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2023/08/01(火)=米株価主要3指数ともに上昇/日経平均は304.36円高の33476.58円/日経225先物は150円高の3万3410円で日中取引終了



―――【総まとめ】―――

  • 米国株式市場は続伸し、ダウ平均は100.24ドル高、ナスダックは29.37ポイント高で取引終了、主要ハイテク企業の決算期待や米追加利上げ観測の後退が相場を下支え

  • NY外為市場でドル・円は一時142円台68銭まで上昇後、142円27銭で引け、ユーロ・ドルは1.0995ドルで引け

  • 月末でのドル買いが優勢だったが、米7月シカゴ購買部協会景気指数の予想を下回る結果がドル買いを後退させた

  • ユーロ圏の4-6月期GDP速報値のプラス成長回復と米国経済の楽観的な見方がドル売りを一時強めたが、月末のドル買いに押された

  • NY原油先物9月限は続伸し、81.80ドルで終了、時間外取引では一時82.00ドルまで上昇、OPECの原油供給量減少との一報などを材料に

  • 日経平均は304.36円高の33476.58円で取引を終え、出来高は約16.7億株

  • 円安傾向と米国市場の好調が投資マインドを上向かせ、輸出関連株やハイテク株に買いが先行

  • トヨタの2023年4-6月期決算は市場予想を上回る営業利益1兆円で一時3%超の上昇を記録

  • 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が全体の6割近くを占める1000超

  • セクター別では29業種中銀行、保険、サービス、化学を除く全てが上昇

  • 米国市場での決算期待が東京市場にも波及し、円安傾向が買い安心感を引き起こす

  • 好決算のトヨタが一段高になり、その他の輸出関連株にも買いが波及

  • 日経225先物(9月限)は前日比150円高の3万3410円で取引終了、下げ幅を一時縮めたがトヨタ自動車の予想を上回る第1四半期決算発表が支援材料となり上げ幅広がる


―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/07/31(月)16:30~2023/08/01(火)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/02/02[半年前]16:30~2023/08/01(火)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/07/31(月)の経済指標結果


2023/07/31(月)の経済指標結果

◆2023/08/01(火)の経済イベント予定


2023/08/01(火)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(31日ロイター)

2023/08/01(火)03:07

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は上昇、原油高とコモディティー価格上昇によりエネルギー株や鉱業株が上昇

  • ハイネケンの業績見通し下方修正により飲料株は下落

  • 国内インフレ鈍化によりFTSE 100種指数は月間ベースで2.23%上昇、FTSE 250種指数も0.10%上昇

  • 8月3日にイングランド銀行が政策金利を0.25%ポイント引き上げると予想されているが、予想外の0.50%ポイントの利上げもあると見られる

  • 欧州株式市場は上昇、ユーロ圏のインフレ率鈍化とヘルスケア株上昇が貢献

  • STOXX欧州600種指数は7月に2.04%上昇、2カ月連続で上昇

  • ヘルスケア株指数は1.25%上昇、ノボノルディスクが肥満症治療薬を売り出したことが寄与

  • ハイネケンは8.0%下落、ベトナム景気減速と増益幅予想の下方修正が影響

  • ユーロ圏の国債利回りは安定、欧州中央銀行(ECB)の次の動きを見極める動きが続く

  • ユーロ圏の7月のインフレ低下に対する反応は薄い、独10年債利回りは1ベーシスポイント上昇の2.46%

  • ECBは0.25%ポイントの利上げを決定、次回理事会で利上げ一時停止の可能性あり

  • 日本銀行は長短金利操作(YCC)の運用柔軟化を決定、日本の投資家が多額の外国債を保有しているため影響を消化する動きが続く

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[31日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 小幅上昇して取引を終えた。コモディティー(商品)価格の上昇が支援材料となってエネルギー株や鉱業株が買われた。一方、オランダビール大手ハイネケンのさえない業績見通しを受けて飲料株は売られた。7月は国内のインフレが予想以上に鈍化したことを示す指標でリスク選好が高まり、FTSE100種指数は月間ベースで2.23%上げた。31日は原油高に加え、英政府が北海で100件以上の石油・ガス関連ライセンスを新たに認可する方針を発表したことも材料視されてFTSE350種石油・ガス株指数は1.29%上昇。大半の卑金属価格の値上がりを受けて鉱業株指数は0.93%上げた。一方、飲料株指数は1.19%安。ハイネケンが2023年決算の増益幅予想を下方修正したことが嫌気された。中型株で構成するFTSE250種指数は0.10%上昇した。今週は、8月3日にイングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を0.25%ポイント引き上げて5.25%にすることが広く予想されている。ただエコノミストや市場は、6月会合のように予想外の0.50%ポイントの利上げ決定が繰り返されるリスクもあると見ている。

<欧州株式市場>
 反発して取引を終えた。ユーロ圏のインフレ率が7月に鈍化したことが好感され、買い注文が優勢となった。ヘルスケア株が買われたのも相場を押し上げた。STOXX欧州600種指数は7月に2.04%上昇し、2カ月連続で上げた。欧州連合(EU)統計局が31日発表した7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比5.3%上昇と、上昇率は6月の5.5%から縮小。エネルギーと未加工食品を除くコアインフレ率も6.6%と、6月の6.8%から鈍化した。2023年第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比でプラス成長を回復した。ドイツはゼロ成長、イタリアはマイナス成長だった。ヘルスケア株指数はこの日1.25%上昇。デンマークの製薬会社ノボノルディスクが3.4%上げた。肥満症治療薬「ウゴービ」をドイツで売り出したことが材料視された。STOXXユーロ圏銀行株指数は0.22%高。EUの欧州銀行監督機構(EBA)が28日発表した銀行のストレステスト(健全性審査)の結果で、資本要件を満たせないと判定したのは審査対象70行のうち3行だった。オランダのビール大手ハイネケンは8.0%下げた。ベトナムの景気減速が23年上半期決算の利益を押し下げ、通期の増益幅予想を下方修正したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券>
 国債利回りが安定的に推移した。欧州中央銀行(ECB)の次の動きを見極めようとする動きが続く中、ユーロ圏の7月のインフレ低下を示すデータへの反応は薄かった。欧州連合(EU)統計局が発表した7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比5.3%上昇と、伸びは6月の5.5%から鈍化。エネルギーと未加工食品を除くコアインフレ率も6.6%と、6月の6.8%から鈍化した。独10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の2.46%。独2年債利回りはほほ横ばいの3.20%イタリア10年債利回りは1bp上昇の4.11%。独伊10年債利回り格差は163bpと、2bp縮小した。ECBは27日の理事会で、0.25%ポイントの利上げを決定。インフレ高止まりと景気後退懸念のはざまで政策決定者の見解が割れる中、次回理事会で利上げを一時停止する可能性に含みも残した。ラガルドECB総裁は、30日付の仏紙フィガロに掲載されたインタビュー記事で「政策金利の一段の引き上げもあり得るし、一時停止もあり得る」とし、「一時停止は、9月もしくはそれ以降にいつでも可能だが、必ずしも決定的なものではない」と述べた。日銀は27―28日に開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の運用柔軟化を決定。これまで10年金利の変動幅の上限を0.5%で厳格に抑制してきたが、連続指し値オペの利回りを1%へ引き上げて機動的に対応する。日本の投資家は多額の外国債を保有しており、国内資産の魅力が増せば欧州へのエクスポージャーを減らす可能性があるとの見方も出ており、欧州債券市場では日銀の決定の影響を消化する動きがなお続いている。日本の10年債利回りは31日の取引で0.612%と、9年ぶりの高水準を付けた。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/08/01(火)05:10

