSBCが3510枚程度の買い越しだった。いずれもロールオーバーが中心である。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(07日ロイター)

2023/06/07(水)21:26

[7日 ロイター]
◆海外ヘッドライン一覧
・独鉱工業生産、4月は前月比+0.3% 予想下回る
・シティグループCEO、中国当局幹部と会談 事業拡大方針を表明
・台湾輸出、5月前年比-14.1% 中国需要低迷で9カ月連続減少
・英スナク政権、総選挙前の減税余地ほとんどない OECDが指摘
・トルコリラ急落、介入から変動容認の当局方針変化を示唆=市場筋
・EVのフィスカーが排出権売却、カーボンクレジット市場参入へ
・米共和系州司法長官と業界団体、加州トラック規制の政府承認に異議
・中国不動産市場、支援策の奏功には時間が必要=政府系紙

・ペンス前副大統領、米大統領選出馬を正式表明 トランプ氏に挑戦
・バイデン氏支持率41%、債務問題解決でも横ばい=ロイター/イプソス調査
・ウクライナ南部のダム破壊、数十万人が飲料水入手困難に=大統領
・ローマ教皇、7日午後に腹部手術 数日間入院へ

・〔アングル〕ドイツ人の倹約気質、リセッション脱却の足かせに
・〔アングル〕混迷のEV充電規格戦争、フォードとテスラ提携が波紋
・〔焦点〕ダム決壊、ウクライナの反転攻勢に混乱か、長期的環境汚染も
・〔ファンドビュー〕銀行の混乱で資産運用会社などに新たな融資機会到来=PIMCO

・OECD、23年世界成長率予想2.7%に引き上げ 利上げで加速鈍く
・トルコリラ最安値更新、21年危機以来の急落 安定化措置緩和観測
・独鉱工業生産、4月は前月比+0.3%  予想下回る
・ECBの利上げ効果、浸透に通常より時間かかる=シュナーベル氏
・中国輸出、5月予想以上の落ち込み 内外の需要低迷で輸入も減少
・中国銅輸入、5月は前年比4.6%減 需要低迷と高水準の国内生産で
・豪中銀、インフレ上振れリスク踏まえ利上げ決定 追加引き締めも
・バーゼル委、効果的な監督業務の重要性を再確認 銀行不安巡り
・中国鉄鉱石輸入、5月は前年比4%増 製鉄所の収益性改善で
・ロシア支配地域に非常事態、ダム決壊で浸水被害 7人が行方不明
・BUZZ-南アランド軟調、投資家は悲観的見通し

・4月の独鉱工業生産指数は前月比+0.3% (予想+0.6%)
・23年フィリピン成長率予測、6.0%に上方修正 内需堅調=世銀
・中国5月輸出が前年比-7.5%、予想以上の大幅減 輸入もマイナス
・米国務長官とサウジ皇太子が会談、「率直な」話し合い=米政府筋
・豪中銀、インフレ上振れリスク踏まえ利上げ決定 追加引き締めも
・中国石炭輸入、5月は前月比減少 需要低迷と高水準の在庫で

・ウクライナ、F16の「強力な」申し出巡り最終合意待ち=大統領
・米テスラのマスク氏、モンゴル首相とEV投資・協力巡り協議
・ウクライナのダム決壊、浸水地域の水位低下し始める=当局
・WRAPUP ウクライナのダム決壊、4.2万人に洪水被害リスク 国連「生計失う」
・カナダの鉱山会社テック、原料炭事業に複数の買収提案
・交流サイト運営の米レディット、従業員を5%削減へ 採用も縮小
・バングラデシュに猛烈な熱波襲来、停電頻発で市民の生活環境悪化

・米ボーイング、新たな問題で787在庫90機に納入遅れの可能性
・東南アジア向け開発融資、中国の資金提供がコロナ期に減少
・メキシコ外相が辞任へ、24年大統領選出馬準備で
・航空各社、排出量実質ゼロ化に向け政府やメーカーに協力要請
・多国籍企業の半数、オフィス面積10─20%削減を計画=ナイト・フランク
・米印関係強化に期待感、モディ首相の訪米控えホワイトハウス高官
・米NY市、盗難対策怠ったとして韓国自動車2社を提訴
・CS巡る損失保証、7日までにスイス政府と最終合意へ=UBS
・第1四半期豪実質GDP、1年半ぶり低い伸び 物価・金利上昇響く
・ヘンリー英王子が異例の法廷証言、タブロイド紙は「卑劣」と批判
・中印企業招きエネルギー開発目指す=ロシア・サハリン州知事

