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2023/08/24(木)=指標低調、利上げ観測後退で欧州株上昇/米国株、長期金利低下でハイテク中心に堅調/エヌビディア決算、予想上回る好調ぶり/日経先物250円高の3万2220円で日中取引終了



―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場は続伸、製造業の低調さにより利上げの必要見直し

  • FTSE250種指数が1カ月超ぶりの上昇

  • 欧州株式市場続伸、スイスのSMI上昇、ロシュ、肺がん治療薬の治験データ材料視、9月のECBの政策金利据え置きの見方強まる

  • ユーロ圏消費者信頼感指数、前月から低下/独HCOB PMI速報値、2020年5月以来の低水準/英PMI速報値、2021年1月以来の低水準

  • ダウ平均は184.15ドル高の34,472.98ドル、ナスダックは215.16ポイント高の13,721.03で取引終了

  • 8月の製造業・サービス業のPMIは予想下回り、FRBの利上げ観測後退

  • 長期金利の低下でハイテクが買われ、相場全体が上昇

  • エヌビディアは良好な四半期決算と自社株買いプログラムで時間外取引で買われる

  • NY外為市場ではドル・円が144円88銭、ユーロ・ドルが1.0863ドルで引けた

  • NY原油先物10月限は78.89ドルで続落、取引レンジは77.62ドル-79.91ドル

  • 世界経済の減速懸念と米長期金利の低下が原油価格に影響

  • 日経225先物9月限は前日比230円高の3万2200円で夜間取引終了、日経平均株価の現物終値3万2010.26円に対しては189.74円高

  • 日経平均は前日比276円高の3万2287円と4日続伸

  • 日経225先物(9月限)は前日比250円高の3万2220円で日中取引終了

  • エヌビディアの予想を上回る決算評価で買いが先行、香港ハンセン指数も2.0%上昇

  • 75日移動平均線を上回るも、25日移動平均線は未到達。米国市場のエヌビディアのインパクトやFRB議長の講演を注視

  • 円相場は1ドル=144円60銭から145円20銭に。重要イベント前のリバランス完了なら25日線突破後の上昇は期待しにくい

  • 米労働省が公表した新規失業保険申請数は23万件、7月末以降で最低。継続受給者数は170.2万人で減少し、労働市場が強化の兆し

  • 米商務省発表の7月耐久財受注速報値は前月比-5.2%で2月以来のマイナス、変動の大きい輸送用機器を除けば前月比+0.5%の伸び

  • 7月米製造業出荷・資本財速報値は前月比-0.2%、2カ月連続のマイナスで、7-9月期GDPの成長への影響を示唆

  • 米7月シカゴ連銀全米活動指数は+0.12で、3カ月ぶりのプラス


―――【チャート】―――

◆直近2営業日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限15分足チャート2023/08/22(火)16:30~2023/08/24(木)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/02/25[半年前]16:30~2023/08/24(木)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/08/23(水)の経済指標結果



◆2023/08/24(木)の経済イベント予定



―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(23日ロイター)

2023/08/24(木)03:19

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は続伸、製造業の低調さにより利上げの必要見直し

  • FTSE250種指数が1カ月超ぶりの上昇

  • 英総合PMI速報値、製造業生産低迷、経済成長率マイナスの可能性

  • 英ポンド、ドルに対して下落

  • 金利の最終到達点予測引き下げ、不動産投資信託株指数・住宅建設株指数上昇

  • レキット・ベンキーザー上昇、CFO退任・後任発表

  • 貴金属株指数・鉱業株指数上昇

  • 24日のジャクソンホール会議と金融政策の注目

  • 欧州株式市場続伸、ロシュの買収が影響

  • スイスのSMI上昇、ロシュ、肺がん治療薬の治験データ材料視

  • STOXX欧州600種ヘルスケア株指数・ババリアン・ノルディック上昇

  • ユーロ圏のHCOB PMI速報値、市場予想を下回る

  • ECB、9月の政策金利据え置きの見方強まる

  • ユーロ圏消費者信頼感指数、前月から低下

  • ユーロ圏国債利回り急低下、ECBの利上げ見送りの見方強まる

  • ドイツのHCOB PMI速報値、2020年5月以来の低水準

  • 英PMI速報値、2021年1月以来の低水準

  • ドイツ10年・2年債利回り低水準を付ける

  • ユーロ圏消費者信頼感指数、前月から低下

  • 米総合PMI速報値、2月以来の低水準

  • 英国債利回り、イールドカーブ全体で低下

  • JPモルガン、ECBの引き締めサイクル一時停止の見通し、ユーロ圏経済の低迷深化予想

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<ロンドン株式市場>
続伸して取引を終えた。製造業活動の低調さを示す指標を受けて、イングランド銀行(英中央銀行)が長期にわたって利上げをする必要がないかもしれないとの見方が広がり、相場を押し上げた。中型株で構成するFTSE250種指数は1.12%高と上昇率は7月19日以来、1カ月超ぶりの大きさとなった。S&Pグローバル/CIPSが発表した8月の英総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、金利上昇の影響で製造業生産など幅広く低迷し、2023年第3・四半期の経済成長率がマイナスに転じる可能性を示した。これを受けて英ポンドはドルに対して下落した。トレーダーが政策金利の最終到達点予測をこれまでの6%から5.75%に引き下げたことから、金利に敏感なFTSE350種不動産投資信託株指数は2.82%高、住宅建設株指数は1.70%高と好調だった。日用品のレキット・ベンキーザーは0.9%上昇。最高財務責任者(CFO)のジェフ・カー氏が2024年3月に退任し、後任にナイキのシャノン・アイゼンハート氏が就任すると発表したことが材料視された。金価格の値上がりを背景に貴金属株指数は3.78%上昇。中国の需要改善期待やドル安を受けて銅価格が値上がりしたのを背景に、鉱業株指数は1.48%上げた。世界の投資家は今月24日に始まるジャクソンホール会議に注目する。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を含む主要中央銀行の首脳が、世界の金融政策の行方について見解を共有する。

<欧州株式市場>
続伸して取引を終えた。スイスの製薬大手ロシュが買われたのがスイスの主要株指数を押し上げた。ただ、欧州の経済活動が減速していることを示す指標が増えたのが嫌気され、全体の上げ幅は抑えられた。スイスの主要株式指数SMIは0.90%上昇し、1週間ぶりの高値を付けた。ロシュが3.8%上がり、肺がん治療薬の治験データの暫定解析結果が良かったことが材料視された。STOXX欧州600種ヘルスケア株指数は1.06%上げた。デンマークのバイオ医薬品会社ババリアン・ノルディックは8.0%上昇した。2023年第2・四半期決算の売上高が予想を上回ったことが好感された。デンマークの製薬会社ノボノルディスクも2.7%上げた。8月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は市場予想を下回った。特に欧州最大の経済大国であるドイツの総合PMIが低水準だった。欧州中央銀行(ECB)が9月に政策金利の据え置きを決めるとの見方が市場で強まった。8月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)も前月から0.9ポイント低下した。

<ユーロ圏債券>
域内国債利回りが急低下した。欧州各国の低調な経済指標を受け、欧州中央銀行(ECB)が9月の利上げを見送るとの見方が強まった。市場では、ECBが9月に0.25%ポイントの利上げを決定する確率を約40%と想定。前日は50%超だった。S&Pグローバルがまとめた8月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は44.7と、2020年5月以来の低水準となった。また、S&Pグローバル/CIPSが23日発表した8月の英総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.9と、新型コロナウイルス禍の2021年1月以来の低水準となり、経済成長率が第3・四半期にマイナスに転じる可能性を示した。ドイツ10年債利回りは一時13.5ベーシスポイント(bp)低下の2.519%と8月10日以来の低水準を付けた。ドイツ2年債利回りも同様に3%を下回った。欧州連合(EU)統計局が23日発表した8月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス16.0と、前月のマイナス15.1から0.9ポイント低下した。米S&Pグローバルが23日発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2月以来、6カ月ぶりの低水準となった。今年7月は52だった。英国債利回りもイールドカーブ(利回り曲線)全体にわたり10bp以上低下した。JPモルガンは23日、ECBは9月に引き締めサイクルを一時停止するとの見通しを示した。ユーロ圏の企業活動が予想を大幅に下回り、ユーロ圏経済への低迷深化が示唆されているためという。その上で、従来予想通り10月に最後の0.25%ポイントの利上げを決定すると見込んだ。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/08/24(木)05:10

23日の金融市場では、要人の発言は特になかった。

OANDA証券

―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:24日夜間取引終値=230円高、3万2200円

2023/08/24(木)06:03

 24日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比230円高の3万2200円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2010.26円に対しては189.74円高。出来高は1万2257枚だった。
 TOPIX先物期近は2281ポイントと前日比6ポイント高、TOPIX現物終値比3.95ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32200     +230    12257
日経225mini        32195     +230   258772
TOPIX先物         2281      +6    11016
JPX日経400先物      20695     +155    2229
マザーズ指数先物      744      +2    1034
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(24日ブルームバーグ)

2023/08/24(木)06:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 中国経済に対する懸念が強まり、ナイキ等の米企業に影響が出始めている。海外投資家の中国株売りも続いている

  • 中国でのリベンジ消費の起きる可能性は低下。以前のような世界経済の牽引役としての期待が薄れてきた

  • 米外交問題評議会の劉宗媛氏は、需要、債務、人口動態、デカップリングの「4つのD」が中国経済の足かせと分析

  • エヌビディアの5-7月売上高が135億1000万ドルで、市場予想を大きく上回る。次四半期も好調の予想

  • ロシアのトベリ州で墜落したジェット機に、ワグネル創設者プリゴジン氏が乗っていた。全員が死亡との報道

  • 8月ユーロ圏HCOB総合PMIが47、市場予想とエコノミストの予想を下回り、景気減速の兆しが見える

  • 米FRBのパウエル議長が、インフレ抑制の取り組みとその方針について近日中に講演を予定している

  • 米証券取引委員会は、ヘッジファンドとPE投資会社に新たな手数料開示を義務付け、特別待遇を制限する新規制を採択

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

中国経済への懸念がくすぶっています。ナイキなど米企業にも影響が出ており、海外投資家の中国株売りも止まらず。欧米のようなリベンジ消費が巨大市場の中国で起これば世界経済の強力なけん引役になるとの期待はしぼみました。米外交問題評議会(CFR)の中国専門家、劉宗媛氏は需要(Demand)、債務(Debt)、少子高齢化といった人口動態(Demographics)、デカップリング(Decoupling)の「4つのD」が足かせになっていると分析。成長モデルに深く根付くこうした構造的な問題を「ゼロコロナ」による突然の経済活動停止が覆い隠してきたと述べています。

エヌビディア

米半導体メーカーのエヌビディアが発表した5-7月(第2四半期)決算は売上高が市場予想を上回った。売上高は前年同期の67億ドルから135億1000万ドルに増加。市場予想の110億4000万ドルを上回った。データセンターの売上高は市場予想の79億8000万ドルに対し103億2000万ドル。ゲーム関連売上高は前年同期比22%増の24億9000万ドルと、市場予想の23億8000万ドルを上回った。8-10月(第3四半期)の売上高見通しも市場予想を上回り、エヌビディア株価は時間外取引で上昇。

