見出し画像

2023/07/20(木)=英6月CPI+7.9%と市場予想下回る/英国、欧州株続伸/日銀YCC政策修正なし予想が大半/ダウ8連騰、連日の年初来高値更新で3万5000ドル台回復/日経平均3日ぶり反落、405.51円安の32490.52円で取引終了



―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場と欧州株式市場は続伸、英国の6月CPI鈍化を受けて金利のピークアウト期待が高まる

  • ユーロ圏国債利回りは上昇、インフレ鈍化の兆し背景に直近での利回り急低下への警戒感が広がる

  • 日本銀行の今月の金融政策決定会合でYCC政策の修正・撤廃を予想するエコノミストは2割弱、植田和男総裁のハト派姿勢が影響、修正が決まれば「サプライズ」との回答が6割、前回調査では7月の政策修正を予想する人々は35%だった

  • ダウ8連騰、3万5000ドル台を回復し、2022年4月以来の高値を付けた

  • FRBの利上げ長期化の懸念が後退し、ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続伸した

  • NY債券市場では長期債相場が3日続伸し、英消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回ったことで、英国債と米国債の買いが広がった

  • NY外国為替市場は1ドル=139円台後半で取引を終え、日銀総裁の発言により金融政策の修正観測が後退し、円売り・ドル買いが広がった

  • 原油先物相場は反落し、週間の石油在庫統計では原油在庫が減少したが、買い一巡後は下げに転じた

  • 日経225先物9月限は前日比120円安の3万2860円で夜間取引終了、日経平均株価現物終値3万2896.03円に対しては36.03円安、出来高は1万5270枚(2023/07/20(木)06:00)

  • 日経平均3日ぶり反落、405.51円安の32490.52円で取引終了(2023/07/20(木)15:00)

  • 日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比570円安の3万2410円で取引を終えた。出来高は5万292枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2490.52円に対しては80.52円安(2023/07/20(木)15:15)


◆海外市場まとめ(19日日経)=NYダウ8日続伸、3万5000ドル台回復

2023/07/20(木)06:58

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ工業株30種平均は8日続伸し、3万5000ドル台を回復し、2022年4月以来の高値を付けた

  • FRBの利上げ長期化の懸念が後退し、ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続伸した

  • NY債券市場では長期債相場が3日続伸し、英消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回ったことで、英国債と米国債の買いが広がった

  • NY外国為替市場は1ドル=139円台後半で取引を終え、日銀総裁の発言により金融政策の修正観測が後退し、円売り・ドル買いが広がった

  • 原油先物相場は反落し、週間の石油在庫統計では原油在庫が減少したが、買い一巡後は下げに転じた

  • 米国株の強さが目立ち、企業業績が予想を上回ることへの期待感が高まっている

  • テスラの第2四半期決算は純利益が増益だったが、値下げの影響で利益率は低下した

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式

ダウ工業株30種平均は8日続伸し、前日比109ドル28セント(0.3%)高の3万5061ドル21セントで終えた。3万5000ドル台を回復し、2022年4月以来の高値を付けた。ダウ平均の8日続伸は19年9月以来の長さとなる。インフレの減速を背景に米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化に対する懸念が後退しており、買いが続いている。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続伸した。

債券

ニューヨーク債券市場で長期債相場は3日続伸した。19日発表の6月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回ったことで、英国債を買い直す動きが広がり、米国債にも買いが波及した。

為替

ニューヨーク外国為替市場は1ドル=139円台後半で取引を終えた。日銀の植田和男総裁の発言を受けて27〜28日の金融政策決定会合で政策を修正するとの観測が後退したことが円売り・ドル買い材料となり、円の相場の重荷となる一方で、節目の140円を前に円買いも出た。

商品

原油先物相場は反落。エネルギー情報局(EIA)が19日発表した週間の石油在庫統計では、原油在庫が前週から減少した。需給が引き締まるとの見方から朝方は買いが先行したが、買い一巡後は下げに転じた。金先物相場は横ばいで終えた。

ワンポイント

ダウ平均が連日年初来高値を更新するなど、米国株の強さが目立っています。主要企業の決算発表を控え、企業業績が予想を上回ることへの期待感が背景にあります。19日の取引終了後に発表した電気自動車(EV)最大手、米テスラの2023年4〜6月期決算は純利益が2四半期ぶりに増益となったものの、値下げの影響で利益率は低下しました。テスラに限らず、決算には常にいい材料と悪い材料が入り交じるもの。事前の期待が大きい分、今回の決算シーズンは悪い材料への反応が大きくなる可能性もありそうです。

【関連記事】
NY円、続落 1ドル=139円60~70銭 対英ポンドのドル買い波及
NY債券、長期債続伸 10年債利回りは3.75% 英国債買いが波及
NYダウ8日続伸109ドル高、年初来高値 業績期待が支え
NY商品、原油反落 需給引き締まりもドル高で割高感 金は横ばい

日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/07/19(水)16:30~2023/07/20(木)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/01/21[半年前]16:30~2023/07/20(木)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/07/19(水)の経済指標結果


2023/07/19(水)の経済指標結果

◆2023/07/20(木)の経済イベント予定


2023/07/20(木)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(19日ロイター)

2023/07/20(木)03:14

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場と欧州株式市場が続伸、英国のインフレ鈍化指標を受けて金利のピークアウト期待が高まる

  • 住宅建設株が大幅上昇、FTSE250種指数は3.78%高で約8ヶ月ぶりの上昇率

  • 6月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率が7.9%で、予想の8.2%より低く、金融政策の影響が見られる

  • FTSE350種住宅建設株指数は7.00%高で、08年以来の大幅上昇

  • 金利に敏感な銘柄が買われ、不動産株指数と不動産投資信託株指数がそれぞれ6.97%、7.19%上昇

  • アストン・マーティンが8.9%上昇し、ゴールドマン・サックスが投資判断を「買い」に引き上げたことが好感される

  • 欧州株式市場も続伸し、FTSE100種総合株価指数とSTOXX欧州600種不動産株指数がそれぞれ1.80%、4.29%上昇

  • ケリングが7.4%高となり、新CEOにジャンフランソワ・パリュ氏を指名したことが材料視される

  • ユーロ圏国債利回りが上昇し、インフレ鈍化を背景に警戒感が広がる

  • 英国の6月CPIが予想以上に鈍化し、ドイツ10年債利回りが一時2.285%と低水準に

  • ドイツ2年債利回りは3.18%で横ばい、イタリア10年債利回りが終盤で4.07%と上昇

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[19日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 続伸して取引を終えた。英国のインフレ鈍化を示す指標を受けて英政策金利のピークアウトへの期待が高まり、住宅建設株が大幅上昇した。中型株で構成するFTSE250種指数は3.78%高で、上昇率は2022年11月以来、約8カ月ぶりの大きさだった。英国立統計局(ONS)が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が7.9%と、22年3月以来の低い伸びとなった。エコノミストの予想は8.2%上昇だった。これを受けてFTSE350種住宅建設株指数は7.00%高と、08年以来の大幅な上げを記録した。マネーファームの最高投資責任者(CIO)、リチャード・フラックス氏は「このCPIの数字はイングランド銀行(英中央銀行)の期待よりもまだかなり高い。ただ方向性としては、金融政策が何らかの影響を及ぼしているのを確認できて嬉しい」と述べた。市場は現在、英中銀が8月3日の会合で0.25%ポイントの利上げを決める可能性が高いと予想している。前日は0.50%ポイントの利上げが織り込まれていた。その他の金利に敏感な銘柄も買われ、不動産株指数、不動産投資信託株指数はそれぞれ6.97%、7.19%上げた。個別銘柄では、高級車メーカー、アストン・マーティンが8.9%上昇。ゴールドマン・サックスが投資判断を「買い」に引き上げたことが好感された。

<欧州株式市場>
 続伸して取引を終えた。英国の6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が予想よりも鈍化し、金利のピークアウト観測が強まり、英FTSE100種総合株価指数が上昇した。また、不動産株も買われた。英インフレ指標を受け、為替市場で英通貨ポンドが下がり、輸出企業が多いFTSE100種総合は1.80%上昇した。STOXX欧州600種不動産株指数も4.29%上昇し、終値として2カ月半超ぶりの高値を付けた。TSロンバードの調査部門トップ、アンドレア・チッチョーネ氏は「インフレはようやく下がってきたようだ。コアインフレ率も低下し、基本的に中央銀行が最近のようなタカ派姿勢を示さなくなる可能性がある」と言及した。ただ金融市場は、欧州中央銀行(ECB)が来週の理事会で25ベーシスポイントの利上げを決める可能性が97%あると引き続き見ている。個別銘柄では、フランスの高級ブランド「グッチ」を抱えるケリングが7.4%高。グッチの新最高経営責任者(CEO)に現マネージング・ディレクターのジャンフランソワ・パリュ氏を指名したことなどが材料視された。