・バイナンス米国資産凍結を要請、米SECが裁判所に
・米国務長官、サウジ皇太子と会談 経済協力深化など協議
・米共和の前NJ州知事が出馬表明、大統領選 反トランプ鮮明に
・米セールスフォースCEO、経営幹部を刷新=報道
・原油先物は小反発、需要低迷より供給不足懸念が勝る
・米共和党、下院指導部推進の法案に約10人造反 債務合意に不満強く
・EU、加盟国のファーウェイ使用禁止義務化も 5G網整備=FT
・米権利団体が初の非常事態宣言、反LGBTQ州法可決相次ぎ

・米債務上限協議に明確な勝者なし、半数が回答=ロイター/イプソス調査
・ウクライナ南部のダム、大部分が破壊 広範囲で洪水=米衛星情報会社
・米メルク、医薬品価格交渉計画の差し止め求め米政府を提訴
・英国内の中国秘密警察署は既に閉鎖、違法行為確認されず=政府
・バイデン陣営がユーチューブ批判、不正選挙巡る虚偽動画の削除停止
・ドル建て金利スワップ市場、新規のLIBOR利用ほぼ停止

・ウクライナ東部でロシア軍がアンモニアパイプライン砲撃=州知事
・ザポロジエ原発、決壊ダム貯水池付近の池から取水可能=IAEA
・豪中銀、インフレの上振れリスク踏まえ利上げを決定=総裁
・バイナンスと米関連会社、提訴受け14.3億ドル純流出=データ会社
・英中銀、200億ポンドの社債売却プログラムを完了
・ロシア国防省、バフムト北部郊外からの撤退否定 ウ軍撃退と主張
・米アップル、ARヘッドセットの新興ミラを買収=報道
・米SEC、コインベースを提訴 バイナンスに続き

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ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]世銀、世界経済は不安定-利上げやウクライナ侵攻で低迷長期化へ(07日ブルームバーグ)

2023/06/07(水)00:47

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 世界経済は不安定で、著しい成長減速が予想される

  • 急激な利上げとパンデミック、ロシアのウクライナ侵攻が長期的な低迷に寄与

  • 2023年の世界成長率見通しは2.1%、24年は2.4%で下方修正

  • 世界の成長は今年下期に顕著に減速し、低迷は24年も続くと見込み

  • 借り入れコストの上昇による影響が明らかに

  • 新興国市場と途上国は特に憂慮すべき状況、金融危機リスク顕著に高まる

  • 中央銀行は見通しの急激な変化を回避するため早期に明確な意図を伝達する必要

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 世界経済は不安定な状況にあり、著しい成長減速に向かっていると、世界銀行が指摘した。急激な利上げで活動が打撃を受け、低所得国の脆弱(ぜいじゃく)性が表面化するとしている。
 世銀は6日、最新の世界経済見通し(GEP)を公表。世界経済について、2023年早期においては予想を上回る底堅さを見せたとしつつ、金融引き締めと、パンデミックに伴う根強い悪影響、ロシアのウクライナ侵攻が相まって長期的な低迷に向かうと予想した。
 2023年の世界成長率見通しについては、最近のモメンタムの強まりを背景に2.1%と、1月時点での予想(1.7%)から上方修正。一方で24年については2.4%と、従来予想(2.7%)から下方修正した。見通しへのリスクは依然下方向だとしている。
 世銀は「世界の成長は今年下期に顕著に減速し、低迷は24年も続くと見込まれる」と指摘。「より広範な銀行混乱発生や金融引き締めの可能性があり、そうなれば世界の成長は一段と鈍化しかねない」と記した。
 借り入れコスト上昇による影響は「次第に明白になりつつある」と世銀は指摘。信用状況が一段と制限される中、影響は時間差を伴って今後さらに拡大すると予想した。
 新興国市場と途上国の見通しは特に「憂慮すべき」状況にあることが分析で示されていると、世銀は説明。米金融当局のタカ派姿勢によってもたらされる利上げにより、そうした国々が金融危機に見舞われる可能性は顕著に高まっているとした。信用状況に制約が生じていることから、4分の1は債券市場へのアクセスを事実上失っているとも記した。
 金融危機の波及リスクを軽減する上で、中央銀行は見通しの急激な変化を回避するため「可能な限り早期に、そして明確に」意図を伝達する必要があると、世銀は指摘した。

原題:World Bank Says Global Economy in Precarious State as Rates Rise(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]世界のサプライチェーン、負荷が低下-NY連銀の指数が過去最低に(07日ブルームバーグ)

2023/06/07(水)02:22

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ニューヨーク連銀のグローバル・サプライチェーン圧力指数が過去最低に

