『ヒロナカの小倉滞在日記』
みなさまこんにちは!こんばんは!そしてお疲れさまです!
中央競馬トラックマン・時計班の廣中です。1/9~2/4までの約4週間小倉に滞在して、調教取材をさせていただきました。
今回の記事は、小倉滞在中の仕事の内容に関して簡単にまとめたものになります。ハードルを下げて期待せずにぼーーっとしながら読んでいただけると嬉しいです(笑)
なんとなく1週間のスケジュールで1日の流れを紹介していきます。
【水曜日】
5時30分起床。6時20分に駐車場に集合し、競馬ブック坂井さんの車で小倉競馬場に向かいます。寝泊まりしているウィークリーマンションから競馬場までは大体10分くらい。
競馬場着!うん、まだ暗い(笑)
7時から調教開始なんですが、始まってから30分くらいは暗い中で追い切りを見ます。ちょっと見づらい。けどしょうがない。
滞在している各社の時計班6人で協力して追い切り時計を計測します。
時計班の中でも仕事が分かれます。
ストップウォッチで時計を計測する人と馬のゼッケンをメモする人(通称ゼッケン読み)。
私は後者のゼッケン読みを担当。追い切りをやる中で瞬時に馬のゼッケン番号、乗っている騎手、脚いろなどをノートにメモして原稿に書いていきます。
調教が終わるのが10時30分ごろ。週によって変わりますが、水曜日に追い切るのは大体100~110頭ほど。多い時で140頭前後。これを大体半分に分けて調教解説を1頭ずつ書いていきます。
調教解説を書き終わったら、美浦の追い切り原稿を確認。その後想定表を見ながら軽く下予想を済ませて、お仕事終了。美浦にいる時もそうですが、トラックマンの仕事は水曜日がメイン。業務量が1番多い日になります。
【木曜日】
調教が終わるまでは同じ流れ。ちなみに木曜日に追い切る頭数は10頭もいたら多いほう。水曜日とは違いのんびりですが、寒さと冷たい風に耐えます(笑)
こちらはとある日の朝の1枚。雪です。最悪です。トラックマンにとって雪は敵。予想と馬券が当たらないのも全部雪のせいなんです(それは違う)
開催中の週末に雪が降らなかったのは幸いでした。土日に降ってしまうと競馬が中止になってしまう可能性もありますからね。時計班の先輩で小倉に来るたびに雪を降らす人もいるぐらいですから、日刊競馬と雪の相性は最悪なんです(詳しくは@kouki202273まで)
追い切りが終わった後は予想をして、コラムを書きます。木曜日中に土曜日の予想全部と、日曜日の半分ぐらいまで予想を終わらせるイメージですかね。最後の方はさすがに少し疲れが溜まってきます。夜は爆睡です(笑)
【金曜日】
金曜日も同じように調教取材へ。金曜日に追い切りをやる馬はほとんどおらず、1頭もやらない時もしばしば。
え、じゃあ何を見てるん?と思ったそこのあなた。実はこの金曜日すごくすごく大事なんです。
金曜日の朝は主に障害馬の障害練習、通称スクーリングを見る時間がほとんどです。これがめちゃくちゃ面白い。
美浦トレセンでも障害練習を見る機会はありますが、1週間の間に見れるのは1頭か2頭。小倉では週末のレースに使う馬が移動してきて、レースに使う前日に障害練習を行うため約30頭ぐらい見ることができます。
10頭ずつぐらいに分かれて練習をするんですが、まさに壮観。この時間にしっかり見ることで、週末の障害レースがめちゃくちゃ楽しみになります。
追い切りが終わった後は残ったレースの予想です。だいぶ集中力が散漫になってきます。けど頑張って予想します(笑)
【土曜日・日曜日】
9時頃に競馬場に出勤。
競馬場では主にレースでの前半3Fのタイム計測をします。比較的ゆったりですが、パドック・返し馬を見て馬の状態もしっかりチェックします。
1週間の流れはだいたいこんな感じです。滞在している頭数も北海道に比べると多くないため、あまり大きな声では言えませんが仕事量はそれほど多くはないですね、、、(笑)
あ、そう言えばこの写真をあげるのを忘れてました。
こちらは1/13(土)最終レース終了後のウィナーズサークル近くの1枚。
いまXで話題の加藤和宏調教師と、水沼元輝騎手によるサイン会が行われていました。
ざっと数えてですが、200人くらい並んでましたね。記念に並んでみようかなと思った瞬間にJRAの職員さんに『こちらで締め切らせていただきます!』と言われてしまいました。残念(笑)
せっかくなのでその場で、JRAの職員さんにお話を聞いてみました。
ヒロナカ『今まで調教師の方でこういうサイン会ってやったことあるんでしょうか?』
職員さん『つい最近、中山で加藤和宏調教師がやったのがおそらく初めてだと思います』
ヒロナカ『そうですよね、、、聞いたことないですもんね』
職員さん『そうなんですよ、、、なので正直言うと、私たちもどう対応したらいいか、、、笑』
だいたいこんな感じのやりとりでした(笑)
確かにサイン会の周りを見ると、JRAの職員さんもかなりの人数が見守っていたので、対応に困っている部分はあったのでしょうね。初めてのことなので致し方ないことなのかなという面もありますが、無事にサイン会を終えることができたことも職員さんたちのおかげだと感じました。
帰りにウィナーズサークル内から少し見学させていただきましたが、1人ずつ丁寧に対応されていたのが個人的にはすごく好印象でした。ファンの方は絶対嬉しいはずですし、今後もこういったイベントが継続的にあるのを期待したいですね!
簡単ではありますが、こんな感じになります。昨年の札幌開催に続いての滞在出張とても良い経験になりました。ご飯もお酒も美味しかったなあ、、、
まだ小倉競馬場に行ったことない方はぜひ1度行ってみてはいかがでしょうか?現地でお世話になった皆さま本当にありがとうございました!
そしてここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございます!
最近日刊競馬は、SNSやYouTube、そしてこのnoteなどいろんなことに挑戦しています。まだまだ発展途上ではありますが、ぜひ成長過程を見守っていただけると嬉しいです!笑
最後までお付き合いいただきありがとうございました!ヒロナカでした!またね!