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映画から学ぶ寂しさからの自立


私は映画によって立ち直れた経験があります。
自分の長所や、大切なことを思い出せた経験があります。

先日投稿したnoteにも書きましたが、私は落ち込むと映画を見る傾向があります。

落ち込んでる時って周りが見えなくなりませんか?
何をしてもダメだと、自分のことしか考えられなくなります。

映画はそんな時でも他人の人生を魅せてくれるので 自分に当てはめて客観視することによって、生きるヒントをくれることがしばしばあります。

今日は、私が学んだことの一つ目として『寂しさから生まれる執着は毒薬にすぎない』ということについて、いくつかの映画の例と経験を交えながらここに書いていこうと思います。

ex1: ミッドサマー/ダニー

ヒロインのダニーは、妹を失ってから精神的に病んでしまい、トラウマに苦しみ続け、恋人のクリスチャンただ1人を頼ります。でもクリスチャンはそんなダニーを重荷に感じ そっけなく対応します。それに伴ってどんどんダニーは寂しさからクリスチャンに更に執着、依存していく…。

そんなダニーはかなりの長い時間、クリスチャンに頼っていたことがわかります。

ダニーは彼が好きという気持ちはもちろんですが、寂しさという"心の空白"を埋めてくれる人を、一番近くにいる恋人クリスチャンだと信じて疑わず、依存しています。

そんな時クリスチャンはどんな気持ちでダニーと接しているのかというと、

トラウマに苦しみ続けるダニーを見たクリスチャンは「誰かがそばにいてやる必要がある」という思いから、すぐに別れを切り出すのを思い留まった。
Wikipediaより

そこにすでに愛情はないのです。
誰かがそばにいてやる必要がある、という"同情"なのです。愛情と同情の見分けは難しいです。

同情は、一見優しさに見えます。そのため「私のことを思っているから彼は優しくしてくれている」と、承認欲求を加速させていくのです。
そして、たまに同情するのに嫌気が差して、冷たくあしらうと、「彼が私から離れていってしまうのでは」という寂しさに駆られます。
そしてまた同情によるハリボテの優しさで承認欲求が満たされる…。

そんな悪循環がおこります。
この現象は、麻薬に似ていませんか?

執着と依存によって得られる一瞬の安心
その副作用は底なしの寂しさです。

私もそんな麻薬を経験をしたことがあります。

これによって一番怖いのは、寂しさを埋めてくれる人しか視界に入らなくなることにより、どんどん自分の住む世界が狭くなることです。

寂しさを埋めてくれる人が、愛情でそばにいてくれているのか、同情で一緒にいてくれるのかすら見えなくなるダニーのように。
そして他のまちがえた物で、寂しさを埋めようとしたり、同情してくれていた人を攻撃しようとしたりする。
頼りにしすぎていたせいで「裏切られた」と感じ、嘆いてその人を傷つけに走ったりすることだってある。

ではどうしたらそんな麻薬から脱却できるのか?

それを私に教えてくれた映画、それが私お馴染みのこの映画です。

ex2 : ブリジットジョーンズの日記

何をやっても上手く行かない怠惰なシングルトンの自分を変えるため、日記を付け始める決意をする。30過ぎで将来に焦りを覚えたブリジットは、会社の憧れのプレイボーイ、ダニエルと付き合うことになるが 自分が浮気相手だったことに気づき…。

一見ただのラブコメだが、私にとっては完全に人生の教科書となった映画なのです。

その後ブリジットは浮気相手だったことに気づき、彼を引きずり絶望するが、立ち直って嫌なやつだと思っていた我らがコリンファース演じるマークダーシーと恋に落ち、結ばれる。

ダニーとはあまりに状況が違いすぎるようにみえるが、共通点はいくつかあると私は考えます。

1.一人でいることに焦りを覚え 孤独を感じている
2.そばにいる男性の本質を見てみぬふりをしている


この二つです。

ではブリジットは何故、一度は深く落ち込んだのに新たな幸せを掴むことができたのでしょうか?

まず、執着しない方向に自分の気持ちを強制的に持っていったからです。
ダニエルのいる会社を辞め、恋愛に執着しない生き方が書かれた本を読み漁り、そして自分の気持ちを日記に書き綴り続けました。

自分の考え方は簡単に変えられません。

ではどうしたらいいのか?
他人の考えをひたすら頭に叩き込めばいいのです。そして自分が行き詰まれば紙に自分の気持ちを書いて発散、整理すれば良いのです。

頭に新しい考え方を取り入れ、自分の気持ちが邪魔をしてきたら紙に書いて排出、そしてまた頭に容量が空いたら他の考えで頭をまた埋める、、、。

ダニーの感じていた心の空白と、ブリジットの心の空白、埋め方が全然違うのです。

ダニーはただ一人の男性の愛情の見せかけに全てを委ねていましたが、ブリジットは人に頼るのではなく新たな情報や趣味、仕事で手当たり次第埋めていきました。

ダニーは空白の埋め方も発散の仕方も一つしか知らないので、それを失った時どうしようもない絶望と喪失感に見舞われますが、ブリジットはさまざまな物で手当たり次第に頭をいっぱいにします…そうすることにより発散の仕方もどんどん新たに見つかるのです。
それが仕事だったり、ダイエットだったり、そうしてるうちに必然的に余裕が生まれ、魅力的で可愛らしい女性へと生まれ変わるのです。

私はそんなブリジットをみて、執着と寂しさと依存のスパイラルから抜け出すために以下のことを実行しました。

1.新しい友達をつくる
2.一人にできる趣味に没頭する
3.偉人の本や、エッセイ本などを読み漁る
4.感情が落ち着かなくなった時は人に伝える前にメモに箇条書きで書き出す


新しい友達はこの映画のアカウントでたくさんできました。新しいツールでいろんな人と趣味の話をする時間を増やし、視野を広げました。

そして、一人でできる趣味、興味のあることは手当たり次第実行しました。一人映画、一人カフェ、一人ラーメン巡り、音楽鑑賞、、、

何かに没頭していると、余計な考えは頭の中から一瞬でも削がれます。その時間はとてつもなく楽でした。

その間にさまざまな考え方を本で知り、自分の考えの浅さに辟易しながらも少しずつ深みをつけていけるように考えの選択肢を広げました。

そうしている間に更に頭が爆発しそうになったら更にメモに書いて整理する。
その中でもしまた挫折したとしてもまた1に戻ればいいのです。落ち込む時間を強制的に行動する時間に持っていきました。

それを教えてくれたのは紛れもなくブリジットジョーンズなので、私のこの文章はただの受け売りに過ぎません。ごめんなさい笑

ですがこの①を実行した際に、映画垢のフォロワーさんにも私のような悩みを抱えている人がたくさんいること、そして自分が執着していた相手よりも遥かに優しい方がたくさんいることを知ることができました。

そんな私の優しいフォロワーさんたちに、届けばいいなぁなんて、淡い気持ちを抱きながら文章を書いていたらこんなに長くなってしまいましたが、
是非、感想や、自分はこうしてるよ!などのアドバイス等あればお待ちしております😌❤️

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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