墜落機に搭乗か

ロシアのトベリ州で23日に墜落したプライベートジェットの乗客リストに、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が含まれていたと、同国インタファクス通信が伝えた。ロシア航空当局の情報を引用している。モスクワからサンクトペテルブルクへ向かっていた同機のパイロット3人と乗客7人全員が死亡したと、先に国営タス通信が報じた。同通信はまた、墜落したジェット機にプリゴジン氏が搭乗していたとも伝えた。プリゴジン氏率いるワグネルは6月にプーチン政権に対する反乱を試みたが、モスクワ方面への進軍を途中で停止。同氏はベラルーシへの亡命で合意していた。

PMI低調

8月のユーロ圏HCOB総合購買担当者指数(PMI)速報値は47と、拡大と縮小の境目を示す50をさらに大きく下回り、ブルームバーグの調査に答えた全てのエコノミストの予想も下回った。これまで拡大を維持してきたサービスセクターも縮小に転じ、製造業に続いた。米国の総合PMIは6カ月ぶり低水準の50.4。市場予想の51.5を下回った。新規受注が悪化する一方で、賃金や資材コストは伸びが加速した。英国の総合PMI速報値も47.9と、予想の50.4に届かなかった。景気減速を示唆する弱いPMIを受けて、利上げ観測が後退した。

最終ステップ

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、ワイオミング州ジャクソンホールで25日に講演を行う際、インフレ抑制キャンペーンの最終ステップについて詳細を説明し、任務完了へのコミットメントを強めるとみられる。最近に至るまで進むべき道は明確だった。だが、インフレ鈍化が続き、さらにどれだけの取り組みが必要かを巡って当局者間の意見が分かれる段階へと移ってきた。議長は今回の発言の場を利用して、追加利上げの是非を米金融当局がどのように判断し、利下げに転じる時期をどのように決定するかについて概略を示す可能性が高い。

SEC義務付け

ヘッジファンドとプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社は、米証券取引委員会(SEC)が23日に採択した包括的な規制に基づき、新たな手数料開示を義務付けられるほか、投資家への特別待遇を制限される。5人の委員で成るSECは、四半期の手数料や費用に関する投資家への詳細な説明をプライベートファンドに義務付けることを投票で決定。こうした企業は一部の投資家に他よりも容易な換金を認めることについても、ファンドの他の投資家全てにそうした取り決めが提案されない限りは禁止される。 

その他の注目ニュース
米雇用者数、年間30万6000人下方修正へ-年次基準改定の速報値 (1)
日本取引所CEO、円「やや弱過ぎ」日本株の恩恵減退-貿易構造激変
食料インフレ時代を乗り切る方法、世界の株式トレーダーの推奨は

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(24日ロイター)

2023/08/24(木)06:18

・米金融・債券市場=利回り急低下、弱いPMIが金利見通し転換に拍車
・小野田防衛政務官:北朝鮮、衛星の打ち上げを試みた可能性
・NY外為市場=ドル下落、低調な米経済指標受け
・中南米金融市場=ブラジルレアル2週間ぶり高値、財政規則法案可決受け
・米雇用者数、3月までの1年間の伸びを30.6万人下方改訂=労働省
・米エヌビディア、第3四半期売上高見通しが市場予想上回る 株価引け後6.3%高
・プリゴジン氏死亡とワグネル関連SNS、ロシア墜落機に搭乗
・北朝鮮ミサイル、太平洋へ通過 「宇宙発射体」と韓国軍
・米国株式市場=上昇、エヌビディアが高い
・岸田首相:北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用した発射、衛星か分析中
・北朝鮮ミサイル、現時点で被害情報は確認されず=松野官房長官
・原油先物1%安、弱い経済指標や需要低迷観測で
・バイデン氏、コスタリカ大統領と来週会談へ 移民や中国巡り協議
・欧州株式市場=続伸、ロシュ上昇がスイス株を押し上げ
・ロンドン株式市場=続伸、指標低調で長期利上げ観測後退
・新型コロナのオミクロン新系統、免疫回避の確率高い恐れ=CDC
・ウクライナ大統領、ロシアのクリミア占領終結に向け決意新た
・米、台湾へのF16用赤外線捜索追尾システム売却を承認
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、ECB9月利上げ観測後退
・米7月新築住宅販売4.4%増の71.4万戸、中古住宅の在庫不足が追い風
・ユーロ圏消費者信頼感、8月はマイナス16.0に低下
・インド探査機、月の南極付近に初着陸、成功は4カ国目
・米総合PMI、8月は6カ月ぶり低水準=S&Pグローバル調査
・BUZZ-南アランド上げ幅拡大、7月インフレ率の伸びが予想下回る
・BRICS、拡大へ前進 参加希望国の精査指針などで合意と南ア外相
・ロシア、ウクライナ北東部の学校攻撃 4人死亡=クリメンコ内相
・米中特使、気候変動協力巡りオンライン会談=中国環境省
・ブラジル大統領、国連批判 「BRICSはウクライナ紛争終結に尽力」
・ロシア大統領、BRICS首脳会議でウクライナ侵攻を自己正当化
・ロシア、戦闘機を緊急発進 ノルウェー機が領空接近=ロ国防省
・ECB、9月に利上げサイクル一時停止へ=JPモルガン

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(24日ロイター)

2023/08/24(木)06:11

●プリゴジン氏死亡とワグネル関連SNS、ロシア墜落機に搭乗
モスクワ 23日 ロイター - - ロシア当局は23日、ロシアの首都モスクワの北方で同日夕に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストにロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が記載されていたと発表した。

●北朝鮮ミサイル、太平洋へ通過 「宇宙発射体」と韓国軍
東京/ソウル 24日 ロイター - - 日本政府は24日、北朝鮮からミサイルが発射されたとみられるとして発出していた全国瞬時警報システム(Jアラート)を解除した。

●米エヌビディア、第3四半期売上高見通しが市場予想上回る 株価引け後6.3%高
23日 ロイター - - 米半導体大手エヌビディアが23日発表した第3・四半期の売上高予想は市場予想を上回った。人工知能(AI)向け半導体の需要急増が追い風になっている。

●米総合PMI、8月は6カ月ぶり低水準=S&Pグローバル調査
23日 ロイター - - 米S&Pグローバルが23日発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2月以来、6カ月ぶりの低水準となった。今年7月は52だった。

●BRICS、拡大へ前進 参加希望国の精査指針などで合意と南ア外相
ヨハネスブルク 23日 ロイター - - 南アフリカのパンドール国際関係・協力相(外相)は23日、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アの新興5カ国(BRICS)の首脳が、BRICS拡大に向け、参加を希望する国々を精査するメカニズムで合意したと発表した。

●BRICS、拡大構想を議論 中国国家主席は結束呼びかけ
ヨハネスブルク 23日 ロイター - - 中国の習近平国家主席は23日、南アフリカ・ヨハネスブルクで開催されているブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議の本会議で、世界的な「激動と変革」の時期に直面する中、BRICSの結束と加盟国拡大を訴えた。

●米雇用者数、3月までの1年間の伸びを30.6万人下方改訂=労働省
23日 ロイター - - 米労働省は23日、2023年3月までの1年間の雇用者数の伸びを当初発表の約1億5547万人から約1億5517万人へと30万6000人(約0.2%)下方改訂すると発表した。

●米7月新築住宅販売4.4%増の71.4万戸、中古住宅の在庫不足が追い風
ワシントン 23日 ロイター - - 米商務省が23日発表した7月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.4%増の71万4000戸となった。中古住宅の在庫不足が新築住宅の購入を後押ししている。

●クライナ大統領、ロシアのクリミア占領終結に向け決意新た
キーウ(キエフ) 23日 ロイター - - ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、クリミア問題を巡る会議で、ロシアによるクリミア占領に終止符を打つと宣言した。

●インド探査機、月の南極付近に初着陸、成功は4カ国目
ベンガルール 23日 ロイター - - インドは23日、無人月探査機「チャンドラヤーン3号」が月の南極付近に軟着陸したと発表した。月面着陸は米国、旧ソ連、中国に次ぎ4カ国目だが、南極付近への着陸は世界で初めて。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(23日)

2023/08/24(木)07:34



◆NY市場サマリー(23日ロイター)=利回り急低下、ドル下落・株上昇

2023/08/24(木)07:03

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • NY為替市場でドル指数が下落、米S&PグローバルのPMI速報値は50.4と6カ月ぶりの低水準

  • ユーロ/ドルは1.0802ドル、ドル/円は144.845円とともに安値更新

  • 米10年国債利回りは13.6bp低下し4.192%、2・10年債の利回り格差はマイナス77.3bpに

  • 米国株上昇、エヌビディア株は3.2%高で終了、時間外取引で9%高

  • 米10年債利回りが約16年ぶり高水準から低下、ユーロ圏の8月景況感も悪化

  • ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演に注目

  • NY金先物上昇、中心限月12月物の清算値は1オンス=1948.10ドル

  • 米原油先物下落、WTIの10月物清算値は1バレル=78.89ドル、11月物は78.59ドル

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[23日 ロイター]
<為替>
ドル指数が下落した。米企業活動が停滞に近づいていることを示す経済指標を受けた。米S&Pグローバルが23日発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2月以来、6カ月ぶりの低水準となった。今年7月は52だった。ドル指数は0.14%安の103.45。もっとも序盤には欧州の低調な経済指標を受けて一時103.98と2カ月超ぶりの高値を付ける場面があった。ユーロ/ドルは1.0802ドルと6月中旬以来の安値を付けた。ドル/円は0.71%安の144.845円と1週間超ぶりの安値を付けた。

<債券>
国債利回りが大幅低下した。欧米の企業活動を示す指標が世界的なディスインフレを示唆したことを受けた。米S&Pグローバルが23日発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2月以来、6カ月ぶりの低水準となった。独、英でもPMIは軟調だった。米10年国債利回りは13.6ベーシスポイント(bp)低下し4.192%となった。週初には4.366%を付けていた。PMI発表前、10年債利回りは今月に入って40bp近く上昇していた。2年国債利回り利回りは7.2bp低下の4.965%となり、重要な基準値である5%を下回った。2・10年債の利回り格差はマイナス77.3bpに拡大した。

<株式>
上昇。引け後に四半期決算の発表を控える半導体大手エヌビディアへの買いが膨らんだ。エヌビディアは3.2%高で終了。時間外取引では9%高となった。同社の第3・四半期の売上高予想は市場予想を上回った。他のテクノロジー株も上昇し、マイクロソフトは約2%高。米国とユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低調になり、米10年債利回りが約16年ぶり高水準から低下したことは、投資家心理を支えた。今月に入り10年債利回りは米金融引き締めが長引くとの観測で上昇していた。8月の米総合PMI速報値は50.4と2月以来の低水準となった。ユーロ圏の8月景況感も予想以上に悪化した。製造業に加え、主要産業のサービスが縮小に転じた。米連邦準備理事会(FRB)の政策の行方を見極めようと、市場の注目は経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエルFRB議長の講演に集まっている。

