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舞台「チャージマン研」を見れなかった世界線で

皆さんはチャージマン研をご存知だろうか。

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1974年に公開されたヒーローもののアニメである。低予算アニメであり、

・ストーリーの超展開

・強引な尺稼ぎ

・主人公の無慈悲さ

・フィルムに映ったゴミ

他にも多数、

といった理由で近年ネットで注目されるようになった珍作だ。


そんな癖の強いアニメがなんと、2019年に舞台化されるに至った。

2.5次元というやつだ。

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そんなことある???ってのは思ったけど本当である。

しかもこの公演、主人公研が何故か4人いたり、写真OKだったり、ボルガ博士(頭に爆弾入れられて死ぬキャラ)が投げつけられたり、

実にフリーダムな公演だった。

当時からその"ヤバさ"はタイムラインに流れて恐怖を感じていたが「好きだけれど特別好きなコンテンツでもないしなぁ」と、当時急に行くこともできずにさらりと諦めたのである。

この時はまだ、そのチャー研ステの真のヤバさを自分は理解していなかった…。



そこから5か月程経過した頃、

Twitterで知り合いがRTしていたのがチャー研ステだった。

公式がニコ生で振り返り配信するようになってようやくまともに触れ始めたのだった。

しかしこの舞台、チャージマン研なだけあってただの2.5次元では終わらない。


・なぜか4人いる主人公

・尺稼ぎなどを無駄に再現したストーリー

・1位が研役になれる人気投票

・写真撮影、スマホ使用OK

などなどこちらもクセが非常に強い舞台に仕上がっていたのである。

受け入れるのに時間はかかるのに面白いという凄く謎な感情を抱えていた。


一通り見た後には参加すればよかったという後悔しかなかった。

舞台について詳しくない自分でもヤバいっていうのがわかる…。

こんなん参加したかったわ…。


まじで悔しかったんで次回への参加を心に決めて4か月後…。

(わりとすぐ)


次回の公演日程が告知された。

心が死んだな。


「えー!?うわー!?まじでー!?」

みたいなおじさんが想像したギャルみたいな語彙力になってしまったな…。

いやでもテンション的にはこんな感じだったわ。

ビビるな…。


そして、第一回目の公演から約一年後、2回目の公演がはじまったのである。


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喜んでチケットを取った!!チャージマン研をまともに知らない友人の分も取った。しかし、懸念はコロナだった。

コロナは減少傾向ではあるが、減ったり増えたりを繰り返していたので。


そこで自分はコロナにひよって1枚しか取らなかったのである。

でも、悲しいことにその判断は正解だったのである...。



10月10日、自分はニコ生から参加していた。

コロナ、全然元気だった...。


研が舞台の本編で言う「コロナなんかに負けてたまるか」、そのセリフを思い出しながら自分はコロナに負けたのである。

大敗なんだよな。

いやほんと仕方ない。



というわけで、悲しいながらも定点カメラで舞台を眺める9日間の始まりだった。

この9日間、本当に緊張したし楽しかった。

毎回見るたびにジュラルの方々の解像度がより上がっていった。

(チャージマンドリームでジュラル星人の方々も研になっていったのが楽しかった)


自分はすごく人の見分けが下手で、苦しんでいたのだが、2回目の公演では全員覚えられたのだ!

(※よく考えたら二人ほど人数も減っていたが)


前からジュラル星人のアピールタイム好きだったけども、より好きになった。これは本当に嬉しかった。

ジュラ松さんというジュラル星人達が色違いのパーカーを着て踊るところ、みんな見分けがついてすごいなって思ってたのだが、こうなると凄い楽しいのだ。

ペンライトも振ってみたくもなるものだ。


そしてもう一個気付きがあった。

本来行くはずだった席を見てると、出演者の方角や、移動がより深くわかったのだ。

毎日、位置を見ながらここには魔王が通るだの、ジュ滅のカメラは最後だの、星くんの影絵が見やすいだの、位置にも注意して見るといろいろ気づきがあるもので。


星くんの移動のヤバさとかジュラル星人の移動と着替えのヤバさとか。バタバタやんけ!!ってなった。いやほんとすげぇわ...。

ランニングじゃん...。


そうして得た情報はまとめて友人に図にして説明するなどしていたら9日なんてあっという間だった。見ている体感時間は長いのに、公演期間は一瞬なのである。


そして大千穐楽を迎えたわけだったが、初参加の友人から大量の写真が送られてきた。

それも公演中スマホ触っていいのでリアタイである。


いやーーー本当に悔しかった。

でもそれと同時に嬉しかった。

初めてチャージマン研はおろか、生の2.5次元のコンテンツに触れたであろう友人が凄く凄く楽しかったと言ってくれたのだ。

本当に嬉しかった。

生であることを本当に楽しんでくれたから嬉しかった。


しかし、自分はまだ触れたことがないのである!

リベンジしたい。次はたくさん参加したい。

次があるという公式の言葉を信じたい。


ほんと、違う世界線だったら、

コロナもなくて、4日ぐらい通えて、友達と打ち上げして、そんなこともできたんだろうな。

グッズも普通に買えて、声を出して笑えて、そんな世界だったんだろうな。


とりあえず喪失感からDVDをポチった。

コロナのバーーーーカ!!!!!




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