<ユーロ圏債券>
 域内国債利回りが上昇した。インフレ鈍化の兆しを背景に利回りが直近で急低下したことを受け、一段の低下に対する警戒感が広がった。序盤の取引では英インフレ統計が好地合いにつながった。英国立統計局(ONS)が19日発表した6月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は7.9%と、5月の8.7%から予想以上に鈍化した。ただ、ウニクレディトの債券ストラテジスト、フランチェスコ・マリア・ ディ・ベッラ氏は「ユーロ債利回りは前日にすでに低下しており、投資家はエクスポージャーを増やす前に、来週のマクロイベント、特に欧州中央銀行(ECB)理事会を待っている」と述べた。英インフレ統計を受け、ドイツ10年債利回りは一時2.285%と6月2日以来の低水準を付けた。ただ終盤は4ベーシスポイント(bp)上昇の2.39%となった。ESTR先物では、ECBの預金ファシリティー金利が12月に3.95%程度でピークを付けることを示唆。先週の4%超からやや低下した。ドイツ2年債利回りは3.18%で横ばい。序盤には6月15日以来の低水準となる3.097%に低下する場面があった。イタリア10年債利回りは、6月27日以来の低水準となる3.94%を付けた後、終盤は5.5bp上昇の4.07%。独伊10年債の利回り格差は167bpとやや縮小した。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/07/20(木)05:10

20日01:10 ラムスデン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁
「インフレ率は大幅に低下し始めているが、依然として高すぎる」
「インフレ圧力が持続するという証拠があれば、さらなる引き締めが必要になるだろう」
「6月会合以降に発表されたデータの詳細についてコメントするつもりはない」

20日01:12 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁
「あと0.25%の利上げで十分」
「インフレは低下しており、さらなる引き締めは経済に悪影響を与える可能性」

20日02:15 プーチン露大統領
「現形態での穀物輸出合意延長は的外れ」
「ロシアは条件が満たされれば穀物輸出合意を再開する可能性」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物夜間取引クロージング:20日夜間取引終値=120円安、3万2860円

2023/07/20(木)06:03

 20日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比120円安の3万2860円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2896.03円に対しては36.03円安。出来高は1万5270枚だった。
 TOPIX先物期近は2281.5ポイントと前日比3.5ポイント安、TOPIX現物終値比2.53ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32860     -120    15270
日経225mini        32855     -125   278149
TOPIX先物        2281.5     -3.5    14148
JPX日経400先物      20670      -50    2015
マザーズ指数先物      787      -1     722
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の主要ニュース(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)06:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ゴールドマン・サックスの2023年第2四半期は前年同期比で58%の減益、自己資本利益率が4%と大手米銀の中で最悪

  • 日本銀行の今月の金融政策決定会合でYCC政策の修正・撤廃を予想するエコノミストは2割弱、植田和男総裁のハト派姿勢が影響、修正が決まれば「サプライズ」との回答が6割、前回調査では7月の政策修正を予想する人々は35%だった

  • アップルがOpenAIの「ChatGPT」に対抗できるAIツールの開発を進めている、消費者向け戦略はまだ不明確

  • ブラックストーンが運用資産1兆ドル突破を目指している、未公開株ファンド業界では未踏の領域、20日に四半期決算発表し、1985年の創業時の40万ドルからの増加は劇的

  • 日産自動車がEV「アリア」と将来モデルでテスラの北米充電規格を採用、日本メーカーで初、2024年からアリアでNACS充電アダプターが使用可能、2025年に米国とカナダでNACS対応の充電口を備えたEVを発売予定

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・ゴールドマン・サックスの4-6月期は前年同期比で58%の減益。収益性の重要な指標である自己資本利益率は4%に落ち込み、大手米銀の中で最悪となった。株式トレーディングは数少ない明るいスポットとなり、収入は30億ドル(約4200億円)と予想の24億7000万ドルを上回り、主要ライバルも上回った。資産運用・ウェルスマネジメント事業の収入は4%減の30億5000万ドル。アナリストは35億ドルを見込んでいた。

日本銀行が今月に開く金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の修正や撤廃を決めると予想するエコノミストは2割弱となった。植田和男総裁のハト派姿勢が修正観測の後退につながる展開が続いている。6月会合前の前回調査では7月の政策修正を35%が見込んでいた。今回の調査では、今月にYCC修正・撤廃が決まれば「サプライズ」との回答が6割となっている。

・アップルはオープンAIの「ChatGPT(チャットGPT)」などに対抗できる人工知能(AI)ツールの開発を静かに進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ただ、消費者への提供に向けた明確な戦略を立てるまでには至っていないという。AIサービスの中核である大規模言語モデルを作成するための独自フレームワークを構築し、一部のエンジニアが「アップルGPT」と呼ぶチャットボットも作られたという。

・米投資会社ブラックストーンが運用資産1兆ドル(約140兆円)突破という金字塔を打ち立てようとしている。プライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンド業界では未踏の領域だ。アナリストによると、同社が四半期決算を発表する20日にその到達の可否が明らかになる見通しだ。1985年に創業した当時の資産規模はわずか40万ドルで、近年最も劇的な成長を遂げた企業の一つだろう。

・日産自動車は電気自動車(EV)の「アリア」と将来のEVモデルに、テスラの北米充電規格(NACS)を採用することで同社と合意した。NACSに将来の製品を対応させるとの発表は、日本の自動車メーカーでは日産が初めて。同社は2024年からアリアでNACS充電アダプターが使用できるようにする方針。2025年には米国とカナダでNACS対応の充電口(ポート)を備えたEVを発売するという。

・その他の注目ニュース
マイクロソフトとアクティビジョン、合併完了の期限を3カ月延長
ロシア、ウクライナ行き船舶は全て武器運搬船と見なす-小麦先物急騰
ロンドン、NY、パリで大型オフィスビル投資が裏目-韓国勢ら苦境に

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(20日ロイター)

2023/07/20(木)06:25

米金融・債券市場=10年債利回り低下、米住宅着工件数の減少受け
・中南米金融市場=通貨おおむね上昇、ペルーソルは抗議活動で圧迫
NY外為市場=ポンド急落、英インフレ鈍化受け ドル上昇
・IBM、第2四半期は予想下回る減収 企業のIT支出減で
・テスラ、第2四半期粗利益率が16四半期ぶり低水準 値引きが圧迫
英中銀、保有国債の削減ペース速めるべき=ラムスデン副総裁
・ネットフリックス、四半期利益が予想上回る 契約者数も急増
米国株式市場=上昇、企業決算に注目 ダウ8連騰
・ロシア、条件満たされれば黒海穀物合意に復帰=プーチン氏
・米、ウクライナに13億ドルの追加軍事支援 防空システムなど
ECB、7月利上げ以上の引き締めは経済に打撃=ギリシャ中銀総裁
・FRB、ドイツ銀に1.86億ドルの罰金 マネロンなどへの対応不十分
・米、北朝鮮越境の兵士巡り情報収集中 韓国・スウェーデンと連携
・イスラエル大統領、批判受け入れも生存権否定認めず 米議会演説
欧州株式市場=続伸、不動産株買われる
・ロンドン株式市場=続伸、住宅建設株が大幅高

・アップルが生成AI開発と報道、株価最高値 チャットGPTなどに対抗
・ロシア人はスパイ活動に協力を、英MI6長官が呼びかけ
・米住宅着工件数、6月8.0%減 FRB利上げで市場安定化
・ワグネル創設者の動画浮上、ベラルーシで兵士歓迎
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、一段の低下に警戒感
・米マイクロソフトのゲーム大手買収、期限延長 英承認確保に向け
・ロシア、ウクライナに向け航行の全船舶「軍事運搬船」と見なすと警告
・プーチン氏、ビデオ通話で参加へ 8月のBRICS首脳会議
・ウクライナ、穀物輸送臨時ルート確立へ ロシア穀物合意停止受け
・米国の対中政策、キッシンジャー流の知恵が必要=王毅氏
・インドは「チャイナ・プラスワン」の機会活用を=世銀総裁
・ロシアの穀物合意停止、世界的な食料インフレ助長の恐れ=IMF
・ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる
・ゴールドマン、第2半期利益は3年ぶり低水準 消費者部門の損失響く
・中国、景気浮揚へ民間企業支援を強化 共産党と国務院が指針

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(20日ロイター)

2023/07/20(木)06:19

●プーチン氏、ビデオ通話で参加へ 8月のBRICS首脳会議
ロシア大統領府(クレムリン)は19日、プーチン大統領が8月22━24日に南アフリカで開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議にビデオ通話を通じ参加すると発表した。

●アップルが生成AI開発と報道、株価最高値 チャットGPTなどに対抗
米アップルが、オープンAIの「チャットGPT」やアルファべット傘下グーグルの「バード(Bard)」に対抗する生成人工知能(AI)ツールの開発に取り組んでいると、ブルームバーグが19日、関係筋の情報として報じた。

●日産、北米でテスラのEV急速充電規格を25年から採用 日本車で初
日産自動車は19日、北米の電気自動車(EV)の急速充電規格として米EV専業大手テスラの「NACS」方式を2025年から採用すると発表した。日本の自動車メーカーがテスラ方式を採用するのは日産が初めて。

●ECB、7月利上げ以上の引き締めは経済に打撃=ギリシャ中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は19日、ECBは7月の理事会で0.25%ポイントの追加利上げを決定するかもしれないが、それ以上の引き締めは経済に打撃を与えかねないと述べた。

●ゴールドマン、第2半期利益は3年ぶり低水準 消費者部門の損失響く
米金融大手ゴールドマン・サックス・グループが19日発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は1株利益が前年同期比60%減の3.08ドルとリフィニティブがまとめた市場予想(3.18ドル)を下回った。消費者向け融資を手掛けるグリーンスカイの売却に伴う減損処理などにより合計約14億ドルの損失を計上したことが響いた。