<金先物>
米長期金利の低下を眺めて4営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比22.10ドル(1.15%)高の1オンス=1948.10ドル。

<米原油先物>
欧米の経済指標悪化などを嫌気した売りが広がり、下落した。この日に中心限月となった米国産標準油種WTIの10月物清算値(終値に相当)は、前日比0.75ドル(0.94%)安の1バレル=78.89ドル。11月物は0.76ドル安の78.59ドル。

ロイター

◆23日の米国市場ダイジェスト=NYダウは184ドル高、長期金利の低下を好感

2023/08/24(木)07:47

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ平均は34,472.98ドルで、ナスダックは13,721.03で取引終了

  • 8月の製造業・サービス業のPMIは予想下回り、FRBの利上げ観測後退

  • 長期金利の低下でハイテクが買われ、相場全体が上昇

  • 半導体・メディア・娯楽セクター上昇、エネルギーセクター下落

  • アバクロンビー&フィッチやアーバン・アウトフィッターズの業績は好調

  • コールズやネットフリックスは好感され買われる

  • チャールズ・シュワブはアナリストの推奨で上昇

  • フットロッカーやナイキ、ペロトン・インタラクティブの業績は低調

  • エヌビディアは良好な四半期決算と自社株買いプログラムで時間外取引で買われる

  • NY外為市場ではドル・円が144円88銭、ユーロ・ドルが1.0863ドルで引けた

  • 米国とユーロ圏のPMIは予想を下回り、金利低下に伴うドル売りに影響

  • ポンド・ドルは1.2736ドルまで上昇、ドル・スイスは0.8774フランまで下落

  • NY原油先物10月限は78.89ドルで続落、取引レンジは77.62ドル-79.91ドル

  • 世界経済の減速懸念と米長期金利の低下が原油価格に影響

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:NYダウは184ドル高、長期金利の低下を好感

ダウ平均は184.15ドル高の34,472.98ドル、ナスダックは215.16ポイント高の13,721.03で取引を終了した。

8月製造業・サービス業の購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が後退し、買いが先行。長期金利が大きく低下したことでハイテクも買われ、相場全体を押し上げた。セクター別では半導体・同製造装置やメディア・娯楽が上昇した一方で、エネルギーが下落した。

衣料品小売りのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期業績見通しを引上げ大幅高。衣料、アクセサリーなどの小売り、アーバン・アウトフィッタ―ズ(URBN)も売上が予想を上回り上昇した。百貨店のコールズ(KSS)は第2四半期決算で在庫水準の改善が奏功し、調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期見通しも据え置かれたことが好感され上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は、パスワードの共有を巡る取締り強化が会員数の増加に繋がるとの期待感から買われた。オンライン証券のチャールズ・シュワブ(SCHW)はアナリストが良い買い場と推奨したため上昇。

一方、履物販売のフットロッカー(FL)は需要鈍化を理由に通期の業績予想を下方修正し、下落した。スポーツ用品ブランドのナイキ(NKE)も連れ安。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は製品リコール費用が膨らむことを理由に低調な7-9月期の売上高見通しを示し急落した。

半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか売上高見通しも予想を上回り、さらに追加の自社株買いプログラムを発表し、時間外取引で大きく買われている。



■NY為替:米8月PMI悪化で追加利上げ観測後退

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円60銭から144円54銭まで下落し144円88銭で引けた。英欧の低調な経済指標を受けた欧州通貨売りでドル買い優勢で始まったのち、米8月PMI速報値も予想以上に悪化したため連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が緩和し、米長期金利の低下に伴いドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.0803ドルまで下落後、1.0870ドルまで上昇し、1.0863ドルで引けた。ユーロ圏PMIが予想以上に悪化したため欧州中央銀行(ECB)の9月追加利上げ観測が後退し、ユーロ売りに拍車がかかった。その後、米国のPMIも予想を下回ったため金利低下に伴うドル売りに上昇に転じた。ユーロ・円は、156円87銭まで下落後、157円45銭まで上昇。リスク選好の円売りに底堅く推移。ポンド・ドルは、1.2615ドルへ下落後、1.2736ドルまで上昇。予想を下回った英PMIを受けて英中銀の追加利上げ観測後退に伴うポンド売りが継続したのち、米金利低下に伴うドル売りに反発。ドル・スイスは、0.8815フランから0.8774フランまで下落した。


■NY原油:続落で78.89ドル、一時78ドルを下回る

NY原油先物10月限は続落(NYMEX原油10月限終値:78.89 ↓0.75)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.75ドルの78.89ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.62ドル-79.91ドル。アジア市場で79.91ドルまで買われたが、世界経済の減速を警戒した売りが再び強まり、米国市場の前半にかけて77.62ドルまで反落。ただ、米長期金利の低下を好感した買いが入ったことで一時79.45ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では主に78ドル台で推移した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 28.45ドル +0.01ドル(+0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.39ドル +0.41ドル(+0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)322.33ドル +3.54ドル(+1.11%)
インテル(INTC) 33.98ドル +1.09ドル(+3.31%)
アップル(AAPL) 181.12ドル +3.89ドル(+2.19%)
アルファベット(GOOG) 133.21ドル +3.52ドル(+2.71%)
メタ(META) 294.24ドル +6.64ドル(+2.31%)
キャタピラー(CAT) 273.03ドル +2.83ドル(+1.05%)
アルコア(AA) 28.81ドル +0.03ドル(+0.10%)
ウォルマート(WMT) 158.10ドル +1.09ドル(+0.69%)

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(24日夜間取引終了時点)

2023/08/24(木)07:10

●本文ここから--------------------------

 24日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比230円高の3万2200円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33744.58円  ボリンジャーバンド3σ
33269.99円  ボリンジャーバンド2σ
32795.39円  ボリンジャーバンド1σ
32677.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32350.00円  一目均衡表・基準線
32320.80円  25日移動平均
32200.00円  24日夜間取引終値
32088.40円  75日移動平均
32020.00円  一目均衡表・転換線
32010.26円  23日日経平均株価現物終値
31846.21円  ボリンジャーバンド-1σ
31812.00円  5日移動平均
31371.61円  ボリンジャーバンド2σ
31255.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
30897.02円  ボリンジャーバンド3σ
29249.35円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=エヌビディア決算を受けたロング優勢の展開

2023/08/24(木)08:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場では、NYダウ、S&P500、ナスダックが上昇し、米長期金利が4.1%台に低下

  • 8月の総合購買担当者指数(PMI)は50.4に低下し、金融引き締めへの懸念が和らいだ影響で買いが誘発

  • エヌビディア株は3%超の上昇を記録し、これにより半導体株への買いが活発化

  • S&P500業種別指数では半導体やテクノロジー関連が上昇、一方で耐久消費財やヘルスケアが下落

  • シカゴ日経平均先物は大阪比で上昇し、日経225先物は米国市場の上昇に連動してポジティブに推移

  • エヌビディアの四半期実績はAI向け半導体の需要増を背景に市場予想を上回り、株価は時間外で6%超の上昇

  • 75日移動平均線を意識した日経225先物の動きで、25日移動平均線が次の注目ポイント

  • VIX指数は前日より低下し、リスク選好の状態が示唆される

  • NT倍率は低下傾向にあり、エヌビディアの伸びを受けて大手銘柄が市場を牽引する見込み

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32200 +230 (+0.71%)
TOPIX先物 2281.0 +6.0 (+0.26%
シカゴ日経平均先物 31995 +25
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 23日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米長期金利が4.1%台に低下し、足もとの急上昇が一服したことが材料視された。また、8月の総合購買担当者指数(PMI)速報値が50.4に低下し、6カ月ぶりの低水準となったことで、金融引き締めが長引くとの懸念が和らいだことも買いを誘った。引け後に決算発表を控えていたエヌビディア<NVDA>が期待先行から3%を超える上昇をみせ、半導体株へ買いが広がった。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、メディア、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、耐久消費財・アパレル、エネルギー、ヘルスケア機器・サービスが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比25円高の3万1995円だった。日経225先物(9月限)は日中比40円高の3万2010円で始まり、その後軟化し米国市場の取引開始時には、一時3万1830円まで売られた。しかし、米国市場の上昇に連動する形で切り返し、3万1950円~3万2040円処で保ち合いを継続。取引終了間際にはエヌビディアが時間外で買われた流れを受けて急伸し、3万2200円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 エヌビディアが取引終了後に発表した第2四半期実績および第3四半期見通しは、AI向け半導体の需要急増が追い風となり市場予想を上回った。株価は引け後の時間外取引で6%を超える上昇で推移している。日経225先物はこれを織り込む格好で終了間際に急伸しており、上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線(3万2070円)を上回ってきた。

 オーバーシュート気味に買われた面はあるが、75日線が支持線として意識されてくるため、3万2320円辺りで推移する25日線が次のターゲットになりそうだ。25日に経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えて、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるが、底堅さがみられる局面ではショートカバーを誘う流れに向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の3万2000円~3万2375円のレンジ推移を想定。25日線を捉えてくる場面では、その上の権利行使価格である3万2500円がターゲットになりそうだ。

 VIX指数は15.98(前日は16.97)に低下した。15.20辺りで推移する75日線を下回ってくるまでは楽観はできないものの、200日線に上値を抑えられる形で低下を見せていることから、リスク選好に向かいやすいだろう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.05倍に低下した。14.11倍辺りで推移する200日線が抵抗線として機能しており、方向性は下向きである。ただし、エヌビディアの時間外の急伸が支援材料となり、指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などが相場を牽引する展開が見込まれるなか、NTショートを巻き戻す動きが入りやすいとみられる。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:24日清算値=250円高の3万2220円で日中取引終了

2023/08/24(木)15:17

 24日の日経225先物は前日清算値比250円高の3万2220円で日中取引を終えた。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(24日)

2023/08/24(木)



◆日本株市況相場概況=日経平均は4日続伸、米エヌビディア決算で半導体株に買い(24日フィスコ)

2023/08/24(木)15:50

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は前日比276円高の3万2287円と4日続伸、23日の米株式市場でダウ平均3日ぶり反発、ナスダック総合指数3日続伸

  • 8月PMIが予想下回り、米長期金利低下でハイテクがけん引

  • 米エヌビディアの好決算によりハイテク株が買われ、日経平均200円上昇

  • 為替の円高影響で一進一退、しかし香港ハンセン指数とナスダック100指数先物の上昇が追い風

  • 大引けの日経平均は前日比276.95円高、売買高は11億1050万株、売買代金は2兆9085億円

  • セクター上昇率上位に鉱業、建設、石油・石炭製品、下落率上位にゴム製品、輸送用機器、その他製品

  • 値上がり銘柄は63%、対して値下がり銘柄は33%

  • ディスコ、アドバンテスト、東エレクが大幅上昇、米エヌビディアに製品供給しているイビデン急伸

  • 生成AI関連の銘柄や資源関連、建設関連が上昇、船井総研HD急伸、しまむら年初来高値更新

  • 為替の円高で自動車銘柄軟調、一部ハイテク銘柄や中国売上比率の高い銘柄軟調、一部グロース株が下落

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日経平均は4日続伸。23日の米株式市場でダウ平均は184.15ドル高と3日ぶり反発、ナスダック総合指数は+1.59%と3日続伸。8月総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、米長期金利が低下したことでハイテクが相場全体をけん引した。米株高を受けて日経平均は上昇スタート。半導体メーカーの米エヌビディアの好決算を材料にハイテク株が買われ、日経平均は朝方から200円近く上昇した。ただ、為替の円高が重しになり、その後はしばらく一進一退の展開。一方、香港ハンセン指数や時間外取引のナスダック100指数先物が上げ幅を広げたことが追い風となり、日経平均も大引けにかけて騰勢を強めると、終盤に32297.91円(287.65円高)まで上値を伸ばした。

