
あ!トイレのにおい ニケと歩けば
金木犀のいい香り!
公園やおうちの垣根の向こうからほんのりと!
いよいよ秋、鳥の声が時折。石垣の向こうの椿の木に留まった山鳩ががさこそと…。よく見ると二羽。あちらに飛び、こちらにもと なんだか楽しそうです。
ニケはクンクンと新しい匂い探しに懸命でそちらには関心なさそうです。
あ~穏やか!とその静けさに浸っているとそこに4,5人の小学生。
自転車に乗って賑やかに公園にやって来ました。その中の一人が大きな声で「トイレのにおいがする!くさ~い。」と叫ぶと次々にオウム返し。
「○○君の家のトイレと同じ!」とその子をからかいます。
私と目が合って恥ずかしそうな○○君。ひつこい友達に囲まれてちょっと迷惑そうです。しばらくするとサッカーボールでリフティング。子供ってすぐ気が散るというか…。一番ホッとしたのは○○君でしょう。
子どもの言動は時として残酷。それを真に受ける必要はないのですが、中には大人でも凹む人がいるとか。
気を使うという言葉をまだ持ち合わせていない子供はいいも悪いも正直。
鋭いところを突いてるなあと変に感心することもあります。
それは時には人を傷つけることになりいじめに発展する場合もあります。ナイーブな子は登園、登校拒否となり親を悩まします。
このグループは心配なさそうです。知らぬ間にみんな仲良くゲームを始めました。一番上手なのが○○君らしく、みんなの真ん中で見事な手さばき?
ちょっとしたスターです。
日が傾きかけて金木犀の香りが一段と辺りを包んだように思ったのは私だけでしょうか?
ひとりが慌てて「塾忘れてたー!」と走って帰っていきました。きっとお母さんはおうちでやきもきしているでしょう。
堰を切ったようにみんなも違う方向に帰っていきました。急に静かになりました。
辺りはすっかり薄暗くなってそれぞれのおうちに温かい灯りがともります。山は黒いシルエットになってちらほら星も現れました。
もう一度最後に深呼吸!金木犀はやっぱりいい香りです。
今朝は違う散歩道。そこにもほんのりいい香りがします。しばらくは楽しめそうです。
今日もいい日にしましょう!