しあわせの鼾　　ニケと歩けば

土曜日の昼下がり。真夏のような日差しが庭に降り注いでいます。梅雨入りもしたのに、それに昨日の豪雨さえ何もなかったかのような照りかたです。

お昼ご飯はお好み焼き。たまに無性に食べたくなるこなもん。ソースの香りがたまりません！
お腹いっぱいになって熱いほうじ茶を入れます。

庭の金魚とメダカの水槽は気温が高くなったこともあり水面をはねる音が時折聞こえます。今年はすでに30匹の針子が別の水槽で泳いでいます。卵を見つけるとほっとくわけにもいかずついつい別の容器に移していた結果です。

「こんなに増えてどうするの？」とあきれ顔で言われますが、孫が来た時にでも持って帰ってくれるでしょう。

十年ぶりに花をつけたアジサイはもう少し花を大きくするでしょう。所々がピンクで以前の家でも「この色だったかしら？」と思い出せないくらい待たせてくれました。金色のお昼の日差しが気持ちよさそうです。

時折大きなちょうちょがひらりひらりと舞ってきたり山鳥が遊びに
しばらくあちこちを飛んでは可愛い声でひと鳴き。未練なく飛んでいきます。プラチナ色の糸で蜘蛛はじーっと獲物を待っています。

そんなまどろんだ風景に浸っていると、どこからか小さいながらも力強いいびきが聞こえてきます。どうやら机の下、ニケのいびきのようです。

スッカリ安心しきっての爆睡。ほんとうによく寝る子です。
昨日の雨で散歩に行けなかった分、今朝はいろんな公園を回りました。きっと雄の残したマーキングあとを探すのも彼女の仕事。くまなく確認しての散歩となりました。久しぶりに公園ではボールで遊びました。何往復か走ってはボールを咥えて戻ってきますが、急に取りに行った先でポトンと落としてそのまま放置です。

気まぐれな柴がよくするあるある行動で、飼い主がそれを取りに行く風景をよく見かけます。

同じような毎日なのに一つとして同じことがありません。些細なことでもすべてが違っていて飽きることがありません。たんぽぽの綿毛は次のそよ風でほどけてどこかに飛んでいきそうです。

6日には9歳になるニケはいよいよシニア犬の仲間入り。どちらが先かは分りませんが、お互い一日を大切に、丁寧に過ごしたいものです。

今日もいい日にしましょう！