31日22:29 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「FRBの政策に関しては非常に良い方向」
「月次のインフレ率はかなり良好」
「インフレ低下は素晴らしいニュース」

※時間は日本時間

OANDA証券

―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:01日夜間取引終値=30円高、3万3290円

2023/08/01(火)06:03

 1日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比30円高の3万3290円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万3172.22円に対しては117.78円高。出来高は1万3955枚だった。

 TOPIX先物期近は2330.5ポイントと前日比3.5ポイント高、TOPIX現物終値比7.94ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        33290      +30    13955
日経225mini        33285      +25   222167
TOPIX先物        2330.5     +3.5    18397
JPX日経400先物      21095      +30    2220
マザーズ指数先物      773      -1     601
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(01日ブルームバーグ)

2023/08/01(火)06:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、次回のFOMC会合で利上げの一時停止を支持するか未定で、インフレ率を引き下げる可能性を指摘

  • 大手資産運用会社は、日銀が金融緩和の撤退を進めており、円を選好、一方、通貨戦略者は円の重しと指摘し、ドル・円相場が上昇すると予想

  • モルガン・スタンレーのストラテジストは、米国株が2019年と同じ上昇道筋をたどっていると見ているが、現在のバリュエーションがピークを超えつつあるとも指摘

  • 米欧の当局者は中国の半導体生産加速に懸念を強め、中国の拡大抑制戦略を議論、対策の時期は未定で全選択肢を考慮中

  • 2024年米大統領選挙の共和党指名争いでは、トランプ前大統領が圧倒的な支持率を保持、他候補者との大きな差があると世論調査で明らかに

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

9月の決断はまだ
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレ鈍化を示すデータは「素晴らしいニュース」だが、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げの一時停止を支持するかどうかは決めていないと語った。ヤフー・ファイナンスとのインタビューで同総裁は「次回の会合までに、さらにいくつかの重要なデータを得られる」と指摘。リセッション(景気後退)を招くことなくインフレ率を金融当局の目標まで引き下げる「黄金の道筋」をたどることは現時点で確実に可能だとの見解を示し、「われわれはかなり良い線を進んでいるように見える」と語った。

緩和脱却に賭け
大手資産運用会社は日本銀行が世界で最も大胆な金融緩和の実験から撤退する道を順調に歩んでいるとの確信を深めている。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)とUBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、インフレが高止まりする中、日銀が意外に早く国債利回りの制限を解除する可能性があるとの見方から、円を選好。RBCブルーベイ・アセット・マネジメントは日本国債のショートポジションを最大にしている。一方、日銀のYCC運用柔軟化は政策変更の「中途半端な試み」で、先行き円の重しになるだけだと、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は指摘。ドル・円相場について、1ドル=145円まで確実に上昇すると予想している。

2019年のような上昇相場
弱気派で知られるモルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は、米国株は29%上昇した2019年と同じ道筋をたどっているとの見方を示した。「今日のデータは、現在が政策主導の後期サイクル上昇相場であることを示唆している」とリポートで指摘。19年は連邦準備制度が金利据え置きの後に利下げをし、年末にかけてバランスシートを拡大させた。同氏はその上で、米連邦準備制度が19年の7月には既に利下げをしていたことや、現在のバリュエーションが当時のピークを上回る水準に既に近づいているなどの違いも挙げた。

新たな戦略議論
米欧の当局者らは、中国が旧世代半導体の生産を加速させていることについて懸念を強めており、中国の拡大を抑制する新たな戦略を議論している。バイデン米大統領は先端半導体について、中国の調達能力を広範に制御する措置を導入。しかし中国は、輸出禁止の対象ではない「レガシー半導体」製造工場に巨額の資金を投じることで、これに対抗した。中国が半導体を使って自国に優位な展開に持ち込むことを米国は警戒しており、なんとしても阻止する構えだと、関係者は話した。措置を講じる時期は決まっておらず、まだ情報収集の段階だが、全ての選択肢が議題に上がっているという。

圧倒的人気
2024年米大統領選挙の共和党指名争いでは、トランプ前大統領が支持率で他の候補者に圧倒的なリードを保っている。ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した世論調査で明らかになった。31日公表された同世論調査結果では、共和党予備選の有権者の間ではトランプ氏の支持率は54%。他の候補者では、フロリダ州のデサンティス知事が17%で2位につけ、ペンス前副大統領やニッキー・ヘイリー元国連大使、サウスカロライナ州のティム・スコット上院議員はいずれも3%となっている。

その他の注目ニュース
日銀の年内政策変更の予想は1割未満、YCC柔軟化で急減-サーベイ
UBS、最もリスクの高いクレディSのアジア顧客向けローンを処分へ
米四半期定例入札、発行規模1020億ドルに増額へ-市場に大量供給

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(01日ロイター)

2023/08/01(火)06:25

・米銀、第2四半期に融資基準引き締め ローン需要軟化=FRB調査
・米金融・債券市場=利回り小幅低下、雇用統計待ち
・NY外為市場=ドル指数小幅高、雇用統計に注目
・中南米金融市場=チリペソ下落、コロンビアは金利据え置き
・水の都ベネチアを「危機遺産」に、ユネスコが勧告 9月決定へ
・米国株式市場=小動き、7月は好調 企業の好決算や軟着陸期待で
・原油先物3カ月ぶり高値、供給逼迫懸念で 7月は約1年半ぶり大幅高
・エクソン、リチウム供給巡り協議 テスラ・フォード・VWなど=報道
・ニジェール、追放政権の2閣僚ら新たに拘束 大統領の動画公表
・ウクライナ中部ミサイル攻撃で4人死亡、ロシアも南東部で6人死亡と発表
・米、サウジ開催のウクライナ和平会議に出席へ=国務省報道官
・米商務長官、8月下旬に訪中=報道
・バイデン氏、アリゾナなど西部3州訪問 経済政策アピール
・欧州株式市場=反発、インフレ鈍化好感 ヘルスケア株買われる
・ロンドン株式市場=小幅高、月間も上昇
・IMF、承認済みニジェール融資まだ実施せず 政治情勢注視=報道官
・ミャンマー、総選挙延期を正式発表=国営テレビ
・パキスタン政治集会で爆発、死者45人に イスラム国が犯行声明
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り横ばい、ECBの動き見極め 日銀決定を消化
・ウクライナ産穀物輸出、クロアチアの港利用の可能性で合意=外相
・ロシア企業、従業員の安全を懸念 首都へのドローン攻撃で
・香港証取、中国事業リスクの明記義務を撤廃
・BUZZ-南アランド1%超安、低調な中国指標が圧迫 7月は5%超上昇
・FRB、次回会合に向け全ての選択肢排除せず=シカゴ連銀総裁
・メキシコGDP、第2四半期は0.9%増 市場予想と一致
・シティ、S&P500年末目標4600に引き上げ 軟着陸確率高まる
・ウクライナ中部にロシアのミサイル攻撃、少女ら4人死亡=当局者
・ロシア、サウジで予定のウクライナ会合の目的把握する必要=報道官
・経営難の米トラック運送イエロー、経済全体の問題でない=CEA委員長

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(01日ロイター)

2023/08/01(火)06:24

●バイデン氏、アリゾナなど西部3州訪問 経済政策アピール
バイデン米大統領は8月7━10日、2024年米大統領選で激戦州となる西部アリゾナ州のほか、ニューメキシコ、ユタの計3州を訪問する。好調な米経済成長をアピールし、米インフレ抑制法(IRA)など、政権が最近成立させた一連の法案が将来の雇用や成長に結びつくと説明する見通し。