●テスラ、第2四半期粗利益率が16四半期ぶり低水準 値引きが圧迫
米電気自動車(EV)大手テスラが19日発表した第2・四半期決算は粗利益率が16四半期ぶりの低水準に落ち込んだ。販売押し上げに向けた積極的な値下げが重しとなった。

●米マイクロソフトのゲーム大手買収、期限延長 英承認確保に向け
米マイクロソフト(MS)は19日、人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」を手掛ける米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードをMSが買収する成立期限を3カ月延長して10月18日に設定した。MSにとっては過去最大となる690億ドル規模の買収が、英規制当局から承認されるのを確実にするのが狙い。

●ロシア、ウクライナに向け航行の全船舶「軍事運搬船」と見なすと警告
ロシア国防省は19日、モスクワ時間20日午前0時(19日2100GMT)から、黒海沿岸のウクライナの港に航行する全ての船舶を軍事物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと表明した。黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の履行停止に伴う措置としている。

●ロシア人はスパイ活動に協力を、英MI6長官が呼びかけ
英国の対外情報機関、秘密情報部(MI6)のムーア長官は19日、先月のロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起はロシア大統領府(クレムリン)を取り巻く環境に「深い亀裂」があることを示しているとし、ウクライナ戦争に愕然としたロシア人に対し、英国のスパイ活動に協力するよう呼びかけた。

●イスラエル大統領、批判受け入れも生存権否定認めず 米議会演説
イスラエルのヘルツォグ大統領は19日、米上下両院合同会議で演説し、米国の「友人」からの批判を受け入れるが、「イスラエル国家の生存権」を否定するような一線を超えてはならないと述べた。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(19日)

2023/07/20(木)06:33現在


米国市場

◆米国株式市場UPDATE=上昇、企業決算に注目 ダウ8連騰(19日ロイター)

2023/07/20(木)06:53

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種は8連騰となった

  • マイクロソフトの下落により、ナスダック総合の上値は重かった

  • 銀行株は続伸し、S&P500銀行株指数は1.70%高となった

  • ゴールドマン・サックスは0.97%上昇、CEOは投資銀行部門の回復について楽観的な見方を示した

  • シチズンズ・ファイナンシャルとM&Tバンクも上昇し、その支援材料は市場予想を上回る利益だった

  • USバンコープは第2四半期の金利収入の大幅増により、6.46%上昇した

  • KBW地銀指数は2.90%高となり、3日連続上昇し、3月10日以来の高値で終了した

  • マイクロソフトは、アップルの人工知能ツール開発の報道を受けて1.23%下落した

  • テスラは一時的に2%下落したが、その後戻り、第2四半期決算は粗利益率が16四半期ぶりの低水準となった

  • ネットフリックスは時間外取引で一時4.48%安だったが、第2四半期決算は利益が市場予想を上回った

  • 米取引所の合算出来高は109億8000万株で、直近20営業日の平均は105億7000万株

  • ニューヨーク証券取引所とナスダックでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[ニューヨーク 19日 ロイター] 米国株式市場は上昇して終了した。企業決算が注目される中、ダウ工業株30種は8連騰。ただマイクロソフトが下落したことでナスダック総合の上値は重かった。銀行株は続伸し、S&P500銀行株指数は1.70%高となった。ゴールドマン・サックスは0.97%上昇。第2・四半期の利益は3年ぶり低水準となったが、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は投資銀行部門の回復について楽観的な見方を示した。他の金融株では、シチズンズ・ファイナンシャルが6.39%、M&Tバンクが2.48%、それぞれ上昇した。第2・四半利益が市場予想を上回ったことが支援材料だった。USバンコープも第2・四半期の金利収入が大幅増加し、6.46%上昇した。KBW地銀指数は2.90%高。3日連続で上昇し、3月10日以来の高値で終了した。マイクロソフトの下げはナスダックの上値を抑えた。 アップルが生成人工知能(AI)ツールの開発に取り組んでいるとの報道を受けてマイクロソフトは1.23%下落した。エヌビディアも0.88%、アルファベットも1.40%下げた。テスラは取引終了後に発表した決算を受け一時2%下げたが、その後戻した。第2・四半期決算は粗利益率が16四半期ぶりの低水準に落ち込んだ。ネットフリックスも時間外取引で一時4.48%安。第2・四半期決算は利益が市場予想を上回った。米取引所の合算出来高は109億8000万株。直近20営業日の平均は105億7000万株。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.05対1の比率で上回った。ナスダックでも1.32対1で値上がり銘柄が多かった。

ロイター

◆19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援

2023/07/20(木)07:54

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場は、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待を受けて続伸し、ダウ平均が109.28ドル高、ナスダックが4.38ポイント高で取引を終了

  • 金融の好決算と長期金利の低下がハイテクを支え、良好な経済指標により景気後退懸念が緩和し、投資家心理が改善

  • アップルは生成AIの開発に取り組み、カーバナは債券保有者と債務再編で合意し急伸、ノーザン・トラストは第2四半期決算で純金利収入が予想より悪化せず上昇

  • ネットフリックスは1株利益が予想を上回ったが、売上高見通しが予想を下回り下落、テスラは1株利益が予想を上回り時間外取引で買いが先行したがその後下落

  • ドル・円は139円40銭から139円99銭まで上昇、ユーロ・ドルは1.1225ドルから1.1175ドルまで下落、ポンド・ドルは1.2868ドルから1.2938ドルまで上昇

  • NY原油先物9月限は需給ひっ迫の思惑後退で伸び悩み、75.29ドルで取引終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援

ダウ平均は109.28ドル高の35,061.21ドル、ナスダックは4.38ポイント高の14,358.02で取引を終了した。

金融の好決算が続き、買いが先行。長期金利の低下がハイテクを支え、相場全体を押し上げた。また、良好な経済指標を受けて景気後退懸念が緩和しつつあり投資家心理が改善したほか、今週発表が予定されている主要企業の好決算を期待した買いから終日堅調に推移した。セクター別では電気通信サービスや銀行が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)はマイクロソフト(MSFT)の「チャットGPT」やグーグルの「バード」に対抗し生成AI(人口知能)の開発に取り組んでいるとの報道やアナリストの目標株価引き上げにより上昇した。オンライン中古車プラットフォーム運営するカーバナ(CVNA)は債券保有者と債務再編で合意し、利払い負担の軽減が明らかになり急伸。地銀のノーザン・トラスト(NTRS)は第2四半期決算で純金利収入が警戒されたほど悪化せず安心感から買われた。同業のウエスタンアライアンス(WAL)も上昇。金融のゴールドマン・サックス(GS)は4-6月期決算で、不動産評価損やトレーディングの低迷が響き純利益大幅減となったが、ほぼ想定通りで押し目買いから上昇。

一方で、自動電子ブローカーのインタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)は第2四半期決算で1株利益が予想を下回り下落した。

取引き終了後に四半期決算を発表した動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は1株利益が予想を上回ったが、売上高見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は1株利益が予想を上回り時間外取引で買いが先行したが、その後下落に転じている。一方、航空会社のユナイテッド(UAL)は調整後1株利益が予想を上回ったほか、見通しも予想を上回り上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:英6月インフレ鈍化でポンド売り、ドルはおおむね底堅く推移

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円40銭へ弱含んだのち、139円99銭まで上昇し、139円65銭で引けた。米6月住宅着工件数が予想を下回ったため一時ドル買いが後退。しかし、英国のインフレ鈍化でポンド中心に欧州通貨が売られ、ドルが堅調に推移した。

ユーロ・ドルは、1.1225 ドルから1.1175ドルまで下落し、1.1202ドルで引けた。ユーロ・円は156円88銭から156円20銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2868ドルまで下落後、1.2938ドルまで上昇した。英国の消費者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したため英中銀の追加利上げ観測後退でポンド売りに拍車がかかった。しかし、英中銀のラムスデン総裁のインフレに著しい鈍化が見られるものの依然非常に高いとのタカ派発言で利上げ観測が再燃し、ポンドは下げ止まった。ドル・スイスは0.8571フランへ弱含んだのち、0.8613フランまで上昇した。


■NY原油:伸び悩みで75.29ドル、需給ひっ迫の思惑後退

NY原油先物9月限は伸び悩み(NYMEX原油9月限終値:75.29 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.37ドルの75.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.02ドル-76.87ドル。米国市場の前半にかけて76.87ドルまで買われたが、需給ひっ迫の思惑は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時75.02ドルまで反落。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 31.53ドル +0.83ドル(+2.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.16ドル +1.22ドル(+1.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.55ドル +3.28ドル(+0.97%)
インテル(INTC) 34.46ドル -0.04ドル(-0.12%)
アップル(AAPL) 195.10ドル +1.37ドル(+0.71%)
アルファベット(GOOG) 122.78ドル -1.30ドル(-1.05%)
メタ(META) 316.01ドル +3.96ドル(+1.27%)
キャタピラー(CAT) 262.75ドル +0.24ドル(+0.09%)
アルコア(AA) 34.84ドル -0.20ドル(-0.57%)
ウォルマート(WMT) 154.62ドル +0.05ドル(+0.03%)
《ST》

フィスコ

◆日経225先物テクニカルポイント(20日夜間取引終了時点)

