見出し画像

Bellydancer Safinah’s EYE.005~初心者の心得、砂漠の民・ベドウィン

こんにちは、サフィナです。マイペースな連載にお付き合いいただき幸せです。ありがとうございます。さて第5回は、ベリーダンス初心者の心得&体験レッスン時のポイント(無料)、砂漠の民・ベドウィン(有料)についてお話しさせていただきます。
 
ニケラベリーダンスカンパニーは山形県内と東京都で教室を運営していますが、各地方にお住まいの方にも参考になればと思ってご紹介しますね。一口に初心者といっても、大きく分けて2つのタイプに分かれます。踊りそのものがほぼ初めて(学校で習った以外はやったことがないなど)の方と、他の踊りの経験者の方です。
 
踊りそのものが初心者の方は、ベリーダンスの動きを素直に吸収できることが良いところですね。体や思考にクセがないので、ベリーダンス特有の動きにも早く慣れていく印象です。他の踊りをある程度マスターしている方の場合は、ベリーダンスならではの、体重を置くときに下を意識するという土着的な動きに戸惑う方が多い印象です。良い悪いのお話しではないので、もしベリーダンスにご興味をお持ちの方がいらっしゃったら、参考にしていただけるとうれしいです。
 
こちらでは特に、全くの踊り初心者の方に対する心得についてお話しさせていただきますね。教える立場からのお話しになってしまいますが、初心者の方に教える場合には、最初に抱いていただいたベリーダンスに対する興味や楽しそうと思った気持ちを、いつまでも持ち続けていただけるようにと努めています。
 
これはベリーダンサーの個性にも及ぶお話しかもしれませんが、熱血系でグイグイひっぱっていく方もいれば、私のように寄り添う姿勢で指導させていただくタイプもいます。これも良い悪いではなく、相性かなと思います。私の場合は、初心者の方には特に楽しさを優先が良いと思っています。
 
その上で、いつまでも忘れないでほしいなと思うのが、その最初に抱いた楽しいという気持ちです。ベリーダンスに対して興味津々の自分をずっと大事にしていけたら、こんなに素敵なことはないと思います。皆さんも、プロのスポーツ選手やアスリートの方々は、その競技が楽しめて好きだからこそ長く続けられているのだと思いますよね。私とベリーダンスもそうです。教える立場になっても、純粋に踊ることが楽しい。だからこそ、多くの人にこの楽しさを伝えたいと思っています。
 
ではいざ、初めてのレッスンで鏡の前に立ってみると、ほとんどの方が鏡を見られないという経験をするものなんですね。自分の顔は見られるけど、立ち姿を客観的に見ることがほとんどないのが一般的かなと思います。勇気を出して体験レッスンの門を叩いてくださったのに、鏡の前で怖じ気づいてしまってはもったいない。自分で思っているほど周りの人は気にしていないものなので、自分に意識を向ける絶好の機会と思ってみてくださいね。何度かレッスンに通い慣れていけば、自然と姿勢も良くなって、鏡の中の自分を誇らしく思うはずですよ。
 
ベリーダンスならでは! 「おへそを出すのが恥ずかしい、ムリ!」という方もいらっしゃいますが、こちらも他の方はほとんど気にしていませんし、自分自身が意識して鏡でお腹を見るからこそ、上達が早いというメリットもあります。ちょっとずつ見せて、少しずつ慣れて行く形でも良いですね。
 
腰を動かすだけでなく、髪をかき上げたり手をくねくねと動かしたりと、普段の生活ではなかなか発揮されないかもしれない、隠れていた女性らしさが発見できるのがベリーダンスの魅力の一つでもあります。目がキラキラしている瞬間が、どんな人にも訪れるに違いありません。ダンスの時に現れる、普段とはまた別の素敵な表情を引き出すような、そんなお手伝いができれば私もとってもうれしいです。
 
それから、最初に色々お話ししすぎて妄想が膨らみ過ぎるのも良くないのですが、せっかく始めたベリーダンスを短い期間で止めてしまう方も一定数いらっしゃいます。グループでの活動のため、ある程度の協調性が必要になるので向き不向きがあるのと、衣装をはじめとしたさまざまな費用もかかるので続けたくても続けられないという方もいます。
 
ニケラベリーダンスカンパニーでは「自分の人生にもう一花咲かせたい!」という、30歳から40歳以上の方が多いかもしれませんね。もちろん何歳でも大歓迎ですし、20歳代から60歳代までが活躍していますよ。所属メンバーは、日頃のお仕事ではキリッと堅い印象をもたれることの多い職業の方も多いんですよ、実は。
 
体験レッスンの時のポイントもいくつかご紹介しますね。
 
ジャージでもOKなので、動きやすい格好でいらしてください。食事は2時間前くらいに済ませていただければ安心です。緊張も楽しみましょう。基本的なベリーダンスの一連の動きを行った後で、簡単な振り付けで曲に合わせて踊ります。分からないことがあれば何でも質問OKです。
 
はじめはみんな初心者です。気付いた時がやるとき! 一歩踏み出してみましょう。
 
第5回の無料記事はここでおしまいです。第6回は、私のステージでの失敗談(無料)、国によるベリーダンスの違い、ロマについてほか(有料)についてご紹介させていただきます。

あなたの中に眠っている情熱が、ベリーダンスと出会ったら・・・。
是非体験レッスンでお会いしましょう♪

ここから先は

2,163字 / 2画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?