●FRB、次回会合に向け全ての選択肢排除せず=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は31日、連邦準備理事会(FRB)は景気後退(リセッション)を引き起こすことなくインフレを引き下げることについて、かなりうまくバランスを取って政策を運営しているとの見方を示し、9月の次回決定会合に向け、一段の金融引き締めが適切か判断するためにデータを注視していくと語った。

●シティ、S&P500年末目標4600に引き上げ 軟着陸確率高まる
金融大手シティグループは、米S&P総合500種の2023年末時点の目標水準を15%引き上げ、4600とした。米経済のソフトランンディングの可能性が高まっているほか、企業業績が上向くと想定した。

●ウクライナ中部にロシアのミサイル攻撃、少女ら4人死亡=当局者
ウクライナ当局によると、ウクライナ中部ドニエプロペトロフスク州クリブイリフで31日、ロシアのミサイル攻撃があり、10歳の少女とその母親ら少なくとも4人が死亡した。また、5人の子どもを含む53人が負傷した。

●ロシア企業、従業員の安全を懸念 首都へのドローン攻撃で
ロシアの首都モスクワ市中心部がドローン(無人機)による攻撃を受けたことで、企業にとって従業員の安全性懸念が高まっている。

●ウクライナ産穀物輸出、クロアチアの港利用の可能性で合意=外相
ウクライナのクレバ外相は31日、クロアチアのラドマン外相と会談し、ウクライナ産穀物の輸出にクロアチアの港を利用する可能性を巡り合意したと明らかにした。

●ニジェール、追放政権の2閣僚新たに拘束 大統領の動画公表
先週のクーデターで実権を握った西アフリカ・ニジェール軍事政権は31日、追放したバズム政権の鉱山相と石油相を新たに拘束したと発表した。これまでに内相や運輸相らも拘束されている。

●ミャンマー、総選挙延期を正式発表=国営テレビ
ミャンマー軍事政権は31日、2021年2月のクーデター時に今年8月までの実施を公約していた総選挙を正式に延期すると明らかにした。国営テレビが31日報じた。

●香港証取、中国事業リスクの明記義務を撤廃
香港証券取引所は、企業が上場を申請する際に提出する書類で、中国関連の事業リスクを明記する義務を8月1日から撤廃する。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(31日)

2023/08/01(火)06:28


米国市場(日本時間2023/08/01(火)06:28)

◆米国市場(31日日経)=NYダウ続伸、100ドル高、円安・原油高続く

2023/08/01(火)06:59

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米株式市場ではダウ工業株30種平均が0.3%上昇、ハイテク比率の高いナスダックも続伸。アップルやアマゾンの決算発表を控え手控えられたが、原油高を背景にシェブロンが買われた

  • NY債券市場では長期債相場が小幅に反落。注目の経済指標発表を控え、売りが優勢に

  • NY外国為替市場で円は反落し、1ドル=142円20〜30銭で取引終了。日銀が臨時国債買い入れを実施し、金利上昇抑制を示したと受け取られ、円売り・ドル買いが広がった

  • NYMEXでは原油先物相場が3日続伸。OPECの原油供給量減少と報じられ、原油供給が減少する見方が相場を支えた。金先物相場も続伸

  • アップルが23年4-6月期の決算発表に注目。3四半期連続の減収減益予想も、新興国市場への期待あり。iPhoneの新機種発売遅延の観測がある一方、巨大な時価総額の動向がマーケットに大きな影響を及ぼす可能性も

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前週末比100ドル24セント(0.3%)高の3万5559ドル53セントだった。アップルアマゾン・ドット・コムなど大手ハイテク企業の決算発表を控え、積極的な売買は手控えられた。原油高を背景にシェブロンが買われた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。

債券
ニューヨーク債券市場で長期債相場は小幅に反落した。長期金利の指標となる表面利率3.375%の10年物国債利回りは前週末比0.01%高い(価格は安い)3.96%で終えた。7月の雇用統計など注目度の高い経済指標の発表を控えるなか、持ち高調整を目的とした売りがやや優勢だった。

為替
ニューヨーク外国為替市場で円は反落し、1ドル=142円20〜30銭で取引を終えた。同日の東京外国為替市場で日銀が臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施したことから、日銀が金利上昇を抑制する姿勢を示したと受け止められ円売り・ドル買いが広がった流れを引き継いだ。

商品
31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日続伸した。ロイター通信が31日、7月の石油輸出国機構(OPEC)の原油供給量が減少したと報じた。米国内外で原油供給量が減少するとの見方が相場を支えた。ニューヨーク金先物相場は続伸した。

ワンポイント
アップルが3日に予定する23年4〜6月期の決算発表に注目が集まっています。現時点の市場予想では3四半期連続の減収減益。中国の景気回復の遅れが響くとみられる一方で、新興国市場の伸びに期待する向きもあります。有機ELパネルの調達の遅れから、スマートフォン「iPhone」の新機種発売を一部遅らせるとの観測が浮上している、という気がかりなニュースも出てきました。時価総額3兆ドルを超える「巨人」の足元が揺らげば、マーケットに与える影響も大きくなりそうです。

【関連記事】
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日経

◆31日の米国市場ダイジェスト=米国株式市場は続伸、月末調整も主要ハイテクの好決算期待が下支え

2023/08/01(火)07:47

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場は続伸し、ダウ平均は100.24ドル高、ナスダックは29.37ポイント高で取引終了

  • 主要ハイテク企業の好決算期待が市場を支える一方、エネルギーセクターは上昇、医薬品・バイオテクセクターは下落

  • フィンテックのソーファイ・テクノロジーズ、半導体メーカーのオン・セミコンダクター、再生可能燃料会社のシェブロンは予想を上回る決算結果を発表し上昇

  • 玩具メーカーのハズブロとディズニーはアナリストの投資判断引き上げにより上昇、一方でフォードはアナリストの投資判断引き下げにより売りが続いた

  • レンタルカー会社のエイビス・バジェット・グループは決算発表後、好評な内容により一時的に大幅高となったが後に失速

  • NY外為市場でドル・円は一時142円台後半まで上昇後、142円27銭で引け、ユーロ・ドルは1.0995ドルで引け

  • 月末でのドル買いが優勢だったが、米7月シカゴ購買部協会景気指数の予想を下回る結果がドル買いを後退させた

  • ユーロ圏の4-6月期GDP速報値のプラス成長回復と米国経済の楽観的な見方がドル売りを一時強めたが、月末のドル買いに押された

  • NY原油先物9月限は続伸し、81.80ドルで終了、時間外取引では一時82.00ドルまで上昇

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:米国株式市場は続伸、月末調整も主要ハイテクの好決算期待が下支え

ダウ平均は100.24ドル高の35,559.53ドル、ナスダックは29.37ポイント高の14,346.02で取引を終了した。

月末の調整に伴い、まちまちで寄り付いた。その後も金利が上下するなか動意に乏しく売り買いが交錯、小動きに終始した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル終了に近づいたとの見方が根強く、さらに、今週発表される携帯端末のアップル(AAPL)などの主要ハイテク企業の好決算を期待した買いが下支えし、引けにかけて強含んだ。セクター別ではエネルギーが上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。

学生ローンなどを扱うフィンテック、ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)は第2四半期決算で内容が予想を上回ったほか、通期の見通しを引上げ上昇。半導体メーカーのオン・セミコンダクター(ON)は第2四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、見通しも予想以上となり、買われた。再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は四半期決算で純利益が四半期として過去2番目の高水準となったほか、1株利益も予想を上回った結果を受け、アナリストが投資判断を引き上げ上昇。