 大引けの日経平均は前日比276.95円高の32287.21円となった。東証プライム市場の売買高は11億1050万株、売買代金は2兆9085億円だった。セクターでは鉱業、建設、石油・石炭製品が上昇率上位に並んだ一方、ゴム製品、輸送用機器、その他製品が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は33%だった。

 個別では、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が大幅に上昇し、米エヌビディアに製品供給しているイビデン<4062>は急伸し、ほか、新光電工<6967>、芝浦メカ<6590>、デクセリアルズ<4980>などのハイテク・電子部品材料が大きく上昇した。生成AI(人工知能)関連も米エヌビディアの決算を材料に買われ、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>、ブレインパッド<3655>などが大幅高。ほか、INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>の資源関連、鹿島<1812>、大林組<1802>の建設などが上昇。今期2度目の自社株買いが評価された船井総研HD<9757>は急伸し、月次売上動向が好感されたしまむら<8227>は年初来高値を更新した。

 一方、為替の円高を背景にホンダ<7267>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>の自動車が全般軟調。村田製<6981>、ソニーG<6758>などハイテクの一角が冴えない。中国景気の先行き不透明感からか、日ペHD<4612>、ナブテスコ<6268>などの中国売上比率の高い銘柄が軟調。また、ギフティ<4449>、メドレー<4480>など生成AIとの関連性が薄いグロース株の一角で下落する銘柄が見られた。

フィスコ

◆日経平均大引け【↑】=4日続伸、欧米株高を受けハイテク株中心に買い継続 (8月24日)

2023/08/24(木)19:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は4連騰、欧米株高受けリスクオン継続

  • エヌビディア好決算受け半導体関連など買われる

  • アジア株や米株先物の堅調な値動きで強気優勢に

  • 前場伸び悩む場面も、後場に入って買い直される

  • 6割強の銘柄が上昇、売買代金は3兆円台に届かず

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  32130.52
高値  32297.91(14:33)
安値  32063.14(10:21)
大引け 32287.21(前日比 +276.95 、 +0.87% )

売買高  11億1050万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆9084億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は4連騰、欧米株高受けリスクオン継続
 2.エヌビディア好決算受け半導体関連など買われる
 3.アジア株や米株先物の堅調な値動きで強気優勢に
 4.前場伸び悩む場面も、後場に入って買い直される
 5.6割強の銘柄が上昇、売買代金は3兆円台に届かず

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比184ドル高と3日ぶりに反発した。高止まりしていた米長期金利の上昇一服でハイテク株などを中心に買いが優勢となった。

 東京市場ではリスクオンの地合いとなり、日経平均株価は上値追い継続。前場は伸び悩む場面もあったが、後場に買い直された。

 24日の東京市場は、終始買いが優勢だった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株市場でもハイテク株中心にリスクを取る動きが鮮明で、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも上昇しており、これを好感する形となった。また、米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>の好決算を買い手掛かりに、半導体関連をはじめハイテク株全般に物色の矛先が向かい全体指数に押し上げ効果をもたらした。取引時間中はアジア株が総じて堅調な値動きを示したほか、米株価指数先物が強調展開で、これを横目に投資家心理が強気に傾いた。プライム市場の63%の銘柄が上昇し、売買代金は今週に入ってからは最高水準となったが3兆円台には届かなかった。

 個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>といった半導体製造装置の主力が一斉高に買われ、イビデン<4062>も大幅高となった。ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢だったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>もしっかり。川崎汽船<9107>など海運株もプラス圏を維持した。三菱重工業<7011>も堅調。恵和<4251>、船井総研ホールディングス<9757>が急伸をみせ、TOWA<6315>、さくらインターネット<3778>も物色人気。
 半面、ソシオネクスト<6526>が安く、任天堂<7974>、アステラス製薬<4503>、ブリヂストン<5108>なども冴えない。ゼンショーホールディングス<7550>も売りが優勢だった。メドレー<4480>が急落、ノーリツ鋼機<7744>も大幅安。タツモ<6266>も利食われた。FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が値を下げ、アイスタイル<3660>も軟調。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約175円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアステラス <4503>、任天堂 <7974>、トヨタ <7203>、ヤマハ <7951>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約11円。

 東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)建設業、(3)石油石炭製品、(4)情報・通信業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)輸送用機器、(3)その他製品、(4)空運業、(5)陸運業。

■個別材料株

△CVSベイ <2687> [東証S]
 インバウンド効果でホテル事業に期待。
△ヘッドウォ <4011> [東証G]
 エヌビディア効果でAI関連株に投資資金集中。
△エネチェンジ <4169> [東証G]
 EV向けワイヤレス充電の実証開始へ。
△JMC <5704> [東証G]
 EV関連で収益機会高まり3Dプリンターへの引き合いも旺盛。
△シリウスV <6276> [東証S]
 今期黒字転換の見通しをポジティブ視。
△アディッシュ <7093> [東証G]
 「TikTok」のコメントを24時間365日体制で監視。
△ダイトロン <7609> [東証P]
 技術商社として生成AI市場拡大の恩恵享受。
△しまむら <8227> [東証P]
 11ヵ月連続で既存店売り上げ増加。
△スマサポ <9342> [東証G]
 リクルートとの提携が手掛かり。
△船井総研HD <9757> [東証P]
 上限120万株の自社株買いを材料視。

▼jig.jp <5244> [東証G]
 株式売り出しで需給懸念。
▼東リ <7971> [東証P]
 スタンダード市場への市場区分変更申請。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)恵和 <4251>、(2)船井総研HD <9757>、(3)イビデン <4062>、(4)芦森工 <3526>、(5)ダイヤHD <6699>、(6)TOWA <6315>、(7)さくらネット <3778>、(8)プレミアG <7199>、(9)I・PEX <6640>、(10)ブレインP <3655>。
 値下がり率上位10傑は(1)メドレー <4480>、(2)タツモ <6266>、(3)ノーリツ鋼機 <7744>、(4)GMO-GS <3788>、(5)アステリア <3853>、(6)ヨシムラHD <2884>、(7)河西工 <7256>、(8)F&LC <3563>、(9)ひらまつ <2764>、(10)東リ <7971>。

【大引け】

 日経平均は前日比276.95円(0.87%)高の3万2287.21円。TOPIXは前日比9.54(0.42%)高の2286.59。出来高は概算で11億1050万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1153、値下がり銘柄数は610となった。東証マザーズ指数は743.00ポイント(2.83ポイント安)。

[2023年8月24日]

株探ニュース

◆日経225先物テクニカルポイント(24日日中取引終了時点)

2023/08/24(木)16:10

●本文ここから--------------------------

 24日の日経225先物は前日清算値比250円高の3万2220円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33744.82円  ボリンジャーバンド3σ
33270.41円  ボリンジャーバンド2σ
32796.01円  ボリンジャーバンド1σ
32677.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32350.00円  一目均衡表・基準線
32321.60円  25日移動平均
32287.21円  24日日経平均株価現物終値
32220.00円  24日先物清算値
32088.67円  75日移動平均
32020.00円  一目均衡表・転換線
31847.19円  ボリンジャーバンド-1σ
31816.00円  5日移動平均
31372.79円  ボリンジャーバンド2σ
31255.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
30898.38円  ボリンジャーバンド3σ
29249.45円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=重要イベント前のリバランスは一巡

2023/08/24(木)18:08

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は前日比250円高の3万2220円で取引終了

  • 買いが先行後、利益確定が優勢に。ランチタイムで再び高値水準回復、終盤には3万2290円まで上昇

  • エヌビディアの予想を上回る決算評価で買いが先行、香港ハンセン指数も2.0%上昇

  • 75日移動平均線を上回るも、25日移動平均線は未到達。米国市場のエヌビディアのインパクトやFRB議長の講演を注視

  • 円相場は1ドル=144円60銭から145円20銭に。重要イベント前のリバランス完了なら25日線突破後の上昇は期待しにくい

  • NT倍率は先物中心限月で14.10倍に。東京エレクトロンやソフトバンクグループ、ファーストリテイリングが上昇

  • 日経225先物の手口:シティグループ証券、ソシエテジェネラル証券が買い越し。バークレイズ証券、日産証券が売り越し

  • TOPIX先物の手口:野村証券、JPモルガン証券が買い越し。ゴールドマン証券、みずほ証券が売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 32220 +250 (+0.78%)
TOPIX先物 2283.5 +8.5 (+0.37%)

 日経225先物(9月限)は前日比250円高の3万2220円で取引を終了。寄り付きは3万2150円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1995円)を上回り、買いが先行して始まった。現物の寄り付き後に3万2190円まで買われ、その後は重要イベントを控えるなかで利益確定が優勢となり、前場中盤にかけて3万2040円まで上げ幅を縮めた。しかし、3万2000円を割り込まなかったことで買い直され、ランチタイムで再び日中の高値水準を回復。3万2200円が心理的な抵抗として意識されるなか、後場中盤辺りに3万2200円を突破すると、終盤に一時3万2290円まで買われる場面が見られた。

 エヌビディア<NVDA>の予想を上回る決算を評価した買いが先行し、寄り付き後は利益確定の流れとなった場面もあったが、グローベックスのナスダック100先物が200ポイント近く上昇して推移していたほか、香港ハンセン指数が2.0%を超える上昇を見せていたこともあり、押し目狙いのロングが入りやすかったようだ。

 日経225先物は3万2320円辺りに位置する25日移動平均線を捉えることはできなかったが、前場中盤以降は75日線を上回って推移しており、短期的なショートを仕掛けてくる動きは限られていたとみられる。ただし、米国市場でのエヌビディアのインパクトがさらに強いものにならないと、25日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の「ジャクソンホール会議」での講演を見極めたいとする様子見姿勢に向かわせやすいだろう。

 また、円相場は朝方に1ドル=144円60銭台と円高に振れていたが、現在は1ドル=145円20銭台と修正の動きが見られている。重要イベント前のリバランスが一巡したとなれば、日経225先物の25日線突破からの一段の上昇は期待しづらくなりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍に上昇した。200日線に抑えられる格好から一時14.05倍に低下する場面も見られたが、東京エレクトロン <8035> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が引けにかけて上げ幅を広げるなか、日経平均型優位の展開となった。

