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ちいさな秋? ニケと歩けば

台風の心配もなくなってスッカリ蒼空の日曜日。
少し高い雲。風と雨で洗われた山はこれから葉を落とす準備をしているとは思えないくらい生き生きとしていて時折吹く風も気持ちがいい!

ニケは公園からなかなか動こうとせずいつまでもそこで過ごしたいようで時折私と目を合わせますが、「まだまだ!」「もう少し!」と立ち上がる気配がありません。

大きな蜂が彼女の周りを旋回しますが、いつもほど追っかける様子もなく、只々今の空間を楽しみたいようです。

いつものカラスはやっぱりふわふわのニケの尻尾が欲しそうです。

久しぶりに会った町猫の三匹はじゃれ合ったり木に登ったり、ハトを追っかけたりと楽しそうです。動物たちは生きると言う言葉さえ知らず自然体です。

昨日は体について講義を受けました。
全ての痛みは脳からの伝達。神経の回路。
細胞の衰えはいろんなひずみを生んでいくこと。など等々。

痛いところだけ治すことに集中してもなかなか成果は出ず、今まで試したことにちょっと光を見てこれを何とかもっと確実なものにしていきたいと思っていた矢先のお話でした。

散歩中は痛いのを忘れていたり、人と話すことに夢中になっている時の無意識。ココにも人は感情の動物。

これをコントロール出来れば自分のからだや心をもっと洗練されたものに出来るように思えたのです。

医学が発達して体の中を正確に観察でき診察もできるようになった現代ですが、それでも原因が分からない、解決できない症状があります。

その部位のみに意識を向ければ確かにそれがもととなっていることは明らかですが、それでも完治しない病気があること。

からだの不思議を改めて考える午後でした。
もちろん精神力だけでは不十分。科学的な医療の力を借りて私たちはいろんな不調から助けられていますが、もっと気持ちや体をニュートラルにしたなら、要らない力がかからず楽に過ごせるのかもしれないと感じました。

ニケをみれば最大に自然治癒力を発揮して10歳の夏も元気に越せました。
彼女のゴロンとだらしなく見える仰向けの時間もきっと必要な時間。
私も力を抜いてこの少し高くなった空を見上げて寝そべりたくなりました。

今この瞬間も細胞は生まれ、朽ちていくの繰り返し。
ならばやっぱり笑う門に福来るかな?とこのことわざが浮かびました。

今日から九月。どんな秋になるのか楽しみです。
今日もいい日にしましょう!



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