玩具メーカーのハズブロ(HAS)は、同社が6月末に売り出した「ロード・オブ・ザ・リング(映画シリーズ)」のマジックセットの強い需要が今週発表される第2四半期決算の内容を押し上げるとの分析をもとにアナリストが投資判断を引上げ上昇。エンターテインメントのディズニー(DIS)は、アイガー最高経営責任者(CEO)の後任候補として一時検討されていた元幹部のメイヤー氏、スタッグ氏を再び呼び戻す計画だとフィナンシャルズ・タイムズ紙が報じ上昇。一方で、自動車メーカーのフォード(F)はアナリストの投資判断引き下げを嫌気した売りが続いた。

レンタルカー会社のエイビス・バジェット・グループ(CAR)は取引終了後に決算を発表。内容が好感されて時間外取引で一時大幅高となったが、その後は失速している。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:ドル・円は一時142円台後半まで上昇、米国経済見通しを楽観視

7月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円68銭まで上昇後、142円00銭まで反落し、142円27銭で引けた。

月末でドル買いが優勢となったが、米7月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったため米国債利回りが低下に転じるとドル買いが後退した。

ユーロ・ドルは、1.1046ドルへ上昇後、1.0994ドルまで反落し、1.0995ドルで引けた。ユーロ圏の4-6月期GDP速報値のプラス成長回復を好感したユーロ買いや米7月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を下回ったためドル売りが一時強まった。その後、月末のドル買いの動きや7月ダラス連銀製造業活動指数が予想以上に改善するなど米国経済に楽観的な見方に伴うドル買いにおされた。ユーロ・円は157円28銭まで上昇後、156円36銭まで反落した。ポンド・ドルは、1.2873ドルへ上昇後、1.2828ドルまで反落。ドル・スイスは0.8730フランまで上昇後、0.8666フランまで反落した。


■NY原油:続伸で81.80ドル、時間外取引で一時82.00ドルまで上昇

NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:81.80 ↑1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+1.22ドルの81.80ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.13ドル-82.00ドル。アジア市場で80.13ドルまで下げたが、生産調整への思惑で押し目買いが入っており、通常取引終了後の時間外取引で一時82.00ドルまで買われた。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 32.00ドル +0.10ドル(+0.31%)
モルガン・スタンレー(MS) 91.56ドル -0.01ドル(-0.01%)
ゴールドマン・サックス(GS)355.87ドル +2.64ドル(+0.75%)
インテル(INTC) 35.77ドル -1.06ドル(-2.88%)
アップル(AAPL) 196.45ドル +0.62ドル(+0.32%)
アルファベット(GOOG) 133.11ドル +0.10ドル(+0.08%)
メタ(META) 318.60ドル -6.88ドル(-2.11%)
キャタピラー(CAT) 265.17ドル +4.74ドル(+1.82%)
アルコア(AA) 36.19ドル +1.43ドル(+4.11%)
ウォルマート(WMT) 159.86ドル -0.05ドル(-0.03%)
《ST》

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(01日夜間取引終了時点)

2023/08/01(火)07:10

●本文ここから--------------------------

 1日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比30円高の3万3290円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

34065.33円  ボリンジャーバンド3σ
33628.09円  ボリンジャーバンド2σ
33290.00円  1日夜間取引終値
33190.84円  ボリンジャーバンド1σ
33172.22円  31日日経平均株価現物終値
32968.00円  5日移動平均
32785.00円  一目均衡表・基準線
32753.60円  25日移動平均
32695.00円  一目均衡表・転換線
32657.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32316.36円  ボリンジャーバンド-1σ
31879.11円  ボリンジャーバンド2σ
31441.87円  ボリンジャーバンド3σ
31364.93円  75日移動平均
30790.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28844.85円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=3万3000円~3万3500円のレンジを想定

2023/08/01(火)08:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国市場では、NYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。主要ハイテク企業の決算期待や米追加利上げ観測の後退が相場を下支え

  • 一方、利益確定の売りも出やすく、動意薄の相場展開となった。S&P500業種別指数はエネルギー、耐久消費財・アパレル、小売が上昇、医薬品・バイオテクノロジー、食品・飲料・タバコ、商業サービス・用品が下落

  • シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は大阪比変わらずの3万3260円。一方、日経225先物(9月限)は日中比40円高の3万3300円で寄り付き、終盤は3万3290円でナイトセッションの取引を終えた

  • 日銀が長短金利操作(YCC)の柔軟化を決定したことにより、年内の政策変更はないとの見方が強まった。円相場は1ドル=142円台前半と円安に振れて推移

  • 米経済指標は、米利上げにもかかわらず経済はソフトランディングを達成できるとの期待を高めている。これが押し目買い意欲を強めている

  • アップルの決算については、有機ELパネルの量産遅れからiPhoneの新機種発売が遅れる観測が浮上。一方、サプライヤーであるフォックスコンがインドに2つの部品工場を建設予定との報道

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(3万3190円)を上回る推移。バンドは上向きで、+2σ(3万3630円)とのレンジに注目

  • VIX指数は13.63に上昇。しかし、25日移動平均線に上値を抑えられる形状なため、リスク選好に傾きやすい。NT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 33290 +30 (+0.09%)
TOPIX先物 2330.5 +3.5 (+0.15%)
シカゴ日経平均先物 33260 ±0
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 31日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。月末に伴い積極的にポジションを傾ける動きは限られ、利益確定の売りも出やすいなか、全体としては動意薄の相場展開となった。ただし、米追加利上げ観測の後退が相場を下支えしたほか、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>など主要なハイテク企業の決算期待を背景に押し目買い意欲は強く、終盤にかけて上げ幅を広げた。S&P500業種別指数はエネルギー、耐久消費財・アパレル、小売が上昇した一方で、医薬品・バイオテクノロジー、食品・飲料・タバコ、商業サービス・用品が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比変わらずの3万3260円だった。日経225先物(9月限)は日中比40円高の3万3300円で寄り付き、3万3230円まで売られた後はリバウンドを見せており、一時3万3360円まで買われた。ただし、米国市場同様、積極的な売買は手控えられ、概ね3万3270円~3万3360円の狭いレンジで推移し、3万3290円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きでの推移になりそうだ。日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を決定したことによって、年内の政策変更はないとの見方が台頭しており、円相場は1ドル=142円台前半と円安に振れて推移している。日銀トレードが一巡し、投資家の関心は米国の経済指標や、日米主要企業の決算へ移っているのだろう。

 このところの米経済指標は、米利上げにもかかわらず経済はソフトランディングを達成できるとの期待を高める内容となっており、楽観視はできないものの、押し目買い意欲は強そうだ。また、アップルの決算については、有機ELパネルの量産が遅れていることから、iPhoneの新機種発売を一部遅らせるとの観測が浮上している一方で、サプライヤーである台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループは、インドに2つの部品工場を建設する計画であることが関係者の話として報じられている。フォックスコンは今週にも正式発表する見通しのようであり、材料視されやすいだろう。

 日経225先物は小動きながらも、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3190円)を上回って推移を見せている。バンドは緩やかな上向きであり、+2σ(3万3630円)とのレンジに入ってくるかが注目されよう。そのため、オプション権利行使価格の3万3000円~3万3500円のレンジを想定しつつも、+1σが支持線として意識される局面では、レンジを切り上げてくることも意識しておきたい。

 VIX指数は13.63に上昇した。ただし、25日移動平均線に上値を抑えられる形状だったこともあり、リスク選好に傾きやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下した。緩やかながら下向きのトレンドを継続しており、75日線が抵抗線に変わるようだと、目先的には200日線が推移する14.12倍辺りを狙ったNTショートに向かわせそうだ。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:01日清算値=150円高、3万3410円

2023/08/01(火)15:17

 1日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比150円高の3万3410円で取引を終えた。出来高は5万244枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万3476.58円に対しては66.58円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(01日)