 手口面では、日経225先物はシティグループ証券が825枚、ソシエテジェネラル証券が777枚、三菱UFJ証券が486枚、みずほ証券が465枚、BNPパリバ証券が428枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が810枚、日産証券が666枚、ビーオブエー証券が632枚、ABNクリアリン証券が521枚、HSBC証券が400枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、野村証券が1572枚、JPモルガン証券が1267枚、三菱UFJ証券が1015枚、ABNクリアリン証券が727枚、クレディスイス証券が579枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が3876枚、みずほ証券が1272枚、シティグループ証券が298枚、大和証券が273枚、SMBC日興証券が228枚の売り越しだった。

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(24日ロイター)

2023/08/24(木)22:04

・BRICS、サウジなど6カ国が来年加盟 歴史的拡大と習中国主席
・インドネシア中銀、金利据え置き 海外資金流入狙い新証券発行へ
・米商務長官の訪中、経済貿易問題で踏み込んだ協議期待=中国商務省
・北朝鮮、F16供与で米国批判 「ウクライナ戦争で核の危機」
・中国で塩「爆買い」、処理水放出で海塩に不安 当局が冷静対応呼びかけ
・タイのセター新首相、プラユット氏と会談 分裂の克服巡り協議
・処理水放出は「人類への犯罪」、北朝鮮が即時停止を要求

・COLUMN日中が通貨防衛で米国債売りの思惑、実行しても影響限定的か
・〔アングル〕水不足のパナマ運河で船滞留、今後のニューノーマルか
・〔アングル〕米国でHV車に想定超える人気、分かれる各社の戦略
・〔アングル〕先進国で強まる利上げ打ち止めムード、インフレ収束に不安も
・〔BREAKINGVIEWS〕「AI熱」追い風のエヌビディア、幻滅に転じれば株価調整も
・〔ロイター調査〕米SP500、年末までに約2%上昇へ 今年1年間では17%高
・〔海外規制フラッシュ〕米SEC、プライベートファンドの透明性強化で新規則採択

・北朝鮮衛星打ち上げ失敗に進歩の跡、短期間の再試行に疑問の声も
・インドネシア中銀、政策金利据え置き 7回連続

・EXCLUSIVE-独、対中投資への政府保証が急減 経済依存引き下げ方針映す
・EXCLUSIVE-アルゼンチン、中国への返済にIMF支援活用 通貨スワップでの借り入れ
・処理水放出に怒りと不安の声、北京の海鮮市場
・BRICS拡大、サウジなど6カ国 首脳会議で決定
・ブラックストーン、個人富裕層向けPEファンド提供へ=FT
・韓国首相、日本に透明性ある情報開示要求 大使館への抗議で16人逮捕
・BRICS、サウジの加盟招請へ=ブルームバーグ
・ブラジル、人民元建て保証を提案 対アルゼンチン輸出
・BUZZ-南アランドは下落、BRICS首脳会議閉幕へ

・中国、日本の水産物の輸入全面停止 24日から
・中国、原発処理水の海洋放出開始に断固反対・非難
・米大統領選「トランプ氏候補なら有罪でも支持」、共和党初のTV討論会
・ブラックストーン中国部門、海外投資向け資金調達認可取得
・韓米日外相が電話協議、北朝鮮の発射を「強く非難」=韓国外務省
・韓国中銀、5会合連続で金利据え置き タカ派姿勢後退の見方
・米大統領選「トランプ氏候補なら有罪でも支持」、共和党初のTV討論会
・アリアンツGI、中国ファンド運用部門設立を当局が承認
・豪リセッション入り、可能性小さい=NABトップ
・米GM、アリゾナ州のIT業務打ち切りへ 940人削減
・韓国の家計部門可処分所得、第2四半期は3年半ぶりの大幅減
・ロシュ、肺がん薬臨床試験の中間結果を不注意で公表
・米ブラックロック、環境・社会問題巡る株主提案への支持が減少
・ドイツ、AI研究向け公的資金を2年で倍増 10億ユーロに
・EXCLUSIVE-中国シャオミのEV生産計画、NDRCが承認=関係者
・ロシア、飛行場への攻撃で爆撃機2機失う=ウクライナ当局
・台湾、戦闘機購入などで24年に30億ドル追加支出

・米ネットフリックス、アカウント共有対策後も契約者が増加
・米オレゴン州セーラム近郊で森林火災、住民に避難指示
・サウジの自主減産、10月も継続の公算=アナリスト
・ウッドサイド、豪LNG施設の労組と基本合意 スト回避へ
・豪経済、高齢化で減速へ 政府支出拡大=報告書

・北朝鮮の衛星打ち上げは「安保理決議違反」、米が非難 対話も模索
・エヌビディア、AIブーム継続見込む 自社株買いで強気姿勢示す
・アジアの極貧層、コロナ禍とインフレで約6800万人増加=アジア開銀
・米個人消費、下期に減速の可能性 小売り各社は見通し引き下げ
・ブラジル前大統領、9月の手術に向け検査中=広報担当者
・EXCLUSIVE-英アーム、手数料の詳細決めずに28行とIPO引受契約=関係筋
・ステランティス、中国EV新興リープモーターとの提携模索=BBG

・米指標発表から当局者発言までの時間半減、ホワイトハウスが提案
・米、台湾へのF16用赤外線捜索追尾システム売却を承認
・トランプ氏の関税導入案、ホワイトハウスが批判 インフレ高進に
・BUZZ-ドル/円テクニカル分析:145円の均衡水準割り込む、オプションが値幅制限へ
・豪カンタス航空、通期は過去最高益更新 4年ぶり黒字回復
・ジュリアーニ氏が出頭、ジョージア州大統領選介入事件で
・プリゴジン氏死亡とワグネル関連SNS、ロシア墜落機に搭乗
・原油先物は下落、弱い経済指標と金利懸念で

・韓国中銀、政策金利を3.50%に据え置き 予想通り
・EU軍事委議長、ウクライナの対ロシア失地回復を疑問視=独紙
・米電子たばこジュール、従業員の30%削減へ コスト圧縮=関係筋
・欧州で熱波被害拡大、各地で山火事 船舶の通行停止も
・料理宅配グラブ、23年損益見通しを上方修正 人員削減が奏功
・6月カナダ小売売上高、小幅な伸び 利上げ観測後退
・中国建設銀行、上半期は3.36%増益
・米テスラ、独工場の生産目標を引き下げ=ニュースサイト

・北朝鮮の衛星打ち上げ、国連安保理決議に違反=米国務省
・北朝鮮の金総書記、トラクター工場視察 設備近代化を要請
・プリゴジン氏搭乗のエンブラエル機、安全性で高い実績
・独VW、重要半導体をメーカー10社から直接購入
・米株指数先物やAI株が上昇、堅調なエヌビディア売上高見通しで
・エヌビディア、8─10月売上高見通しが市場予想超え 250億ドル自社株買いへ

・BRICS拡大巡る協議継続、加盟国間の相違根強く
・韓国大統領、北朝鮮のさらなる挑発行為への備え指示=大統領府
・インド探査機、月の南極付近に初着陸、成功は4カ国目
・アルゼンチン向け75億ドル金融支援、IMFが正式承認
・南アの7月CPI、前年比+4.7%に鈍化 予想下回る
・ウクライナ軍、南部ザポロジエ州ロボティネで国旗掲揚 全域奪還か不明
・バイデン氏「驚いてはいない」、プリゴジン氏死亡情報に
・北朝鮮、軍事偵察衛星の打ち上げに再度失敗=KCNA
・北朝鮮のロケット発射は失敗と認識=韓国軍
・米30年住宅ローン金利7.31%に上昇、2000年12月以来の高水準

ロイター

▶[NEWS]エヌビディア株、重要な決算書への期待から上昇 Nvidia rallies as Wall Street anticipates pivotal report(23日ロイター)

2023/08/23(水)07:19AM ET Updated 2023/08/23(水) 02:46PM ET

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • Nvidiaの株価は、水曜日にほぼ3%上昇し、取引者たちは、チップデザイナーが強力な見通しを提供し、人工知能への初期の投資の利益を享受する中で、米国の株式市場を後押しするとの期待を寄せている

  • Nvidiaの株価は、今年3倍以上上昇しており、AIの潜在能力に対する楽観的な見方によって、Wall Streetの技術ラリーの中心に位置している

  • Nvidiaの株式市場の価値は1.16兆ドルであり、これにより、NvidiaはTSMCの2倍以上の価値を持つ、世界で最も価値のあるチップメーカーとなっている

  • Nvidiaの株価は、前回のセッションで一時的に最高値を記録した

  • 小売投資家は、過去1週間でNvidiaの株式を約1億8600万ドル購入したと、JPMorganが報告している

  • Nvidiaは、AIコンピューティング用の高級プロセッサの市場を支配しており、前回の四半期の極めて明るい見通しは、その株価を20%以上急騰させ、技術セクターも8%上昇した

  • オプションのデータによれば、株価は金曜日までに約11%変動する可能性がある

  • Nvidiaは、AppleやTeslaなどの「Magnificent Seven」と呼ばれるメガキャップ株のグループの一部であり、S&P 500が今年約16%回復する原動力となっている

  • 強気の投資家は、同社からの強力な報告と予測が、最近停滞している米国の株式ラリーを再開すると賭けている

  • Nvidiaの前回の報告の後、アナリストたちは収益予想を引き上げ、株価は約43倍の前向きな収益倍率で取引されている

  • Wall Streetは、チップデザイナーが、Refinitivによると、110%以上のジャンプとなる$12.61 billionを上回る、第3四半期の収益をガイドすると予想している

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

(Reuters) -Nvidia shares rallied almost 3% on Wednesday as traders bet the chip designer will deliver a strong outlook after the bell and boost the U.S. stock market as it reaps the benefits of early investments in artificial intelligence.

Nvidia (NASDAQ:NVDA)'s shares have more than tripled this year, with the chipmaker at the center of a Wall Street technology rally fueled by optimism about the potential of AI.

Its stock market value of $1.16 trillion makes Nvidia the world's most valuable chipmaker by far, more than double the value of TSMC, the world's second most valuable chip company. Nvidia's shares briefly hit a record high in the previous session.

"It's not often that the fate of the market rests in the hands of just one stock, but it very much feels like that is what's going on at the moment," said JJ Kinahan, chief executive officer of IG North America.

Retail investors made net purchases of $186 million in Nvidia shares over the past week, JPMorgan (NYSE:JPM) said in a report on Wednesday.

Nvidia dominates the market for high-end processors designed for AI computing, and its stellar outlook in the previous quarter sent its shares soaring over 20% and ignited a rally in the S&P 500 technology sector, which surged 8% in the five sessions after its results.

Options data showed the stock could swing nearly 11% by Friday, larger than the 8.6% average move in either direction seen a day after Nvidia's results over the last eight quarters.

Nvidia is part of the so-called Magnificent Seven group of megacap stocks including Apple (NASDAQ:AAPL) and Tesla (NASDAQ:TSLA) that have powered the S&P 500's nearly 16% recovery this year.

Bullish investors are betting a strong report and forecast from the company will revive a U.S. stocks rally that has paused in recent weeks. Anything short of a stellar forecast could also lead to a sell-off in Nvidia and other AI-related shares, investors also warned.

"The market is trading - and Nvidia is trading - as if the number is going to be very good. There's been fear that if their number wasn't good, it could take the market down," said Rick Meckler, a partner at Cherry Lane Investments.