2023/07/20(木)07:10

●本文ここから--------------------------

 20日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比120円安の3万2860円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

34387.71円  ボリンジャーバンド3σ
33895.80円  ボリンジャーバンド2σ
33403.90円  ボリンジャーバンド1σ
32912.00円  25日移動平均
32896.03円  19日日経平均株価現物終値
32860.00円  20日夜間取引終値
32855.00円  一目均衡表・基準線
32620.00円  5日移動平均
32420.10円  ボリンジャーバンド-1σ
32400.00円  一目均衡表・転換線
31928.20円  ボリンジャーバンド2σ
31827.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
31436.29円  ボリンジャーバンド3σ
30847.47円  75日移動平均
30525.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28599.35円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=目先達成感から利益確定が意識されやすい

2023/07/20(木)08:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場でNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇

  • ゴールドマン・サックスの業績減益発表も想定内で株価上昇、地銀ノーザン・トラストとウエスタンアライアンスも好調

  • S&P500業績別指数で、電気通信、銀行、小売は上昇、半導体製造、ソフトウェアサービス、自動車部品は下落

  • シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は大阪比100円安の3万2880円、日経225先物は日中比60円高の3万3040円で始まり後に下落

  • 日経225先物の取引終了後、ショートカバーが入り下げ幅を縮め、米企業の決算を見極めるムード強まる

  • VIX指数は13.76に上昇、25日線に上値を抑えられ下げ渋る動きが続き投資家心理を神経質に

  • NT倍率は先物中心限月で14.43倍、小幅上昇、ボリンジャーバンドの-1σと25日線によるレンジ推移

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32860 -120 (-0.36%)
TOPIX先物 2281.5 -3.5 (-0.15%)
シカゴ日経平均先物 32880 -100
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 19日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。決算発表が本格化するなか、ゴールドマン・サックス<GS>が発表した4-6月期業績は大幅な減益だったが、想定内の内容で悪材料出尽くしといった見方から買われた。また、地銀のノーザン・トラスト<NTRS>、ウエスタンアライアンス<WAL>なども強い値動きを見せており、地合いの良さがうかがえた。S&P500業種別指数は電気通信サービス、銀行、小売が上昇した一方で、半導体・同製造装置、ソフトウエア・サービス、自動車・同部品が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比100円安の3万2880円だった。日経225先物(9月限)は日中比60円高の3万3040円で寄り付き、節目の3万3000円を回復。その後は利食い優勢となり、米国市場の取引開始直後に下落に転じると、一時3万2790円まで売られる場面が見られた。終盤にかけてショートカバーが入り、3万2860円と下げ幅を縮めてナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、利食い先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションで節目の3万3000円を回復したことで、目先的な達成感から利益確定が意識されやすいだろう。また、米国の取引終了後に決算を発表したネットフリックス<NFLX>が時間外で弱い動きを見せている一方で、テスラ<TSLA>は小幅に上昇して推移するなか、主要企業の決算を見極めたいとするムードも強まりやすいと考えられる。

 日経225先物は、25日移動平均線が位置する3万2910円辺りを挟んでの推移が意識され、同水準での底堅さがみられる局面では、日中取引でも3万3000円を狙った動きがありそうだ。一方で、25日線水準で上値の重さがみられるようだと短期的なショートを誘い込みそうだが、基調としては押し目狙いのロングスタンスに向かわせよう。上値追いには慎重ながら、オプション権利行使価格の3万2750円~3万3250円処のレンジ推移を想定しておきたい。

 VIX指数は13.76に上昇した。引き続き25日線に上値を抑えられており、ボトム圏での推移ではあるが、下げ渋る動きが続いていることでやや投資家心理を神経質にさせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.43倍だった。小幅に上昇したものの、前日の安値水準での小動きが続いた。ボリンジャーバンドの-1σと25日線によるレンジ推移である。明確なトレンドはみられないが、米国の金融株の強い値動きから、ややNTショートが入りやすいだろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:20日清算値=570円安、3万2410円

2023/07/20(木)15:17

 20日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比570円安の3万2410円で取引を終えた。出来高は5万292枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2490.52円に対しては80.52円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(20日)

2023/07/20(木)


◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「中陰線」、売り方の強さを示唆(20日ロイター)

2023/07/20(木)16:25

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は前営業日比92円安と反落してはじまる。主に主力株の利益確定売りが影響

  • ネットフリックスの第2四半期決算が市場予想を下回り、株価下落がグロース株に影響

  • 午前中の取引では米株先物の軟調さと円高が日経平均を押し下げる要因となった

  • 午前中の東証プライム市場では売買代金は1兆5,805億1,800万円で、値上がりが538銘柄、値下がりが1,213銘柄

  • 後場の日経平均は300円安で推移、半導体関連株やソフトバンクグループが下げ幅を縮小

  • 海運株がプラスに転じる一方で、インバウンド関連は失速

  • マザーズ総合と東証グロース市場指数は共に反落

  • 日経平均の終値は3万2,490円52銭、市場では2,538円21銭の5日移動平均線と3万2,925円24銭の25日線の狭いレンジを動く見通し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 20日 ロイター]
<08:29> 寄り前の板状況、SGホールディングスが買い優勢 鶴見製は売り優勢

<09:15> 日経平均は反落で寄り付く、利益確定売りが優勢 ネトフリ決算も重し
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比92円68銭安の3万2803円35銭と、反落した。日経平均は前日に400円超高となったこともあり、きょうは反動から主力株を中心に利益確定の売りが先行している。TOPIXは前日終値近辺。19日に米動画配信サービス大手ネットフリックスが発表した第2・四半期決算は売上高が市場予想を下回り、時間外取引で株価が下落。東京株式市場でのグロース株の重しとなっている。個別では、主力株はアドバンテスト 、東京エレクトロンソフトバンクグループなどが軟調。半面、KDDI、アステラス製薬が小じっかり。東証33業種では、空運、鉄鋼、不動産などの18業種が値上がり。半面、精密機器、電気機器、保険などの15業種が値下がりとなっている。

<10:28> 日経平均は一時200円超安、寄与度大きい銘柄の下げが重し
日経平均は一時200円超安に下げ幅を拡大した。テクニカル的には、3万2900円台前半を通る25日移動平均線が抵抗線になっているとの見方がある。プライム市場の値上がり銘柄数は午前10時15分時点で51%なのに対し、値下がりは42%と値上がり数の方が多い。TOPIXバリュー指数のほぼ横ばいに対し、グロース指数は0.5%安となっており、グロースの下げが重しになっている。アドバンテストやファーストリテイリングといった指数寄与度の大きい銘柄の下落が目立つ。東京エレクトロン、ソフトバンクグループを含む4銘柄の下げは100円程度、日経平均を押し下げている。日経平均の0.6%安に対し、TOPIXは0.1%安程度となっている。空運や陸運といったインバウンド関連は小じっかり。6月の訪日外国人客数は2020年2月以降で初めて200万人を突破したと伝わっており「客数の堅調な回復が買いを後押ししている」(国内証券のストラテジスト)という。

<11:45> 前場の日経平均は反落、米株先物安が重し 前日高の反動も
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比374円15銭安の3万2521円88銭と反落した。米株先物の軟調な推移が重しになった。半導体関連株など寄与度の大きい銘柄が下落し、指数を押し下げた。前日に上昇していたこともあり、反動の売りも出た。日経平均は92円安で寄り付いた後も徐々に水準を切り下げ、一時391円安の3万2504円76銭に下落した。前日の米国市場では株高だったが、時間外取引の米株先物が軟調に推移したことが嫌気された。ドル/円が139円前半へと朝方に比べ円高方向に振れたことも、投資家心理の重しになった。アドバンテストやファーストリテイリングといった指数寄与度の大きい銘柄の下げが目立った。東京エレクトロン、ソフトバンクグループを含む4銘柄の下げは150円程度、日経平均を押し下げた。日経平均は前日に400円上昇しており、戻り待ちや利益確定の売りも出た。朝方にはプライム市場の値上がり銘柄数は値下がり銘柄より多かったが、前引けにかけてマイナスに転じる銘柄が増えた。市場では「今後、製造業決算が始まるほか、来週には中銀の会合を控えており、基本的には様子見姿勢が強い」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との声が聞かれた。TOPIXは0.69%安の2263.34ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5805億1800万円だった。東証33業種では、値上がりは鉄鋼や鉱業、不動産など8業種で、値下がりは精密機器や電気機器、保険など25業種だった。SMCやキーエンス、ファナックは軟調な一方、日産自動車は堅調だった。NTTは小じっかり。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが538銘柄(29%)、値下がりは1213銘柄(66%)、変わらずは84銘柄(4%)だった。

<13:16> 後場の日経平均は下げ渋り、半導体株が下げ縮小
後場の日経平均は300円安の3万2500円台後半で下げ渋っている。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連株やソフトバンクグループが前引け時点に比べやや下げ幅を縮小している。市場では「きょうの下落は前日の上げの反動もあったが、ひとまず、いいところまで売られたということだろう」(国内運用会社のファンドマネージャー)との声がある。業種別では、海運株がプラスに転じた。「未だにバリュエーションが低い一方、配当利回りは悪くなく、個人投資家の人気は根強い」(国内証券のアナリスト)とみられている。一方、インバウンド関連は失速気味。朝方には6月の訪日外客数が200万人を超えたことが好感されたが「サプライズというほどではなく、株高の持続力は限られた。ただ、中国からの訪日客数には伸びしろがあり、この先の株価には上値余地もありそうだ」(同)との見方が聞かれる。

