成人式はいいもんだ
私の成人の日は成人記念フライトで大学生を迎える側でした。
馴染みの関西弁ではしゃぐ大学生が、東京に向かうお祝いフライトは、いつもと違って賑やかで関西らしいノリのいい会話があちらこちらから聞こえていました。
機内は若さのせいか華やいでいました。
私が同い年と言うことを知らないので、敬語を使う学生もいてお客様なのに恐縮しました。初々しさを忘れかけていた私にはまぶしい彼らでした。
子供たちの成人式。息子は冬休みの帰省中、久しぶりに友達と会ったり、成人式と言うよりは同窓会みたいな気軽さだったようです。
娘は私の「激動期」真っ盛りの時で、自分で段取りして近くの美容室で整えてもらい、今の旦那さん、当時の彼がエスコートとまあ段取りのいいこと!
最近は荒れる?成人式もあり批判の的になっています。彼らのエネルギーはちょっと大人たちには理解できないというか、いろんな感想を生み出しています。
祝辞を聞かないとは我慢が足らない?これから社会に出たら、聞きたくもないお偉いさんの長ーい話は幾度となく聞かされることになるかもしれません。
何もお叱りを受けているのではないのですが、「おめでとう!」これだけなら素直に「ありがとう」と言えるのでしょうか?
くどいという内容になると早く終わってほしいという気持ちは分からないこともありません。
一生に一度。いくら悔やんでも二度と来ない日です。親は、この日を待ちに待っていたかもしれません。やっと一人立ちする年になった。やれやれ。
娘さんならおばあちゃんも一緒に振袖を見立てたり、また母親のを娘に着てほしいと願う祖母や母親もいるようです。少し娘の望みとは違うような…。
姪が見覚えのある帯をインスタに上げていたのを見つけた時は嬉しかったです。彼女の成人式に見せたはにかんだ着物姿の写真を思い出してしっかり母親になったんだなあと感心しました。
でもこの日を境に大人になるわけでもなく、大っぴらにお酒が飲めると喜ぶ新成人。
せめて両親に感謝の気持ちが沸いてくれば「おとな」になった証拠と言えるかもしれません。
成人式おめでとうございます。これからの行く道に幸多かれ!
もう一つ、ガンジーの名言「明日死ぬかのように生きろ!永遠に生きるかのように学べ!」を送りたいと思います。