After analysts increased their earnings estimates following Nvidia's previous report on May 24, the stock is trading at a forward earnings multiple of about 43, below a multiple of about 60 before its quarterly report in May, according to Refinitiv data.

Wall Street expects the chip designer to guide for fiscal third-quarter revenue above the consensus analyst estimate of $12.61 billion, which would be a jump of over 110%, according to Refinitiv. Investors will be focused on sales at Nvidia's data center unit, home to its prized H100 chip.

ロイター

▶[NEWS]誰も恐れていないリセッション、米国債利回り急上昇で年内到来も(24日ブルームバーグ)

2023/08/24(木)06:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 長期の米国債利回りが上昇し、これは全ての借り手にとって悪いニュース

  • 利回りが大きく上昇し、10年物米国債利回りが16年ぶりの高水準を記録

  • 実質利回りの上昇が背景で、インフレ期待は上昇せず、現実のインフレ率も下がっている

  • 利回りの上昇により、低金利時に発行された債券資産の価格が下がる

  • 米連邦準備制度が金利を引き上げ、米地方銀行のローン債権や保有米国債の価値が大きく下落

  • ハイテク株の価格は高過ぎるとの指摘、ドットコムバブル末期と同じ状況が見られる

  • 新型コロナウイルスのパンデミック後、米経済の再開とインフレの急上昇

  • 金利政策は「鈍器」で、金利上昇により銀行は信用に値する顧客を減少させる

  • 金利上昇は景気刺激策にもなるが、信用力の枯渇が金利上昇による収入よりも大きな影響を与える必要がある

  • 2023年は米国の消費者が強靱で、信用不安も発生しなかった

  • 金利上昇の影響で、リセッションの先触れである逆イールドが縮小し始めた

  • 今回のサイクルで最も重要なのは実質金利、ゼロ金利環境がリスク資産を助けた

  • ドットコム時代の株価収益率(PER)が近づくと、巻き戻しのリスクが高まる

  • 信用サイクルの変化とともに、地銀と商業用不動産、住宅ローン金利の上昇に注意が必要

  • ドットコムバブルが崩壊した2000年の実質金利は4%で、現在との差が大きい

  • リセッションは2023年後半に近づく可能性があり、米国株のピークは7月だった可能性がある

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 誰もがリセッション(景気後退)は訪れないと考え始めた矢先、長期の米国債利回りが上昇を始めた。これは全ての借り手にとって悪いニュースであり、先送りされていた信用サイクルの痛みを伴う局面をもたらすだろう。言い換えれば、市場が「来ない」ことに賭けている景気縮小が始まる可能性があるということだ。

奇妙な世界

 皆が債券市場について話しているというのは奇妙だが、利回りが至る所で大きく上昇し10年物米国債利回りが16年ぶりの高水準を記録している今はそういう奇妙な世界だ。
 その背景にあるのは実質利回りの上昇、つまりインフレ調整後の利回りの上昇だ。インフレ期待は上昇しておらず、現実のインフレ率自体も下がっている。問題は実質利回りだ。実質利回りは上昇し、あらゆるものを巻き込んでいる。
 利回りが上がると問題になるのは、低金利時に発行された債券資産の価格が下がることだ。米連邦準備制度が昨年、異例のスピードで金利を引き上げたため、米地方銀行のローン債権や保有米国債の価値が大きく下落し、相次いで経営が悪化した。長期債利回りが2022年10月に付けた高水準を突破した今、地銀にとってはさらなる痛手となる。
 現在、長期債の保有者が感じている痛みは、数カ月後には地銀やクレジット市場、そしてその他の経済全体にまで波及することになり、成長の足かせとなるだろう。
 一方、年初から7月半ばまでで40%余り上昇したハイテク株のようなリスク資産の値上がりの動きに乗り遅れた投資家は、最悪のタイミングで後追いをしている。リスク資産の価格は高過ぎるように見える。1990年代後半のドットコムバブル末期と同じように、景気循環がリスク資産に追い付くと見込まれる。

景気循環は教科書通りには終わらない

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経た米経済の本格再開、インフレ急上昇、米連邦準備制度の対応から話を始めよう。
 コロナのワクチン接種により米経済が再開したとき、米国の多くの家計は比較的潤沢な資金を持っていた。しかし、サプライチェーンは寸断され、パンデミックによって旅行業など多くの産業は空洞化した。
 つまり、需要が供給を上回り、超高インフレに見舞われたのだ。多くのインフレは一時的なものだったが、われわれが経験したインフレの波はすぐに持続的かつ広範囲に及ぶようになり、金融当局は景気を減速させるために金利を引き上げざるを得なくなった。
 問題は、金利政策が「鈍器」だということだ。金利政策は、主にクレジットへのアクセスを抑制することによって経済の減速をもたらす。金利が上昇すると、銀行は信用に値する顧客を減らし、潜在的な借り手は金利が高過ぎるために借金を増やすことを敬遠する。
 しかし、それが行き過ぎると、資金調達ができないために優良企業が事業を縮小したり、あるいは倒産したり、事業の縮小や倒産によって人々が職を失うなど、多くの巻き添え被害が生じる。このプロセスはすでに始まっている。
 一部の人々が理解していないのは、金利上昇が経済に波及する経路はこれだけではないということだ。金利が上がるということは、銀行やその他の金融機関、債券投資家、あるいは金融機関や金融市場にとって重要な資金源である一般の貯蓄者など、貸し手の資金が膨らむことを意味する。
 つまり、金利上昇は景気刺激策にもなるということだ。金利上昇の純効果が景気抑制的になるためには、信用力の枯渇が金利上昇による収入よりも大きな影響を与える必要がある。
 しかし、これまでのところ、それは見られない。誰もが驚いたことだが、2023年は米国の消費者が極めて強靱(きょうじん)で、信用不安も全般的に発生しなかった。
 その結果、金利上昇という止血帯が信用を圧迫しているにもかかわらず、米経済は力強さを増しているように見える。人々はリセッションはないと予測し、投資家は最もリスクの高い資産に投資している。そしてここ数週間で、リセッションの先触れである逆イールドが縮小し始めた。利回り曲線はまだ反転しているが、長期金利が急速に上昇している。

逆張り指標と平均回帰

 しかし、これは良い状態ではない。年初には2023年に景気が緩やかに減速し、株式は一時的な弱気相場になると想定していたが、われわれははるかにひどいハードランディングと、もっと深刻な景気減速の条件を整えてしまった。超過リターンが平均へと回帰するからだ。
 1800年代までさかのぼり、あらゆる市場価格と経済データを測定したスプレッドシートを20年ほど保管しているが、そのデータの一貫したパターンは、好況時には市場のリターンが高まり、不況時には下がるというものだ。さらに重要なことは、上昇局面が顕著であればあるほど、下落局面も激しいということだ。
 例えば、S&P500種株価指数やダウ工業株30種平均のような株式バスケットを保有する投資家のリターンを見てみると、インフレ後は約200%のリターンの後に平均に回帰している。5年または10年のインフレ調整後リターンがその水準に達すると、一般的には頭打ちになり、その後は大きく下落する。
 ダウ工業株30種平均を見ると、1928年から1929年、1959年の短期間、1997年から2000年、そして2019年のごく短期間に10年間の実質リターンが200%を上回った。いずれの場合も実質リターンはその後に大きく低下した。
 最初のケースは世界大恐慌が止めた。2回目は1960年代にゆっくりと、そして1970年代には急速に悪化した。ドットコムバブルは2000年に崩壊。そして現在、ダウの実質リターンは2019年に始まった下落トレンドの真っただ中にある。
 1950年からのデータしかないが、S&P500種も同じパターンだ。その意味で、リスク資産の超過リターンは逆張り指標と見ることもできる。数値が極端であればあるほど、平均への回帰は近い。そしてもちろん、こうした回帰は、人々が悲観的になるにつれて、下方にオーバーシュートする傾向がある。

実質金利の上昇と信用サイクル

 今回のサイクルにおいて、最も重要なのは実質金利だと思われる。昨年までの10年半にわたって見られたゼロ金利環境は、実質リターンを抑制することであらゆるリスク資産を助けたマクロ的な異常事態であり、その結果、人々はより良いリターンを得るためにリスク資産に逃避した。
 例えば、2013年5月に10年物米国債を購入し、今年初めに満期を迎えたとすると、インフレ調整後のリターンはマイナスになる。同様に、今年5月の10年債利回りが3.57%、個人消費支出(PCE)コアのインフレ率が4.62%だったことを考慮すると、実質利回りはマイナス1.05%となる。
 今はそれが一変している。コアPCEインフレ率が4.10%であるため、10年債利回り4.30%はわずかではあるがようやく実質プラスに転じている。
 ニューヨーク連銀総裁だったビル・ダドリー氏は、インフレ率が例えば2.5%まで低下すれば、名目利回り4.5%の実質リターンは2%になると計算する。しかし2%はマイナスや現在のわずか0.20%よりはずっと良いが、リスク資産にとってはマイナス面が多い。
 一つは、実質的な借り入れコストが上昇することだ。これに対処できない借り手はデフォルト(債務不履行)する。低スプレッドとデフォルトの少ない時代が終わろうとしているのはそのためだ。
 実質金利が意味のあるほどにプラスになるということは、金融政策が景気抑制的だということだ。そして、金利上昇という信用を阻害する力が、ここから働くことになる。 それは住宅所有者にとっても、企業の借り手にとっても同じことだ。例えば、住宅ローン金利は2002年以来初めて7%を超えた。
 しかし、現在のマイルドな景気抑制政策は、過去60年間の平均的政策ですらないことも忘れてはならない。10年物国債の実質利回りと実現利回りを分析したところ、1959年以降の平均は、ダドリー氏が保守的に見積もっている2%よりも3%の方に近いことが分かった。実質利回り3%に当局の目標であるインフレ率2%を加えると、10年債の名目利回りは5%になる。住宅ローン金利も8%に近づくだろう。

株式について

 株価収益率(PER)がドットコム時代に近づけば近づくほど、より急激な巻き戻しのリスクが高まる。
 人工知能(AI)の寵児(ちょうじ)であるエヌビディアや電気自動車(EV)のリーダーであるテスラのような「未来の企業」を見てみると、PERはまさにドットコム的だ。エヌビディアの株価評価は過去の利益の225倍以上、将来利益の57倍以上。テスラはともに65倍以上で取引されている。1999年のドットコムバブル期のマイクロソフトと同様だ。
 これらの企業の規模を考えれば、この倍率を正当化するものは何もない。実質金利と名目金利が上昇し、信用サイクルが変わりつつある世界で、あまりにも高い期待に基づく株価になっている。
 あらゆるサイクルがそうであるように、今回も信用サイクルの変化とともに変わっていく。地銀と商業用不動産に注目しよう。家計のピンチにつながるため、住宅ローン金利の上昇にも注意が必要だ。将来の収益成長に対する楽観的な予測は打ち消されるだろう。完璧を想定した価格設定が、不完全な現実にぶつかるのはその時だ。
 それはいつだろうか。ドットコムバブルが崩壊した2000年の実質金利は4%だった。
 現在との差がまだ大きいことを考えると、しばらく先になるかもしれない。筆者が予測しようとするならば、リセッションはわれわれが考えているよりも近く、恐らく2023年後半になると思う。ということは、米国株のピークは恐らく7月だったということになる。

