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ニケと歩けば cinquante-huit
雨続きで散歩もできず、オリンピックも閉会して子供たちの帰省も中止。このお盆は静かです。
あちらに逝ってしまった家族の方が多くなってしまいましたが、今ごろぼちぼち帰ってきているのでしょうか?
娘に3人目の子供、つまり私の3番目の孫はオリンピックベビーのはずが開催されたこの夏には1歳を迎えています。
転勤で遠く離れているので、生まれた時から1度も会わず先日たくさんの誕生日の写メを送ってくれました。
なんとまあ娘の小さい時にそっくりです。その娘が3人の母親だなんて。おかしいやらびっくりするやら。もう私の知らない娘です。
昔、住職さんに「先祖代々」の意味を教えていただきました。
先祖は主人の家系、代々はその子孫を生み出す妻側の家系。両方があってこそその家の未来がある。
聞いたときはまだ小学生であまりよくわかりませんでしたが、今となってはなるほど!と思えるうんちくのある言葉です。
子供たちも大人になってそれぞれ自分の人生を見つけています。私もこの家の歴史を繋げることができたようです。
私はまだまだやりたいことが多すぎて年を取る暇がありませんが、最後の一滴の生命のほとばしりまで生きぬきたいと思っています。
静かで雨音だけが聞こえる午後、ニケは一日中足元で寝息を立てています。熱い日本茶が飲みたくなりました。母の好きなほうじ茶です。