<15:32> 新興株はマザーズが反落、大型株に連れ安
新興株式市場は、マザーズ総合が1.58%安の776.98ポイントと反落した。大型株の下落に連れ安する形で、3日ぶりに反落した。東証グロース市場指数は前営業日比1.39%安の992.53ポイントだった。個別では、モンスターラボホールディングスやFPパートナー、GA technologiesが堅調。一方、ビジョナルやフリー、M&A総研ホールディングスが軟調だった。

<16:20> 日経平均・日足は「中陰線」、売り方の強さを示唆
日経平均・日足は「中陰線」となった。終値は3万2490円52銭。ローソク足の上下のヒゲは短く、売り方の強さが示唆された。市場では「若干の下振れはあるものの、日経平均は終値ベースで5営業日連続して5日移動平均線(3万2538円21銭=20日)と25日線(3万2925円24銭=同)の狭いレンジを動いた上に、売買代金が緩やかながらに減少傾向にあることを考えると、しばらくは25日線を上値抵抗線として推移する可能性が高い」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

ロイター

◆日本株市況クロージング=米主要決算を警戒し利益確定の動きが強まる(20日フィスコ)

2023/07/20(木)16:02

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 20日の日経平均は3日ぶりに反落し、32490.52円で取引を終えた

  • 米国市場の決算発表後のネットフリックスとテスラの下落が影響、東京市場でも売りが先行した

  • 目先の利益を確保する売りが優勢となり、日経平均は大引け間際に32462.86円まで下押した

  • 東証プライムでは値下がり銘柄が全体の7割近くを占めた

  • 鉱業、鉄鋼、不動産、海運など9業種が上昇、一方で精密機器、電気機器、機械、保険など24業種が下落

  • アステラス薬、SUBARU、住友不、KDDIが堅調だった一方、アドバンテス、ファーストリテ、東エレクが軟調

  • 米国市場は主要企業の決算が想定を上回る期待で相場が支えられ、ダウ工業株30種平均は35000ドルを回復した

  • しかし、テスラの時間外での下落などから東京市場では利益確定の動きが優勢

  • 東京市場は日米の金融政策決定会合の結果待ちの状況で、短期筋の売買に振り回される展開が続きそう

  • 市場エネルギーの減少傾向にあり、先月までの相場上昇の勢いはなく、目先レンジ内の動きにとどまると見ている投資家が多い

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

20日の日経平均は3日ぶりに反落。405.51円安の32490.52円(出来高概算11億2000万株)で取引を終えた。米国市場では決算を発表したネットフリックスやテスラが時間外取引で下落していたことから、東京市場でも半導体関連などに売りが先行した。また、日経平均は前日までの上昇で節目の33000円に接近してきたこともあって、目先の利益を確保する売りが優勢となり、日経平均は大引け間際に32462.86円まで下押した。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、鉱業、鉄鋼、不動産、海運など9業種が上昇。一方、精密機器、電気機器、機械、保険など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アステラス薬<4503>、SUBARU<7270>、住友不<8830>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が軟調で、この3銘柄で日経平均を150円近く押し下げた。

前日の米国市場は、今後発表される主要企業の決算が想定を上回る結果になることへの期待が相場を支え、主要株価指数は続伸。ダウ工業株30種平均は35000ドルを回復し、2022年4月以来の高値となった。しかし、テスラの時間外での下落などから本格化する決算を見極めたいとのムードのなか、東京市場では前日に大きく上昇した反動もあって利益確定の動きが優勢だった。また、円相場が一時1ドル=139円台前半へと円高方向に傾いていたことも買い手控え要因につながったようだ。

東京市場は、来週に予定される日米の金融政策決定会合の結果待ちの状況で、全般は模様眺めムードの強い展開が続くだろう。このため、企業決算や経済指標などを受けた短期筋の売買に振り回される展開が続きそうだ。また、関係者からは、売買代金など市場エネルギーが減少傾向にあり、先月までの相場上昇の勢いはなくなってきているだけに、目先レンジ内の動きにとどまりそうだと見ている投資家が多いようだ。

フィスコ

◆日経225先物(引け後コメント)=米ハイテク決算に対する不透明感からロングを圧縮

2023/07/20(木)18:32

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は前日比570円安の3万2410円で取引を終了、売りが先行した取引となった

  • 前日のナイトセッションで一時3万3000円を回復したものの、ネットフリックスとテスラの決算後の軟調な推移が利食いを引き起こした

  • アドバンテストが4%を超える下落で日経平均株価を下押し、円相場の一時的な円高振れも重荷となった

  • 米株先物はNYダウ先物が小幅に上昇する一方、ナスダック100先物は110ポイント超の下落、テスラの下落が影響した

  • NT倍率は先物中心限月で14.35倍に低下、ボリンジャーバンドの-1σを下回り、短期的な売りが入りやすい状況

  • 日経225先物の取引手口では、ABNクリアリン証券、SBI証券、UBS証券が買い越し、一方、ドイツ証券、野村証券、JPモルガン証券、ソシエテジェネラル証券が売り越し

  • TOPIX先物ではABNクリアリン証券、BNPパリバ証券、大和証券、ゴールドマン証券が買い越し、一方、ドイツ証券、モルガンMUFG証券、JPモルガン証券が売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 32410 -570 (-1.72%)
TOPIX先物 2258.5 -26.5 (-1.15%)

 日経225先物(9月限)は前日比570円安の3万2410円で取引を終了。寄り付きは3万2790円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2880円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万2840円まで下げ幅を縮めたものの上値は重く、次第に断続的な売りに押される展開となった。前場終盤にかけて下げ幅を広げると、ランチタイムで3万2450円まで売られ、後場は3万2450円~3万2570円処で保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを下放れ、3万2410円と本日の安値で取引を終えた。

 日経225先物は19日の取引終了後のナイトセッションで一時3万3000円を回復したことで、いったんは達成感が意識されやすい面はあった。また、米国では金融株の決算後の強い値動きが目立っていたが、一方でオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング<ASML>が5%を超える下落となっていた。これに加えて、取引終了後に決算を発表したネットフリックス<NFLX>とテスラ<TSLA>が、時間外取引で軟調な推移となったこともあって、ハイテク株主導で利食いが強まったようだ。

 アドバンテスト <6857> [東証P]が4%を超える下落で日経平均株価を下押す格好となった。為替市場では円相場が一時1ドル=139円前半と円高に振れていたことも重荷となり、短期筋のショートを誘った。日経225先物は25日移動平均線を捉えたものの、結局は前日のリバウンド分を帳消しにしており、ボリンジャーバンドの-1σとのレンジ推移だった。

 グローベックスの米株先物はNYダウ先物が小幅に上昇する一方で、ナスダック100先物は110ポイント超の下落で推移している。テスラの下落を織り込む格好だが、ハイテク主導で弱含むようだと、決算の発表本格化を迎えるなかでは様子見姿勢が強まりやすく、短期的な売買に振らる需給状況になりそうである。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.35倍に低下した。ボリンジャーバンドの-1σを下回ってきており、10日に付けた直近安値および-2σが位置する14.30倍辺りを意識した、NTショートが入りやすいだろう。

 手口面では日経225先物はABNクリアリン証券が2286枚、SBI証券が1290枚、UBS証券が392枚の買い越しに対して、ドイツ証券が1797枚、野村証券が1305枚、JPモルガン証券が1179枚、ソシエテジェネラル証券が501枚の売り越しだった。TOPIX先物はABNクリアリン証券が790枚、BNPパリバ証券が750枚、大和証券が739枚、ゴールドマン証券が631枚の買い越しに対して、ドイツ証券が1669枚、モルガンMUFG証券が1268枚、JPモルガン証券が1120枚の売り越しだった。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(20日ロイター)

2023/07/20(木)21:19

・EU、仏独の鉄鋼大手向け補助金を承認 炭素排出削減を支援
・英食品インフレ、小売部門の競争の弱さが原因ではない=当局
・台湾輸出受注、6月は前年比-24.9% AI需要で見通し改善も
・中国の若年失業率、46.5%に達した可能性 研究者が指摘
・J&J、通期利益引き上げ 抗がん剤と医療機器の好調見込む
・ボルボ・カーズ、一時要因の反動で第2四半期54%減益 需要堅調
・台湾TSMC、第2四半期23%減益 通年は10%減収見通し

・EXCLUSIVE-北朝鮮ハッカー集団、米IT企業のシステムに侵入=関係筋
・ウクライナ南部港湾に3夜連続攻撃、1人死亡・27人負傷=州知事
・中国、ウクライナからの輸入拡大と貿易協力強化の用意
・中国の対北朝鮮輸出額、6月は前月比6.6%減
・習主席、キッシンジャー氏と会談 中米関係改善に前向き姿勢
・台湾副総統の訪米阻止が優先事項=中国大使
・在イラク大使館襲撃は容認できず、職員は無事=スウェーデン外相
・ベラルーシ軍とワグネル戦闘員、ポーランド国境付近で共同訓練