2023/08/01(火)



◆日本株市況クロージング=こう着ながらトヨタの好決算でセンチメント改善(01日フィスコ)

2023/08/01(火)16:20

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 1日の日経平均は304.36円高の33476.58円で取引を終え、出来高は約16.7億株

  • 円安傾向と米国市場の好調が投資マインドを上向かせ、輸出関連株やハイテク株に買いが先行

  • トヨタの2023年4-6月期決算は市場予想を上回る営業利益1兆円で一時3%超の上昇を記録

  • 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が全体の6割近くを占める1000超

  • セクター別では29業種中銀行、保険、サービス、化学を除く全てが上昇

  • 米国市場での決算期待が東京市場にも波及し、円安傾向が買い安心感を引き起こす

  • 好決算のトヨタが一段高になり、その他の輸出関連株にも買いが波及

  • 市場予想に届かない決算を発表した銘柄には持ち高調整の売りが優勢

  • 主要企業の決算発表が本格化し、良好な決算発表が続いているとの見方

  • 米国ではISM製造業景気指数やJOLTS求人件数の発表が予定されており、結果が強ければ東京市場の追い風に

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

1日の日経平均は続伸。304.36円高の33476.58円(出来高概算16億7000万株)で取引を終えた。日銀の臨時オペを受けて円相場が1ドル=142円台後半まで円安が進んだほか、前日の米国市場で主要株価指数が続伸したことも投資マインドを上向かせ、輸出関連株やハイテク株中心に買いが先行してスタート。また、午後1時25分に発表したトヨタ<7203>の2023年4-6月期決算は、営業利益が市場予想を上回る1兆円に達し、一時3%超の上昇となったことも投資家心理にプラスに働き、日経平均は大引け間際に33488.77円まで上伸した。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、銀行、保険、サービス、化学の4業種を除く29業種が上昇。電気ガス、海運、輸送用機器、医薬品の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、TDK<6762>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、ファナック<6954>、京セラ<6971>、キーエンス<6861>、三菱電<6503>が軟調だった。

前日の米国市場は、本格的な決算シーズンに入るなか業績期待が集まり、主要株価指数は上昇。この流れが東京市場にも波及した。日銀の金融政策会合後に警戒された円高リスクが払しょくされたことで、円安傾向にあることも買い安心感につながった。午後にはいると、好決算を発表したトヨタが一段高となったことで、他の輸出関連株にも買いが波及し、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。一方、市場予想に届かなかった決算を発表した銘柄などへは持ち高調整の売りが優勢だった。

東京市場は主要企業の決算発表が本格化している。概ね良好な決算発表が続いているとの指摘が聞かれるが、今後も主力企業の業績には注目が集まるだろう、また、米国では今夜、7月のISM製造業景気指数や6月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数の発表が予定されている。米国の経済指標が強い結果となれば、円安に弾みがつく可能性もあり、東京市場の追い風になることも想定される。

フィスコ

◆日経225先物テクニカルポイント(01日日中取引終了時点)

2023/08/01(火)16:10

●本文ここから--------------------------

 1日のTOPIX先物は前日清算値比6.5ポイント高の2333.5ポイントで取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

2364.32ポイント  ボリンジャーバンド3σ
2337.36ポイント  1日TOPIX現物終値
2334.81ポイント  ボリンジャーバンド2σ
2333.50ポイント  1日先物清算値
2306.40ポイント  5日移動平均
2305.29ポイント  ボリンジャーバンド1σ
2292.50ポイント  一目均衡表・転換線
2276.25ポイント  一目均衡表・基準線
2275.78ポイント  25日移動平均
2246.27ポイント  ボリンジャーバンド-1σ
2245.00ポイント  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
2216.75ポイント  ボリンジャーバンド2σ
2190.21ポイント  75日移動平均
2187.24ポイント  ボリンジャーバンド3σ
2144.50ポイント  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
2040.55ポイント  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=トヨタの決算がセンチメントを明るくさせる

2023/08/01(火)18:50

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は前日比150円高の3万3410円で取引終了、下げ幅を一時縮めたがトヨタ自動車の予想を上回る第1四半期決算発表が支援材料となり上げ幅広がる

  • 日経225先物は下値の堅さが意識され、円相場が円安に振れるなか、東京エレクトロンやファーストリテイリングなどの指数インパクトの大きい値がさ株が堅調に推移

  • ボリンジャーバンド+1σが支持線とされ、日米主要企業の決算や米国の経済指標を見極めるなか、+1σ水準からのロングエントリーを意識

  • NT倍率は14.31倍に上昇、NTショートの巻き戻しを狙った動きは限られる一方で、4営業日連続で陽線を形成しNTロングへの転換待ちの状況も意識されてきた

  • 日経225先物ではバークレイズ証券が買い越し、ゴールドマン証券が売り越しとなる一方、TOPIX先物では野村証券が買い越し、ビーオブエー証券が売り越しとなった

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 33410 +150 (+0.45%)
TOPIX先物 2333.5 +6.5 (+0.27%)

 日経225先物(9月限)は前日比150円高の3万3410円で取引を終了。寄り付きは3万3280円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3260円)にサヤ寄せする形で小動きで始まった。現物の取引開始直後に3万3190円まで下げたものの、同水準に位置するボリンジャーバンド+1を支持線として切り返し、前場終盤にかけて一時3万3430円まで上げ幅を広げた。ランチタイムで上げ幅を縮め、後場の取引開始直後には寄り付き水準まで軟化。しかし、予想を上回る第1四半期決算を発表したトヨタ自動車 <7203> [東証P]が一時3%を超える上昇を見せたことが支援材料となり、日経225先物は一時3万3470円まで上げ幅を広げた。終盤にかけて3万3400円~3万3470円と高値圏で保ち合い、3万3410円で取引を終えた。

 日経225先物は下値の堅さが意識されるなか、円相場が1ドル=142円台後半と円安に振れたこともあり、買い戻しが優勢となった。東京エレクトロン <8035> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が堅調なことに加え、トヨタの決算発表後の上昇がセンチメントを明るくさせた。ただし、前日に業績下方修正が嫌気されたファナック <6954> [東証P]は本日も弱含みで推移しており、指数の重荷となった。決算発表が本格化するなか、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、次第にスキャルピング中心の売買となりそうである。

 日経225先物は、支持線として意識されるボリンジャーバンド+1σが3万3248円処まで切り上がってきており、+2σは3万3705円に上昇してきた。日米主要企業の決算や米国の経済指標を見極めたいところだが、+1σ水準から節目の3万3000円処のレンジでは、その後のリバウンドを狙ったロングからのエントリーを意識しておきたいところだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.31倍に上昇した。75日移動平均線に上値を抑えられており、NTショートの巻き戻しを狙った動きは限られるようだ。ただし、トレンドは下向きながら、4営業日連続で陽線を形成しており、NTロングへの転換待ちの状況も意識されてきた。現在はボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ推移を継続しており、狭いレンジではあるが、-2σ接近ではNTショートの巻き戻しを想定したNTロングのポジション組成もありそうだ。

 手口面では、日経225先物はバークレイズ証券が1103枚、BNPパリバ証券が996枚、ドイツ証券が874枚、ビーオブエー証券が834枚、UBS証券が485枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が1690枚、HSBC証券が823枚、三菱UFJ証券が603枚、ABNクリアリン証券が478枚、日産証券が417枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は野村証券が1715枚、JPモルガン証券が1307枚、バークレイズ証券が1260枚、モルガンMUFG証券が1122枚、ドイツ証券が1059枚の買い越しに対して、ビーオブエー証券が3017枚、ソシエテジェネラル証券が1996枚、ゴールドマン証券が1191枚、UBS証券が444枚の売り越しだった。

