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普通の日系企業の日本人駐在員がアメリカで現地採用の内定を得るまでの話


この記事は、2023年、
当時日系企業の駐在員だった僕が
アメリカで現地作用を狙って
転職活動をして3社から
内定を得たときの
記録や調べたこと、考えたことを
記載しています。
個人の主観も多く、
自分でネットなどで調べたことなどもあり
一部実際と異なることもあると
思いますので、
ご了承ください。


一般的な日本企業の
駐在員向けに書いています。
海外大学卒とか、
なにかの研究員とか、
GAFAに就職してるとか
すごいスキルもった人、
国際結婚している人、
そういう人が海外で
就職していく記事は
見かけますが、
一般レベルの
日系企業の
日本人駐在員の記録って
あまり見かけませんので。。


僕の状況と活動結果

〇プロフィールと状況
・日系企業の駐在員5年目
・純日本人、家族も全員日本人
・上場しているがかなり小規模で
 一般知名度はほぼない会社
・工学系院卒
・技術系(日本では設計・開発が主)
・アメリカでは技術営業、
 マーケティングが主な仕事
・本社、現地でも共に管理職
・製造業、自動車部品業界
 (転職先は製造業・異業種)

※私費で可能な語学留学を
 (単なる語学スクール)
 大学院時代に経験していますが、
 それ以外は特に海外大学を
 卒業しているとか、
 海外MBAホルダーとか、
 そういうステータスは
 全くありません

〇結果
日系企業3社から内々定!!

そのうちの1社に決めた後、
話が進んでいく中で
 日本本社採用→米国駐在、
というポジションになりました

現地採用の壁

日本人駐在員が
アメリカで転職
これには大きな壁が
いくつかあります

・ビザ
・給与(特に家庭持ち)
・駐在中の退職
・福利とサポート
・転職エージェント
・日系か米系その他か
・現地でのポジション
などなど。。

これらについて
どう考えてどう対処したか
僕の事例を説明していきたいと
思います


ちょっとその前に。

昨今の転職事情


これはアメリカで
日系に強い転職エージェントから
聞いた話ですが、
最近、日系企業の駐在員で
アメリカに残りたく
転職活動をしている方は
本当に増えている
そうです
(特にコロナ頃から)

海外は
合う合わないもあるので、
「早く日本に帰りたい!」
と言っておられる駐在員の方も
多く見ましたが、
「アメリカに残りたい!」
という人も結構多いようです。
僕も思いっきり残りたい派の一人。
当然家族も。
家族の意見は絶対に無視できません

最近のアメリカの物価高、
それによる給与高、
さらに円安が加わって、
アメリカ駐在員は
会社によるものの
合計して額面上は
日本の2-3倍近い給料に
なっていると思います。

税金や保険など、
出ていく量もかなり多いので
日本で2-3倍も給与もらうのとは
全然異なりますが。。 (^^;
とはいっても、
海外好きにとっては、
海外での生活、
家賃や医療費のサポートがある
駐在員はとても魅力です

この魅力に取りつかれ、
さらに最近の円安や、
日本経済の不調も重なり、
アメリカに残りたく、
現地採用まで検討する
駐在員の方が増えているようです。

ただ当然、現地採用だと
上記のサポートが無くなるので、
それ相応の給与のポジションで
就職
するか、
給料が結構下がっても
なんとか頑張っていく
か、
しかなくなります。
どこまで海外にいたいか、
とのバランスですね。
僕は駐在員からの給与減は
覚悟の上
で、
活動していました


下記からは有料、約11000字の内容です。

上記にも書いていますが、
僕個人が活動した記録なので
僕の状況と似ていないと
役に立つ部分は減っていくと思います。
逆にマッチしている部分が多いのなら
役に立つ可能性は高いと思います。

・日系企業の駐在員
・Eビザで駐在中
・日本の大学、大学院卒
・製造業、メーカー
・技術系(メカ、電気)、技術営業なども兼務
・管理職(本社でも現地でも)
・40代前半
・純日本人
・家族も日本人
・子供二人(9歳5歳)
・なんとかしてアメリカに残りたい
・転職先も基本は日系企業狙い
(米系企業は受けていません)


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