・〔ロイター調査〕ECB、7月理事会で0.25%利上げへ 9月追加利上げ予想は半数強
・〔BREAKINGVIEWS〕テスラが背負う新たな重荷
・〔焦点〕英インフレ沈静化の兆し、ポンド上昇にも陰りか
・〔アングル〕インフレ下のインド、欧米ファストフードが値下げ競争
・〔アングル〕米兵が北朝鮮越境、非武装地帯は人気の観光地

・マーベル創業者、シンガポールに20億ドルの半導体製造工場を設立
・米FRB、即時決済システム近く稼働 消費者や小規模企業に恩恵
・印リライアンス金融部門、株価決定 時価総額200億ドルに
・中国不動産の万達子会社、S&Pが再び格下げ 資金繰り不安で

・台湾TSMC、第2四半期は23%減益 通年は10%減収見通し
・中国の若年失業率、46.5%に達した可能性 研究者が指摘
・〔海外規制フラッシュ〕米銀合併、厳格な審査必要=消費者金融保護局長
・日米韓が北朝鮮対応で高官協議、米は越境兵帰還へ取り組み表明
・グーグル、記者支援AIツールを模索 報道機関と交渉

・習主席、キッシンジャー氏と会談 「中米関係への歴史的貢献」称賛
・TikTok、欧州で研究用ソフト公開 EUの新IT規制を視野
・タイ首相指名選、ピター氏候補になれず 来週に再実施=議会副議長
・独生産者物価、6月は前年比+0.1% 20年12月以来の低い伸び
・BUZZ-南アランド、中銀会合控え小幅上昇

・中国人民銀、海外からの資金調達規則を緩和 元安抑制へ
・今年の中国成長率予想を5.1%に下方修正、第2四半期不調で=BofA
・中国の豪州産石炭輸入、6月も高水準 猛暑で電力需要拡大
・NZ最大都市で銃撃、容疑者含む3人死亡 サッカー女子W杯開幕控え
・中国のロシア産原油輸入、6月は過去最高 制裁対象の購入続く
・バグダッドのスウェーデン大使館で放火 コーラン燃やすデモに抗議

・台湾副総統の訪米阻止が優先事項=中国大使
・ウクライナ南部ミコライウに攻撃、少なくとも18人負傷=州知事
・米独禁当局、反対するM&A示した指針公表 テック注視を再確認

・豪就業者数、6月も予想以上に増加 利上げ観測強まる
・米テスラのマスクCEO、自動運転とロボットに楽観的
・ベトナム、燃料備蓄拡大計画を承認 投資額114億ドル

・カナダ港湾労組、スト通告を撤回 首相の危機対応会合開催で
・米連邦地裁、トランプ氏の申し立て棄却 米作家への性的暴行訴訟
・米政府、今年EV9500台の購入目指す 供給問題とコスト上昇に直面
・ブラジル中銀、理事による発言検閲の報道を否定

・中国主要国有銀、ドル売り・オフショア元買いのもよう=関係筋
・北朝鮮、越境の米兵士巡り沈黙 米軍の連絡に応じず
・中国人民銀、最優遇貸出金利を据え置き 予想通り
・富裕層向けウェルスマネジメント業界、合従連衡加速へ=シティ
・EXCLUSIVE-クレディ・スイス、中国証券部門で40人超削減へ=関係筋
・日米韓首脳会議、8月に米国で開催=韓国大統領府
・米議員、プライベートジェット機利用に増税提案へ 気候対策で
・バグダッドのスウェーデン大使館で放火 コーラン燃やすデモに抗議
・中国、米が半導体規制強化なら対抗 駐米大使が警告
・欧米・アジアで熱波収まらず、伊23都市に警報 ギリシャ山火事続く

・BHP、鉄鉱石の年間生産量が過去最高 コスト上昇を懸念
・印タタ、50億ドルで英にギガファクトリー建設へ JLRのEV電池
・仏産シャンパン、今年は国内外で販売減へ コロナ明けの熱気冷める
・日米韓首脳会議、8月18日にキャンプデービッドで開催=韓国通信社
・米有力エコノミスト、欧州委要職への就任辞退 仏大統領ら反対で
・イスラエル大統領、批判受け入れも生存権否定認めず 米議会演説
・グッチCEOが9月に退任、親会社ケリング幹部が暫定で引き継ぎへ
・米シェール開発は年末に向けて鈍化=米石油サービス大手2社
・ネットフリックス第2四半期、売上高が予想下回る 契約者は増加
・テスラ第2四半期、粗利益率が4年ぶり低水準 値引きが圧迫
・ブラジル財務省、23年の経済成長率予想を2.5%に上方修正
・バイデン氏支持がトランプ氏上回る、経済安定や中絶問題影響か=ロイター/イプソス調査
・ロシア、黒海で民間船舶を攻撃する恐れ=米ホワイトハウス
・中国の構造的政策手段、6月末時点の融資残高は9521億ドルに増加
・NZ最大都市で銃撃、容疑者含む3人死亡 サッカー女子W杯開幕控え
・ナスダック、4─6月実質利益が予想超え フィンテック重視が奏功
・ゴールドマン、第2半期利益は3年ぶり低水準 消費者部門の損失響く

・ロシア、ウクライナに向け航行の全船舶「軍事運搬船」と見なすと警告
・ドル高、先進国より新興国に打撃 資本流出や輸入物価高で=IMF
・英当局、米ブロードコムのVMウェア買収を暫定承認
・ユーロネクストの穀物が一段と高騰、ロシアの黒海船舶航行制限で
・IBM、第2四半期は予想下回る減収 企業のIT支出減で
・ユナイテッド航空、第2四半期利益は予想超え 海外旅行需要が追い風
・米中、気候変動の国際的取り組み積極関与で合意=ケリー大統領特使

ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]日銀7月会合での政策修正予想が後退、総裁のハト派継続で-サーベイ(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日本銀行の金融政策決定会合でのイールドカーブコントロール(YCC)政策の修正や撤廃を予想するエコノミストは約20%にとどまる

  • 植田和男総裁の金融緩和を続ける姿勢が、YCC政策の修正予想を抑えている

  • 今回の調査では、YCCの修正や撤廃が行われた場合、60%の人々がそれを「サプライズ」と認識すると回答

  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は、日銀が政策修正を迫られていないと指摘

  • オックスフォード・エコノミクスの長井滋人在日代表は、政策修正観測の強まりは市場参加者による自作自演と指摘

  • 一方、UBS証券の足立正道チーフエコノミストは、今回の会合でYCCの調整があると予想

  • 政策修正のタイミングについては、最も多かった見方は10月で、年内に行われるとの見方は約60%を占める

  • マイナス金利の解除については、全員が2024年以降を見込んでおり、40%以上が2025年以降と回答

  • 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、9月または10月の会合が日銀にとって動きやすいと指摘

  • 23年度のコアCPI見通しは前年比1.8%上昇から2%台に上方修正される公算が大きい

  • 24年度は反動で2.0%上昇からの下方修正が視野に入ると指摘

  • 大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、物価安定目標の実現に希望が持てるようになったものの、まだデータは十分にそろっていないと指摘

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日本銀行が今月に開く金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の修正や撤廃を決めると予想するエコノミストは2割弱となった。植田和男総裁のハト派姿勢が修正観測の後退につながる展開が続いている。
 ブルームバーグがエコノミスト50人を対象に12日から18日まで実施した調査によると、27日、28日の決定会合でYCCの修正または撤廃が決まると予想するエコノミストは9人で、比率は18%だった。6月会合前の前回調査では7月の政策修正を35%が見込んでいた。
 植田総裁は18日、持続的・安定的な2%の物価目標までに距離があるとの認識に変化がなければ、粘り強く金融緩和を続ける姿勢も変わらないと述べた。ハト派姿勢が不変であることを印象付けた総裁の発言を受けて、市場に広がっていた7月会合での政策修正観測は後退している。今回の調査では、6割が今月にYCC修正・撤廃が決まれば「サプライズ」と回答した。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は、10年国債利回りが日銀が上限に設定する0.5%を下回って推移し、円安進行が一服している中で、日銀は政策修正を迫られてはいないと指摘。「今回のタイミングであえて政策の修正に踏み切るだけの十分な理由がなく、政策は現状維持となろう」とみる。
 オックスフォード・エコノミクスの長井滋人在日代表は、最近の政策修正観測の強まりは市場参加者による自作自演とし、「経済ファンダメンタルズや日銀の政策ニーズという観点からは理解できない」という。市場機能が多少は改善し、日銀のコミュニケーションへの信頼も回復気味な中で、「あえてYCCの枠組みを触るサプライズを起こすことは費用対便益の収支が合わない」との見方を示す。
 一方、UBS証券の足立正道チーフエコノミストは、「今回はさすがにYCCの調整があるだろう」と予想する。あくまでも債券市場の副作用を軽減する措置だとし、今月の会合で動かなければ、「市場は植田総裁のハト派色を過度に織り込み、円安の進行や不動産価格の高騰など金融の不均衡を作り出すリスクを高めることになる」とみている。
 政策修正のタイミングは、10月が28%で最多となった。年内に行われるとの見方は合計で6割近くを占めた。一方、金融政策の正常化への第一歩と位置付けられるマイナス金利(現行マイナス0.1%)の解除については、全員が2024年以降を見込んでおり、4割超が25年以降と回答した。
 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、日銀はYCC修正後に円安が進行したり、その結果として追加修正を迫られることは避けたいと考えているだろうと指摘。「それゆえ7月よりも9月ないしは10月会合の方が日銀は動きやすく、またYCC修正を短期利上げと切り離すならば、物価予想改定時に当たらない9月の方が良いように思う」とみている。
 足元の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)は日銀の想定より上振れて推移している可能性が大きく、会合後に公表される新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)にも関心が集まる。複数の関係者によると、23年度のコアCPI見通しは現在の前年比1.8%上昇から2%台に上方修正される公算が大きい一方、上振れ幅が大きくなれば、24年度は反動で2.0%上昇からの下方修正が視野に入る。
 展望リポートで予想されるコアCPI見通しに関しては、回答したエコノミスト41人の中央値は、23年度が2.3%上昇、24年度が2.0%上昇となった。実績値が3.0%だった22年度を含めて、3年連続で日銀が目標とする2%を上回る形だ。
 大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、「従来よりも2%の物価安定目標の実現に希望は持てるようになったのは事実だ」という。その一方で、「価格転嫁と賃金上昇の持続力に確度を高めるには、まだデータは十分にそろっていない。当面は経済の下振れと物価の上振れリスクを見極める時間帯は続こう」との見方も示している。

