世界平和について本気で考えてみた
どうも!日韓の架け橋フジモンです!
先日読者の方からこのようなメッセージをいただきました。
まず世界平和指数ってものがあるのをご存知ですか?
(緑が濃いほど平和なことを示し、赤が濃いほど平和から遠いことを示す)
まずみんな大好きWikipediaではこんなことが書いてあります。
世界平和度指数(せかいへいわどしすう、英:Global Peace Index)は、イギリスのエコノミスト紙が24項目にわたって144カ国を対象に分析し、
各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化することを試みたものである。
データはイギリスの経済平和研究所(英語版)が考案し、
国際平和パネル討論会のエキスパート、平和研究所、シンクタンクなどが作成し、イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニットがデータを調整したものである。
このリストは2007年5月から提供されており、2008年5月、2009年6月2日、2010年6月10日に更新されている。
発表者らは、世界の国と地域の平和度ランキングとしては初めてのものと説明している。
調査対象国は2007年には121、2010年は149である。
元々はオーストラリアの企業家スティーヴ・キレリア(英語版)の発案であり、多くの著名人の支持を受けている。
情報は、内的状況(暴力、犯罪)、外的状況(軍事費、戦争)に分けられる。
この平和度指数を世界治安ランキングと勘違いしている人も多いがそうではない。
実際に、TOP10に入っている国はアイスランドを除いて犯罪発生率が日本よりかなり高い。
逆に、中東の産油国のなかには治安維持に力を入れている国も多く、犯罪発生率が日本と同じ程度かサウジアラビアのように低い国も存在するが、潜在的テロの危険性や周辺国の緊張、人権等の問題から大きくポイントを落としている。
そして次に平和の意味を調べてみました。
へいわ【平和】 [名・形動]
1 戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。
そしてネットでこんなものも見つけました。
元データ:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/242276/1-20151028092106.pdf
そして、実際に国ごとにも平和のイメージっていうのは異なっている側面があるわけです。
例えばGoogleの画像検索で“戦争”と検索してみると、戦車や爆弾が落ちる光景など具体的なイメージが出てきますし、多分これがみんなのイメージする戦争なわけです。(現実としても)
ただ、逆に“平和”というキーワードで検索してみても、海や川、そしてハトが飛ぶ光景など「統一された具体的なイメージ」が存在しなくて、とても曖昧な存在です。
戦争ってキーワードを入れると、
平和ってキーワードを入れると、
例えば、国ごとの平和のイメージはやっぱ違います。
ドイツは「表現の自由があるか」
メキシコは「人権や命を尊重できるか」
アメリカは「全員が過度に一方向に向いているかどうか」
フィリピンは「命の保障がされて不安がないかどうか」
などそれぞれ違うわけで、
戦争は歴史として繰り返してきた現実ですが、
平和は【目に見えない抽象的な概念】なわけです。
だから人によって頭の中に思い描く“平和”のイメージ”が大きく異なります。
ノルウェーの平和学者(こんなのがあるんだねw)ヨハン・ガルトゥング博士は、
自分の国が戦争をしていない状態が平和だとする考え方を「消極的平和」
自分の国はもちろんのこと、それ以外の場所でも戦争がない状態を平和だとする考え方を「積極的平和」
と表現したらしいですが、
仮に自分の暮らしに余裕のある人たちが、
ビジネスや外交、そしてボランティアなどで世界に平和をもたらそうとしても、自分の中の具体的な平和イメージを定義し、他の人たちとすり合わせようとしなければ、結局どこかで「ミス・コミュニケーション」が発生してしまうのは目に見えてます。
僕的に今までの教育っていうのは、
「戦争は絶対にダメ」という結論だけが重視されてしまい、
「どうして戦争が起きたのか?」
「どうやって戦争を繰り返さないようにするのか?」
という思考が生まれるような教育や場が無かったように思います。
言っちゃ悪いですが、沖縄のヒメユリの塔や原爆ドームなどの遺産や被害者の方々の声は、そういった戦争の悲惨さを伝え、戦争は繰り返しちゃダメだ、とか、そういう表面的な部分しかカバーされていなくて、全くもって何をもって平和が実現するのかの議論に発展してないわけです。
「イジメを無くそう」とか「暴力団を追い出そう」とか、口先と表面的行動だけの人達と何も変わらないわけです。
事実イジメも暴力団も無くなってるわけではないし。。
仮に平和を実現させたい気持ちはあっても、
空想のイメージやメディアによって作られたイメージしか持っていなければ、ミス・コミュニケーションが生まれるのは当然ですし、戦後大きく変わった日本の戦争観は「戦争は絶対にダメ」という思想に基いているので、
そんな消極的平和の思想では国際社会に対して大きな一石は投じられないと思います。
僕の大好きな韓国と日本のいざこざも、やはり戦争や植民地的な過去の出来事に囚われているし、多くの人は戦争や平和の議論をするときに必ず過去の事実をチャラにするための話をしたがります。
だけど、僕はそうじゃないと思っていて、
今後、【平和と戦争】というものを語っていくのであれば、
過去のモノクロの戦争時代のイメージから脱却していく必要があって、過去を受け入れた上で、平和の概念を今の時代に合うような形に作り変えていかなければなならないんです。
平和の概念に正解や不正解は無いとは思いますが、
自分なりの視点を持ち、恐れずに話し合うことが何よりも重要な
「平和概念の擦り合わせ(ピース・コミュニケーション)」の概念だし、
ピース・コミュニケーションを行っていくためには、
漠然とした平和観ではなく、具体的な平和観を僕たち自身が取り戻す努力をしていかなくてはならないと思っています。
最終的には「国家として“平和”に対してどのようなスタンスをとるのか」ということを、国民が主導となって表明できるかが大切なのかもしれませんが、
国が動くのを待つのではなくて、
交流や対話、そのキッカケにもなりやすいビジネスやボランティアを通じてピース・コミュニケーションは十分可能です。
そういった小さな動きが、国全体を動かしていく。
というのが僕の日韓の架け橋の根っこであり、平和を実現する上で大事なことだと思っています。
(TED:世界平和のための現実的なビジョン)
僕自身が非常に共感した動画で、今回のブログのネタ元にもなっています。
日本語字幕もついているのでぜひご覧ください。
僕自身が小さくも日韓の架け橋として動いているのも、僕なりの平和感を証明していくためです。
日韓交流に限らず、交流から生まれる笑顔と相互理解の輪で、過去の遺恨や誤解・偏見を越えていくために、フジモンも動きます!!
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