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秋は食欲が止まらない

ならば夏は?となってもかわりはないのですが…。

私は胃腸がすこぶる丈夫なようで、今だ食べ過ぎで胃もたれはありますが、痛くなった経験がありません。

それはありがたいことなのですが、食欲と体の重さは比例するので、ここは戒めるべきなんですが、なかなかほかの誘惑には勝てても美味しいものにはすぐに負けてしまう弱さがあります。

一番ダイエットで成功したのが、半年で7キロという記録ですが、本当に体は軽くて、腰痛もなくサイズを考えずに洋服を選ぶことが出来たことは嬉しいような怖い⁈ような…。たった3年の蜜月でした。

私はガリガリになったことが無く、意外と悩んでいたり難題を抱えているときも体重は変わりません。なので苦労知らずのようによく見られます。

神経が細くはないからかもしれませんが、胃腸の強さは、どんな状態でも食事を楽しむことが出来ます。

祖父母や両親は戦争を経験して食べ物のない時代。昭和も半ばになるころ生まれた私やいとこたちには食べ物には困らせたくないという気持ちが強かったようです。十分に食べさせることが親の幸せみたいなところがあって、出されたものをきれいに食べると嬉しそうで、それが子供の目にも移りました。

秋になると田舎から丹波栗が送られてきます。渋皮をむく母たちは爪の中まで黒くして、半日がかりです。焼いたり、ご飯に入れたりとお芋もいいけど栗もね!といったところです。たまに松茸が同じ荷物に入っているとおとなたちの嬉しそうな顔。父たちはその日の晩酌は夕方から始まりました。

淡路島からくる魚屋さんは、秋にはよく太った子持ちの鱧を持ってきます。

丁寧に骨切りしているのを観るのが好きでした。シャーシャーと骨の切れる音は鋭い鋼のようで、見ていて飽きない美しさがありました。

大分からカボスが届くと、おとうふ、きくなと鱧のお鍋です。

小さな時からおとなと同じ食事をしていました。ケチャップやマヨネーズはあまり使わなかったように思います。

結局、和食が多くて野菜好きもそのおかげかもしれません。

豊富な季節の旬のものを小さなころから頂いていたのは本当に贅沢なことだと今は思います。

四季のある日本に生まれて美味しいものにたくさん囲まれて…。馬肥える秋は私たちにとっても、豊かな季節です。

今朝も秋晴れのきれいな空でした。ニケの足取りも軽やかで公園でいつものようにリラックスする顔を優しく風がくすぐります。少し顔を上げて、気持ちよさそうです。

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今日もいい日にしましょう!




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