  • インフレを悪化させるサプライチェーンのボトルネックがほぼ解消された可能性

  • 5月の指数はマイナス1.71で、前月のマイナス1.35から低下

  • 2021年12月に過去最高の4.31を記録した同指数が大幅に低下

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 世界的な供給網にかかる負荷を測るニューヨーク連銀の指数は、5月に過去最低水準に下げた。近年にインフレが悪化した一因でもあるサプライチェーンのボトルネックが、ほぼ解消された可能性を示唆した。
 ニューヨーク連銀が6日発表した5月のグローバル・サプライチェーン圧力指数(GSCPI)は、マイナス1.71と前月のマイナス1.35から低下し、1997年の統計開始後で最低となった。同指数は2021年12月に過去最高の4.31を記録していた。

原題:Fed Index of Global Supply-Chain Stress Plummets to Record Low(抜粋)


▶[NEWS]米10年債利回り、2020年代通じ4%強で推移へ-ハーバード大ロゴフ氏(07日ブルームバーグ)

2023/06/07(水)07:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ハーバード大教授のケネス・ロゴフ氏、数年間で金利上昇を予想

  • 米10年債利回りは2020年代の残りの期間で平均4%以上の推移を見込む

  • 実質金利とインフレ率も上昇、10年物金利は4%強で推移する可能性

  • インフレ調整後の実質金利上昇は08年金融危機後の急低下の反転と表現

  • 実質金利の平均は1-2ポイント、新型コロナ前は約0.5ポイント

  • 米金融当局が2%のインフレ率抑制で苦戦、目標放棄は予想していない

  • 政府債務拡大や国防費増加等で、インフレ率を2%に抑えるのは容易ではないと指摘

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミストで、米ハーバード大学教授のケネス・ロゴフ氏は、今後数年間は金利が上昇し、米10年債利回りは2020年代の残りの期間を通じて平均で4%を上回って推移するとの見通しを示した。
 ロゴフ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで「実質金利は高くなり、恐らくインフレ率も高くなる」と語り、「20年代末まで名目ベースの10年物金利は4%強で推移する」可能性があると話した。
 米10年債利回りは現在3.7%前後。09-20年の米景気拡大期の平均は2.4%だった。
 ロゴフ氏はインフレ調整後の実質金利上昇について、08年の金融危機後に見られた急低下の反転と表現した。
 実質金利の平均は「1-2」ポイントのどこか、恐らくその中間に落ち着くと予想。多くのエコノミストによれば、新型コロナウイルス感染拡大前は約0.5ポイントだった。
 ロゴフ氏は米金融当局が2%へのインフレ率抑制で苦戦を強いられると述べた。ただ当局がこの目標を放棄するとは予想していない。
 政府債務拡大や国防費増加、ポピュリストの圧力など「この変化した世界で米当局がインフレ率を2%に抑えていくのは容易ではないだろう」と話した。

原題:Harvard’s Rogoff Sees 10-Year Yield North of 4% in Coming Years(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]オプション市場で日経平均先高観強まる、3万4000円に備える買い急増(07日ブルームバーグ)

2023/06/07(水)13:34

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日本株の先高観が株価指数オプション市場で強まり

  • 約2000円高くなると見込むポジションの構築が増加

  • 弱気派の割合を示す指標が一時5年ぶりの低水準

  • 7月満期の日経平均オプションの建玉が5月中旬以降に急拡大

  • プット・コール・レシオが2018年3月以来の低水準、1.52を記録

  • 特別清算値(SQ)算出を控えて値動きやポジション調整の動きが激しくなる可能性

  • 日経平均はSQをにらんで一時下げ幅が500円を超え

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 株価指数オプション市場で日本株の先高観が強まっている。日経平均株価が現在の水準よりも約2000円高くなることを見据えたポジション(持ち高)の構築が増えており、相対的な弱気派の割合を示す指標も一時5年ぶりの低水準となった。
 7月に満期を迎える日経平均オプションの推移を見ると、権利行使価格3万4000円コール(買う権利)の建玉は日本株の上昇が加速した5月中旬以降に急拡大し、5日には1万1000枚を超えた。3万3000円コールの5600枚の2倍近い多さだ。
 また、プット(売る権利)の建玉をコールの建玉で割ったプット・コール・レシオも5月29日に1.52と2018年3月以来の低水準を記録。7日時点では1.55となっている。同レシオは数字が高いほど弱気派が多いことを示すため、これらのデータは市場参加者が今後の日経平均の上昇に備えている現状を映している。
 ただ、需給の節目である株価指数先物・オプション6月限の特別清算値(SQ)算出を9日に控えており、足元では値動きやポジション調整の動きが激しくなる可能性はある。7日の日経平均はSQをにらんだ売買や前日まで4日続伸していた反動の売りに押され、一時下げ幅が500円を超えた。

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ブルームバーグ

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