原題:Yield Jump May Cause the Recession Few Now Fear: Everything Risk(抜粋)

ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ

▶[NEWS]明日の株式相場に向けて=エヌビディア決算が啓示する半導体未来図(24日MINKABU PRESS)

2023/08/24(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均株価は前営業日比276円高の3万2287円と4日続伸

  • 日経平均は75日移動平均線を維持。一方で、三尊天井の形が見受けられ、デッドクロス形成の可能性も

  • エヌビディアの好調な決算は売上が前年比で倍増、最終利益は9.4倍に。次期の売上はさらに3倍の増加が予想されている

  • 半導体業界においては、生成AI市場が新たな波として注目される。この動きはエヌビディアのCEOの発言からも確認されている

  • 東京市場の半導体関連株、特にアドバンテストやディスコなどの銘柄は、エヌビディアの影響を強く受けて上昇傾向にある

  • エヌビディアの好調な動きは、TOWAや芝浦メカトロニクスなどの中小型株にもポジティブな影響を及ぼしている

  • アテクトやAKIBAホールディングス、シキノハイテックなど、半導体関連の銘柄も今後の市場で注目される動きが予想される

  • AI技術関連では、エヌビディアとの提携で注目を浴びているヘッドウォータースやJTPなどの銘柄の動きも要チェック

  • シー・ヴイ・エス・ベイエリアやDDグループといった、インバウンド消費を背景にした銘柄も続々と高騰しており、今後の展開が注目される

  • 明日の注目イベントとしては、CPIや企業向けサービス価格指数の発表、外食売上や百貨店売上のデータ、そしてFRB議長の講演などが予定されている

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

きょう(24日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比276円高の3万2287円と4日続伸。今週は日経平均が75日移動平均線から下放れるかどうか正念場の週となっていたが、見ての通りの頑強ぶりで同移動平均線を再び上に抜けてきた。依然として三尊天井の形が残っていることに変わりはなく、25日・75日線のデッドクロスも早晩示現することが避けられそうにないが、それでも今週はここまで4連騰と想定を超える粘り腰をみせた。注目されたエヌビディア<NVDA>の5~7月期決算は売上高が前年同期比で倍増、最終利益が同9.4倍化と目を見張る伸びを示した。事前コンセンサスを大幅に上回ったが、それだけではなかった。市場関係者によると「それ以上にインパクトが大きかったのは8~10月期の見通しで、売上高は前年同期比3倍化が見込まれている。かつての仮想通貨マイニング・バブルの時と今回の 生成AI市場のレベル感は全く異質のものだ」(生保系アナリスト)とする。半導体の次のステージは生成AIによって予想以上の大波が押し寄せることを、エヌビディアのジェンスン・ファンCEOの発言からも感じ取ったという。

東京市場でも当然のごとく半導体関連株に広範囲に買いが広がった。エヌビディア関連のツートップ銘柄としてアドバンテスト<6857>とディスコ<6146>が挙げられるが、アドテストは一時1000円を超える上昇で8月2日ザラ場以来の2万円台に復帰。その後は戻り売りを浴びて伸び悩んだが、ディスコの方は一時1600円以上の値上がりで2万8000円台半ばまで水準を切り上げ、終値でも1100円強の上昇幅を維持した。このほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などの主力どころが売り物をこなし最後まで力強い動きをみせた。

このエヌビディア効果は時価総額の比較的小さい中小型株にも活力を与えている。TOWA<6315>、芝浦メカトロニクス<6590>、テラプローブ<6627>などが値を飛ばした。“エヌビディア祭り"の持続性という切り口で言えば、とりあえず決算イベント通過で一服する可能性はあるが、半導体関連への物色人気は今後も波状的に続く可能性が高まった。

ここからマークしておきたい銘柄では、まずアテクト<4241>の押し目。同社は小型株ゆえあまり目立った存在ではないが、半導体保護資材で世界シェア首位に位置する堂々たるグローバル・ニッチトップ企業である。また、半導体モジュール販売を手掛けエヌビディア商品も取り扱うAKIBAホールディングス<6840>も出遅れ感があり、改めて注目。このほか、半導体関連で瞬発力のある銘柄としてチェックしたいのはシキノハイテック<6614>。今期業績は増額含みで底値買いのチャンスに見える。

半導体だけでなくAIを活用したシステムやソリューション分野で活躍する銘柄にも着目しておきたい。きょうはAIスタートアップ支援でエヌビディアとパートナー関係にあるヘッドウォータース<4011>が一時ストップ高人気となり注目を浴びた。かつて総括サポート契約締結でエヌビディア関連の雄としてハヤされたJTP<2488>も動兆をみせており、ここ戻り足を強めているが一服場面は狙えそうだ。また、AI関連の中でも抜群の収益成長力を見せつけるユーザーローカル<3984>が調整十分で再評価のタイミングか。

なお、半導体やAI関連の陰に隠れる形ではあるが、インバウンド関連も引き続き人気を博している銘柄が多く、こちらにも目を配っておきたい。ホテルや外食関連企業の収益にインバウンド消費の恩恵が色濃く反映されている。当欄でも紹介したシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>がきょうは一時ストップ高に買われる人気となり、約7年ぶりの高値圏に舞い上がった。マンション管理事業とホテル事業を展開しており時流に乗っている。このほか、目先上昇一服となっているDDグループ<3073>も今2月期の業績変貌が期待される銘柄であり、ここから先も見せ場がありそうだ。

あすのスケジュールでは、8月の都区部消費者物価指数(CPI)、7月の企業向けサービス価格指数がいずれも朝方取引開始前に開示される。また、前場取引時間中に3カ月物国庫短期証券の入札が行われる。午後には7月の外食売上高、7月の全国百貨店売上高などが発表される。海外では8月の独Ifo企業景況感指数、8月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)のほか、パウエルFRB議長によるジャクソンホール会議での講演にマーケットの関心が高い。

MINKABU PRESS

▶[NEWS]【市場反応】米週次新規失業保険申請件数が予想外に減少、ドル買い強まる(24日フィスコ)

2023/08/24(木)22:19

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米労働省が公表した新規失業保険申請数は23万件、7月末以降で最低。継続受給者数は170.2万人で減少し、労働市場が強化の兆し

  • 商務省発表の7月耐久財受注速報値は前月比-5.2%で2月以来のマイナス。変動の大きい輸送用機器を除けば前月比+0.5%の伸び

  • 7月製造業出荷・資本財速報値は前月比-0.2%。2カ月連続のマイナスで、7-9月期GDPの成長への影響を示唆

  • 米7月シカゴ連銀全米活動指数は+0.12で、3カ月ぶりのプラスとなる

  • 米国債相場は落ち続け、10年債利回りは4.23%上昇。ドル・円は145円96銭に、ユーロ・ドルは1.0814ドルまで減少

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比1万件減の23万件と、前回から予想外に減少し、7月末以来の低水準となった。失業保険継続受給者数は170.2万人と、前回171.6万人から予想以上に減少。労働市場の強さを示した。

一方で、同時刻に商務省が発表した7月耐久財受注速報値は前月比-5.2%と、2月来のマイナスとなった。下落率はパンデミックによる経済封鎖直後の20年4月来で最大。変動の激しい輸送用機器を除いた7月耐久財受注速報値は前月比+0.5%と、5月来の水準に伸びが拡大した。国内総生産(GDP)の算出に用いられる7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比-0.2%と、予想外に2カ月連続のマイナスと、7-9月期GDPの成長を抑制する可能性を示唆。

米7月シカゴ連銀全米活動指数は+0.12と、予想外に3カ月ぶりのプラスに改善した。

労働市場が依然強く、米国債相場は続落。10年債利回りは4.23%まで上昇した。ドル・円は145円96銭まで上昇し、日中高値を更新。ユーロ・ドルは1.0850ドルから1.0814ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:23万件(予想:24.0万件、前回:24万件←23.9万件)
・米・失業保険継続受給者数:170.2万人(予想:170.5万人、前回:171.1万人←171.6万人)
・米・7月シカゴ連銀全米活動指数:+0.12(予想:-0.22、6月:-0.33←-0.32)
・米・7月耐久財受注速報値:前月比-5.2%(予想:-4.0%、6月:+4.4%←+4.6%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.5%(予想:+0.2%、6月:+0.2%←+0.5%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.2%(予想:+0.1%、6月:-0.1%←+0.1%)

フィスコ

▶[NEWS]LIBORゾンビ巡りヘッジファンドが駆け引き-銀行に即時償還迫る(24日ブルームバーグ)

2023/08/24(木)23:14

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ヘッジファンドが1980年代の銀行債や証券を底値で購入し、一晩で35%の利益を得る

  • これらの金融商品は約200億ドル分で、廃止されたLIBORに連動

  • 商品が古いため、LIBOR後の利払い方法が明確でない

  • トレーダーや運用者は元本全額の償還が可能と判断、金融機関のLIBOR移行の取り組みを拒否

  • バークレイズやHSBC、スタンダードチャータードは償還要求に応じるが、BNPやロスチャイルドはまだ応じず

  • 1980年代からの債券保有者は発行体に償還を迫っているとの見解

  • LIBORの移行問題で、今後の利益・損失のステークが増大

  • LIBOR代替の期限が1年余りで、その後の債務状況が不明確

  • 債券の指標金利変更は、ヘッジファンドにとって金融機関への償還を強いるレバレッジとして機能

  • マン・グループなどの大手ヘッジファンドもこれらの債券に投資

  • マンGLGのスリラム・レディ氏は、劣後債市場の圧力下で価格上昇の機会を確認。しかし、LIBOR移行の投票についてはコメントせず

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 2023年に大きく稼げることが確実なものの、大きな論争の的にもなる取引の一つが、ヘッジファンドに一晩で35%もの利益をもたらした。その取引とは1980年代の銀行債やその他の証券を底値で買い集め、額面での繰り上げ償還を要求することだ。
 この取引の鍵は、総額で約200億ドル(2兆9000億円)相当の金融商品が、廃止されたロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に連動していることだ。しかも、非常に古い商品であるため、LIBOR後の世界における利払いの処理方法が明確に規定されていない。
 ヘッジファンドのトレーダーら運用者たちはこれを理由に、元本全額の償還を求めることができると考えている。そのために、LIBORから脱却しようとする金融機関の取り組みを事実上全て拒否してきた。
 バークレイズやHSBCホールディングス、スタンダードチャータードなど一部の銀行は、既に償還要求に応じた。しかし、BNPパリバやロスチャイルドなどはまだ譲歩していない。
 もはや本来の目的を果たさない難解な規制資本の一種であるこの証券は、低コストの資金調達源であり、銀行はこれを手放したくない。
 ただ、1980年代半ばからGAMインベストメンツの資産を運用しているアトランティックオムニウムの調査責任者、ロマン・ミギニアック氏によれば、こうした債券の保有者は発行体に対し償還を迫っている。
 この対立は、かつて400兆ドル近い資産のベンチマークだったLIBORからの移行において、トラブルを引き起こした数少ない例の一つだ。しかし両陣営にとって、懸かる利害はますます大きくなっている。LIBORの一時的な代替措置が期限切れとなるまであと1年余りだが、その時点で負債が法的に宙に浮くことになると言う市場関係者もいる。
 バークレイズとスタンダードチャータードの担当者はコメントを控えた。HSBCとBNP、ロスチャイルドの広報担当者はコメント要請に応じなかった。
 この戦略自体は新しいものではない。一部の運用会社は、金融危機後の規制変更で銀行がこうした債券で集めた資金を中核資本の一部に算入できなくなったことに着目。最終的には償還されると考え、永久ディスカウント債や優先株の保持を進めてきた。
 最近こうした取引は、LIBOR廃止を巡る法廷闘争を回避することを意図した州法と連邦法に基づき、米国以外の金融機関が販売するドル建て商品で最もうまく機能するようになり、再び注目を集めている。
 市場関係者によると、債券の指標金利を変更しなければならないという要件は、ヘッジファンドなどにとって金融機関にそうした債券の償還を最終的に強いるのに必要なレバレッジとして働いているとの見方が多い。
 世界最大の上場ヘッジファンド会社であるマン・グループも、こうした債券に投資している1社だ。
 マンGLGのクレジット担当マネジングディレクター、スリラム・レディ氏は、「劣後債市場全体が圧力を受けていた3月に、大幅な値上がりの機会があると考えた」と話した。レガシー商品をLIBORから移行させるための投票に参加したかどうかについてはコメントを避けた。