関連記事
物価目標との距離不変なら、緩和継続姿勢も変わらず-日銀総裁
日銀の24年度物価見通し、2%近傍となる公算大きい-関係者

ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ

▶[NEWS]【コラム】踊るプライベートクレジット、さらにワイルドに-レン(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)06:49

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 規制強化が銀行業界に影響を与え、ヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE)投資会社に利益をもたらす

  • ノンバンクのライバルは資金調達において公開市場や投資銀行を迂回し、直接プライベートレンダーに行く傾向が増えている

  • プライベートクレジットの資産クラスは1兆5000億ドル(約209兆円)規模に達し、既存の債券市場を超えている

  • PE投資会社の多くがプライベートクレジット事業を展開しており、KKRはペイパルから最大400億ユーロ(約6兆2500億円)の後払い決済サービスローンを購入することで合意

  • プライベートクレジットへの投資は企業の株価に良い影響を与えており、特にアポロは株価が史上最高値を更新

  • 米国が新たな金融規制を導入すれば、大手銀行の自己資本比率要件が平均20%上昇し、ノンバンクが市場をさらに侵食する可能性がある

  • PE投資会社の伝統的なビジネスであるバイアウトの世界をプライベートクレジットが追い越す可能性もある

  • テクノロジー、メディア、通信分野のベンチャー企業向け融資の約4分の1はプライベートクレジットで賄われている

  • ブラックロックはスタートアップ企業向け融資の大手プロバイダーであるロンドンのクレオス・キャピタルを買収し、ソフトバンクもプライベートクレジット市場で貸し手になる計画を進めている

  • 不動産市場においてもプライベートレンダーが参入する余地があり、アポロはボノビアと結んだ10億ユーロの不動産取引について報道されている

  • プライベートクレジットの成功は米規制当局の寛容な姿勢によるものであり、規制当局はプライベートクレジットがシステムリスクをもたらすとは考えていない

  • プライベートクレジットの資産はわずか1年で約3000億ドル増加したが、それでも5兆4000億ドル規模の米銀行ローン市場と比較すると小規模である

  • 銀行が融資に消極的なこと、借り入れコストが高いこと、米経済が不況ではなくソフトランディングに向かっていること、規制当局が緩やかな姿勢を取っていることなどが、プライベートクレジット市場の拡大を後押ししている

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 規制強化が銀行のビジネスモデルをどう変えるか。こう尋ねられたJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、ヘッジファンドやプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社にとって朗報だとコメントした。
 「彼らは街で踊っている」と、ダイモン氏は14日、決算発表後のアナリストとの電話会見でノンバンクのライバルについて語った。
 最近は企業が資金を借りたい時、あるいは投資会社が買収資金を調達する必要がある時、公開市場や投資銀行を迂回(うかい)してプライベートレンダーに直行することが多い。
 資産クラスとしてのプライベートクレジットは既に1兆5000億ドル(約209兆円)規模に達し、ハイイールド社債やレバレッジドローンよりも大きくなっている。
 アポロ・グローバル・マネジメントやブラックストーンなどPE投資会社の幾つかは、大規模なプライベートクレジット事業を展開している。KKRはペイパル・ホールディングスから最大400億ユーロ(約6兆2500億円)のBNPL(バイ・ナウ・ペイ・レイター、後払い決済サービス)ローン債権を購入することに6月に合意した。
 デットファイナンスへの多角化に熱心だった業界にとって、これは画期的な出来事だった。
 株式市場は、プライベートクレジットへのエクスポージャーを持つ企業に対して確実に報いている。資産の70%以上をクレジットが占めるアポロの株価は上場来高値を更新。それに比べ、米レバレッジドローン番付のトップに位置するバンク・オブ・アメリカ(BofA)の株価は低迷している。
 米国で新たな金融規制が導入されれば、ダイモン氏の言う踊るプライベートクレジットと借り手のダンスはますますワイルドになるだろう。大手銀行の自己資本比率要件は平均20%引き上げられるかもしれない。銀行が融資基準を厳しくすれば、ノンバンクがさらに侵食する可能性もある。
 実際、PE投資会社の伝統的なビジネスである3兆ドル規模のバイアウトの世界を、プライベートクレジットが追い越せない理由はない。機会は多数ある。
 ベンチャー企業への融資について考えてみよう。デロイトによると、テクノロジー・メディア・通信分野の昨年の案件でプライベートクレジットの採用は全体の4分の1近くを占めた。
 ブラックロックは先月、スタートアップ企業向け融資の大手プロバイダーであるロンドンのクレオス・キャピタルを買収した。世界最大のベンチャーキャピタル(VC)ファンドを手掛けるソフトバンクグループも、プライベートクレジット市場で貸し手になる計画を進めている。

ブラックロック、プライベート資産のワンストップショップ目指す

 不動産はどうだろうか。パブリック市場での不動産に関する見方が悪化すれば、プライベートレンダーが参入し、自らの条件でローンを提供することができる。例えば、アポロが苦境にあるドイツの不動産オーナー、ボノビアと結んだ10億ユーロの不動産取引には、貸し手への隠れた手厚い優遇措置が含まれていたとブルームバーグ・ニュースが報じた。
 結局のところ、プライベートクレジットの成功を支えているのは、米規制当局の寛容な姿勢だ。米政府はこうした影の金融機関(シャドーバンク)がシステミックリスクをもたらすとは考えていない。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が5月に公表した金融安定報告は、こうした規制当局の姿勢をよく表している。FRBはプライベートクレジットファンドのロックアップ期間は通常5-10年であり、最もレバレッジの高いファンドでも過度に高レバレッジではないと指摘した。
 言い換えれば、このセクターが不透明でローンのデフォルト(債務不履行)リスクの評価が難しいと規制当局が認めているにもかかわらず、問題はないということだ。
 プライベートクレジットが、ソフトバンクGを含め誰もが飛びつきたがる市場のブームになっていると感じる人もいるかもしれない。わずか1年足らずで資産は約3000億ドルも膨れ上がった。しかし、すべては相対的なものだ。例えば、5兆4000億ドル規模の米銀行ローン市場と比べればこの資産クラスはまだ小規模だ。
 今のところ、全てがプライベートクレジットに有利に進んでいる。銀行が融資に消極的なこと、借り入れコストが高止まりしていること、米経済が不況ではなくソフトランディングに向かっていること、そして何よりも、規制当局が青信号を出していることが、融資需要を支えている。プライベートクレジットの未来は明るい。

(シュリ・レン氏はブルームバーグ・オピニオンのアジア市場担当コラムニストです。インベストメントバンカーとしてキャリアを積んだ後、バロンズにマーケット関連の記事を執筆していました。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)

原題:Private Credit’s Dancing in the Streets Gets Wilder: Shuli Ren(抜粋)
This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.

関連記事
ジェイミー・ダイモン氏、ノンバンクのライバルは「街で踊っている」
KKRが最大400億ユーロ取得で合意、米ペイパルのBNPL融資債権
米大手銀、世界標準バーゼル3より厳しい住宅ローン資本規制に直面

ブルームバーグ
モルガンスタンレー
モルガンスタンレー
ブルームバーグ

▶[NEWS]債券は上昇か、物価減速で英米長期金利低下-政策修正警戒で上値限定(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)07:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 英国の消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、20日の債券相場は上昇が見込まれる

  • しかし、日本銀行が月末に開く金融政策決定会合で政策修正を行う可能性への警戒感が上値を抑制する

  • 三菱UFJ国際投信債券運用部の小口正之氏は、日銀の政策修正観測は後退しており、債券相場は安定すると予想

  • 小口氏は、日銀が政策修正を行う可能性について、今回の会合がチャンスであり警戒感が残ると述べる

  • 新発10年物371回債利回りの予想レンジは0.435~0.465%、先物中心限月9月物は147円74銭~148円11銭

  • 先物夜間取引で9月物は19日の日中取引終値比8銭高の147円89銭で引けた

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 20日の債券相場は上昇が予想される。英国の消費者物価指数( CPI)が予想を下回ったことを受け、英米市場で長期金利が低下した流れを引き継ぐ。日本銀行が月末開く金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感が残っており、上値は限定的となりそうだ。
 三菱UFJ国際投信債券運用部の小口正之氏は、日銀の政策修正観測はやや後退しており債券相場は底堅く推移すると予想する。ただ、「今後の政治日程を考えると、日銀が政策修正をやるとすれば今会合はチャンスであり、一定の警戒感は残る」と語る。
 新発10年物371回債利回りの予想レンジは0.435~0.465%(19日は0.46%)、先物中心限月9月物は147円74銭~148円11銭(19日は147円81銭)。
 先物夜間取引で9月物は19日の日中取引終値比8銭高の147円89銭で引けた。