株探ニュース

◆日経平均大引け【↑】=大幅続伸、好決算銘柄を中心に買い優勢 (8月1日)

2023/08/01(火)18:15

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は大幅続伸、3万3000円台半ばまで上昇

  • 米国では利上げ終了近しとの思惑が追い風に

  • 為替のドル高・円安進行が全体相場を後押し

  • 個別株は好決算銘柄を中心に物色意欲が旺盛

  • 商い活況で売買代金は4兆円台と引き続き高水準

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  33292.31
高値  33488.77(15:00)
安値  33203.88(09:10)
大引け 33476.58(前日比 +304.36 、 +0.92% )

売買高  16億7854万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆3076億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅続伸、3万3000円台半ばまで上昇
 2.米国では利上げ終了近しとの思惑が追い風に
 3.為替のドル高・円安進行が全体相場を後押し
 4.個別株は好決算銘柄を中心に物色意欲が旺盛
 5.商い活況で売買代金は4兆円台と引き続き高水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比100ドル高と続伸した。方向感に欠ける展開のなか明日以降に決算が発表される企業への期待が高まった。

 東京市場では、前日の米株高を受け、終始リスク選好の地合いとなり、日経平均株価は3万3000円台半ばまで水準を切り上げた。

 1日の東京市場は、主力ハイテク株をはじめ広範囲に物色の矛先が強まった。前日の米国株市場では米景気の底堅さが意識されるなか、引き続きFRBによる金融引き締めが最終局面にあるとの見方が広がり、NYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って上昇した。これを引き継いで東京市場でも朝方から買い優勢の地合いが続いた。外国為替市場ではドル高・円安が一段と進行しており、これが輸出セクターを中心に全体相場の上げ足を助長した。日経平均は後場に入っても先物主導でジリジリと上げ幅を拡大、大引けも300円あまりの上昇を維持しほぼ高値圏で着地している。個別株は決算発表を背景に明暗を分ける状況だが、好決算企業を中心に総じて物色意欲は旺盛だった。プライム市場の売買代金は前日には届かなかったものの4兆円台と高水準だった。

 個別では、売買代金トップに躍り出たソシオネクスト<6526>が大幅高。レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体関連の上昇が目立つ。トヨタ自動車<7203>が高く、川崎汽船<9107>など海運株も物色人気。日立製作所<6501>、三井物産<8031>なども値を上げた。エンプラス<6961>、テクノスジャパン<3666>はストップ高人気、キッセイ薬品工業<4547>も値を飛ばした。住友理工<5191>が商いを伴い急伸。キャリアデザインセンター<2410>も大幅高。
 半面、キーエンス<6861>が大きく値を下げ、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も下落した。ファナック<6954>も冴えない。双日<2768>が大幅安となった。メンバーズ<2130>、クイック<4318>、アイ・エス・ビー<9702>が急落、アイティメディア<2148>も大きく値を下げた。伯東<7433>、住友ファーマ<4506>の下げも目立つ。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、中外薬 <4519>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約175円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、京セラ <6971>、キーエンス <6861>、三菱電 <6503>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。

 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)海運業、(3)輸送用機器、(4)医薬品、(5)機械。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)銀行業、(2)保険業、(3)サービス業、(4)化学。

■個別材料株

△キャリアデザ <2410> [東証P]
 24年3月期業績予想と配当増額。
△日食品 <2892> [東証S]
 第1四半期大幅増益。
△日本調剤 <3341> [東証P]
 第1四半期営業益79%増で上半期計画を超過。
△テクノスJ <3666> [東証P]
 4-6月期営業7割増益。
△ブロードE <4415> [東証G]
 23年12月期業績予想を上方修正。
△キッセイ <4547> [東証P]
 4-6月期経常益の上期計画超過を材料視。
△住友理工 <5191> [東証P]
 24年3月期業績予想を上方修正。
△マキタ <6586> [東証P]
 第1四半期営業利益は7.1%の増益で着地。
△スミダコーポ <6817> [東証P]
 上期最終が3.4倍増益で着地・4-6月期も3.3倍増益。
△ラバブルMG <9254> [東証G]
 アジア向け越境EC支援のアジアンブリッジと資本・業務提携。

▼メンバーズ <2130> [東証P]
 4-6月期(1Q)最終は赤字拡大で着地。
▼アイエスビー <9702> [東証P]
 4-6月期(2Q)経常は32%減益。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エンプラス <6961>、(2)キッセイ <4547>、(3)テクノスJ <3666>、(4)マキタ <6586>、(5)住友理工 <5191>、(6)ソシオネクス <6526>、(7)スミダコーポ <6817>、(8)キャリアデザ <2410>、(9)日本調剤 <3341>、(10)牧野フ <6135>。
 値下がり率上位10傑は(1)メンバーズ <2130>、(2)アイエスビー <9702>、(3)クイック <4318>、(4)ITメディア <2148>、(5)手間いらず <2477>、(6)伯東 <7433>、(7)ベネ・ワン <2412>、(8)シミックHD <2309>、(9)住友ファーマ <4506>、(10)ポーラHD <4927>。

【大引け】

 日経平均は前日比304.36円(0.92%)高の3万3476.58円。TOPIXは前日比14.80(0.64%)高の2337.36。出来高は概算で16億7854万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1064、値下がり銘柄数は710となった。東証マザーズ指数は780.62ポイント(3.30ポイント高)。

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(01日ロイター)

2023/08/01(火)20:36

・ユーロ圏製造業PMI、7月改定は20年5月以来の低水準 生産低迷
・独製造業PMI、7月改定値は38.8 20年5月以来の低水準
・英製造業PMI、7月改定は今年最低 国内外で需要減退
・仏製造業PMI、7月は45.1へ低下、速報から上方改定
・6月のユーロ圏失業率、6.4%=EU統計局
・独失業者、7月は前月比4000人減と予想外の減少 失業率5.6%
・中国当局、中小企業の資金調達支援を強化へ
・モスクワに無人機攻撃、省庁入居の高層ビルが再び標的に

・〔焦点〕中国外相解任で広がる臆測、習体制への影響にも注目
・〔焦点〕中国のTPP加盟申請、最大のハードルは政治要因
・〔ロイター調査〕今年の原油価格弱含みか、OPECプラス減産でも需要伸びず
・〔ロイター調査〕ロシア中銀、インフレ加速で年内に追加利上げか

・スパイ対策に国民動員を、中国国家安全省が主張
・7月の独失業者数は前月比4000人減、失業率5.6%
・マスク氏のX、非営利団体を提訴 ヘイトスピーチ増加との指摘で
・BUZZ-南アランド、小幅続落
・ミャンマー軍事政権、スーチー氏に一部恩赦=国営メディア
・インド製造業PMI、7月は小幅低下も高水準 新規受注堅調

・豪中銀、2カ月連続で金利据え置き 追加引き締めの可能性も言及
・豪中銀の声明全文
・〔情報BOX〕豪中銀の政策金利の推移(1990年以降)
・HSBCの上期は大幅増益、目標引き上げ 最大20億ドル自社株買い
・インド財政赤字、4─6月期は4.51兆ルピー 通年目標の25.3%
・中国、台湾への武器援助巡り米に抗議 「軍事的共謀」やめるべき
・中国国家主席、軍の近代化加速を指示 人民解放軍記念日で演説
・スリランカCPI、7月は前年比6.3%上昇に急鈍化 食品下落
・豪中銀、政策金利を4.10%に据え置き 2カ月連続
・中国北京市、4日連続の豪雨 台風5号の影響続く
・モスクワへの無人機攻撃を阻止、1機は高層ビルに衝突=ロ国防省
・インドネシアCPI、7月は前年比+3.08% 予想とほぼ一致

