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日本の歴史の香り ニケと歩けば
今日の散歩は天空の社、北野天満神社です。
平清盛が京都から都を移して「福原の都」を作るために京都の北野天満宮
を勧請して祀られた古い歴史の神社です。観光客の若いグループが不思議そうに見上げていました。
この辺りの地名の由来らしいですが、異人館の並ぶ通りの更に上に立つたたずまいはやはりここが日本であることを実感させられます。
階段を登りきるとそこには神戸の街から遠く大阪平野、正面の海の向こうはいつか空と一つになります。すぐそこに風見鶏が気持ちよさそうに海を眺めています。
その当時はそこはみすぼらしい山で清盛が植樹して、今の景色になったとも聞きました。しかし清盛はなぜか関西であまり人気が無いようです。
こんなにこの地を開いた功績があるのに、やはり大河ドラマの影響でしょうか?
そういう私も源氏びいき⁈源義経を勝手にカッコイイ戦国武将だと思い続けてきましたが、選んだ本によって、また時を経て明らかになった歴史で、そのイメージもずいぶん変わるものです。「その時代に今生きている人はいないのだから、歴史なんて勝ったもんが変えてきた!」と父が話してましたが、大人になって納得しました。いろんな見方、とらえ方で違ってきます。
真実を知ることは素晴らしいことですが人の想像の中、山や海を見てその時代はどうだったんだろうと思いをはせるのもまた楽し!ですね。
今年は徳川家康。いろんな番組で放送されると、この人も立派な人だったんだと低いレベルでの再認識があります。
いい人だけでは天下は取れない!そうですよね。きっと!
その時代時代で正義も変わります。
さて今は何が正しくて何がそうでないのか。生まれた時代の中で生き抜くことが運命だとしたら、私たちはこの日本であったことをありがたく思わないといけないのかもしれません。
今日もいい日にしましょう!