日銀オペ
対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下。前回の買い入れ額はそれぞれ4250億円、4500億円、6750億円、2000億円
・10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを毎営業日実施
・債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続
・備考:日銀: 国債買い切りオペ、指し値オペ応札額はゼロ

関連記事
英6月インフレ率7.9%、1年余りで最低-金利ピーク6%割れ観測

【米国市況】株は続伸、利上げサイクル終了への期待-アップル上昇
【欧州市況】株上昇、英インフレ減速に反応-英国債は大幅上昇
米住宅着工件数、6月は減少も安定化の兆し-予想は下回る
日銀7月会合での政策修正予想が後退、総裁のハト派継続で-サーベイ

ブルームバーグ
ぶブルームバーグ

▶[NEWS]ウォール街の「弱者」ウェルズF、資本市場シェアが3年半ぶり高水準(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)07:48

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ウェルズ・ファーゴの2023年第2四半期のトレーディング・ディールメーキング市場シェアが3年半ぶりの高水準に

  • CEOチャーリー・シャーフの就任以来、資本市場シェアが5.7%と前年同期の4%から増加、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、BofA、モルガン・スタンレー、シティグループは依然上回る

  • 投資銀行業務と株式・債券の収入が大幅に伸びたのはウェルズ・ファーゴだけ

  • CFOマイク・サントマッシモはテクノロジーと人材への投資が顧客の商品イメージを広げ、さらなる取引フローを生み出したと述べる

  • シャーフ氏とサントマッシモ氏はモルガン・スタンレーからジェフ・ホーガンをM&A共同責任者として迎え、これがプラスに作用したと語る

  • シャーフ氏はウェルズ・ファーゴのウォール街での地位向上を目指し、その一環として法人・投資銀行部門を自身直属に分割

  • ウェルズ・ファーゴはM&A助言で初めてトップ10に入る一方、投資銀行・トレーディング収入ではJPモルガンの86億ドルを下回る19億ドルで、さらなる成長余地あり

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米銀ウェルズ・ファーゴの今年4-6月(第2四半期)のトレーディング・ディールメーキング市場シェアは3年半ぶり高水準となった。ウォール街でより手強いプレーヤーになることを目指すチャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)にとって重要な節目となった。
 ウェルズ・ファーゴの米銀上位6行の間での資本市場シェアは4-6月期に5.7%と、シャーフ氏がCEOに就任した2019年10-12月(第4四半期)以来の高さとなった。前年同期は4%だった。ただ、シェアはなおJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス・グループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、モルガン・スタンレー、シティグループを下回っている。
 投資銀行業務と株式・債券の収入をいずれも大幅に伸ばしたのはウェルズ・ファーゴだけだった。
  マイク・サントマッシモ最高財務責任者(CFO)は先週、4-6月期のトレーディングについて、「テクノロジーと人材への投資がもたらした恩恵を反映しており、このおかげでわれわれは顧客の商品イメージを広げ、さらなる取引フローを生み出すことができた」と述べていた。
 またシャーフ氏とサントマッシモ氏はモルガン・スタンレーからジェフ・ホーガン氏を最近獲得し、企業の合併・買収(M&A)グローバル共同責任者に起用したこともプラスに働いたとした。
 シャーフ氏は一連の不祥事を乗り越えて利益率を引き上げる自身の計画の一環として、ウォール街でのウェルズ・ファーゴの地位向上を目指している。同氏は法人・投資銀行部門を自身直属の部門に分割することから着手した。同行は昨年、M&A助言で初めてトップ10に入った。
 それでも4-6月の投資銀行・トレーディング収入でウェルズ・ファーゴは19億ドル(約2650億円)と、JPモルガンの86億ドルをなお大きく下回っており、さらなる成長余地があることは確かだ。

原題:Wall Street Underdog Wells Fargo Grabs Highest Share in Years(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]米FRB、来週にあと1回利上げで打ち止めへ-エコノミスト予想(20日ブルームバーグ)

2023/07/20(木)18:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米金融当局が昨年始めた利上げキャンペーンが終息すると多くのエコノミストが予想

  • 最新の調査では、FOMCがフェデラルファンド(FF)金利を0.25ポイント引き上げ、2001年以来の高水準になるとの見通し

  • インフレ指数PCEによる物価上昇圧力の緩和が示され、全エコノミストが9月のFOMC会合での金利据え置きを予想

  • パウエルFRB議長ら金融当局者が利上げ再開を示唆、FF金利はインフレ目標に十分近づいている

  • エコノミストのキャシー・ボストジャンシク氏とブルームバーグエコノミクスのチームは、来週の会合で利上げがほぼ確実と予想し、その後長期休止と予測

  • 2024年初頭に最初の利下げがあるかどうかで意見が分かれ、24年末までに4.25%に引き下げると見込まれている

  • 金融市場では、今年の利上げは確定的で、2024年末までに3.9%に引き下げられると見られている

  • ジェームズ・ナイトリー氏はインフレの鈍化が続いているものの、今年中の利下げは予想していないと述べた

  • 近くの調査では、今後1年以内に米国がリセッションになると予想したエコノミストが58%で、前回の63%から減少している

  • 持続的な雇用増や失業率の低水準、CPIの予想を上回る鈍化などが見られ、エコノミストの展望が前向きになりつつある

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 過去40年で最も積極的なインフレ退治の取り組みとして、昨年3月に現行の利上げキャンペーンを開始した米金融当局について、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合であと1回の追加利上げを決めて打ち止めにすると、エコノミストの大多数は予想している。
 ブルームバーグがエコノミスト45人を対象に13-18日に実施した最新調査では、FOMCが25、26両日の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き上げて5.25-5.5%と、2001年以来の高水準とするとの見通しが示された。
 当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数で物価上昇圧力の緩和が示され、ほぼ全てのエコノミストが9月19、20両日のFOMC会合での金利据え置きを予想。11月会合までにさらなる利上げを見込むのは5分の1にとどまった。    
 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする金融当局者は利上げを再開する方針を示唆している。FF金利はインフレ率を2%の当局目標に回帰させるのに十分景気抑制的と考えられる水準に近づいており、6月にはいったん利上げを休止していた。当局者は同月公表の四半期経済予測で、年内2回の追加利上げ見通しを示している。
 ネーションワイド・ライフ・インシュアランスのチーフエコノミスト、キャシー・ボストジャンシク氏は調査の回答で、「FOMCが来週の会合で利上げを決めるのはほぼ確実だ」と指摘。その上で、「パウエル議長らFOMC当局者は市場に混乱したメッセージを発しており、来週の記者会見は議長がもっと明確なガイダンスを示す機会として注目される」と話した。
 ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の米国担当チーフエコノミストであるアナ・ウォン、スチュアート・ポール両氏は「米金融当局が今月、0.25ポイント利上げに踏み切るのはほぼ確定的だが、消費者物価指数(CPI)が良好な内容だったことで、FOMCでは7月の利上げで打ち止めにすべきだとの主張を勢いづけるだろう。それはわれわれの基本シナリオとも合致する。BEでは、当局が今月の利上げ後、長期にわたり休止すると予想する」とコメントした。
 ブルームバーグが調査したエコノミストは、当局が年末まで金利をピーク水準に据え置くと見込んでいる。一方で、2024年1月に最初の利下げがあるかどうかでは意見が分かれている。4分の1余りが1月利下げ開始を予測するが、予想中央値では3月が利下げ開始の時期とされ、24年6月までに4.75%、同年末までに4.25%に引き下げられると見込まれている。いずれの数字も6月の前回調査時をやや上回る。
 他方、金融当局者は6月の経済予測で24年末時点のFF金利を4.5-4.75%と、一段と緩やかなペースでの利下げを予想していた。このほか、金融市場は今月の利上げをほぼ確かなものとして織り込むとともに、24年3月までに最初の0.25ポイント利下げがあり、同年末までに3.9%に引き下げられるとみている。
 INGフィナンシャル・マーケッツのチーフ国際エコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「インフレは引き続き急激な鈍化の方向にあるものの、われわれがかねて予想している利下げは年内にはないだろう」との考えを表明した。
 最新調査で今後1年以内に米国のリセッション(景気後退)を予想したのは58%と、6月の63%、4月の67%から減り、エコノミストが米経済の見通しに徐々に楽観的になっていることが示された。
 持続的な雇用増や、3.6%と歴史的低水準に近い失業率に加え、CPIの予想を上回る鈍化もあり、一部エコノミストの展望も前向きなものにシフトしている。

原題:Fed Seen Hiking Final Time to a 22-Year Peak in Economist Survey(抜粋)

ブルームバーグ


いいなと思ったら応援しよう!

日経225
サポートよろしくお願いします。サポートしていただいた分は書籍の購入などクリエイターとしての活動費に使い、有益な情報発信につなげていきたいと考えています。