・財新の中国製造業PMI、7月は49.2に低下 4月以来の50割れ
・中国新築住宅価格、7月は3カ月連続で小幅下落=民間調査
・原油先物は3カ月ぶり高値近辺、供給逼迫の兆しが支援
・中国碧桂園の株価下落、3億ドルの増資中止 「内部で検討必要」
・トルコ軍需企業、ウクライナで無人機の整備拠点建設に合意
・英当局、低い預金金利巡り銀行に説明要求 不当なら制裁も
・ミャンマー、総選挙延期を正式発表 非常事態宣言さらに延長
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・スリランカ、中期的にインフレ上振れリスク=中銀報告書
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・5月の米産油量、19年8月以来の高水準=EIA
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・パキスタン中銀、政策金利を22%に据え置き インフレ減速見込む
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・中国がドローン輸出規制、「安全保障」理由に
・豪住宅価格、7月は5カ月連続上昇 供給増で伸び鈍化
・サウジ第2四半期GDP、前年から大幅減速 非石油部門が支え
・コロンビア中銀が2会合連続で金利据え置き、9月か10月に利下げ開始か
・サウジ開催のウクライナ和平会議、ロシアも参加を=メキシコ大統領
・中国不動産開発の碧桂園、株式発行で3億ドル調達へ
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・米宇宙軍司令部、コロラド州が恒久的拠点に 前政権の移転案退ける
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・米、22年の対内投資審査が過去最多更新
・OPEC7月産油量は1年10カ月ぶり低水準、サウジ自主減産などで
・ステーブルコインのテザー、第2四半期末資産が過去最高の865億ドル
・米共和党デサンティス氏、経済演説で中国批判 FRBに注文
・鴻海、インドで5億ドルの部品工場計画 アップルに供給か=BBG
・ロング・ショート型ヘッジファンド、7月は売り持ち強制縮小で不振
・米、ロシア国内への攻撃奨励していない=ホワイトハウス
・米銀、第2四半期に融資基準引き締め ローン需要軟化=FRB調査

ロイター

▶[NEWS]FRB報告、米銀は融資基準を厳格化-貸し出し需要引き続き弱い(01日ブルームバーグ)

2023/08/01(火)04:03

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米連邦準備制度理事会の調査では、2023年第2四半期に融資基準が厳格化し、貸し出し需要が弱まったと報告

  • 中・大規模企業向けの商業・産業融資条件を引き締めた米銀行の割合は50.8%に上昇、前四半期の46%から増加

  • 3月以降に地銀4行が破綻したことで金融セクターが混乱、信用供与の抑制によるリセッション懸念が高まった

  • 経済統計では、経済が混乱にのみ込まれつつも底堅さを維持していることが示された

  • 中・大規模企業向けの貸し出し需要が弱まったと報告した銀行の割合は51.6%で、前四半期の55.6%から低下

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに実施する銀行の上級融資担当者調査では、4-6月(第2四半期)に融資基準が厳格化されたほか、貸し出し需要が引き続き弱かったことが報告された。銀行セクターのストレスが表面化する前に始まったトレンド継続が示された。
 31日に公表された同調査結果によると、中・大規模企業の商業・産業向け融資の条件を引き締めている米銀行の割合は50.8%に上昇。1-3月(第1四半期)は46%だった。
 3月以降に地銀4行が破綻したことで金融セクターは混乱し、金融機関が信用供与を抑制することで米経済がリセッション(景気後退)に陥るのではないかとの懸念が強まった。先週発表の4-6月国内総生産(GDP)をはじめ、経済が混乱にのみ込まれながらも底堅さを維持していることが、最近の経済統計で浮き彫りになった。
 調査ではまた、融資需要の弱さも示された。中・大規模企業の商業・産業向け貸し出し需要が弱まったと報告した銀行の割合は51.6%。前四半期の55.6%からは低下した。

原題:Fed Says US Banks Tightened Credit Further in Wake of Failures(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]日銀の年内政策変更の予想は1割未満、YCC柔軟化で急減-サーベイ(01日ブルームバーグ)

2023/08/01(火)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日本銀行がイールドカーブコントロール(YCC)政策の柔軟化を決定し、次の政策変更のタイミングが後ずれとの見方が広がっている

  • ブルームバーグの調査では、次の政策変更が2024年4月との見方が最も多く、年内に変更があるとの見方は7%にとどまった

  • 日銀が長期金利の変動上限を0.5%から1%に拡大し、連続指し値オペの水準を引き上げるなど、YCC政策を柔軟化した

  • 柔軟化後の長期金利が落ち着く水準については、調査による中央値が0.70%

  • 次回の政策変更に関しては、多数のエコノミストが「YCCの撤廃」を予想している

  • 短期金利の引き上げについては全員が2024年以降を予想、43%は2025年以降を見込んでいる

  • BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、今回の措置はマイナス金利の撤廃に向けた布石も目的の一つとの見方を示している

  • 植田総裁は会見で、柔軟化によって金融市場のボラティリティーを極力抑えると発言、為替市場のボラティリティーも考慮している

  • みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、日銀が今後警戒すべきは「円売りによる挑発」と述べており、1ドル=145円以上では全ての会合が結果次第になると考えた方が良いとの見解を示している

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日本銀行が先週の金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の柔軟化を決定したことを受け、エコノミストが想定する次の政策変更のタイミングが大きく後ずれしている。
 ブルームバーグがエコノミスト42人を対象に7月31日に緊急に実施した調査によると、次の政策変更は次回の9月会合がゼロとなり、10月と12月を合わせて年内は7%にとどまった。最多は2024年4月の27%となった。7月会合前に実施した調査(50人が回答)では、年内の見方が過半の58%で、最多は今年10月の28%だった。
 日銀は28日の会合で、連続指し値オペの水準を引き上げ、長期金利の変動上限を従来の0.5%から事実上1%に拡大するYCC政策の柔軟化を決めた。会見で植田和男総裁は、物価の上振れリスクに前もって手を打ったもので、金融政策の正常化に向けた措置ではないと繰り返した。
 昨年12月に続くYCCの修正となり、事実上のYCC終了を意味するかとの問いには「いいえ」が55%、「はい」が38%だった。柔軟化後に長期金利が落ち着く水準については、中央値で0.70%となった。
 いちよし証券の愛宕伸康チーフエコノミストは、副作用の拡大に事前に対応した今回の決定はサプライズだったとしながらも、「事実上の上限を1%と高めに設定したこともあり、今後しばらく動かないことが想定される」とみている。
 一方、PwCコンサルティングの片岡剛士チーフエコノミストは、今回の措置をYCCの形骸化だと指摘。「物価見通しが一時的に上振れするという日銀の見通しや、物価をオーバーシュートさせる事でデフレマインドを完全に打ち砕くことが重要という観点からすれば、今やるべきではなかった」と述べている。
 具体的な日銀の次の一手に関しては「YCCの撤廃」が最多の32人(回答数112、複数回答可)となり、「短期金利の引き上げ」が24人で続いた。現行マイナス0.1%となっている短期金利の引き上げは全員が24年以降を想定しており、このうち43%が25年以降を見込むなど依然として距離がある。
 みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは、マイナス金利の解除には持続的・安定的な物価目標2%達成の確度が高まる必要があるとし、「このハードルは相応に高い。米欧の利上げ局面終了も、正常化を日銀が模索する場合は間接的に逆風になる」と述べた。
 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、今回の措置はマイナス金利の撤廃に向けた布石も目的の一つとの見方を示し、「日銀は2%インフレの安定的達成までは、まだ距離があるとはしているが、さほど遠くない時期にそのタイミングが訪れる可能性が高い」とみている。
 4月の就任以降、植田総裁がハト派的な発言を繰り返してきたことで、今回の決定をサプライズと受け止める声もあるが、植田氏の、コミュニケーションについて6割が「良い」と回答。「悪い」は1割程度だった。
 植田総裁は会見で、柔軟化によって金融市場のボラティリティーを極力抑える中に「為替市場のボラティリティーも含めて考えている」と発言した。みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、日銀が今後、警戒すべきは「円売りによる挑発」だとし、1ドル=145円以上では、すべての会合が開催してみないと結果が分からない「ライブミーティングになると考えた方が良い」とみている。

ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ

▶[NEWS]米6月JOLT求人件数や7月ISM製造業景況指数が予想下回る、ドル買い後退(01日フィスコ)

2023/08/01(火)23:26

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 7月のISM製造業景況指数は46.4で、活動縮小の傾向が9カ月連続で続く

  • 雇用指数は44.4と低下し、20年7月以来の最低水準に

  • 支払い価格は改善も予想を下回った

  • 米6月のJOLT求人件数は958.2万件と予想以上に減少し、21年4月以来の最小値を記録

  • 6月の建設支出は前月比+0.5%と伸びは予想以上に縮小した

  • 7月の製造業PMI改定値は49.0となり、予想通り速報値から修正なしで6月より上昇し、4月以来の最高値を記録

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM製造業景況指数は46.4と、6月46.0から上昇も予想程改善せず、9カ月連続の50割れで活動の縮小となった。同指数の雇用も44.4へ低下し、20年7月来の低水準。支払い価格は改善も予想を下回った。

米6月JOLT求人件数は958.2万件と、5月から予想以上に減少し、21年4月来で最小となった。

同時刻に発表された6月建設支出は前月比+0.5%と、伸びは5月+1.1%から予想以上に縮小した。

一方、事前に発表された米7月製造業PMI改定値は49.0と、予想通り速報値から修正なく、6月46.3から上昇。4月来で最高となった。

予想を下回ったISM製造業景況指数やJOLT求人件数を受けてドル買いが後退。ドル・円は一時143円を下回った。ユーロ・ドルは1.0988ドルまで上昇。ポンド・ドルは1.2756ドルから1.2794ドルまで反発した。

【経済指標】
・米・6月JOLT求人件数:958.2万件(予想:960.0万件、5月:961.6万件←982.4万件)
・米・7月ISM製造業景況指数:46.4(予想:46.9、6月:46.0)
・米・7月製造業PMI改定値:49.0(予想:49.0、速報値:49.0)
・米・6月建設支出:前月比+0.5%(予想:+0.6%、5月:+1.1%←+0.9%)

フィスコ

▶[NEWS]米FRB、9月は利上げ見送りの可能性-「ディスインフレの夏」で(01日ブルームバーグ)

2023/08/01(火)18:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • パウエルFRB議長は、追加の利上げを選択肢に残しているが、休止の方向を示唆

  • 9月のFOMC会合では追加利上げの決定が待たれるが、その決定は新たなデータ次第

  • 最新の統計ではインフレ率が予想を下回り、賃金上昇圧力も緩和傾向にあり、迫りくる利上げの必要性は低下している

  • インフレ率の一層の鈍化と学生ローンの返済再開などの景気への逆風が利上げを見送る一因となり得る

  • 9月の利上げの確率は市場において約20%と織り込まれている

  • FOMCは7月の会合でフェデラルファンド金利の誘導目標レンジを5.25-5.5%に引き上げることを決定した

  • 過去の判断の誤りを考慮し、当局者は具体的なデータに基づいて決定を下すことを望んでいる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は7月の利上げ決定後、もう1回の利上げを選択肢に残している。だが、ウォール街のエコノミストが9月19、20両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前に目にしているサインは休止の方向を指している。
 米金融当局者からはこの数日間、9月の次回会合で追加利上げに踏み切るかどうか、今後発表されるデータを待って判断するとの発言があった。直近の統計でインフレ率が予想を下回ったほか、賃金上昇圧力も緩和の兆候があることなどで、来月利上げの差し迫った必要性はほとんどうかがわれない。
 次回FOMC会合前に発表される統計でインフレ率の一層の鈍化が予想され、学生ローンの返済再開など景気への逆風も迫っていると想定されるため、一時的であっても利上げを見送るさらなる理由になると複数のエコノミストは指摘。市場が織り込む9月利上げの確率は約20%だ。
 モントリオール銀行のチーフエコノミスト、ダグラス・ポーター氏は「米金融当局の納得が得られるほど十分に穏やかなデータが見込まれる」と述べるとともに、「短期金利は今や実質ベースでしっかりとプラス圏にあり、コアインフレ率が鈍化し始め、労働市場も多少軟化しつつあり、当局は十分なことを行ったというのがわれわれの中心的見解だ」と語った。
 調査会社インフレーション・インサイツ創業者のオメイア・シャリフ社長は7、8両月の消費者物価指数(CPI)に関し、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数がそれぞれ前月比0.2%上昇にとどまる公算が大きいとして、「ディスインフレの夏」だと呼んだ。
 7月28日には金融当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数が発表され、6月の総合指数は前年同月比3%上昇と、2年ぶりの低い伸びとなった。 
 FOMCは7月25、26両日の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5.25-5.5%と22年ぶりの高水準に引き上げることを決定。パウエル議長は会合後の記者会見で、9月が追加利上げの可能性もある「ライブ」の会合となり、「今後のデータや見通しへの含意といった全体像」次第だと説明していた。
 ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の米国担当チーフエコノミスト、アナ・ウォン氏は「賃金の伸び鈍化は、これまで沈静化が遅れ気味だった経済的側面の一つで、労働市場の需給が緩和しつつあると当局者を安心させるものあり、ディスインフレで前進し続けるための必要条件とパウエル議長が説明してきた点だ」と話す。
 「それはPCEコア指数の伸びが2%の当局目標と整合的なペースであることを示す別のリポートと相まって、FOMCが9月の会合で金利据え置きを決めるとのわれわれの見解を強めることになる」とウォン氏は語った。
 コアインフレ率鈍化を示す重要な証拠はある。世界最大の中古車再販業者であるマンハイム・オークションズによれば、重要な物価変動要因の一つである中古車価格は7月の当初15日間に低下した。また、不動産会社レント・ドット・コムの調査では、米国のアパート賃料が22年8月の水準から下げている。
 このほか、FRBが7月31日に公表した銀行の上級融資担当者調査は、4-6月(第2四半期)の融資基準厳格化を示した。今週には7月の雇用統計などが発表され、エコノミストは労働力需給のさらなる緩和を予想している。
 インフレーション・インサイツのシャリフ氏は、FOMC当局者が9月までに23年のPCEのコアインフレ率見通し(中央値)を3.6%ないし3.7%と、6月時点の3.9%から下方修正すると予測する。実際にそうなれば、データ次第としている当局者が近いうちの追加利上げを主張するのは難しくなるかもしれない。
 一方、9月に利上げを休止するとしても、パウエル議長をはじめとする当局者は11月と12月のFOMC会合の選択肢を確保したいと考える可能性があり、インフレ退治で拙速に勝利宣言することには慎重となるだろう。
 ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルビーラ・ファルキ氏は「米金融当局は過去の判断に間違いがあったことを踏まえ、予測に基づいて行動することはない。彼らはデータで確認したい考えだ」との分析を示した。

原題:‘Summer of Disinflation’ Likely to Prod Fed to Skip in September(抜粋)

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ブルームバーグ


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