原題:
Libor Zombies Pit Hedge Funds Against Banks in High-Stakes Feud(抜粋)

ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ

▶[NEWS]パウエル議長、インフレとの闘い最終ステップ説明へ-25日に講演(24日ブルームバーグ)

2023/08/24(木)04:06 更新日時 2023年8月24日 16:18 JST

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • パウエルFRB議長は、25日のワイオミング州ジャクソンホールでの講演で、インフレ抑制キャンペーンの最終段階について語ると予想される

  • 今回の講演は劇的な内容を持たないかもしれないが、インフレとの闘いの困難な段階を中心に述べられると思われる

  • 金融当局の方針の影響と今後の引き締めの必要性を評価するのは複雑な状況になっている

  • 利上げがインフレ抑制の策として採用されていたが、今後の取り組みについては当局の意見が分かれてきた

  • 元FRB副議長のコーン氏は、データ次第の姿勢を強調するパウエル議長の方針に注目していると発言

  • パウエル議長の講演は米東部時間25日午前10時5分、同日にECBのラガルド総裁も講演を予定

  • アナ・ウォン氏は、パウエル議長がゆっくりとしたリスク管理戦略を取るとの見解を示している

  • インフレ率の鈍化が続く中、金融政策に関する当局者の意見は二つのグループに分かれてきている

  • 新型コロナ禍での貯蓄の動向や学生ローンの返済再開などが経済に影響を与える可能性がある

  • 米国の金融市場は利上げの追加回数や時期に関してボラティリティが高まっており、10月末から11月初のFOMC会合に注目

  • 25日の講演では、インフレ以外のデータへの注目や議長の戦略が明らかになることが期待されている

  • モルガン・スタンレーのエレン・ゼントナー氏は、全体的なデータを考慮する金融当局の姿勢についての見解を示唆

  • パウエル議長が以前、インフレ抑制の姿勢を明確にしたが、今回の講演内容の明瞭性については不確実

  • ポーゼン所長は、中央銀行の政策決定は目標が明確でない場合、より困難であるとの見解を示している

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、ワイオミング州ジャクソンホールで25日に行う講演で、米金融当局によるインフレ抑制キャンペーンの最終ステップについて詳細を説明し、任務完了へのコミットメントを強めるとみられる。
 今回の講演は、過去数年に行われた基調講演のような劇的な内容は含まれないかもしれないが、インフレとの闘いにおける最も困難な段階とパウエル氏自身が指摘するタイミングで行われる。金融当局の行動がこれまで経済にどのような影響を与えてきたか確信を得にくい中で、あとどれほどの引き締めが必要かを測るという難しい局面だ。
 最近に至るまで進むべき道は明確だった。急ピッチのインフレを抑制するために利上げを続ければ良かった。だが、インフレ鈍化が続き、さらにどれだけの取り組みが必要かを巡って当局者間の意見が分かれる段階へと移ってきた。議長は今回の発言の場を利用して、追加利上げの是非を米金融当局がどのように判断し、利下げに転じる時期をどのように決定するかについて概略を示す可能性が高い。
 元FRB副議長のドナルド・コーン氏は「パウエル議長は時期尚早な緩和にくぎを刺すだろう。それが今回のテーマになると考える」と発言。「データ次第の姿勢が何を意味するのかを詳しく説明し、各データに対して市場が非常に強い反応を起こすのを抑えることが、議長にとって有益だと思われる」と述べた。
 パウエル議長はこのカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに際し、米東部時間25日午前10時5分(日本時間同午後11時5分)から講演を行う。同日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁も講演を予定している。
 ブルームバーグ・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、アナ・ウォン氏は「米金融当局内の広範な見解を踏まえ、パウエル議長は自身が好むゆっくり動くというリスク管理戦略を掲げると、われわれはみている。中立金利(自然利子率)の推計をより適切に判断するため、連邦公開市場委員会(FOMC)は数会合にわたって様子見する必要があるだろう」と指摘した。
 これまでのところ、インフレ率は1年前に比べ大幅に鈍化する一方、経済には金融状況引き締めに伴う苦境のサインはほとんど見られない。インフレリスクが後退して他の経済的リスクが高まるにつれて、当局者は次第に二つのグループに分かれるようになってきている。
 一方のグループは、これまでの利上げの効果はまだ経済には完全に浸透していないとして、現在進行している信用状況引き締まりが、意図するよりも大きなインパクトを及ぼすと懸念する。新型コロナウイルス禍の期間に積み上げられた貯金が取り崩され、学生ローンの返済が今秋再開されることも向かい風になる可能性がある。
 もう一方のグループは、金融政策が経済活動に伝わるまでの時差はもはやそれほどなく、利上げ効果の多くの部分は既に感じられていると主張。インフレ率が2%の当局目標に戻る軌道にあることを示すさらなる具体的証拠を目にしたいとしている。
 米金融当局について次に何が予想されるか投資家は従来よりも確信を持てなくなり、過去数週間はボラティリティーが高まっている。先物市場の動向を踏まえると、市場は現時点で年内もう1回の追加利上げを見こんでいないものの、利上げがあるとすれば9月19、20両日のFOMC会合よりも、10月31日-11月1日の会合の可能性の方が高いとみている。
 25日の講演は、金融当局がインフレ統計以外も注視している点を含め、パウエル議長が自身の戦略の主要部分にスポットライトを当てる新たな機会となりそうだ。
 エレン・ゼントナー氏率いるモルガン・スタンレーのエコノミストはパウエル議長について、「金融当局がデータ次第の姿勢であり、データの全体像を考慮することを強調し、9月会合を『ライブ』に保つだろう」との見方を最近の顧客向けリポートで示した。
 急ピッチの利上げ推進にもかかわらず、米経済が堅調さを維持していることで、景気の加速も減速も招かない中立金利が新型コロナウイルス禍の前よりも上昇しているのではないかとの観測も浮上している。
 投資家はパウエル議長が25日の講演で中立金利についての議論に加わることを期待しているが、金融当局者は総じて中立金利の問題に不可知論的な立場を示しており、議長がそうしたアプローチから逸脱する公算は小さい。
 一方、パウエル議長は昨年の会合の講演で、インフレ抑制のためには何でもする姿勢を表明した。しかし、ピーターソン国際経済研究所のアダム・ポーゼン所長は「経済見通しは純然たる意味で不確実性が増しており、今回のパウエル議長の講演がそれほど簡潔で明瞭なものとなるとは考えられない」と話す。
 ポーゼン氏はその上で、「中央銀行の政策決定はある意味、目標までの道のりが遠い場合の方が簡単だ。正しい政策に近づいて手探り状態にあるが、そこにあるか分からないというケースの方が難しく、米金融当局は今まさにそのような状況にある」と説明した。

原題:Powell to Map Final Steps in Inflation Fight at Jackson Hole(抜粋)

ブルームバーグ
米PCE総合価格指数とコア《企業名》価格指数、実行FF金利 出所:米経済分析局、ニューヨーク連銀

▶[NEWS]エヌビディア株急伸、上場来高値-AIの追い風が業績見通し吹き上げ(24日ブルームバーグ)

2023/08/24(木)23:38

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 半導体メーカーの米エヌビディア、上場来高値を更新

  • 3四半期連続でウォール街の売上高予想を上回る見通し発表

  • 株価は一時、6%超の上昇で502.66ドルを記録

  • 8-10月の売上高見通しは約160億ドル、市場予想の125億ドルを超える

  • 5-7月の業績も市場予想を上回り、250億ドルの自社株買いを承認

  • エヌビディアはAIブームの主要受益者、データセンターが同社製品を積極的に購入

  • エヌビディアは半導体不振から脱却し、急速に売上を伸ばしている理由明らかに

  • CEOのジェンスン・フアン氏、新しいコンピューティング時代の到来を指摘

  • 企業はアクセラレーテッドコンピューティングや生成AIへのシフトを加速

  • エヌビディア株は今年、3倍以上の上昇、決算前終値は471.16ドル

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 半導体メーカーの米エヌビディアは24日の株式市場で急伸し、上場来高値を更新した。人工知能(AI)開発競争の最前線に立つ同社は前日、3四半期連続となるウォール街の予想を上回る売上高見通しを発表した。
 株価は一時6%を超える値上がりとなり、502.66ドルを付けた。同社が発表した8-10月売上高見通しは約160億ドル(約2兆3200億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の125億ドルを上回った。5-7月(第2四半期)の業績も市場予想を上回った。同社は新たに250億ドルの自社株買い追加を承認した。
 エヌビディアの業績見通しは、同社がAIブームの主要な受益者であることを浮き彫りにした。チャットボットやその他のツールの需要急増で、データセンター事業者はAIが必要とする負荷の高い処理に備え、同社製品を積極的に購入している。エヌビディアが世界的な半導体不振からいち早く脱却し、ここ数年で最も速いペースで売り上げを伸ばしているのはそのためだ。
 ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は23日の発表資料で、「新しいコンピューティングの時代が始まった」と指摘。世界中の企業が汎用(はんよう)的なアプローチから、アクセラレーテッドコンピューティングや「ChatGPT(チャットGPT)」のような生成AIを扱えるアプローチへとシフトしているとの認識を示した。
 エヌビディア株は今年、3倍を超える大幅高となった。決算発表前の通常取引終値は471.16ドルだった。

原題:
Nvidia Soars to Record High as AI Demand Fuels Blowout Forecast(抜粋)

ブルームバーグ
Source: Company data compiled by Bloomberg

▶[NEWS]タイトル(24日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/08/24(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • summary

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------



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