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散歩の途中 ひと休み ニケと歩けば

北野異人館店のスターバックスは三宮から坂を上がって風見鶏の館にもうのところ。この街にピッタリの雰囲気です。

それもそのはず以前は米国人の住まいだったそうで、今の場所に移築されたのは、阪神・淡路大震災で被害を受けて取り壊されるところを神戸市が寄贈を受けて移築されたとか!お役所にしたら粋なことをするななんて偉そうに思っていました。

フローリングの軋みもトイレのドアノブの少しぎこちないさまもゆっくりコーヒーを味わうには素敵なひと時に一役買っています。外国にいるみたいで、そこでお茶する私が好きという女子が多そうです。

まち中の近代的なビルにあるスタバもスタイリッシュですが、たまに古き良き時代の神戸の街を想像しながらソイラテと甘~いシナモンロールをほうばるのが好きです。

私が学生の時は、今,なぜか注目の純喫茶がほとんどの時代でした。レトロな雰囲気が今の人にも受けてインスタ映えだとか。昭和の良さを分からなかった青春時代でしたが、今になるといい時代だったなあと思えるようになりました。「懐かしい」という文字が私の辞書にもあったのです!

主人と始めた喫茶店はコーヒー専門店。オフィス街にマッチするように、サンドイッチやスイーツも季節ごとにメニューを変えて女性にも人気でした。
もちろんビジネスマンも午前、午後そして夕方にと常連さんに…。

私が受け継いで、何年かした頃から、何やら一人で入ってゆっくりするカフェが流行り出しました。

その時は「ひとりで寂しくないのかしら?」と思ったほどでしたが、今はそんなカフェが大好き。私も変わりました。

スタッフの大学生が「スターバックスという新しいスタイルのカフェはかっこよくて少々高めなのに満員でした。」と話してくれました。

いよいよそんな時代がやってくる!そんな危機感もあり、いろんな新しいカフェに通いました。

スタッフの応対もはきはきと気持ちよく、手際よく注文品が出てきます。

ちょっと機械的で、愛想はいいけれど何か物足りない…。というのがほとんどのカフェでの印象でした。私のちいさな対抗心!

今、気に入って通ってくださるお客様もいずれは退職や、転勤で離れていく。
かと言って大きな企業が動かす全国チェーンに勝つわけがありません。

このままのスタイルは、私の体力的な問題もあり、そろそろ考えドキに来ているようでした。

スタッフも大学生が多く、卒業時にはガラッとメンバーが変わります。
誰が作っても同じ味。これが本当のサービス!そうなるとマシーンです。

店内の改装と同時に、エスプレッソのメニューも加えて、近代的なマシーンがカウンターの奥に並びました。

味もさることながらお客様はゆっくりできる空間をカフェに求めてきているようでした。

それが今、普通の風景!スタバの一角、私もゆっくりお茶したり、本を読んでいます。これはこれでいいもんだと思えるようになりました。

今日もいい日にしましょう!




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